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調査とは

昨晩の『秘密のケンミンSHOW』で、東京初上陸と紹介されていたのが宮崎の『辛麺』。
唐辛子を大量に投入した真っ赤ななスープに弾力ある麺(冷麺と一緒)を使用。(例に漏れず1辛~25辛まである)
司会のみのさんは10辛のスープを飲んで悶絶していたけれど、有吉と小倉優子は25辛を平気で食べていた。
小倉優子にいたっては、麺に絡む唐辛子で口中を真っ赤にしながら『おいしいですぅ~』と笑顔でしたよ!
『辛み=痛み』の法則を適用して、25辛の辛麺を喜んで食べる小倉優子は『ドM』だと認定したいと思います。


①宿泊客として最も評価が高い日本人について


インターネット旅行会社エクスぺディアによる世界各国のホテル経営者や従業員らに行った調査で、
宿泊客として最も評価が高いのが日本人、最下位はフランス人という結果が出たみたいです。(対象27カ国)
評価項目は礼儀正しさや清潔さ、苦情や不満の少なさ、チップの額、ベストドレッサーなどの9項目。
総合点では1位の日本に続き、2位イギリス、3位カナダ、4位ドイツ、5位スイスという順に並びます。
(下位グループは最下位フランス、26位スペイン、同率24位ギリシャ、トルコ)
なんと3年連続のトップ受賞ですよ日本人は!喜ぶべきか悲しむべきか、良くも悪くも日本人の特性が出ているなぁと。


美点として挙げられる『礼儀正しさ』『清潔さ』『苦情や不満の少なさ』という項目も、
裏を返せば『バカンスの旅行先でも気を使う』『言いたいことも我慢する』と置き換えられなくもない。
(下位グループの特色である『はっきりとした自己主張』『個人欲求の追及』という点と対極にある)
ホテルやレストランの従業員にとっては、評価が高いというよりも、ほっといても問題のない楽な客なのだと思います。
サービスの優位性から考えると、当然のごとく最下位から順に手厚くケアされているということですからね。


同じエクスペディアが行っている『国際有給比較』の調査も2009年度版が発表されているので対比してみましょう。
(対象国:米・英・仏・独・スペイン・イタリア・オーストリア・カナダ・ニュージーランド・オーストラリア・日本の11各国)


●有給休暇の平均付与日数
トップ3            ワースト3 
1位:フランス→38日    9位:オーストラリア→19日   
2位:イタリア→31日    10位:日本→15日
3位:スペイン→30日    11位:アメリカ→13日


●平均付与日数のうちの平均取得日数
トップ3            ワースト3
1位:フランス→36日    9位:オーストラリア→16日
2位:スペイン→27日   10位:アメリカ→10日
3位:イタリア→25日    11位:日本→8日 


ホテル経営者や従業員から“最低の客”ワースト1位&2位と評価されたフランスとスペインですが、
有給休暇取得日数ではトップ1位&2位という結果が出ています。(特にフランスは他国を引き離しての断トツの1位)
アメリカがワーストに入っているのは以外ですが、先進国で唯一、法律上に有給休暇の規定がない国なのです。
そのかわり、個人主義の彼らは周りを気にせずまとまった有給で2週間バカンスなんてのはざらですが。


2つの調査を総合すると、フランスやスペインと日本では、“美徳”という観念がまるで違うことがよく分かりますね。
自らの権利を最大限に主張・行使するのか、自己を犠牲として協調性を高めるのか、所変われば何とやらです。
ま、フランスは革命以来、民衆自らが幾度も血を流して勝ち取った権利だけにその辺は特にうるさいと思いますよ。
個人的には、21世紀なんだし日本人もそろそろ自己主張を始めたらどうかなーと思っています。
くだらない飲み会とか接待とか全部なくして、そのぶん有給を増やしてもらいたいですね。



②映画のはなし


TSUTAYAの『名作100選 100円セール』が始まりました。通常料金の半額以下ですから、かなりお得ですよね。
今週末もスカっとしない天気になるみたいだし、自宅でのんびり映画でも見ようという人にはいい企画だと思います。
HP上では100選を12ジャンルに分けて紹介していますが、その中から僕の個人的な5選をどうぞ。
(カッコ内はTSUTAYAのジャンルタイトルです)


