基礎研究者のブログ

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医学・生物学系の研究者のブログです。2012年9月からアメリカのニューヨークで仕事をしています。近況報告がてら、仕事、育児について書いています。

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10/31

 

もうすぐスターウォーズエピソード8が公開ということで、今年のハロウィンはスターウォーズで統一!のはずでした。でも次男くんが今年も真田幸村になりたいとのことで、謎の和洋折衷集団に。。ちなみに、なぜか長男くんは志願してストームトルーパーに左遷したのでした(子供の価値観はわからない、、)。

 

 

 

ちなみに父のテーマは、「鍛え抜かれた肉体を披露するダースベーダー」

 

これには次男くんもビックリだった様子。

 

 

この肉体美に心惹かれるのが、キャプテン・ファズマなのです。

 

 

 

 

時代を超えた愛。

 

そんな両親に脇目も振らず、今年もファカルティハウジングのビル(38階建&26階建)を上から下まで駆け抜けた子供達は、大量のおやつをゲットしたのでした。

 

 

 

 

個数にして数百個。もちろん僕らも、数百個のお菓子をバラ撒いたという意味でもあるのですがゲロー

 

 

 

 

 

 

 

念願叶って自分のラボを持てるようになったというわけで(記事へ)、ダルマの目入れを行いました。

 

 

これで、こちらに来て3つ目の念願成就。左から順に、一つ目は、前ラボからの論文がアクセプトになった事(2012年の記事)、もう一つがこちらに来てからの論文アクセプト(今年の記事)、今回のもの。論文を出すという観点から見ると、結果として思い描いた通りになったことには自分でも驚きます。ただ、一番右のダルマからわかるように、まだやり残したこともあります。研究遂行という観点から評価すると、まだまだ物足りないというのが実感として残ります。

 

それができれば、独立後にそれほど苦労せずに走り抜けることができるという目論見だったのですが、さすがに世の中甘くはないですね。今後3年間で最後のダルマの目入れをするのが目標です。

 

思いがけず湧き上がって来たプロジェクトに関しては、急すぎてダルマがない。。ただ、この論文から新しいダルマさんが誕生してくれそうです。ちょうど興味を持っている友達もいるので、彼女に話を持ちかけて一緒に仕事ができたら嬉しいなーなんて考えています。

 

 

 

 

 

随分とブログのことを忘れていました。ずっと忙しくて、仕事が減ることがまるでありません。そんなことはさておき、なんと独立することが決まってしまいました。それを目指してきたものの、いざそうなるとちょっと現実感がなくて、それが現実味を帯びてきた頃には不安でいっぱいになりました。どんな不安かと言うと、研究というよりもお金のやりくりです。研究は今までやってきたことをチームで取り組める分、それほど不安はありません。むしろ、それで不安があったら採用なんてされないわけで。ただ、グラントはそうは行きません。論文とは別物だと僕は考えています。とにかく書き続けて、能力を磨くこと。それしかないですね。そのためには、僕が書き物に集中できるような、質の高いポスドクをリクルートすること。ヒト、モノ、カネという原則は普遍なのだなと、再認識しています。

 

そんな不安も、幸いなことに最近は和らぎつつあります。小さな論文をささっと書いてしまおうと思っていた矢先、面白いことに気がつき、思いがけない方向性に仕事が発展していってくれました。これがお金に直結するわけではないので、根本的な不安の解消にはならないのですが、ポジティブな状況は人の気持ちを良い方向へと切り替えてくれますね。というわけで、論文執筆中です。ライティングが上手な人にかかれば間違いなく良いところに収まってくれると思います。だからと言って、周囲(レビュアとエディタ)が僕と価値観を共有してくれるわけではないのが現実。勝負所ですね。

 

というわけで、今は異動の準備、それに伴うビザの切り替え(H1-Bのスポンサーが変わる)、引越しの準備などで大忙しです。異動に付随するいろいろな手続きはやっぱり大変で(家の購入とか)、これは誰かのためにネットに残しておかなくては、と感じています。なんとか最後まで書ききるように頑張ります。

 

 

 

 

 

もうないかなと思っていたのですが、またインタビューの連絡がありました。いくつかの研究機関が遅いタイミングで募集をかけていたのですが、そのうちの一つ。幸いなことに、short list の中の short list に残ったということだそうです(回りくどいな)。ここも素晴らしい研究環境で、僕の分野の仕事はここから始まったと言っても過言ではありません。だから楽しみなのですが、先日良い連絡を受けたばかりなので、どことなく気が引けます。

 

別にオファーをもらったわけじゃないから、そんなバカなことを言ってる場合じゃないんですけどね。仕事探しに全力を尽くすのみなのです。

 

ただ、、、ジョブインタビューはものすごいエネルギーを費やすので、ちょっとシンドイなぁ。。ひと山超えたモードに入ってたから、またスイッチを入れ直さないと。

 

 

 

 

先ほど、1箇所から良いお知らせをもらいました。まだいくつかの会議をクリアしないといけないようなので安心はできませんが、おそらくはセカンドインタビューに呼んでもらえるだろうということでした。ただ、プロセスにはまだ時間がかかりそうだとのことでした。インタビューの後にも、研究機関サイドにはやることがいっぱいあるようですね。知りませんでした。上手くいってくれることを祈るのみです。

 

ここは以前からお世話になっていたNさんが働いていて、その方のお勧めで応募したのでした。Nさんの所属する、僕と直接関わりのある部局からの募集はなかった為に、最初は違う部局に応募しました。すると、あえなく撃沈。Nさんにその話をすると、実はそれが手違いということが判明。なんと、僕の情報がNさんの部局に流されて、新たな審査が開始されたとのことでした。どうやら、部局間での仕事のオーバーラップを避けたかったようです。それで幸いにも、僕の仕事が最もフィットする部局で、Nさんの強力なサポートのもとで審査されることになったのでした。しかも、僕が採用に値するかどうかという審査なので、ライバルなし。コネとは縁のない人生と思っていましたが、重要なところを人に助けてもらうことになったのでした。人と人の繋がりは、本当に大切ですね。

 

知り合いのシニアプロフェッサーの方からは、契約を結ぶまで決して恋に落ちるな、と言われています。貪欲になるつもりもありませんが、それがどういうことを意味するのかを見極める意味でも、ちゃんと見てこようと思います。

 

何がともあれ、ちょっとほっとしました。