なんでもかんでも~膵臓癌レベルⅣ患者の足掻記（あがき）

なんでもかんでも~膵臓癌レベルⅣ患者の足掻記（あがき）

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26Apr
- インディアン・ジュエリーとアンジョリーナ・ジョリー
  昔から、インディアン・ジュエリーという物が好きで、時々出かける、神戸元町の高架下にある店で、眺めて楽しんでいた。所有していたのは時計のベルト１個だけだった。好きだけど、照れくさい気がずっとあって、リングとかバングルとかネックレスとか、気になるけど、そういうやつ一切を身に着けることはしてこなかった。ガンを患った事がきっかけではあるけれど、残り少ない人生、ファッションをはじめとする嗜好品は、躊躇するよりも楽しむべきだと思ったのである。スヌーピー好きもはばからない。ガンプラだって溜め込んであるやつはどんどん作っていかなければ。新しいガンプラも予約したぞ（笑）そして今日届いたインディアン・ジュエリー。慣れていないものだから、どう扱えば良いのかわからない（笑）でも楽しい。耳飾りも買った。明日届く予定。恥ずかしいので、投稿はしない（笑）と、ここまで書いて、インディアン・ジュエリーとアンジェリーナ・ジョリーって似てるよなーと気がつく。どちらも大好きだ（笑）脳みそは、また勘違いすることだろう（笑）人生って楽しいな～
25Apr
- 口角を上げろ!
  口角を上げてるだけで、脳みそが笑っていると錯覚するそうで。さんまのホンマでっかTVでも今日言っていた。笑い続けてたらガンが消えたという、アホみたいな話もあるようで。そう言うことなら、これでもいいってことよね。ヨメは呆れていたが、今夜はこのまま寝よう（笑）つうか、これを数ヶ月続けてたらどうなるのか?顔がシワクチャになるだろうなー（笑）ちょっと考える（笑）
24Apr
- アンチ力石徹
  4/23、図面配布のため午後イチで出社。ひと通りやり終えたので、午後3時過ぎに退社。眠くてたまらずソファーで寝てたら日が暮れかかっていて、ヨメに眠いなら布団で寝たらと言われ、寝る。起きたら午後10時過ぎ。華大さんと千鳥君を見ていて、無性にアイスが食いたくなり、冷凍庫の奥に眠っていたパピコをヨメと分け合って食う。食欲はさほどなく、俺の好きな、豆腐とひじきの味噌汁を飲む。ヨメが寝た直後、歩いて3分のところにあるスーパーで、アイスとアジフライとクリームたっぷりのパンとミカンとブルーベリーを買う。家で速攻でアイスを食う。罪悪感…砂糖も冷たい物も食っちゃいかんのです。力石徹になれない俺。そして夜が明けた今、クリームたっぷりのパンの前に佇む俺。コーヒーを淹れよう（笑）
20Apr
- 死のドライブ
  4/15に初めてのオニバイド投与。俺が化学療法を始めたのはフォルフィリノックスからだったので、5-FUの持ち帰りとか、家で抜針するとか、要領は心得ていた。オニバイドは、フォルフィリノックスの改造版と言う認識だったので、副反応もある程度想定していた。大雑把なフォルフィリノックスの副反応は、投与中から吐き気が出て、翌日まで気分が悪い状態が続き、一旦復活してから再び水曜の夜から翌週火曜日ぐらいまで不調が続く感じ。今回は、水曜日にダルいながらも仕事したあと、夕方から体調は悪化していき、木曜は想定を超える過去最悪の不調で、ボロ切れのように布団の中でくたばっていた。いっその事、殺して欲しいと思うほど苦しんだ。ただ、その日をピークに、体調は徐々に回復。翌日、会社のメールを確認したら、俺が担当するコンベヤ改造で部品手配ミスが見つかり、他の者は同様のミスをしないようにと言う、厳重注意の一斉メールが配布されていた。俺の居場所がどんどん狭まっていく気がした。明日からの天気が下り坂の様だったので、今日はヨメと芝桜を愛でに三田に向かった。体調はかなり回復していた。思っていたほどには、花は咲き乱れてはいなかったが、強い花の香りに包まれ、それなりに見応えはあった。猿回しを観れたのも御愛嬌で楽しかった。帰り道、睡魔が襲い、何度か休憩を入れる。一時は車を少し蛇行運転させるほどだった。数分寝れた後は、まっすぐ走れた。明日は雨みたいだから、ハイキングは止めて、映画でも観に行こうかな、とヨメに言ったら、ガチで大人しくしとけと言われた。
13Apr
- エドヒガンザクラ
  木曜日、仕事をサボって、山の中にある桜を見に行く。エドヒガンザクラと言う、桜の原種のひとつらしい。登山口近くの駅まで、自宅から電車を乗り継いで2時間ほどかかった。ご一緒したのは、健脚の女性ふたり。今日は俺の戸隠トレイルレース対策でもあるのだが、今の俺は、とても走れる状態ではないので、ハイキングでお願いした。なにせ、今日までまったく走っておらず、11kmチョイあると言う今日のコースを歩けるのかどうかも怪しい。2人は、折り返しの後半は、バスで帰ることも想定してくれていた。吉川八幡神社の御神馬「いずめ」ちゃんにご挨拶。餌をねだられた^^;廃止されて間もない、妙見の森ケーブルの線路沿いの桜は満開。廃止とはもったいない。黒川公民館(旧黒川小学校北棟)にも立ち寄る。古い記憶を呼び起こす、懐かしい名残をふんだんに残す施設だった。添加物を使わないお菓子を売っているお店を見つけて、いっぱい買う。