モデルのみなさんが知っていなくても事務所が調整してくれるので
大丈夫なのですがマメ知識として。。。

奥がかなり深い「競合」
簡単に説明するならば
「コカ・コーラ」に出演しているキャストは
「ペプシ」に出演できない。
ということなのですが、細かく説明すると
○競合についてはその仕事単位で全く違う
○商品にかける場合が通常だが、会社競合をかける場合もある
○競合の拘束をかける期間という設定が必ずある

(余談ですが、ギャランティは
撮影料+日数の拘束料+広告の使用期間+競合の範囲
というバランスで算出されるのです。
だから個々のお仕事の金額が違ったりするのです。)

さらに細かいことをお話すると
例えば「花王」の場合、出している商品がかなり多いので
そのすべてに競合をかけたら他の広告の多くに
出れなくなってしまうわけなのですが、
それだとそれ相当のお金をくださいな!って感じになるので
企業としてもそこまでは無理なので、広告をする商品のみに
競合をかけたりします。
逆に、お金を出すからここまで競合かけて!という場合も
あったりするのですけどね。

毎回違うのですが、多くの場合、過去であろうと
ライバル会社やライバル商品に出演していたことを
気にされてしまう場合が多いので、オーディション時に
出演歴には似通った商品を出している企業や商品の
広告については書かない方がベターですし、
ブックからも抜いておいた方がいいでしょう。

例えば通信関係などは特に競合に厳しく
「過去にさかのぼって3年間
携帯のお仕事をしていない人」などの条件がつく場合も
あったりするくらいなので…。

たまーに、うっかり書いてしまったりすると
事務所に連絡があり
「○○さんって○○ってお仕事過去にしているって
書いてあるのだけど、いつくらいのお仕事で映り方は
どんな感じだった??」と確認が入ったりします。
そこで、私たちが「すんごい過去でとっくの昔に終わっていて
しかも全然映ってません!!」と言っても
スポンサーはやっぱり気にしてそこがネックとなって
はずされてしまったりするのです。

ちなみに経歴についても
広告をよく作るような会社や競合に厳しい業界というのを
あえて掲載しない方いい場合もあります。

もちろん全く競合のかからないものも多々あるのですが
例えば「コーラの仕事で今回は映りが小さいので競合かけない」
って仕事だったとしても
その後に発生した同時期にオンエアされる
ペプシの方が今回は映りがメインなので
「競合を飲料にかける」という条件だった場合、
その小さな映りだったコーラのお仕事のために
メインになれるペプシのお仕事は出すことができないのです。
これを逆競合と言います。

そういった諸々の状況で
ぐっと我慢をしたり、調整をしたり、
というのも、事務所の大きな仕事だったりするのですよ。

スポンサーサイドから考えれば
自分のところの商品が当然一番!と言いたいのに
出演者が他のところのも勧めているような状況だと
信憑性はなくなるし
見ている人達にも混乱を及ぼす可能性はありますからね。
それが「競合」という制度です。

ただ、驚いたことに韓国や台湾あたりだと「競合」という概念がなく
なんでも出演したりという話を聞きました。
日本では少し前にあるタレントさんがauのメインキャラクターをやっていて
契約終了直後にdocomoさんに出演するということが異例すぎて
ニュースになったほどだったのですけどね。
国によって捉え方が違ったりするんですね~。

モデルは常に資料撮りだったり、という撮影はたくさんすることは必須!
それによってカメラに慣れて、よりよい魅せ方や
どんな現場でも対応できる力をつけることができるし、
たくさんのいい資料があって困ることはないのです!

