
キッズモデルのお仕事において『モデルだから』と
特別に何かをしなければということは正直ほとんどありません。
お子さんのお仕事は、ほとんどの場合において、
子供らしいかわいらしさや自然な笑顔を求められます。
それは表面的に教えこんでもできる事ではありません。
内からでる魅力なのですから「魅力のある人に育ててあげる」と、
別にモデルでなくても必要な教育であると思います。
また、躾の部分においても「挨拶をちゃんとする」だとか
人と接す時に気持ち良い応対ができる事等、
日々の生活の中でご家庭で日常当たり前にされている
『人としての躾』ができていれば、
あとは御本人がどれだけ好奇心を持って、
どれだけ感動できる心を育てていけるか、によって、
良い笑顔や、豊かな表情が自然に身に付くのだと思います。
小さい頃にお仕事用に教え込まれて身に付いた笑顔は、
不自然で大人になってもその癖が抜けずに困っている方もたくさんいらっしゃいます。
本人が興味のある習い事をなさったり、
スポーツで汗を流したり、習った事の発表会での達成感や、
試合に勝った時の感動、負けた悔しさが教えてくれる事が、
オーディションの為だけに教え込まれる事より遥かに
豊かな人間性を育ててくれると思います。
きちんと育てられた感情表現豊かなお子さんは
(もちろん、そのお子さん1人1人の個性もありますし、
お仕事によって求められる物は違いますが)
作られた笑顔よりも、実はオーディションに受かる一番の近道かもしれません。
子供時代だけのお仕事さえできれば良いという事なら話は別ですが、
長い目で見て、一人の人間としての成長が、大人になっても通用する
お仕事のできるモデル(タレント)を念頭においておいた方が
いい結果がでることと思います。
普通の生活の中で特別に気をつけるコトは
怪我や病気などの健康管理と日焼けです。
日焼け止めを塗るなどして焼けない様に、くらいのことと思います。
この仕事をしていると、たまに『特別意識』を
本人やご両親が持ってしまう方がいらっしゃいますが
わがままやマナー不足はまわりのすべての方に迷惑がかかってしまいます。
学校はなるべく無駄に休まないように健康管理に気を遣い、
勉強はこの仕事を始める前よりもっとがんばってもらう位のまじめな態度が必要です。
仕事に関しては本人もお母さんも結果を気にしてクヨクヨしたり、
本人よりもお母さんの方が夢中になってしまって本人がやる気を失ってしまったり、
他の子と比べてお母さんがピリピリしたり、
普段からカメラを意識した『作り笑い』の練習ばかりさせて
妙に固まった笑顔しかできなくなってしまったりと、
これではお仕事に悪影響があるだけでなく、
お子さんの人格形成に悪影響をおよぼしかねません。
いつでもおおらかに構えて普通に、明るく生活してください。
実はお母さんたちから「どうしてもできないと怒ってしまいたくなるのです」
という相談を何回か受けたことがあります。
お母さんは本当に迷惑をかけないように、とか、逆にとっても心配をしてしまう方が
ほとんどでだからこそ…ということが多かったのですが
お子さん自身も萎縮してしまってオーディションもお仕事もする度に
お母さんに怒られるので楽しくなんてなくて暗い顔をしていて。
もちろんオーラもあまりでない…
それだからまた決まらない…という悪循環。
一度、他の習い事とかをやったり、ゆったりすることをオススメしたりしましたが
どうしてもこのお仕事、がんばったからといって結果がでない時もあります。
そんな時にも乗り越えられる強さだったり、
本当の輝きを身につけると、必ず強みになりますからね。