ハイキングの途中だと言うのに、パンパンのザックに入れたものだから、帰宅後確認したら、結構割れていた（笑）優しい味のお菓子だった。山の桜は、半分くらいは落ちていたかな。お目当ての「微笑み桜」は、そこそこ花は残っていた。高さ200ｍの巨木だった。ここから麓まではゆるい下り勾配。俺が先頭で、ゆっくりと走らせてもらった。大好きだった下りのトレランだけど、今は怖い。足裏が痺れて感覚が無いため、路面を踏みしめる感じが掴めない。ゆっくりと慎重に進んだ。麓には、「野間の大けやき」があった。樹齢1000年だそうだ。屋久島まで杉を見に行かなくても良いやんか（笑）ここからの折り返し、バスで帰っても良いと言われて、ここまでの調子を確認してみた。足腰はゆるゆるのへなちょこだったが、何とか使えている。ゆっくりなら、歩いて戻れると判断。徐々に疲労が溜まってきて、息も上がってきた。休憩を入れながらピークを目指した。ピークまでの上りは結構厳しかったが、どうにかクリア。何とかスタート地点まで自力で戻ってこれた。ジビエの鹿肉や猪肉を売る店で、ししフルトとジンジャーエールを頂く。ジンジャーエールをひとくち飲んだら、急に腹が張ってきて苦しくなる。オキノームを飲んで少し楽になったが、調子は今ひとつ。帰宅して熱を測ったら平熱だったので一安心。翌日、熱はないが、やっぱり胃の調子が良くない。時々、吐き気も出た。急に体を動かして、胃がびっくりしたのかもしれない。午後から職場に出て、定時まで仕事をしたあと、車の半年点検でディーラーに行く。点検を待つ間、苦しむ^^;帰宅後、死んだように眠る。そして本日土曜の朝。どうにか復活!夕食は抜いたが、それで良かったんだと思う。やっぱり、ゆっくりと少しずつ、ですな～
10Apr
- フレンチトーストとヨーグルトの朝
  昼夜逆転真っ盛り。火曜の朝、目が覚めてもダルくて体を起こす気になれない。仕事をする気だったが、どうも無理そう。会社に連絡しようと思ったが、パソコンを開いて、メールを送る気にもなれない。布団の中で、寝たり起きたりを繰り返し、やっと体を起こす気になったのは夜になってから。ミキサーの音が聞こえてきた。ヨメがバナナジュースを作ってくれたのだ。ジュースを飲んだあと、食事を出してくれたが、小松菜の煮浸しを食べたら、それだけで胃が満たされてしまった。日付けが変わって、ヨメが寝室に行ったあと、amazon prime video でレンタルしたままで、期限切れ直前になってしまってる映画を観た。山田洋次監督「おとうと」。吉永小百合と笑福亭鶴瓶主演。「GTO」で泣いた俺だが、「OTOUTO」では1ミリも涙は出なかった。もう俺は大丈夫だ（笑）さて、今回も朝まで起きてしまっている。でも、今日は動けるから、やれるだけ仕事しよう。昨日、休んでしまったことの連絡をまず入れないと!
09Apr
- アブゲムからオニバイトへ
  週明けの月曜は、抗がん剤投与の日。血液検査の結果は、いつも以上に白血球の数値が悪くて抗がん剤投与は中止。おかしいなぁ、ファイトケミカルスープ効いてないやんか!主治医はまだ決めていないと言っていたが、来週はアブゲムからオニバイドに変更となる予定。もしも白血球の数値が基準値クリアだったら、主治医はアブゲムとオニバイトのどっちを打つつもりだったのだろう。アブゲムやります、って言われたら、即座にセカンドオピニオンを宣言したろうな。主治医に、6月1日に長野県で走るイベントに参加したいので、抗がん剤投与のスケジュールを調整したいと申し出る。「走るイベント…凄いですね。」主治医はそう言うだけで、止めろとは言わなかった。元々運動に関しては、「やれるならどうぞ」と言う感じだった。オニバイトの投与間隔は2週間おきと言われたが、1度くらい3週間になっても特に問題ないと言う。どこかのダンナさんみたいに、最初から3週間おきにしてもらおうかな。その方が体楽やもんな。抗がん剤投与が中止になり、清算して薬局に薬を処方してもらってる間に、タリーズでランチ。満開の桜を愛でつつ、明太子スパセットを食べる。小麦粉と明太子は制限してるけど、今日は良しとする。嫌いなブロッコリー乗っかってたけど食った。時間が余るので、映画を観ようかなと思ったが、上映時刻が上手くハマらなくて、一旦帰宅することにした。帰って落ち着いたら、睡魔が襲う。昼夜逆転で、昨夜は3時間しか眠れていない。昼寝を始めたのが午後2時頃。電話が鳴って起こされたのは午後4時。車のディーラーから、定期点検の予約の件だった。もっと寝ていたかったな。どうせ今夜も眠れないとわかっていたから。痛み止めのオキシコンチンの量を、今飲んでいる1回5mgから、10mgに増やす事になった。これでオキノームの使用回数を減らすことになればありがたい。来週、睡眠導入薬を貰えないか聞いてみよう。せめて、1日7時間は寝ておきたい。
08Apr
- ヒロアカと呪術廻戦とオキノームと死者蘇生
  先週は姫路城に花を見に行ったので、今週は明石城へ。今年の桜はどこもやっぱり遅れてるようで、ここもまだ五分咲だった。駅構内のスーパーで色々食材を買ったけど、上腹部がすんすん痛くて、唐揚げ食べれず、鯖寿司3つほどを胃に収めるのがやっと。花を眺めながら、オキノームを都合3服。付き合ってくれた友達とは、相続に関して俺が過去苦労した件や、最近読んだ漫画や、おすすめの新海誠作品、ハリー・ポッターの翻訳が嫌いだなどと言う俺の話で時を過ごす。友達って、年齢や性別関係ないなと、改めて感じた。通じ合えるよな。呪術廻戦の最新巻はとんでもない展開になって、彼女は泣いたという。駅でお別れしたあと、ブックオフに立ち寄り、ヒロアカのアニメが始まるに当たって、原作の34巻以降を探す。2巻在庫がなかったが、アマゾンで補完。呪術廻戦は在庫が全然無かったので、最新巻のみ購入。呪術廻戦を読む。そうきたか!これは泣きます。アニメが楽しみですな。五条の微笑みにキュンしたわ。