じゃ、どうやってその資料を増やせばいいの??
お仕事をした上がりが入れられたらいいのですが
手に入らない場合もありますし、
最初のうちは逆にお仕事を決めるために資料を増やさないと…
ということだったりします。

お仕事をした時に気のあった(テイストが好きな)
カメラマンさんやスタイリストさん、ヘアメイクさんとかと
チャンスがあれば作品撮りをしたいです!とお願いするのも
ひとつの手かもしれませんが、
これは本当にちゃんと相手と空気を読まないといけません。

作品撮りというのは、基本的にはカメラマンさんや
スタイリストさんやヘアメイクさん、モデルそれぞれが
自分の資料にするために行うので
経費等かかるものはみんなで割ったり、
それぞれにメリットとなるような形で行うのが常です。
(もしも自分の好きな雰囲気で撮ってほしい!というのであれば
それぞれのメリットにならない場合もあるので
どうしてもそこを押し進めたい場合は自分で費用負担をすべきですね)

自分で撮ったスナップなどで表情が絶対いいの!ということがあっても
やはりどうしても素人っぽく見えてしまうものは避けた方がいいでしょう。
プロのお仕事としての見せ方をするためのツールなので
それなりに安心感のあるものでないと逆に不安にマイナスイメージです。

常にそういう資料を増やすことを考えてできることをトライしてみましょう。
例えば雑誌をみて、ステキなシチュエーション等があれば
切り抜いてスクラップしておくだとか
カメラマンさんと繋がるためにどうしたらいいか、という方法を考えたり
事務所と相談をしたり。

たまにいるのですが、セッティングされたもので撮影をしたいという
受け身でいちゃう子。わからないから、ということもあるのでしょうが
受け身でいたら自分の資料ではなくなっちゃいますよ!
一緒に作品を作る人と考えて、自分のイメージとできること、
プラスアルファまでやってみて、そこに他の人の思いが加わるから
いい作品になるのですよ。

モデルは「ブック」を持っているもの。

ブックとは何か??
自分の資料をファイリングしたものです。
お仕事の上がりを入れたり、作品撮りをした写真資料を入れておくものです。

なぜブックが必要か??
いろんな表情をみせるのがモデルのお仕事。
写真のニュアンス、光りの加減、メイクや髪型や洋服によって
見え方というのは全然変わってくるので、それをゼロから想像してもらうよりも
こうやると、私、こうなるんです!という資料があった方が想像しやすいし
また、今までしたお仕事の上がりを見ると先方も安心したり
逆にかぶったりしないようにだとかいろんなことを考えやすいのです。
要するに自分の売り込みツールなのです。

昔は大きくて手提げがついている重いものが主流でしたが
今はファイルとかでも全然OK

ただ、ここは結構自分の個性の見せ所!!

ある事務所の社長さん曰く
オーディションには同じようなタイプで誰が選ばれてもおかしくない状況の中で
どうやって差をつけていくか、
ということを考えた時に、ブックというのは差をつけやすく
その人が出やすいところだったりする。
例えば、ちょっと端が折れ曲がってたりしたら、
ちょっとだらしないイメージを与えてしまうし
古い写真ばかりだと新しい仕事をしていないようなイメージになってしまったり
時代に乗り遅れているような雰囲気に見えてしまう。
入れるもの、入れ方、保存方法、並べ方、すべてにおいて
自分らしさだとか、私ってこんな人よ、ということを見せるという意識で
考えましょう。

内容って??
仕事の資料がたくさん入っているのはいいのですが
競合バッティングしそうなお仕事のオーディションの時には
その資料は必ずはずしましょう。

並び順も考えて、見る人にいい印象を残すようにしましょう。
新しい資料から入れるのは絶対で、
あまりに違うイメージのものが入れ替わり立ち替わりという並びだと
チグハグだったりガチャガチャしたイメージになってしまいます。

同じような写真(同じシチュエーションや洋服など)ばかり入れるのは、
幅が狭い印象を与えます。

カメラマンさんのブックでちゃんとストーリーができているのを
見せていただいたことがあるのですが
そこまでいくと、本当にその人の世界観がバッチリ見えるという
作りでしたよ。

※ブックが必要なのはスチールのお仕事の時がほとんど。
CM等の動きを重視するオーディションの時は見てくれない場合もあります。

でも70歳のモデルさんでプロ意識の高い方がいらして
その彼女はCMの時でもブックを持って行って、見せられたらみせていて
しかも内容も常に入れ替えだとかを気にされていて。
やっぱり彼女はよくいいお仕事がスチール、CMともに決定していました。
もちろんブックのよさ、というのもあるのですが、それだけの熱意だったり
やる気というのがそこに現れているのを感じてくれたから、というように思います。

