春から小学2年生の
難聴の男の子の

お母さんからです。
(快諾くださりありがとうございます!!)


仕事復帰?地域の保育園で大丈夫? 

1回目は息子の難聴発覚までのことをかきました。

 

 

2回目は職場復帰~保育園探しについて

 

 

3回目は転勤、吃音?について

 


4回目は福島での出会いについて

 


5回目は転勤、新天地への不安について

 

 

 

息子の癇癪! 

 

福島県から今の県に引っ越しし

当時、年長の息子。

 

春休みは新しい環境で遊び場を探したり、

順調に過ごしていました~

 

引っ越しをしたことで

習い事も全てやめる、

リハビリの中止となり

新しい病院のリハビリとなりました。 

 

新しい幼稚園もはじまり、

本人も頑張って通うことができていたのですが、

1か月過ぎた頃から

 

□登園拒否

 

□癇癪

 

□暴言

 

□暴力

 

落ち着いている日がありませんでした。

朝の寝起きが悪く、まったく起きない。

ほっておけば、お昼すぎまで寝ている。

夜はなかなか寝ない。

TVの時間は無視で、ずっと見続ける。

TVをみていてご飯も食べない

お風呂も7日間入らなかったことも・・・

 

無理矢理お風呂に入れたり、

無理矢理幼稚園に連れて行ったり・・・。

リハビリにも通えなくなり、

何度かお休みしました。

 

共感しても、問いかけてみても・・・

私の声は全く彼に届いていませんでした。


このまま息子はどうなってしまうのだろう?

家庭内暴力?と夫も私も限界でした。

 

 

ママもパパも不安だった 

 

 

夫婦で話しあっても、

今後どうなるの?ばかり心配ばかりしていました。

そして、「○○すべき」を

息子におしつけていたと気づきました。

 

新しい病院、新しい幼稚園、就学にむけてやるべきこと・・

あそこにも行っていない、予防接種も終わっていない、

教育委員会にいかないと、補聴器の点検しないと、

リハビリで検査してもらわないと・・・

 

私の不安や心配ばかり。

 

 

息子にとって、

リハビリでは検査、

教育委員会ではいろいろな質問、

幼稚園では慣れない日課活動。

 

今の息子に寄り添う環境ではなかったです。

 

 

家族での時間が必要だった 

 

もともとコーチングを学んでいたので、

コーチングシートで振り返る作業を

日々、繰り返していきました。

 

そんな時にコロナでの自宅療養。

 

何もできない状況。

やりたいことも出来ない、

行きたい場所も全てキャンセル・・・・。

 

好きなだけTVみて、いつもみんな一緒。

食事も4人そろって食べて、

ママ~って呼ばれたら

パパ・ママどちらかがすぐに行くことができる。

 

私も○○すべきがなくなり

一緒にTVをみて、

料理を一緒にしたり、お昼寝したり・・・。

 

息子が、

怒れば注目してくれると

刷り込まれた間違った行動には反応しない!

 

子供の理不尽な言い訳の全てには向き合わず、

ママの気持ちを正直に伝えることもしてきました。

 

家族協力してやることが増え、

徐々に、息子の気持ちも変化していきました。

 

やめなかったTVも自分で消せる。

癇癪も激減。

暴言暴力もなくなる。

お風呂に入る。

歯ブラシする、

寝る時間も早くなっていきました。


当たり前にやること!と思っていたことを

息子がやらなかったことで
 

一つ一つすごい!!って

ほめることができていきました~

 

 

 

□将来への不安

 

□あれもこれもやっていないという不安や心配

 

□○○すべき

 

今までタスクをこなすことばかり考えていたことがなくなり、

10日間で私も息子も大きく変わることができました。

 

 

 

癇癪は子供のSOS 

 

3歳からリハビリを頑張り

きっと我慢してきたこともたくさんあったと思います。

 

 

新しい環境、病院では検査ばかりで、

ママは自分の耳のことや、学校のことばかり気にかける。

耳のことだけではなく、僕をみてほしい!

 

それに私が気づいていませんでした。

 

 

私は

就学前のこの1年がとっても大切だと言われ続け、

リハビリも家での言語獲得も

きっと、必死になっていたんだと思います。

 

息子のためにとって大切なことは何であったのか。

癇癪という形であったけど、

息子のSOSで夫婦ともに気づくことができました。

 

 

当たり前のことをどんどん褒めていく。

目の前の息子に注目していく!

一番大切なことを忘れていました。

 

精神的にも落ちつき、

 

「ぼく、できるよ!頑張っているよ!」と言ってきたり、

 

なんだか甘えモードの息子ですが、

甘えられる環境をつくってあげられなかったなと思っています。

 

息子は自分の気持ちを伝える方法が

まだまだ未熟です。

どんな気持ちなのか、

どんな気持ちだったのか、

話し合える関係である大切さを知る時間でした。

 

 

次回は小学校に入学するまでの流れを書いていこうと思います。

 

 

次回は5月10日(金)です。
お楽しみに音符

 

 

 

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もいもいに関わってくださった

お母さんがた、難聴の女子大生、社会人の

「その時の思いを書いてくださった」記録です。
 

ぜひお読みください鉛筆

 

参考までに…
 

●重複児を育てる保護者の連載
 

 


●ディナーテーブル症候群(家族との晩ごはんで聴覚障害児が疎外感を覚える、孤立するようなことを言います)

 

 


●こどもが就学するまで~

 

 


●補聴器を付けた赤ちゃんを抱っこして~

 

 

 

●ほかいろいろ…