04Apr
- 白くて甘くて冷たいお菓子
  ヨメが外出から帰ってきた。手にはアイスクリーム。「食べる?」本当は食べてはいけないものだ。彼女だってそれは知っているはず。ちょっと迷ったが、いつもの免罪符「たまになら良いでしょ」と言うフレーズが頭をよぎり、それに従った。がっつり丸々一個をたいらげたのはいつ以来だろうか。11月に食事制限を始めて以来だから、もう5ヶ月は食べていない筈。先日の母とのバトルで、俺が落ち込んでいる様子に、心が傷んだのだろうか。ヨメは、「義父っぽ」の死による遺産相続協議前に、俺の父の貯金に関して何も協議しないまま、俺が不動産分配の書類に署名捺印した事を指摘した。不動産分配の際に、貯金の分配も決めておくべきだったと。俺が、ずっと棚上げしていた父の貯金の分配の話を母と弟に持ちかけたのは、ヨメにそう指摘された事がきっかけではあったが、別にけしかけられたからではない。「私達が、おじいちゃんたちの側で暮らさなかったから、そんなふうに言うんやろうね。」確かに、同居してたら状況は違っていたろう。もう今更だけど。この小さくて白くて甘くて冷たいお菓子には、小さな魔法がかけられている。俺を少しだけ元気にした。笑顔にもなれた。ありがとう。
02Apr
- 残酷な日々を生きる
  昨日の昼、実家で父の遺産について協議。末弟が相続した、およそ70坪の宅地と、市街化調整区域の500坪の貸工場と、俺が相続した、47坪の宅地との差を、金額に置き換えた。ちょっと金額が大きいし、それをくださいとは言わないが、その1/3に当る金額を分けてもらえないだろうかと。あくまでもお願いベースで。弟は即答で却下。今の俺の年収の2年分に当たる金額を、自分の取り分としたいと言う。金額に関しては、その日は決着つかずそれはいいのである。キツかったのは、俺と弟が話をしようとしている間に常に入り込んできて、「次男は、『俺は遺産要らんから、母ちゃんが亡くなったあと、父ちゃんが書いた掛け軸をくれ』と言っている。欲の無い良い子や。」「お前が住んでる家、私が毎月、そこいら中から金をかき集めて3000万円払ったんや。」と強調する。その毎月の支払い、若干20歳から10年間、俺が毎月5万円家に入れていた金も含んでるでしょ。20歳当時の基本給って13万円程度だった。残業ゼロだと諸々引かれて8万程度だったと思う。そこからの5万献上はキツかったわ!そんでもって、18歳で最初に就職した、基本給68000円の会社で、2年で30万円貯金したら、その金を家の手付けとして渡せと言われた。家は、当時家族で住んでいた市営住宅から歩いて3分の場所。狭くて汚い市営住宅を出たかった俺は、一戸建て住宅地と言うやつに目がくらんだのだ。その家は、自分たちの為に長男の俺を縛り付けるための家だった。家を建てて10年後、両親と三男は、父の経営する鉄工所の近くの70坪の土地に二世帯住宅を建てた。三兄弟の誰かと一緒に家族で住むつもりだったんだろう。俺の住む家は、実家から６kmほど離れてしまった。家を買う時、おれんちのことなんて、綺麗さっぱり忘れていたんだろうな。次男坊は、俺の家が出来る前に高専を卒業して千葉の某財閥系の化学工業会社にして家を離れた。三男は父の鉄工所を手伝っていたが、不景気で仕事がなくなり廃業したあとは、転職せずに家に引きこもった。三男が引きこもって30年以上経つ。当初は両親の頭を悩ませ、疫病神のように思われていたが、両親が老いるにつれ、昼前、時間を持て余している三男は、都合のよい家政夫として、両親に重宝がられるようになって10年ほどになる。三男が、自分の将来のために、父が残した預金の2/3を貰うと言った時、母は、「この子には面倒見てくれる子供がおらんのや!」と俺に言う。俺には息子が2人いるが、俺は、自分の世話をさせるために子供を作ったのではない。そう言ったが、母には響かない。ヨメを愛したから長男が産まれ、長男をひとりっ子にさせたく無かったから次男を作っただけだ。ジジイひとりの老後なんて、70坪の家を売れば、老人ホームに入れるし、貸工場の家賃収入があれば充分事足りる。子供なんて必要無いやろ。母の言葉は続く。「『寝たきりになって、看護がずっと必要な状態になったらら、俺が金出すから看護付きの老人ホームいれたるよ。』って次男は言ってくれた。」次男は独身で、5年間中国に単身赴任している。その間、部長職で、金を貯め込んだようである。「母ちゃん、情けなくて申し訳ないけど、俺はそんな台詞、言ってやりたいけど、言えない。ごめんなさい。ほんま、ごめんなさい。」もう謝ることしか出来ない。「あの子には、何もしてやれてない。高専に5年間活かせてだっただけや。」1番手がかからなくて、優秀で、そして高収入で親孝行な次男。死にたくなった。そして、高齢者のあるあるで、これらの、俺を苦しめる話がエンドレスで母の口から放たれる。呪文のように。