①クレイマー・クレイマー (心が泣いた)
②ユージュアル・サスペクツ (脚本が映画の命)
③ラブ・アクチュアリー (恋に落ちて)
④ファーゴ (ザ・サスペンス)
⑤フルメタルジャケット (信じて戦っただけ)


あと、裁判員制度が始まったので、陪審員の1場面モノの秀作『12人の怒れる男』も番外で載せておきます。
これをパロディにした三谷幸喜の『11人の優しい日本人』も面白いので、よかったら2本連続でどうぞ。


今週見た映画2本はこちらです。
だいぶ前から残っている重いテーマの映画を見ようと思いつつ、平日の疲れで敬遠してしまいました。


『靴をなくした天使』 1992年 アメリカ


主演がダスティン・ホフマンじゃなかったらきつかった。同じ低身長俳優でも、トム・クルーズとは雲泥の差です。
原題の『HERO』とは?という陳腐なストーリーのわりには、含蓄のある台詞がちらほらと散りばめられています。
予想していたよりも若干(5%くらい)変化のあるエンディングもよかった。あと、脇役がいい味だしてます。
平日、それも週初めあたりに見るぶんには申し分のない映画だなぁと思います。


それにしても、90年代初頭の女性のメイクって強烈ですね。顔のパーツがそれぞれ主張しすぎていて疲れる。
特に、これでもかってくらいの真っ赤な口紅のベタ塗りは時代を感じます。鮮やかをこえて毒々しいですよ。


総合点:70点


『ラスベガスをぶっつぶせ』 2008年 アメリカ


MITの教授と秀才グループが、確率論の数式を使ってブラックジャックを攻略して大儲けをするが…といった話しです。
『靴をなくした~』と違って、役者がへぼい。へぼい役者とうまい役者の差が開きすぎて、見ていてノッてこないです。
実話ベースじゃなければ見る価値なし。あと、実話ベースなら最後に後日談をしっかり載せて欲しいと思います。
ベッドシーンが1度あるんだけど、脱がないんだよね。極個人的ですが、脱がない女優に用はなし!


総合点:45点



今日は会社の先輩と飲みに行ってきます。
明日は月に1度の当番日なので、午前中だけ出社です。飲みすぎないようにしないと。
ここ1年、飲酒は週末のみという生活を送っているので、居酒屋で飲むとすぐに酔っ払ってしまう安上がりな僕です。


それでは。

コピー

日本の中小企業が受け入れた外国人研修生の過労死(2008年度は16人が突発的病気で死亡)の問題について、
厚生労働省は早急に調査の上、該当遺族に対しての補償に踏み切るべきだと思う。
報道された劣悪な労働環境(最低賃金以下の時給、残業代無支給、休日無し等)じゃ、まるで奴隷制度みたいだ。
ま、過労死の問題は外国人、日本人問わず何とか国の力で法整備して欲しい。21世紀なんだからさ。


①婚約指輪について


プロポーズの際に指輪を貰いたいという女性が64.5%いるのに対して、実際に貰った人は16.2%にとどまる。
<毎日.jpより>


けっこう意外な結果ですよね。箱を開けて差し出しながらプロポーズの言葉を伝える人が多いと思っていたのに。
でも、プロポーズ時に渡さないとなると、いったいどこで渡すのでしょうか。自宅の食卓でさりげなくとか?!
このアンケートはぐるなびウェディング(すごい組み合わせだよね)が20~39歳の女性797人に行ったもので、
『きれいな夜景を見ながら~』や『高級レストランでさりげなく~』といったシチュエーションが喜ばれると並べた上、
プロポーズの三種の神器はレストラン・夜景・指輪と、そこはかとなく本体のぐるなびと結びつけているわけですが。


『婚約指輪は給料の3ヶ月分』と言われていた相場も、現在は『給料の1ヶ月分』まで下がっているみたいです。
ゼクシィによる08年の調査では婚約指輪の平均費用は首都圏で37.4万円。高いか安いかは人それぞれですが。
調査開始当初の94年は55.8万円という結果と比べると、このあたりの価値観も現実的になってきたなぁと思います。


