こんばんは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
高橋 照世です。
海が青いのは空の色を映しているから。
白い絵の具をたっぷりつけた筆で
空をなぞったみたいなあの入道雲の下で
雷を伴った激しい雨が降っているのだと、
今年の春に理科の授業で習った。
毎年ここに来るたびに、
また世界への理解が深まったのだと思う瞬間が好きだ。
変化を感じられない地元での生活で、
それでも少しずつ成長しているのだと知れるのが
子供ながらに嬉しかった。
急にどーした??
と思われるかな?
今日はただの親バカ記事ですよ。(笑)
我が家の次女は
スマホのメモアプリの中に
【印象的なフレーズ集】
なるものを作っていて、
通学のバスの車窓から見る景色でも
夕焼け空でもなんでも、
心が動いた瞬間に
それをそのまま文章にして書き留める
という作業をしているのだそうです。
そして、この冒頭の文章は
今年の夏、旦那の実家に帰省した際
新たに彼女のフレーズ集に
加わったものの一つです。
普段、なんの変化もないような生活を送っていても
去年の私が知らなかったことを
今年の私は知っているのだなぁと
ふと、気づく瞬間。
そのエモさを表現したのだそう。
うん、エモいです。(笑)
思えば、まだ2歳の頃に
ママみてみて〜
と無邪気に持ってきてくれた
『とりさんのさんぽ』
という絵本(?)が
彼女の初作品だったわけだけど、
それから少し時が経ち、
小学生の頃にはもう
彼女の作文はこんな雰囲気でした。(笑)
学級だよりとかに
たくさんの子どもたちの作文が掲載されたりするのだけど、
その中でも毎回
あ…これはうちの子の文章だな(苦笑)
って一発で当てられるくらい…
ほのかにポエム調
そして、子どもらしくない言葉選び。
そんな独特な雰囲気を放つ文章を書いていました。
ただの、社会科見学や運動会とかの感想文ですら
どこかこの【らしさ】が抜けなかったりするので
え?これで提出するの?
大丈夫かなー
って苦笑いすることも正直多かったのです。
そんな次女は今
文芸部に所属していて
小説を書いたりするのだけど、
その表現力や言い回しの巧さには毎回唸るものがあり
なにを隠そう
私はすっかり彼女の書く作品のファンなのです。
幼い頃には歪にすら感じられた文章のクセも
今となっては
ただただ、それこそが才能だったのだなぁ…と
思わずにはいられません。
歪なものの美しさって、
私すごく好きなんだよねぇ
と、こちらを試すように笑うその表情に、
そうだねぇ
まん丸も美しいけれど、歪さだって美しいよねぇ
と相槌を打ち、共感してみせながらも、
彼女の目で見る世界と
私の見ている世界はきっと、
全然違うものなのだろうなぁ…と
その感性や才能に
ちょっと妬ましさすら感じてしまう私です。(笑)
久しぶりに娘とクッキー焼いたのに、ちょっと歪なちんすこうみたいな食感のものが出来上がったのはどーしてかなぁ???