※お子さんについては、特別ブックが必要ということではないのですが
あればもちろんプラスになると思います。ただ、すぐに成長してしまいますからね…
写真の入れ替えは大変ですよね。。。

キッズモデルのお仕事において『モデルだから』と
特別に何かをしなければということは正直ほとんどありません。
お子さんのお仕事は、ほとんどの場合において、
子供らしいかわいらしさや自然な笑顔を求められます。
それは表面的に教えこんでもできる事ではありません。
内からでる魅力なのですから「魅力のある人に育ててあげる」と、
別にモデルでなくても必要な教育であると思います。
また、躾の部分においても「挨拶をちゃんとする」だとか
人と接す時に気持ち良い応対ができる事等、
日々の生活の中でご家庭で日常当たり前にされている
『人としての躾』ができていれば、
あとは御本人がどれだけ好奇心を持って、
どれだけ感動できる心を育てていけるか、によって、
良い笑顔や、豊かな表情が自然に身に付くのだと思います。

小さい頃にお仕事用に教え込まれて身に付いた笑顔は、
不自然で大人になってもその癖が抜けずに困っている方もたくさんいらっしゃいます。

本人が興味のある習い事をなさったり、
スポーツで汗を流したり、習った事の発表会での達成感や、
試合に勝った時の感動、負けた悔しさが教えてくれる事が、
オーディションの為だけに教え込まれる事より遥かに
豊かな人間性を育ててくれると思います。
きちんと育てられた感情表現豊かなお子さんは
(もちろん、そのお子さん1人1人の個性もありますし、
お仕事によって求められる物は違いますが)
作られた笑顔よりも、実はオーディションに受かる一番の近道かもしれません。
子供時代だけのお仕事さえできれば良いという事なら話は別ですが、
長い目で見て、一人の人間としての成長が、大人になっても通用する
お仕事のできるモデル(タレント)を念頭においておいた方が
いい結果がでることと思います。

普通の生活の中で特別に気をつけるコトは
怪我や病気などの健康管理と日焼けです。
日焼け止めを塗るなどして焼けない様に、くらいのことと思います。


この仕事をしていると、たまに『特別意識』を
本人やご両親が持ってしまう方がいらっしゃいますが
わがままやマナー不足はまわりのすべての方に迷惑がかかってしまいます。
学校はなるべく無駄に休まないように健康管理に気を遣い、
勉強はこの仕事を始める前よりもっとがんばってもらう位のまじめな態度が必要です。

仕事に関しては本人もお母さんも結果を気にしてクヨクヨしたり、
本人よりもお母さんの方が夢中になってしまって本人がやる気を失ってしまったり、
他の子と比べてお母さんがピリピリしたり、
普段からカメラを意識した『作り笑い』の練習ばかりさせて
妙に固まった笑顔しかできなくなってしまったりと、
これではお仕事に悪影響があるだけでなく、
お子さんの人格形成に悪影響をおよぼしかねません。
いつでもおおらかに構えて普通に、明るく生活してください。

実はお母さんたちから「どうしてもできないと怒ってしまいたくなるのです」
という相談を何回か受けたことがあります。
お母さんは本当に迷惑をかけないように、とか、逆にとっても心配をしてしまう方が
ほとんどでだからこそ…ということが多かったのですが
お子さん自身も萎縮してしまってオーディションもお仕事もする度に
お母さんに怒られるので楽しくなんてなくて暗い顔をしていて。
もちろんオーラもあまりでない…
それだからまた決まらない…という悪循環。
一度、他の習い事とかをやったり、ゆったりすることをオススメしたりしましたが
どうしてもこのお仕事、がんばったからといって結果がでない時もあります。
そんな時にも乗り越えられる強さだったり、
本当の輝きを身につけると、必ず強みになりますからね。