言うまでもなく、『給料の3ヶ月分』という設定の根拠は、ダイヤモンド元締め(デ・ビアス社)のキャッチコピーからです。
(同社のコピーは他にも、『ダイヤモンドは永遠の輝き』や『Sweet 10 Diamond』など秀逸なものが多い)
70年代初頭から始まったこのキャンペーンは瞬く間に浸透し、今や日本は世界第2位のダイヤモンド消費国ですよ。
高度経済成長後でムクムクと肥えてきた日本人は、まさに狙い目というか、格好のネギカモだったのでしょう。
ちなみにこのキャンペーン、日本向けは『給料の3ヶ月分』とずいぶん吹っかけた金額を設定していますが、
北米向けは『給料の2ヶ月分』、ヨーロッパ向けは『給料の1ヶ月分』と大陸別に設定金額を分けたとのことです。
日本人の特性をよーくよく理解しているというか、マーケティング戦略の見本みたいな切れ味だと思います。


ついでですが、ここ1~2年内での個人的に好きなキャッチコピーはこれです。


『a cup of happiness』 (ワンカップ大関)


ワンカップと対極にあるむっちゃ肯定的なイメージ。数種類あるポスターも涼しげでいいんですよねこれ。
酒臭いアル中親父飲料というイメージから脱却したい&購買層を広げたいという本気度が伺えます。
ま、これだけ選択肢があるこのご時世に、誰が好んでワンカップを飲むのかという疑問も残りますが。
(そうは言っても、年々下降気味とはいえ年間8000万本もの出荷数を記録しているのだ!)



今年の梅雨は梅雨らしいというか、ずいぶんと雨が降りますね。
気温が高いのはまだしも、湿度が高いのは我慢なりません。かといって、本格的な夏も待ち遠しくないけど。
ますますインドア生活が深まるうえに、まったくの運動不足の毎日を送っている日常の対策として、
風呂上りのスクワットに加えて、帰宅時の車内(25分間)をたとえ席が空いていても座らないことにしています。
出勤が革靴じゃなければ、1つ手前の駅で降りて歩いて帰るとかしてもいいんだけどなぁ。
週末は少し運動でもするか。


それでは。



テニス

静岡県知事選の敗北で、あとがなくなりましたね麻生首相も。なんか皺が増えたような気がしないでもない。
僅差とはいえ、鳩山さんの不祥事があったのにも関わらずこの結果というのはなかなか厳しいですね。
ここで自民党が踏ん張るか、それとも勢いに乗る民主党がさらに躍進するか、来週の都議選が楽しみです。


①ウィンブルドンを見て


これまで全くといって興味がなかったテニスですが、30歳を目前に初めてじっくりとテレビ観戦してしまいました。
WOWOWで放送していたということもあり、ベスト8位から数試合ほど彼女と寝る前にのんびりだら~っとですが。
いやー、これまでテニスに抱いていた偏見を覆されたというか、すごいタフな競技だったんですね実は。
(偏見の理由はおそらく、高田馬場あたりをうろつくチャラチャラしたテニスサークルのせいだと思います)
特に昨夜行われた男子決勝(フェデラー対ロデック)は、素人目でもビンビン感じる緊張感でした。
あ、睡魔に負けて第4セットの途中までしか見れなかったですが。時差って嫌ですね。

たかだか数試合見ただけですが、僕の思うテニスという競技のタフな点を要約するとこんな感じになります。


①炎天下で長時間 (昨夜の決勝はなんと4時間越え!)
②休憩時間がほとんどなく (あれだけ激しく動くわりに、Mとしか思えない極端な休憩時間の短さ!)
③孤独である (仲間もコーチもキャディーもいないし、1人言が多くなっても仕方ない)


これまで、最も精神力を必要とされるスポーツは個人的にゴルフだと断定していましたが、
今回のウィンブルドン決勝を見て考えを改めましたね。堂々の初登場第一位ですよテニスが。
ゴルフも相当な精神力が必要とされますが、キャディーさんがいるだけまだいいと思います。
あと、観客もあの炎天下の中、あれだけの長時間をお行儀よく観戦するんだなぁ。マナーといえどすごい。
選手も観客もじっと我慢して精神力を試されるというか、やはりハイクラスのスポーツという伝統を感じます。


