今回は
地域の小学校に通う
軽度難聴のお子さんの
お母さんからです。
これまでの連載
長女の口から
晩ごはん中、なんの話の流れだったのか忘れたのですが、
唐突に長女から
「きこえないことがあるんだよね~」
と言われました。
算数の授業中
黒板を見たら
△3のところに(5)と書いてあった。
どういうことか分からなくて、
隣の子を見ようにも見れず。
自分で考えたら当たっていた。
そういうことがこれまで4、5回
算数の授業であった。
どれも自分の考えていたことが当たっていた。
長女としては、褒めてもらいたかったのかもしれません。
当たっていたのはよかったね!と伝えましたが。
せっかくの少人数の環境なので、そんな状況になったら…と
いくつか案を提案してみました。
①「先生、これなに~?」
「きこえなかったから、もう1回言って~」
と手を挙げて聞いてみる
→恥ずかしいからイヤ
(テスト中にわからなくて聞いている子はいるが、授業中はいないらしい)
②「何?」と手話で表して、先生に気づいてもらう
→これもイヤ
③先生と方法を相談してみてもいい?
→それもイヤ
ここで、聾学校幼稚部に通う次女に話を振ってみました。
「次女ちゃんがわからないときがあったらどうする?」
「『もう1回言って』と言う。
先生が言っていることでわかんないときはないけど、
友達が言っているときがわからないときがある、
そのときに『もう1回言って』って言ってる」
「友達が『次女ちゃんもう1回言って』ということある?」
「ある」
聾学校ではやはりそういう環境下にあるので、
聞き返しは当たり前なのですが、
地域の学校では聞き返ししないですもんね。
次女からは「『手話使って』って言ったら?」とごもっともな提案がでましたが
「(先生は)手話分かんないよ」と長女は一蹴。
家族で相談した結果、
長女にはナイショで 先生にお手紙を書き、
長女のいないところで話をしたいと伝えました。
相談する日までにも…
赤い羽根共同募金の募金箱を持って帰ってきましたが、
「いつまでに提出するの?」
と聞いても、
「わかんない」
チラシを見て「3月までかなぁ~」という長女。
翌日、同級生が募金箱に●円いれて持ってきていたと報告されました。
募金箱ってみんな提出して学校で集めるのかしら?
そんなら〆切早いんでは?
と謎のまま。。。
次回が最終回です
先生との相談、またやってみたことなどを載せたいと思います。
現時点でのお話を教えてくださったのですが、
進展があれば、またもいもいに相談させてくださいとのことでした。
最終回は10月13日(金)お楽しみに
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もいもいに関わってくださった
お母さんがた、難聴の女子大生、社会人の
「その時の思いを書いてくださった」記録です。
ぜひお読みください
参考までに…
●重複児を育てる保護者の連載
●ディナーテーブル症候群(家族との晩ごはんで聴覚障害児が疎外感を感じる、孤立するようなことを言います)
●こどもが就学するまで~
●補聴器を付けた赤ちゃんを抱っこして~
●ほかいろいろ…