もう何度も聞いたから、頼むから弟と話をさせてくれと言った。交渉はまとまらなかった。母は満足したのか、薄笑いを浮かべ、困ったら言ってこい、と言う。散々心を削られたせいか、母に蔑んで見られてるように感じた。その夜は11時に寝て4時に目が覚めた。月曜の朝、病院での血液検査で、腫瘍マーカーCA19-9が2337.7U/ｍLと跳ね上がっていた。愕然とした。治療初期の値が2583.3だから、1年経って元に戻ったと言うこと。最近は、上腹部の痛みが戻ってきていて、麻薬無しでは生きていけない状態。今日は主治医は不在で、臨時の女医が担当。「数値高いですね。来週、主治医と話し合ってくださいね。」と言う。思考が半分静止した。診察室を出て、処置室で抗癌剤投与をしてもらっている間、ひたすら寝た。余計な事は何も考えたくなかった。薬局で薬を用意している間に、昼食に天ざるを食う。天ぷらは普通だが、蕎麦が不味い。味覚障害のせいだと思っておこう。薬局で出してくれた薬を見て、ちょっとキレる。頼んでもいない薬が処方されている。今回頼んだのは便秘薬のみ。他の薬は、3/18日に1ヶ月分貰っている。更に1ヶ月分出すってどういうこっちゃ?!頼みもしない薬をどんどん処方するのが加古川中央市民病院の流儀なのだろうか。お陰でツムラ十全大補湯(48)は腐る程在庫がある。一瞬、貰って帰ろうと思ったが、今回は拒絶することにした。FAXでのやり取りになるので、少し時間がかかりますよと言われたが、お願いした。帰宅したら、ちょうどヨメも帰宅してきた。俺は、これまで溜め込んできた治療関係の書類を整理した。ファイル整理が終わった頃、ヨメはコンビニのバイトに出る直前だったが、腫瘍マーカーの件を報告した。ヨメはいつも、俺のネガティブな報告は、騒がず静かに受け止めてくれる。それがすごくありがたい。GTOリバイバルを観た。予想通りの安価なクオリティー。反町の臭い演技が際立つ。しかし、本当に不覚ながら、軽く心揺さぶられて涙してしまう。かなり重症である。相当な心の折れ様である。録画していたドラマを観終わった頃ヨメが帰って来て、オレが泣いたと言ったら笑われた（笑）ヨメが寝室に消え、テレビを付けたまま、この記事を書いていた。突然泣いた。テレビは深夜のバラエティー番組をやっている。鯛を扱うおっさんに取材していた。それをチラッと見ながら、記事を書きながら、意識の傍らで、処刑台への階段を１段踏みしめてしまった、確実な音が俺の頭の中で鳴っていた。涙が次々溢れて止まらない。大きな声も出てしまった。意識を消さなければ。この死のイメージをどうにかしないと、頭がどうにかなってしまいそうだ。録画リストを検索して、「ハイキュー!!」をチョイスした。ちょっと元気になる。思い切り泣くと、スッキリする。まだ何も終わっていない。まだ始まってさえいない。世界は残酷だけれど、それでも人は、死の直前でさえ生きている。生きて楽しむために俺は産まれた。母の世話をする為に生んで育てられ、そして裏切ったのだろう。裏切り者の末路なんだろうが、生きてやる（笑）できるだけ生きて、笑って死んでやる。多分それは、親孝行なんだろうと思うから。ちなみに、麻薬が効きにくくなってきている。今夜だけで既に5袋飲んだが、効果が出る30分後、更に30分もすると効果がなくなる。麻薬はあと50袋しか無いが、切らさないように注意しないとな。
31Mar
- 昼夜逆転からの脱出
  明日の月曜日は2週間の休薬期間を経てのアブゲム4クールの1回目の投与予定。今回の副反応は、いつも以上にキツく感じた。従来なら、2週間あれば後半の1週間は比較的体調が良いのだが、今回はずーっとイマイチ。何となくというか、まあ原因には心当たりがある。昼間、体調が良くないと、昼寝をする。昼寝が仮眠程度なら良いのだが、がっつりノンレム睡眠をしてしまうと、本来眠るべき時間帯に眠れなくなる。それが連続すると、昼夜逆転生活になってしまい、昼間は起きていても、ダルくて頭が朦朧とした状態で過ごすことになる。今週は、徹夜を2回してしまった。そんな日は当然、昼前辺りからフラフラ。もはやそれが副反応なのか、寝不足なのか、良くわからない状態。昨日もそんな状態だったが、俺を囲むラン友の集まりで、姫路城で行われた花見の会に参加。桜は開花はしているものの、ほぼ蕾のままだった。先日のBBQの時のように、睡魔に襲われるかと思ったが、意外に起きていられた。友達との会話も弾み、摂取した酒量もBBQの時よりも増えた。解散後、姫路駅のプラットホームで、いつものように駅そばでグルテン摂取と言う悪行。帰宅したのは午後6時頃で、ヨメは実家にいて遅くなると連絡があったので、ZENBカレーでも食べようと思っていたが、ついソファーで寝てしまった。ヨメが玄関口にいる物音で目が覚めた。自分が酒臭いと言う自覚があったので、飛び起きた。トイレに逃げた。その後、洗面所で物音を立てずにうがい。リビングで冷凍食品を温めて食べようとしているヨメに、「寝ます」と言って寝室に行く。時刻は午後9時だった。目が覚めたのは深夜3時。6時間寝たわけだ。その前の午後6時から9時までの3時間を足せば、9時間寝たことになる!3時以降は眠れなかったが、この記事を書いている今(午前9時12分)は頭スッキリ絶好調。今日はこのあと午後1時から実家で弟と遺産協議。いい体調整備ができた。今日以降は、また食事制限の毎日に戻る。っしゃー!