そこら辺を比べると、僕の大好きなサッカーはテニスとは毛並みが違うというか、ブルーカラー臭が漂いますね。
僕の経験上、いわゆる労働者階級に愛されるスポーツの諸定義はこうなります。


①団体競技であり (ボクシングという例外もありますが)
②精神力よりフィジカルのタフさを求められ
③観客はひたすら猥雑な暴言をはきまくる


とにかく、罵詈雑言はサッカーに絶対欠かせない要素です。またビールと合うんだこれが。
選手だって、審判に面と向かって大声で『FU○K!』ですからね。テニスとの明らかな違いがよく出ています。
それと、ブルーカーラー特有の街の床屋で整えるバリカン一直線の短髪というのも挙げておきましょう。
(最近はお洒落な選手も多いが、やはりジェラードに代表されるあの髪型を維持して欲しいと切に願う)


ま、だらだらまとまりもなく書き連ねましたが、いいですよねスポーツって。
デスクワーク中心の生活だと、トライアスロンとかやりたくなるもん。ま、やるわけないんだけど。
風呂上りに細々とスクワットくらいしかしていない最近ですが、たまにはいい汗を流したいです。



②映画のはなし


このところ映画紹介がやたらと多くなっていますが、ご容赦ください。ある意味、記録代わりでもあるので。
週末も自宅周辺を散歩した以外は、のんびり家で過ごしました。いいですよインドア・ライフも。
金曜夜に出かける→週末を家で過ごすというパターンが最近いちばんしっくりときます。
では、鑑賞順にどうぞ。


「THERE WILL BE BLODD」 2008年 アメリカ


1900年代初めのオイルラッシュと、それに全てを捧げる石油実業家の人生を描いたストーリーです。
最後まで台詞を最小限に抑えているので、役者の表情や仕草に集中できるのがよし。
後半からラストがやや性急な気もしますが、おそらく編集しきれなかったのでしょう。(ただでさえ160分ちょいある)
重厚なストーリーですが、奥行きのある素晴らしい風景でうまい具合に中和されています。広いねアメリカは。
好き嫌いが分かれると思いますが、僕は好きですね。


総合点:90点


「ハンティング・パーティ」 2007年 アメリカ


ボスニア紛争を舞台にした戦争モノです。(といってもダメなアクション映画に近い)
リチャード・ギアが落ちぶれた報道記者で登場しますが、外見が綺麗すぎるよやっぱり。
腐ってもリチャード・ギアというか、どうしてもハンサム優男臭が抜けません。もっと汚くなれ!
全体的に派手でキツい演出なので、100分足らずですが途中で飽きてきます。
セルビア人の悪行のみを取り上げるディレクションも理解不能。


総合点:40点


「ダージリン急行」 2007年アメリカ


舞台はインドですが、ストーリーの中にインド的な要素は一切入っていません。
大きな感動や悲劇もなくごく普通のヒューマン映画を好む方、お勧めです。
全体的なストーリーよりも、背景や小物、微妙な台詞の掛け合いなど個別に細かく楽しめました。
これも100分くらいですが、嫌いな人(彼女もそうだった)はすぐに眠ってしまうでしょう。


途中の村人役で出てくるイルファン・カーンが、今年見たインドを舞台とした映画に立て続けに出ていた。
(今回のダージリン急行・スラムドックミリオネア・その名にちなんで)
日本人でいうところの渡辺謙みたいな扱いなのかもしれません。インドといえばイルファン・カーンみたいな。
「その名にちなんで」の彼の演技はすごく印象深いので、それもまぁ納得ですが。


総合点:75点


「容疑者」 1987年 アメリカ


裁判モノのサスペンスです。
このところ80年代の映画が失敗続きでしたが、それらに比べると面白くみれました。
トリックや犯人に追われる際の長回しはさすがに古臭いですが、それもまた味があります。
こういった試行錯誤をしながら現代の秀逸なサスペンス・ストーリーが出来上がったんだろうなぁと。


逮捕時と出廷時で容疑者の身なりがずいぶんと変わるのですが(髪や髭をそる。清潔な服に着替える)
身なりや態度で陪審員に与える印象をだいぶ変えることができるもんだと再確認。
日本でも、これからは被告人の表現力が(例え演技にしろ)大きく判決に関わってくると思います。