学生をしながら、モデルのお仕事をする子もたくさんいます。
ほとんどの事務所さんが、学校はしっかり行きなさい!
勉強はしっかりしなさい!と言うと思います。


このお仕事、正直、頭が悪いとできないのです。
それは勉強ができないと、という端的なことではなく「察知する能力」があるかどうか
ということも重要な素質と思います。

単純に、設定や台詞が書いてある台本やコンテ、ラフの漢字が読めない、
状況が把握できない、ということだと、お芝居や表現ができなわけです。
そうすると、監督さんやスタッフが言うことを察知できない→いい作品ができない
ということになってしまうのです。

また、例えば、歴史物のドラマや広告の場合、表現としてその人の背景等を
知らなければ、伝えることは難しくなります。
それがわかってから勉強はもちろんするとしても、
持っている知識にプラスして済むのか
ゼロからのスタートになるのか、では大きく違ってくるのです。

また、学校もお仕事が立て込んできてしまうと致し方なく
休まなくてはいけない状況もでてきてしまいます。
その時のために、普段から健康に気をつけて、
単位が足りなくて落第してしまうなどということがないよう、
逆にマジメに学校にいっておかないといけません。

最近、活躍している女優さんやタレントさん、モデルさん達は
結構いい大学まで入って勉強をしている方が増えています。

忙しい合間にきちんと勉強して、受験をしてという方が多いのです。
それをこなせる要領の良さや、集中力というのが大成するカギのように思います。

学校だったり、勉強というのは内容もしかりですが
それをこなす状況や環境だったりというのは
要領を得る、とか、集中力を鍛える、という訓練にはぴったりなのだと思います。

と、偉そうなことを言っていますが、学校の勉強は大嫌いでした(笑)
でも、嫌でもやっていたコトで要領や集中力、時には手を抜く方法だったりも
学んだわけで、結果やっぱり役に立ってるんですよね。
キッズやティーンのママさんたちは私がモデルの子たちに
この話をすると、お隣でいつもにやりとされて最後に「ほぉ~ら、言ったでしょ」と
おっしゃる方が多いのですが、本当にかなり重要なことなことで
好きなことのためにであれば、嫌なこともがんばりやすいので、ネタにつかってくださいね(笑)

気になるけどなかなか聞きづらいお金のお話。
このお仕事では特にギャランティの話をするのはタブーなところもあるので
よりわからない、ということが多いことでしょう。

なぜ、タブーなのか?
それは、例えば同じお仕事でも写り方やモデルのキャリアによって
金額が違う場合もあるのです。
その場合、もしも自分が高ければいいでしょうけども、
低かった人はやはりいい気持ちはしないことでしょう。
そういうことが現場でオープンになってしまって撮影がうまくいかないと
結果、いい作品ができない場合もあります。

致し方ないのですが、それぞれの役割というものがあり
経験が長く名脇役の方がいらしても、
経験が短いメインの方よりもギャラが低い場合もあってしまうのです。

ギャランティというのは流動的なもので、「この仕事はいくら」というものではなく
一件一件によって違ってきます。
数値で言うと人により条件により本当に違うので
何万円~何千万とピンキリなのです。
仕事の内容、媒体、使用期間、競合の範囲と拘束、稼働日数、モデルのキャリアなどなど
すべての条件により割り出され、その条件は毎回違うので金額が定められないのです。
それを算出して、交渉するのが事務所の仕事です。

あんまり高ければ、他の事務所の子に取られてしまうでしょうし、
安ければ、モデルの価値を下げてしまうことにもなりかねません。
そこの頃合いを交渉するのも、マネージャーの仕事なのです。

キッズについては、大人に比べてギャラは安いことが常で
オーディションの交通費と決まったお仕事のギャラとで差し引きすると
感覚としては、趣味や習い事くらいの感じで思っていただいていた方がいいと思います。

