小学1年生の
難聴の男の子の

お母さんからです。
(快諾くださりありがとうございます!!)


仕事復帰?地域の保育園で大丈夫? 

1回目は息子の難聴発覚までのことをかきました。

 

 

2回目は職場復帰~保育園探しについて

 

 

3回目は転勤、吃音?について

 

 

 

 

 

難聴を打ち明けるきっかけ
もいもいスタッフとの出会い🍀 

 
難聴について、周囲の人に話せていませんでした。
それが話せるようになったのは、

福島県に引っ越しして、

実家にしばらく帰っていた時です。

転勤する前の職場の同僚と久しぶりに会いました✨

彼女の子供達の年齢も私と同じくらいで、子育てのことも話す仲でした✨

その彼女は闘病中でしたが、仕事にも子育てにも前向きでした!
LINEでのやりとりしかしてなかったのですが、

実際に彼女に会うとエネルギーが違っていて、

クヨクヨ悩んでいた自分が情けなくなりました。

彼女に息子の難聴のことを思いきって話をしてみました。

そしたら、

 

「私の友達もそうだったよ~」

「その子は地域の学校にいってて、もてたからいつも彼氏いたよ~」

「紹介するよ!!」

 

と私が思っていたのと全く違う反応でした😅

そこからです。
当事者の方と繋がり、話を聞くことができて、

どんどん新しい情報も得ることができ、

難聴の受け入れも少しずつできていきました。
同僚の友人の大学の後輩が、福島にいるということで、

もいもいの情報も得ることができました。

最初は少し、

もいもいに行くことになぜか抵抗があったのですが、

友人は

同じ闘病生活の仲間との集まりは情報の宝庫だからいくべき!!

と背中を押してくれました✨

そして、もいもいスタッフの方と繋がることができました✨


 

 

“会話できる”より大切なこと  

 


当時の私は、幼稚園での生活で

コミュニケーションについてどんどん不安になっていました。

 

その時にもいもいスタッフさんと出会うことができました。

 

さらに、スタッフのお母様とお話する機会をとっていただきました。

 

 ”コミュニケ‐ションは手段の一つ” 

相手に伝える方法は言葉でなくても、筆談でもいい。

伝わらない、意味がわからなければ困る。

本人のもっている語彙数・理解力・周囲の理解度が

大きくかかわっていく。

ペラペラお話できても、真似しているだけという例もある。

 

 

通っていた関東、福島のそれぞれの聴覚支援学校やリハビリでも

語彙力・理解力といわれていたのですが、

私は、当時3歳の息子をみて、

小学校・中学校・高校・・・と先がみえていない状況で、

声でのコミュニケーションばかりに目がいっていました。

さらに、語彙力・理解力のためにもやっていた絵日記も

本人の受入れが悪く、

全く上手くいっていなかったので

絵日記のストレスもたまっていました😢 

もいもいスタッフさん、お母様の話しをきいて、

伝える・伝わる方法は

言葉(音声)だけではない! 

と不安も解消されていきました。

絵日記のやり方のヒントをもらえたことで

本人との向き合い方も変えることができていきました。
 

 

会話のやりとりができない→上手く相手に伝えられない→人との会話をやめる→幼稚園にもいかなくなる・・・ 

 

そんな悪循環になるのではという不安を抱えていたのは私だけで、

本人は楽しく幼稚園に通い、

先生よりお友達のほうが息子の言っていることがわかるみたいで、

友達が息子が言っていることを通訳してくれていました。

子供同士のほうが話が伝わっていると

担任の先生が仰っていていました。

3歳からつながった絆は深く、

小学生になっても離れていても仲良しの友達です。

 

 

聴覚支援学校の違い 


一番最初に通っていたところは、

幼稚部は親が必ず同伴、公共交通機関での通園しか許可されていなかったため、 

 

仕事に対する周囲のママ達、先生の考えも違いました。

 

地域の幼稚園、小学校にいった場合、

親御さんがどこまでフォローできるのか?と聞かれていたため、

小さいうちに自分のことを相手に伝える方法、

個々に関わっていく環境が大切なのでは?と

仕事を辞める気持ちが強くなりました。

 

ところが、福島で出会ったママ達は働いていたので、

難聴のお子さんは地域の保育園に通っていました。

 

また、聴覚支援学校の幼稚部と放課後保育所の両方に通っているご家庭もありました。

 

私の通っていた関東の聴覚支援学校は、

幼稚部に通わない選択であればそこで療育は終了になるのですが、

福島では地域の幼稚園・保育園に通っていても

療育は続けることができたため、

月2回集団と個別で通うことができました

(コロナの影響で通う回数・時間は制限されていましたが)。

 

年齢が大きくなればなるほど悩みは変わってくるので、

聴覚支援学校で出会ったママ、

先生と相談できる機会はとても貴重な時間でした。

 

福島の聴覚支援学校では

定期的に勉強会も開催されていたため、

幼稚部・小学部に通うママ達と知り合うことができたのもよかったです。

 

将来を考えて、中学部・高校の様子をみたり、

進学率なども知っておくのも大切だなと思います。



 

次回は

病院と聴覚支援学校の連携

小学校はどうする?

について書いていきます。


 

 

次回は4月19日(金)です。
お楽しみに音符

 

 

 

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これまでの連載は

テーマ別:会員連載 やテーマ別:スタッフ連載 を選択すると

たくさん読めます。

もいもいに関わってくださった

お母さんがた、難聴の女子大生、社会人の

「その時の思いを書いてくださった」記録です。
 

ぜひお読みください鉛筆

 

参考までに…
 

●重複児を育てる保護者の連載
 

 


●ディナーテーブル症候群(家族との晩ごはんで聴覚障害児が疎外感を感じる、孤立するようなことを言います)

 

 


●こどもが就学するまで~

 

 


●補聴器を付けた赤ちゃんを抱っこして~

 

 

 

●ほかいろいろ…