総合点:60点


彼女の実家から白桃が届いて、口周りをぐちゃぐちゃにしながら行儀悪く頂いています。
先週はマンゴーも贈ってもらって、なんか申し訳ないなぁと思いつつ遠慮なくガツガツ食べています。
岡山の白桃、むちゃくちゃ美味しいです。もっと力を入れてアピールすればいいのに。
甲本ヒロト(岡山出身)に白桃を握らせて汁をダラダラさせながら、リンダリンダを熱唱させるCMとかさ。
あまり知られていませんが、すごくいいところですよ岡山県。なんといっても魚介がうまくて安いからね。
気まぐれに行ってみようという方がいましたら、美味しいお店を紹介しますのでご一報ください。


それでは。

凡ミス

本日のスポニチWEBのサッカー欄見出しに出ていた大きな間違いです。


『補強、補強…レアル移籍金総額287万円!』 


一瞬、『ん?!』とモニターに顔を近づけてしまいました。もちろん、『287億円』の間違いです。
カカー、ロナウド、ベンゼマ等々を次々と獲得して287万円じゃ、そのへんの新車より安いよ。
本文中の誤字ならまだしも、見出しの間違いを見逃すかねぇ。紙上のほうはどうなっているのか気になります。


①裁判について


前回の日記で刑法話をしたので、関連で裁判話でも。
前職から転職するまでの半年ほどの間、暇にまかせて裁判所通いに精を出していました。
MWの仕事が平日休み、もしくは13時で終わる日なんかは、新宿まで来たついでに霞ヶ関までちょいっと。
裁判傍聴って、1度やるとすぐはまってしまうんですよね。時間があるとつい寄りたくなるというか。
なぜ傍聴をお勧めするかというと、下記3点で簡潔にまとまります。


1:無料であり
2:丸々1日過ごせて
3:リアルな人間ドラマを見ることができる。


まず、『無料』であり『丸々1日過ごせる』というのは文句なしですよね。図書館もそうですけど。
ただ、最後の『リアルな人間ドラマ』はここでしか見れないと思いますよ。もちろん、全て真実ですから。
映画や漫画に出てきそうな話が飛び出すし、しかもその当事者が目の前にいるという迫力がありますよ。
万引きや痴漢から、傷害、監禁などの重罪まで、様々なストーリーと人生模様が絡みあうドロドロ感がすごい。
1800円も出して面白いかどうか分からない映画を見るくらいなら、裁判所へ行くほうが断然いいと思います。
関係者以外の傍聴人はほとんどいないので並ぶこともないし、判決のみなら10分程と気軽だしね。
(1度だけ殺人の審理を傍聴したことがあって、その時は1時間並んだ。しかも、満席で入れない人もいた)


特に印象に残っている『リアルな人間ドラマ』の1例を紹介しましょう。
25歳の会社員が17歳の女子高生に対して電車内で痴漢行為に及んだ事例です。
ここまでならよくニュースで流れるし、珍しくも何ともないですが、傍聴するとこんな感じになります。


1:被告は被害者に3日連続で痴漢行為に及び、3日目に張り込んでいた女性捜査官に逮捕される。
2:被告は2日目の痴漢行為後、被害者の手に5000円札を握らせる。
3:その際、5000円札と同時に走り書きで『ごめんね』と書かれたメモを握らせる。


このように、ニュースだけでは伝わってこない内実が次々にしかも淡々と検察官によって語られるのです。
このあとに被告の情状を得るための証人が出るのですが、それがまた大泣きしている被告の母親なわけで。
(最初、傍聴席に座って泣いていたせいで、被害者側の関係者と勘違いしていただけにさらに驚いた。)
まさか自分の息子がそんな犯罪をしでかすとは思ってなかったはずだし、ショックは大きかったでしょう。
僕も他の傍聴人も、打ちひしがれる母親の姿には思わず同情してしまいました。室内の空気がシンクロしたね。


争点も特にないので、次回審判で判決を下すというスピードっぷり。(これが初回なので計2回ほど)
裁判官が判決審の日程を決めて閉廷と、所要時間は30分も掛かってなかったと記憶しています。
これだけ濃密な30分を味わえる空間って、いくら東京といえどもあまりないと思いますがどうでしょう。