大人の方に関しては、有名で誰でも名前を知っているようなモデルさんになれば
モデルの仕事だけでも食べていくことはできると思いますが
そういう人はほんの一握りです。
だいたいの方がそれを目指して、がんばっているような状況です。
お仕事が決まれば収入がある月もありますが、
お仕事が取れない月には収入がないわけですから…。
月平均で考えると、一般の方が名前を知らなくとも、
業界的には名前が知られている子でも
この仕事だけで生活をしていくのは困難というのは事実です。
タレントさんだと、売れない時期から給料制でお仕事をしていなくても
(といってもレッスン等などを受ける必要があったり。。)
毎月お給料をいただいて、生活ができる場合があります。
が、売れて来た時にもその給料の額が突然跳ね上がるものではなく
忙しくても同じ金額、ということもあることです。
ただ、そういう条件にしてもらえる子も本当に一握りです。

ギャランティは事務所から支払われるのですが、
その配分がモデル:事務所で8:2~4:6くらいというのが多いと思います。
マネージメント料と源泉税(これは国に納めるものなので、
確定申告で少しは戻ってきます)を引いた額がモデルの取り分となります。
事務所も、もちろん何千万取れる子になってくれれば
マネージメント料が増えますし、それ以上にそれだけ有名な子にさせたい
と、思う気持ちは同じなのですよ。

日本人の方についてはモデル事務所やタレント事務所は
基本的に所属については専属契約になることがほとんどです。
その主な理由というのは「競合」の管理が1社でも大変なのに
他社とのやり取りになると、かなり難しいことがあげられるでしょう。
また、タレントの場合などは、売り込みをするのに先行投資の金額が
かかってしまう場合も多々ありますので、その費用が回収できるくらいの間は
所属をしていてもらうような契約になっていることもあると思います。
(もちろん事務所もビジネスで、先行投資してもダメな場合もあるけども
賭けるわけですからお互いさまというところですね)

外国人の方たちは、反対にフリーでやられることが多いです。
それは、日本にどれだけ滞在しているか、などの問題や
個人事業主という意識の高さもあるのかもしれませんね。
競合に関しては本人がすべて管理することになり、
お仕事をどこから受けるか、ということは自分で条件等で検討して
受けています。

ハーフ(ミックス)の方たちは、どちら寄りであるかということが重要になります。
日本人寄りの場合は日本人の事務所に所属した方がいいでしょうし
外国人寄りの方は外国人の事務所に所属をした方がよいと思います。
(でないと、仕事量があまり確保できないですからね)
ただ、日本人寄りでも短期間しか日本に滞在しないという場合においては
売り込みをしてやっとつながってきたところで帰国ということになってしまう可能性が
高いので、事務所と相談をした方がよいかと思います。

契約内容については、日本人の方には多いのですが
契約書はきちんと読みましょう
内容は各事務所によって違うと思うのですが、たまにいかにも仕事をしていることを
装った悪徳事務所もあってしまい、
そういう場合にみなさんにとって不利な条件がわかりづらく書かれている場合もあります。
それは、ギャラの配分だったり(また詳しく書きますが、自分:事務所の割合が8:2から4:6くらいというのが多いのではないでしょうか)
契約期間(1年、長くても2年づつの更新ぐらいがベターかと)
または仕事内容についてだったり、肖像権の権利だったり…
契約する時にはもちろん辞めるつもりなんてなく契約をすることでしょうが
もしも、辞める時のことも考えて、その時に不利にならないかどうかも冷静に考え
検討、相談(内容変更をしてもらうことは可能かどうか)ということをすべきと思います。
 とはいえ、あんまり猜疑心が強くなって不安、心配で攻撃的になる必要はありませんし、
(それでは信頼関係を崩してしまうこともありますからね)
しっかり内容を読み、理解し、自分でもわかるように勉強をすることが必要で
納得がいかない時においては抗議ではなく相談をすることは必要ということです。


