
モデルのみなさんが知っていなくても事務所が調整してくれるので
大丈夫なのですがマメ知識として。。。
奥がかなり深い「競合」
簡単に説明するならば
「コカ・コーラ」に出演しているキャストは
「ペプシ」に出演できない。
ということなのですが、細かく説明すると
○競合についてはその仕事単位で全く違う
○商品にかける場合が通常だが、会社競合をかける場合もある
○競合の拘束をかける期間という設定が必ずある
(余談ですが、ギャランティは
撮影料+日数の拘束料+広告の使用期間+競合の範囲
というバランスで算出されるのです。
だから個々のお仕事の金額が違ったりするのです。)
さらに細かいことをお話すると
例えば「花王」の場合、出している商品がかなり多いので
そのすべてに競合をかけたら他の広告の多くに
出れなくなってしまうわけなのですが、
それだとそれ相当のお金をくださいな!って感じになるので
企業としてもそこまでは無理なので、広告をする商品のみに
競合をかけたりします。
逆に、お金を出すからここまで競合かけて!という場合も
あったりするのですけどね。
毎回違うのですが、多くの場合、過去であろうと
ライバル会社やライバル商品に出演していたことを
気にされてしまう場合が多いので、オーディション時に
出演歴には似通った商品を出している企業や商品の
広告については書かない方がベターですし、
ブックからも抜いておいた方がいいでしょう。
例えば通信関係などは特に競合に厳しく
「過去にさかのぼって3年間
携帯のお仕事をしていない人」などの条件がつく場合も
あったりするくらいなので…。
たまーに、うっかり書いてしまったりすると
事務所に連絡があり
「○○さんって○○ってお仕事過去にしているって
書いてあるのだけど、いつくらいのお仕事で映り方は
どんな感じだった??」と確認が入ったりします。
そこで、私たちが「すんごい過去でとっくの昔に終わっていて
しかも全然映ってません!!」と言っても
スポンサーはやっぱり気にしてそこがネックとなって
はずされてしまったりするのです。
ちなみに経歴についても
広告をよく作るような会社や競合に厳しい業界というのを
あえて掲載しない方いい場合もあります。
もちろん全く競合のかからないものも多々あるのですが
例えば「コーラの仕事で今回は映りが小さいので競合かけない」
って仕事だったとしても
その後に発生した同時期にオンエアされる
ペプシの方が今回は映りがメインなので
「競合を飲料にかける」という条件だった場合、
その小さな映りだったコーラのお仕事のために
メインになれるペプシのお仕事は出すことができないのです。
これを逆競合と言います。
そういった諸々の状況で
ぐっと我慢をしたり、調整をしたり、
というのも、事務所の大きな仕事だったりするのですよ。
スポンサーサイドから考えれば
自分のところの商品が当然一番!と言いたいのに
出演者が他のところのも勧めているような状況だと
信憑性はなくなるし
見ている人達にも混乱を及ぼす可能性はありますからね。
それが「競合」という制度です。
ただ、驚いたことに韓国や台湾あたりだと「競合」という概念がなく
なんでも出演したりという話を聞きました。
日本では少し前にあるタレントさんがauのメインキャラクターをやっていて
契約終了直後にdocomoさんに出演するということが異例すぎて
ニュースになったほどだったのですけどね。
国によって捉え方が違ったりするんですね~。