30Mar
- 寛容が肝要
  平日の木曜日、仕事サボって屋内BBQ。海が見える、素敵なロケーションで、BBQ。分量がよくわからなくて、シメ用に買った焼きそばに到達する前に腹がパンパンになって、上腹部の痛みでオキノーム飲んでも苦しくて、昼夜逆転中でもあり、椅子で寝てしまい、起きたら撤収。お酒を飲んだことをヨメに知られたくなくて、駅前のお好み焼き屋でコーヒー飲んで時間を潰して臭いを薄め、帰宅後洗面所直行でウガイ。金曜日、昼飯食い終わってから、ヨメが、母親の死んだ夫(以下「義父っぽ」)の遺産相続の話し合いを日曜にやるのだと言う。義父っぽには娘が2人いる。その2人と母親の三者での話し合い。ヨメは義父っぽの戸籍に入ることを拒んだ為、相続の権利はないが、母の介添として参加。母親の住んでいる家と、預貯金の相続に関する話し合いだそう。昨年末に亡くなった、俺の父親の持っていた不動産は、既に登記権利は分配終了しているが、そのことに触れ、「貯金に関して確認しないまま署名捺印してしまったね」とヨメが言う。俺は三兄弟の長男だが、両親と暮らしていたのは三男。ずっと鬱でニートで在宅だった三男は、若い頃は家族の悩みのタネで厄介者だったが、両親が老いるにつれ、面倒を見てくれる三男は、俺を含め周りからありがたがられた。そのせいもあるのだろう。三男と母の住む大きな住宅地と、貸工場は三男の物となった。働かない三男には、毎月家賃収入があるので働く必要がない。抗癌剤の副作用で仕事が満足に出来ず、収入が減り、様々な支払いに困って母に救済を受けている現状を見て、ヨメは遺産の分配で曖昧にしていた部分を指摘しているのだ。その件については、俺からお願いベースで話し合うようにする、と言ったが、釈然としていない様子。何度も同じことを繰り返して言うので、「もう何度も聞いたから止めて。気分悪い。」と言ったら空気は氷河期に。俺が話し合う相手は、弟と母。日曜に会う約束をした。穏やかに話をしたいのだ。基本はお願いベースで。弟が変なことを言い出しても怒らないようにしなければ。寛容が肝要ですな。
25Mar
- どんまいどんまい、ぼくは好きだよ
  やっぱり天気が悪い日は体調も良くないようで、今日も朝、身体が重く感じて、起きることが出来ない。ファイトケミカルスープを飲もうと、冷蔵庫に向かう気力が出せたのは、午前11時半を過ぎてからだった。痺れる脳みそでぽかぽかをぼんやりと観ていたら、ヨメが起きてきた。今日は病院に行く日ではないのかと言う。病院に行くのは来週だと言ったやないか、と言いかけて、止めた。多分言っていないから、ヨメがそういう事を言うのだと気づいたから。頭はしびれていても、危機回避能力は機能する。昼御飯は、昨夜、体調不良で途中までしか食べられなかった雑炊の残り。ヨメは、昨日作ったカレーがあると言ってくれたが、雑炊を食べた上にカレーも食べるのは無理だと思ったので、今は止めておくと伝えた。午後3時半頃、空腹を感じたので、豆乳ヨーグルトにレモン汁をかけて食べる。そこそこ頭が回転し始め、パソコンを開く気になったので、会社に今日の事情を説明し、明日も天気が悪そうなので、体調がどうなるか予想できないとメールする。明日の朝、起きる気力が出ることを祈るのみである。午後6時過ぎに、三井住友銀行とゆうちょ銀行のATMを操作するため家を出る。今日は25日なんでね。先月は11日仕事をすることができた。今月は9日できるだろうか。もう、母親の救済無しでは生計を維持できなくなっている。住宅ローンの救済措置と、ソーラのローンの終了と、年金給付が近いので、どうにか生き延びられそう。生命保険は2年後満期を迎えるが、掛け捨てで、更新はしてもらえないだろうから、2年で死ぬ気は無いので、ヨメに保険金は渡せない。けっきょく残せるのは、今住んでる家だけだ。俺が死んだら、独り住まいの嫁の母親を呼び寄せ、次男と3人で暮らしてもらえばどうにかなる気はする。実家への片道7km以上の距離を、ママチャリで往復するのも、そろそろキツくなる年齢だろうし。ATM操作の後、100均に寄ってブラブラしてたら、心そそる物が並んでいたので購入。京都こんぶの缶は、すぐに使い道が頭に浮かんだ。もうこれしかないやろ。ビールケースとパルナスのパンバスケットは、ちょっと迷った。悩み事があっても、人は生きていかなくちゃならないので、心動かされるものに反応し、楽しみ、笑う。カズマル君の、「どんまいどんまい、ぼくは好きだよ」に癒やされた夜。
23Mar
- 無間地獄とアンパンマンたいそう