たまにモデルさんやその友達から相談を受けるのが、
仕事があまりなくて事務所を辞めたいのだけど、
契約期間が残っていて、事務所が辞めさせてくれない、という話です。
でも、契約をした以上、約束が発生してしまい、法的にも守られてしまうので
仕方ない場合もあるかと思います。
業界内での暗黙の約束で他の事務所に所属している(もしくは契約が残っている)方は
所属をさせられないのがルールです。
ですから、他の事務所でも所属をさせてあげられないこともあるのです。
※もしも黙っていて、事務所が知らずに所属をさせてしまったとしても
事務所対事務所の話し合いになってしまう、
もしくはモデル本人が痛手を受けることになりますので。。

契約をした際には、必ず、その控えをもらうようにして
必ず、きちんと管理をするようにしましょう。


宣材写真は事務所によって撮ってくれるところもありますが
自分で用意をするところもあります。
もしも事務所で撮影をしてもらったりしても
自分でもちゃんと資料撮影等はするようにしましょう。

宣材写真は、それを見てオーディションに呼ぶかどうかを決める重要なものです。
カタログを作っている事務所では次のカタログが出るまで
その写真が使われることがほとんどです。

★基本的に季節感が出過ぎるものは避け、
自分が一番よく魅せられる服をチョイスしましょう。

(体のラインだったり、タイプだったり、色、質感など。)
★もちろんきちんとアイロンがけをしてシワや汚れなどないように。

たまにいらっしゃるのですが30代くらいの女性でママ役等も取れる方なのに
私はこれが似合うの!とミニスカートに露出多め、みたいなお洋服だと
やっぱりお仕事にはつながらないでしょう。

★ロゴやキャラクターの入っているものはNGです。
ブランド名が入っている、わかりやすいものを着ていて、
他のブランドに資料選考にその写真がいく可能性も大なわけで。
そんなことでチャンスをなくすのはもったいないですからね。

★タートル等は顔が浮き出てみえる場合もあるのでバランスを気をつけて。

★上下の色のコントラストが強すぎると全身のバランスが目立ちます。
自信のある方は逆に利用したらいいと思いますが、
普通の方は気をつけないとバランスが悪いところが目立ちます。

★女性は基本ヒールのある靴の方が足が長くみえてラインが奇麗になります。

★黒い服だと肌が白く写り、逆に白い服だとちょっと顔が黒く写ってしまう場合もあります。
顔周りにくる色は色の反射をしてしまう場合があるので
顔の色や肌質がきれいに見えて映える色をチョイスしましょう。

作品調のものを撮るならば別ですが
髪型はナチュラルなのがいいでしょう。

お子さんの場合も基本は同じで特に言えるのは
あまり決め過ぎずナチュラルでかわいく元気に見えるものがベストです!

前髪が目にかかっていると表情が曇ってみえてしまいます。
目がちゃんと見えるくらいの長さに前髪を整えるか、調整をした方がよいでしょう。
女の子は特に髪型をきちんと整えて。
(あまり奇抜とか作り過ぎている髪型等は避けた方がいいです)

お子さんが楽しく撮影できるように(笑ってくれるように)好きなオモチャや笑ってくれる
グッズ等があったら持っていくようにして
可能であれば、ご両親がカメラの後ろカメラ目線になるような位置にまわりこんで笑わせるといいでしょう。
また、これを言うと笑うという合い言葉的なネタ等があると非常にスムーズです。
(あまりにも時間がかかりすぎてしまうとよい表情で撮影ができなくなっちゃいますので…)
小さなお子さんについてはお昼寝の時間に当たらない様に時間の調整は必要!
お子さんの宣材写真は笑顔、表情がすべてです!