裁判員制度が始まったことだし、社会科見学も裁判所とかコースに入れたらいいのに。
携帯持たせないとか有害サイトを規制するとかよりも、色々な点でより効果が上がる気がするけど。
あと、自動車や2輪の免許を取る前に傍聴に行かせるというのもいいね。自動車事故裁判は多いですから。
一瞬の不注意がどのような結果を招くのかを、リアルな実例と証言で傍聴すれば運転の心構えも違ってくるでしょう。
事故を起こしたあとに反省したところで亡くなった被害者が生き返るわけでもないし、やるせないもんなぁ
こんどの解散選挙でそんなマニフェストが盛り込まれていたら、そこに投票してもいいくらいです。



②映画のはなし


今週は昨夜、今晩と飲みに出かけるので、月・火・水と連続で平日映画を敢行しました。
以下、鑑賞順に総評をどうぞ。


「誰が電気自動車を殺したか」 2006年 アメリカ


まさか90年代中頃に、電気自動車が一般発売していたとは驚きました。しかもGM発なんて!
新興権益に対して、既存権益ががいかにして立ちはだかるか、石油から政府まで巻き込まれかたがすごい。
‘環境にいい’とかエコとか何でもいいけど、そんなことは実際にたいした問題じゃないってことですね。

それにしても、80年代から20年もの間、燃費効率がほとんど上がっていないというのはすごいです。
石油会社のために改良する気がないのかしらないけど、それじゃあトヨタや日産が飛ぶように売れるわけだよ。
国産大型車種がアメリカのシンボルとかいくらGM等のディーラーが言ったところで、虚しさだけが響きます。
しかも、2006年公開当時ならまだしも、金融危機後の現在のGMを思うと、哀れさが5倍アップです。
[IF]は卑怯ですが、あのとき電気自動車の市場を閉ざさなければ、パイオニアとして君臨できていたかもしれない。


劇中の‘最大の組織に属しているものが常に勝つ’という台詞は、使いようによっては怖いよ。


総合点:70点


「いちご白書」 1970年 アメリカ


これまで70年代の映画を見て、つまらないと思ったことが1度もなかったのに、これは途中で寝てしまいました。
学生運動の当事者たちが見ると、それなりに笑えたり懐かしんだりできるのかもしれませんが、僕にはちょっと。
あれだけ革命だのなんだの盛り上がっていた彼らたちは、その後どういった人生を送ったのだろう。
日本の学生運動もそうだけど、映画版『いちご白書よもう1度~あれからの僕ら~』みたいなのがあったら見たいです。


総合点:50点


「ブラック・サイト」 2008年 アメリカ


サスペンスです。全体的に絵が暗い。嬲るようなカメラワークが緊迫感を煽ります。
殺害方法がえぐいので、これまた食後すぐに見るのは避けたほうがいいでしょう。(R-15指定)
エンディングがいまいちかな。よくある2時間サスペンスドラマのような感じがして残念。
ま、100分ほどなのでテンポよく見れます。このくらいの長さの映画は平日によし。


犯人を演じる役者の表情が、バルサのイニエスタにそっくりでおかしかった。


総合点:60点



昨晩は某ホテルで『ぶしゃぶしゃ』(夙川アトム風)を頂いてきました。
これといって、たいした味ではなかったような。ま、場所が場所だけに値段は張りますが。
今晩は戸塚方面へ彼女と飲みに行ってきます。海鮮メインなので美味しいことを切に願う。
横浜といえど戸塚方面に住んでいる僕らにとっては、横浜へ行くのも大船へ行くのも時間は同じなのです。
今週末ものんびりと過ごしたいと思います。


それでは。
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四股名

出勤前にみのさんの『朝ズバ』を見ていたら、こんなニュースを紹介していました。
(通常、出勤前に『朝ズバ』を見ることはない。早朝からみのさんの声を聞くとゲップがでそうなので)


三段目西三枚目吉野、四股名を『右肩あがり』に改名
不景気で暗い世の中で、口にするだけで幸せになるような四股名を


それにしても、『右肩あがり』って、ずいぶんと思い切った四股名をつけたもんだなぁと思います。
しかも、名付け親が貴闘力ですよ!あの豪快な突っ張り相撲からは想像も出来ない、意表を突いた命名。
ま、話題作りにはなるし、取り組みも大いに沸くことでしょう。三段目なのにニュースで流れたりするかもね。