  雨の日は体が重く感じて動けなくなる。今日は仕事をする予定だったが、朝目覚めても、身体を起こすことが出来ない。昼前になんとか起きて、スープとバナナを食べる。ヨメも起きてきて、昼食をどうするか聞いてきた。パンを焼いて食べると伝える。ヨメはレトルトカレーを温めて食べていた。カレーの香りは食欲を刺激した。添加物だらけのカレーは食べないことにしているので、ヨメは俺の分は用意しない。定期購買している無添加カレーは現在底をついていて、次の配送がされるまで我慢するしかない。冷凍庫にラップでくるんでいる、カットしたバケットを2枚取り出して、IHヒーターの魚焼きレンジで焼く。トースターは調子が悪くて、熱が上がらなくなっているのだ。焼いたバケットにバターを塗り、コーヒーとともに食べた。あんまり美味しくない。全粒粉100%の硬いパンを5種類まとめ買いセットでamazonで購入したのだが、次は無いと思う。食べている間中、体がだるくて口を動かすのも鬱陶しい。気がつくと、既に午後2時を回っていた。今日やるべきことはいくつかあったけど、「もう今さら」と言う気がして、会社にメールで休むことを伝えた。副反応が強めの時期に雨が降ると、概ねこのような体調になる。そういえば去年の梅雨の時期も、月に7日程しか仕事ができないくらい体調が悪かった。また同じような、辛い日々がやって来るのかな。そして、もうすぐ、この病が見つかってから1年になる。以下、振り返り。2022年の7月3日、香美町のトレイルレースの真最中に起こった、左の肋骨最下部の激痛が最初の自覚症状だった。その年の11月16日の夜明け前に2度目の激痛。3日後に、埼玉県で行われる、100kmのトレイルレースに出場する直前だった。ネットで検索して、「膵臓」を疑い、選んだ病院が、小さな、老医師がひとりでやっている泌尿器科だった。エコー検査で「異常無し」と言われ、むしろ前立腺が肥大してるから注意しろと言われて退散。その後、整形外科で痛み止めを貰って帰宅。痛みの原因が分からぬまま、トレイルレースに出た。腹痛はレース中、痛み止めを飲んでも効かなくなる。痛みで体はネジ曲がった。関門をタイムオーバーで突破できず、70km程でレース終了。レース終了後、腹痛は消えることなく、いつまでも宿った。慢性胃炎持ちだったことを思い出し、胃腸外科に通うことにする。1ヶ月以上通院して改善しない様子を見て、医者は「胃腸やない」と診断。血液検査で、膵臓に異常があると診断。CT検査すれば分かると言われ、その病院の古い機械で検査したが、画像がぐちゃぐちゃでわからない。俺の内臓のせいだと言われる。市民病院のMRIの予約を入れたら、1ヶ月待ち。待たされて、検査して、見せられた膵臓のしっぽには、スペアリブのように大きな腫瘍が巻き付いていた。「これは、腫れ物です。覚悟してください。」覚悟する前に、死のうと思った。市民病院にすぐに行くように言われ、予約を入れた。その日の夜は、もう死のうとは思わなかったが、ネットで「膵臓癌」を検索しまくり、ネガティブな情報に絶望し、早朝まで眠れなかった。4月3日月曜日、市民病院での初診察。今後のことを色々言われた気がする。4月6日、PET検査。4月10日、ヨメを伴って診察。PET検査の結果、肝臓と腹膜に転移が見られ、手術不可である事を告げられる。医者ははっきりとは言わなかったが、他臓器に転移があり手術できないということは、レベルIVすなわち末期癌だと言うこと。診察室を出て廊下にいたら、カウンセラーがやってきて、メンタルサポートとかなんとか説明している途中、それまで無言だったヨメが号泣。今思えば、死刑宣告された人の家族に対して、廊下でする話ではないと思う。この病院では今日も同じことを繰り返している。4月13日、14日、一泊して、胸に点滴用のポケットを埋め込む、ポート手術。4月17日、第一回目の抗がん剤投与。ここから俺の無間地獄が始まった。フォルフィリノックスの副反応はエグかった。強い倦怠感は、次の投与日が来ても消えることなく、追い打ちの抗癌剤で、発熱と嘔吐感と倦怠感で死にたくなった。医師は、この発熱は、抗癌剤が癌と戦っているからだと言った。それで心折れずに耐えた。この戦いは、その後3ヶ月で終結。癌は、抗癌剤に打ち勝ったのだ。フォルフィリノックスは結局7ヶ月で敗北した。11月27日、アブラキサンとゲムシタビン(略称アブゲム)の投与に変更。副反応は、フォルフィリノックスに比べれば楽になった。辛くて死にたいとまでは思わない。この頃から、食事を見直したり、ホルミシス療法を取り入れたりし始めた。効果は良くわからない。アブゲムは、週一回の投与を3週続け、2週間の休薬を行う。つまり4週間で1クール。6月1日に、20kmのレースを走るので、その練習をしないといけないのだけど、週末まで副反応が残ってることがほとんどで、出来ていない。明日も天気悪そうだから、家でダラゴロの予想。無理はしないでおこう。無間地獄の真っ只中でも、人には会えるし、笑い合えるし、幸せを感じることもある。「死ぬまでにやりたい事リスト」も書き留めた。あまりに項目が多すぎて、全部達成するには10年以上掛かりそうだ。自信をなくして、挫けそうになったら、良いことだけ思い出そう。大事なものを忘れて、べそかきになったら、好きな人と手をつなごう。大切な事は、アンパンマンが教えてくれる。色々と書いたが、書くことで落ち着くのだ。ごめんなさい。こんな夜もあるのだ。