よくある話で、モデルの子もよく言う話なのですが
自分がいいと思う写真と事務所がチョイスする写真は違う場合が多いです!
自分でチョイスすると、どうしても自分の欠点を隠したいという意識が働いてしまい
仕事においていいところが出ている写真を選べない場合もありますし
事務所の意図とずれている場合や、ラインナップで映えるかどうか、という
思惑もあるかと思います。

もしも納得いかない場合には事務所に選択理由を聞いてみるのもいいと思いますし
それでもどうしても納得がいかなかったら、
自分で撮影して事務所に持ち込んで相談をしてみるという方法もあると思います。
ただ、事務所としても所属者にお仕事をしてもらわないといけないので
ベストチョイスをしているはずですから、それを超えて、
逆に納得させられるものでないと変えてもらうのは難しいと思います。


どういった広告媒体があるか、ミニ知識的にあげてみたいと思います。

『CM』→コマーシャルメッセージの略で、
    一般的にこれをTV-CMと解釈されがちですが
    実は広告全般を指す言葉だったりします。

『オール媒体』→全ての媒体を指します
『CF』→コマーシャルフィルムの略。なのでテレビコマーシャルのことです。

『スチール.グラフィック』→紙媒体の物を指します。
 例えばポスター.チラシ.新広(新聞広告).雑広(雑誌広告).リーフレット.POP(店頭などにおかれる販促ツール)etc...

『インフォマーシャル』→ドラマ仕立てだったり、喋りだったりと通常の15秒.30秒よりも長く分単位の長いコマーシャル。生コマーシャル風のものが多い。

『VP』→ビデオパッケージの略。ビデオ媒体のもので、例えば店頭などでその商品を売り出す為に使用したり、社員教育用、何かの説明用だったり。。

『PV』→アーティストや番組がその商品を売り出す為に用いるイメージ動画(プロモーションビデオ)

『HP.web』→ホームページやウェブ上で使用されるもの

★最近では『ムービー』『グラフィック』というように動きのある媒体のものと紙媒体のもの、というように分けられる場合も多々あります。

『タイアップ広告』→どこかの企業が協賛して出す広告。雑誌等でタイアップ広告となると雑誌の企画ではなく、スポンサーがいてそこの商品をプッシュするための
誌面となるページ。

モデルさんたちにお仕事のチャンスが巡ってくるまでには
長い道のりがあったりします。
すごく乱暴ではありますが、大まかな流れは

まず、広告をつくりたいスポンサーさんと代理店さんに発注

代理店さんが考えたものを制作会社さんに形にしてもらうべく発注

制作会社さんがイメージに合うキャストを探すのにキャスティング屋さんに発注。

キャスティング屋さんから事務所に連絡
(ガイドラインだけの発注だったり、指名で入ってきたり、相談したり。。)

事務所からモデルさんに連絡



そういった経路があるために
この順番を飛び越したりするとトラブルになることも多々あります。
事務所サイドとしても、基本はそのお仕事の発注があるところと
お話をしていくのが常で、急にスポンサーさんにお話したりしてしまうのは
間に入ってくださった方達に失礼にあたるのです。

今まで、聞いた話や実際体験したことのあるトラブルとしては
出演した上がりの資料が欲しくてモデルさんが直接スポンサーさんに
「ください」という連絡をいれてしまう。
「いつから、オンエアですか?」とスポンサーさんに聞いてしまう
もっとすごいのは現場でスポンサーさんに「このギャラいくらですか?」と聞く。
あとは、これは…という例としては
キッズモデルの親御さんではなくておじいちゃん、おばあちゃんがうれしくて
スポンサーさんに直接電話をしていろいろと聞いてしまう。。。などなど。

間にたくさん人が入っていますので、順序を飛ばして話をしてしまうと
「どちらさん?急に失礼な!」ということにもなってしまいますし
例えば金額関係のことについては、スポンサーさんなどは
細かいことを知らない場合もあるわけですし
モデルのお仕事では現場はもちろん全体的にギャラのお話をするのは
金額の相談をする時以外、タブーとされている風潮はあります。
(というのは、同じ現場でも人により金額が違う場合があるのです。
それはキャリアだったり写り方だったりということがあるので
例えば自分が高かった場合に、それを聞いた他のモデルさんのテンションを
下げてしまったら、いい作品ができるとは思えないですよね。
結果自分にとってマイナスになってしまいますからね)

順序を守って、基本的にモデルさんは事務所から話をしてもらう
というスタンスでいるのがベストだと思います。
事務所はそういったいろいろなことやトラブルから
モデルさんを守るためにもあるのですからね。