相撲協会によると四股名をつける上での明確な禁止規定はないらしく、右肩でも左肩でも問題なしとのこと。
だから、今日のお弁当のおかずであった『烏賊木無地』でも、今晩食べる『焼不林』でも、何だっていいわけです。
戦前はそういった突拍子もない四股名が多かったらしく、14~5例ほどみのさんが紹介していました。
その中から、僕の心を鷲掴みにしたアホ四股名ベスト3を発表します。


① 『自動車早太郎』
② 『凸凹太郎』
③ 『膃肭臍(オットセイ)一作』


朝っぱらから声をだして笑ってしまいました。そういう意味では、幸せになっているといえばそうだ。
アホっぽくとも親しみやすい、個性的な四股名ですよね。他にも『文明開化』という四股名もよかったなぁ。
四股名のせいなのかどうか、紹介されていた全力士揃って幕下、もしくは見習い止まりでした。残念。



①不景気について


不景気といえば、先月の有効求人倍率が0.44と過去最低の数字となって表れてしまいました。
その中でも神奈川は0.40と全国平均を下回るという事態に。(おそらく日産関係がきいている)
不景気も今冬あたりから持ち直すなんて見方がある裏で、雇用の回復まではさらに時間が掛かりそうですね。


完全失業率が5%を超えたうえに、これだけ仕事がないとなると、さらなる格差社会の問題が表面化してきます。
仕事が無い、お金もない、住まいさえないなんて人が増えれば、治安が悪くなるのは避けようがないもんなぁ。

全国的にひったくり犯罪が増えている中で、県内では昨年比のなんと1.8倍(1~5月:1169件)ですよ!
以前は若者が多かった検挙犯も、中高年(そして初犯)がググーンと増えているのもこの不景気のせいでしょう。
くだらない開港150周年博に100億円以上も掛けるより、もっとやるべきことが他にあるのではないかと思います。
(なんと、あの巨大クモ購入費だけで5億円!っていうか、開国博が終わったあと使い道あるのかな。)
ま、経済効果が500億とか言ってますけど。これまで社内で開国博の話題が出たことはありませんが。


そもそも、「ひったくり」が与える語感が軽すぎるのがいけないと思うんですよね。気軽にすぐ出来るようなさ。
万引きやすりと同じように考えられがちですが、ひったくりの場合は同じ窃盗でも刑がぐっと重くなります。
さらに、被害者が抵抗すれば強盗罪に、怪我をさせれば強盗致傷、死亡させたら強盗致死での起訴に。
(被害者が抵抗しなくとも、自転車やバイクなどの器具を用いてのひったくりは強盗罪適用が可能)
当然ですが、窃盗罪での起訴と強盗罪での起訴とでは、与えられる刑にものすごーく差がありますよ。
刑法で定められている法定刑はこちら。


窃盗罪:10年以下の懲役、または50万円以下の罰金

強盗罪:5年以上の懲役

強盗致傷罪:無期又は6年以上の懲役

強盗致死罪:死刑又は無期懲役


ニュースで流すときにこのあたりの事実を強調するとか、CMを流すとかしたらいいと思います。
防護ネットを張るとか、車道側にバックを掛けないとか対応策も必要だけど、こういう啓蒙も大事かなと。
罪の意識もほとんどなく、逮捕・起訴で無期懲役じゃ人生真っ暗ですよ。中高年じゃ仮釈までもたない可能性もあるし。
(ここ10年以上、無期懲役出所者の在所期間は平均20年を超えるし、さらに長期化する流れである)
何千円くらいのためにこの結果じゃ、被害者も加害者もやりきれなさだけが残ってしまうよなぁ。



一昨日、昨日、今日とさくっと17時に上がって18時過ぎには自宅に着くという暇っぷりです。
明日から飲みが続くので、今日を含めて平日映画3連発!HDDの容量もだいぶ取り戻しました。
今月も面白そうな映画がたっぷり放映されるので、バシバシ録りだめしていきます。
たまには1人集中して読書する時間があればなぁと思ったりもしますが、なかなかねぇ。
今日は帰りにヨーカ堂に寄るので、ロールケーキでも買ってかえろうかなと思ってます。

それでは。