21Mar
- 眠れない夜に
  毎回、抗がん剤投与は月曜日にやっていて、副反応は水曜の夕方から出だして、木曜日にMAX を迎え、その後は徐々に回復にむかう。今日の午後も、午後3時頃から体が重く感じだして、午後4時を過ぎた頃には、ダイニングチェアに座ったまま居眠ってしまうくらいダルさを感じた。寝るなら布団で横になれば?ヨメはいつもそう言うのだが、横になって寝てしまうと、夜眠れなくなり、昼夜逆転現象の元になるので嫌なのである。とは言うものの、椅子から転げ落ちるのも宜しく無いと思い、布団に入り、上半身はマットレスで起こし、スマホ操作をしようとした。しかし、布団に入った途端瞬殺で爆睡。起きたら午後8時半を過ぎていた。意外に体調は改善していた。量は少なめにしたが、夕食も食べられた。その後、テレビを見ながらユルユル寛いでいるが、副反応が更に強くなる気配はない。これで終わりなのか?毎回、全く同じ反応が出るとは限らないのだが、これで終わりならラッキーだ。問題はただ一つ。このあと俺は眠れるのか、だ。時刻は既に木曜の朝2時20分。まったく眠くないが、とりあえず布団に潜り込もう。やっぱり、眠っては駄目なんだろうな…写真は、昼に食べたZENB ラーメン醤油味。スープは美味しい。トッピングした、ほうれん草と鶏ミンチも悪くない。問題は丸麺。不味いわけでは無いんだが、ラーメンじゃ無いんだよなぁ～パスタとして食べた方が違和感無い気がする。まだまだ、検討の余地があるなぁ。
19Mar
- 大白小蟹はすごい!
  月曜日は抗がん剤投入日。普通に待たされて終了。主治医はわざとなのか、余ってるから必要ないと言った薬を処方する。まあ、調整できるからいいんだけどね…処置に入るまで1時間半待ってくれと言われたので、TSUTAYAで時間つぶし。ふと手に取った、未知の作家のお試し冊子を読んで、惹き込まれて本購入。4話読んだけどどれも良い。俵万智が推薦文を寄せているから、短歌に何かしら関わってる人なのかな。言葉の選び方にセンスを感じる。夫が透明人間になってしまった、夫婦の絶望と愛を描いた「きみが透明になる前に」が、俺の好みかもしれない。触れることは出来るけど、もう見ることが出来ない夫の身体を、実は愛していたのだと気付く妻。「ここに居るけど、やっぱりもう居ない」いつか夫婦共に、夫の身体がどんなだったのか忘れてしまって、その事を気にもとめなくなる日が来ることの恐怖。それでも2人、生きて行こうとするものがたり昔、大好きだった、わたせせいぞうの空気もある。ハマったかな?（笑）
15Mar
- 10年目の出会い
  昔から、全然聴いたこともない人のLPレコードを、ジャケットが気に入って、絵を買う感覚で購入することもある、いわゆる「ジャケ買い」する人だった。お菓子の容器なんかでも、気に入ると捨てずに残したりしてる。FRISK NEOってお菓子を買ったのは、もう10年くらい前だったと思う。眠気対策に買って試したけど、効果を感じられなくて、買ったのはそれきりだったが、パッケージが気に入って、捨てずにずっと残していた。蓋を開閉するギミックが良い。お菓子の容器のくせに、こんなところにコスト費やしてどうするんだよ、って、突っ込みたくなる。何かに使えるかなと思っていたが、その何かに出会えずに、既に10年。昨日、仕舞っていた引き出しを整理した際、他の不用品と一緒に、遂にゴミスペースに置いてしまった。その直後、テーブルの一角に置いてあったものを見た瞬間、「コレやん!」と気が付く。痛み止め、オキノームの容器にピッタリやん!（笑）10年の時を経て、2つのアイテムが運命とも言える出会い（笑）めでたい夜だ（笑）
14Mar
- ファイトケミカルスープ
  今週は抗がん剤投与をスキップしたので、副反応も緩やかになっていくと思っていた。たしかにいつもの服反応は、弱くはなっている。しかし…先週から、今までは朝と夜にオキシコンチンを飲んでいれば収まっていた腹痛が、夕食の後に強く出るようになっていたのだが、今週になって、日毎に痛みが強くなってきた。痛みで集中力を欠き、仕事に支障をきたしている。食事の後、強く出ていた上腹部の痛みは、食事前から痛むようになってきて、追加の痛み止めオキノーム1服では効かず、結局、昼食後までに4服飲む事になった。夕食前の今、一応痛みは抑えられてはいるが、軽い違和感が左みぞおちにある。腫瘍の増大が加速しているのだろうか。スキップは間違った選択だったのかもしれない。白血球の減少を抑える、ファイトケミカルスープをヨメに作ってもらった。キャベツ、玉ねぎ、人参、カボチャの4種類の野菜を刻んで、1リットルの水とともに沸騰させ、更に弱火で30分煮たもの。飲むのはスープのみ。調味料無しだけど、素材の味だけで充分美味しい。野菜は、味噌汁の具材として別途使用する。これ飲んで、抗がん剤投与をスキップする事なく治療できるようにしよう。と言うか、もっと早くに飲んでおくべきだったな…痛み止めとして処方されている、オキノームよりも強い薬が必要なのかもしれない。月曜日の診察の時に主治医に相談してみよう。
13Mar
- 夫婦喧嘩と言う名の嵐
  月曜日、アブゲム3クール3回目の抗がん剤投与予定日。先週、意識が飛ぶほど副反応が辛かったことを主治医に報告。白血球はギリギリオッケーとの事で、アブゲム投入は可能だけど、体調を考慮して中止しますか?と、コッチに振られる。治療の後、確定申告会場に行くため、予約も入れてたので、スキップを選択した。時間が余ったので、UNIQLOでスヌーピーのトレーナーとTシャツを買った。ガストでゆっくり昼飯を食ったあと、余裕で会場に行き、申告終了。翌、火曜日は朝から雨。雨の日は体が重い。頭も回らないため、仕事は無理だと思い、職場に連絡。長男の嫁の父親からLINEにメッセージ。先日亡くなった、嫁の母の夫(義父っぽ=仮称)の件でのお悔やみだった。俺が義父っぽの事をどこまで説明しようかと、色々と側にいたヨメに伺いながらコメントを打ち込んでいたが、それはダメだとか、ソコまで説明するのかとか言われ、だんだんイライラしてきて、「そこまで言うなら自分で説明しろ!」とスマホを突きつける。ヨメも怒って、アチラのお父さんの携帯番号を教えろと言い、教えた。体が重くてどうしよようもないので、寝る。目覚めたのは午後4時を過ぎた頃だった。午後5時半頃、ヨメが話しかけてくる。固定電話からアチラの携帯電話にかけたが出ないらしい。固定電話にかけ直すやろうか?と言うので、「あなた、知らない番号無視してるやん。同じ考えの人だったらかけ直さないでしょ」と言っておいた。どうしても電話で話したいようなので、俺のスマホを渡す。やっぱり出ないらしい。仕事してるか、終わって帰宅途中かでしょ。夜の9時頃、LINEに「残業していて携帯に出れませんでした」と言うメッセージが入る。なんか、コッチの夫婦間の嵐に巻き込んでしまったかも。申し訳無いなぁ…
11Mar
- 明日、死ぬとしても
  最近思っていることがある。コロナ禍はもう過ぎた。中止になっていたイベントも、去年あたりから再開されてきている。今年は過去に行っていたイベントに行ってみようと思うのだ。ささやかではあるけど、北陸地震の復興支援もやりたい。要は外に遊びに行こうという、気楽な行楽計画。25年くらい前に、当時恐竜がマイ・ブームだった長男のために、福井県の恐竜博物館に俺の両親と一緒に行ったのだけど、ウロチョロする次男坊から目を離せず、集中して観ることができないままだった。夫婦ともに、博物館にはもう一度ゆっくり観ておきたいと思っている。もう５年以上行っていない、海自小松基地の航空祭は絶対に行く!ブルーインパルスの演技を、死ぬ前にもう一度絶対見ておきたい。夏山にはもっと身体を鍛えて行けるだけ行く!ヨメに、来年どうなってるかわからんので、今年は航空祭と恐竜博物館には一緒に行こう、と言ったら、「来年どうなってるかわからないとはどう言うこと?」聞き返された。来年生きている保証ないやん、と言うと、怒り出したので、「明日生きてると言う保証すら無いやん」と言ってかわす。いや、本当に、明日の命なんて、なんの保証も無い。死の覚悟がなければ、今日を真剣に生きることは無い。この本はそれを気づかせてくれる。健康な人もそうでない人も、悩みを抱えてる人も悩みのない人も、必読の書。俺は明日、アブゲム3クール3度目の投入予定。投入すれば、数日後には半死の状態になるけれど、2週間の休薬期間に入るので、残り1週間、活動期間に当てられる。暖かくなってきてもいるので、少し長い時間と距離を、身体を動かすことに使える。昨日の夜、50名を集めて、今季最後の牡蠣フライを食べましょう、と言うイベントに参加した。参加者の半数は、ランニングの友達。俺の身体を気遣って色々声をかけてくれた。俺と夏山に行こうよと、数名にお願いをした。山も良いけど、カラオケに行きましょうよとも言われた。行きますとも。ミスチル歌っちゃいますよ。Back number歌うなと言われても聞いてもらいます。生命の活動期、春が来ているのだ。

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