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辛み?!

『人志松本のすべらない話』にいらないもの。


①不必要なオープニング(歌なんてどうだっていい)
②不必要なエンディング(MSVなんてどうだっていい)
③不必要な著名人ゲスト(お前らの話しなんてどうだっていい)


この3点がなければ、15~20分ほど余分に『すべらない話』が聞けると思います。
それと、参加芸人をもう少し絞ってもいいかなぁとも。1人あたり2~3回程度じゃ物足りないですよね。



①辛味について


6月も明日で最終日ということで、今年上半期に知った衝撃事実第一位を発表したいと思います。
上半期どころか、下半期もこの衝撃を越える事実が出てくるのかというくらい衝撃でした。
以下ごらんください。


-----『辛味』とは本来『辛み』であり、『味覚』ではなく『痛覚』である----
つまり、『辛い』というのは『味』(5基本味=甘味・塩味・苦味・酸味・旨味)ではなく『痛み』だったんですね。


生唐辛子を切るときに感じる指先の激痛とか、喉元を過ぎるときのチクッとした痛みとか、確かにそうですよね。
ケーキを指でつついても『甘い』と感じることはないし、梅干を摘んだところで全く酸っぱくはない。唾は出るけども。
冷静に考えると『辛み=痛み』とは当たり前なんだけど、これだけ『味覚』として定着している現在の世の中において、
「辛味は味じゃな~いっ!」なんてどーんと眼前に突きつけられると、衝撃度はものすごいものがあります。


定義上、『辛み=痛み』であるという事実を当てはめていくと、こういったことも成り立ちます。


『辛いものが好きなんです』=『痛いもの好きなんです』。つまり、間違いのない『M』嗜好であるということですね。


『私、辛いものが大好きで、カレーとか絶対辛口じゃなきゃイヤなのっ」なんて女の子とコンパ等で知り合った場合、
流行の草食系よりも、猛獣系オラオラ的口説き方で迫るというのも学術上は間違いではないわけで。
ま、猛獣になりきれない男子諸君は、「こいつ、尖がってそうで実はドMなんだな」と妄想して楽しんで下さい。


ちなみに、僕も彼女も辛いものが苦手で、エビチリなどは豆板醤などをレシピの半分以下の量で作っています。
辛いものが苦手というのも、『彼女を好きな100の理由(仮題)』の中の重要な1項目であります。
一緒に暮らすとなると、趣味の嗜好が似ているよりも味覚の嗜好が似ているほうが大事ですね。



②映画のはなし


週末は例の如く自宅で録り貯めしている映画やドキュメントを鑑賞して過ごしました。
鑑賞順に以下一覧でどうぞ。


「ボディ・ダブル」 1984年 アメリカ


これほど理不尽な映画は探してもなかなか見つからないですよ。
狙いどころを全て外してしまった残念な作品ですね。典型的な駄作だと言っちゃいます。
公開当時はすんなり見れたのでしょうが、今となっては到底耐えられないレベルの仕上がりです。
(20年前に流行ったファッションなどの映像が流れて赤面してしまう感じ)
同時代に製作された映画で今見ても最高に面白い作品がある裏に、こういった駄作が何百本もあるのでしょう。


総合点:10点


「フレンチ・コネクション」 1971年 アメリカ


刑事モノが好きな方、絶対にお勧めです。主演の2人の表情が渋すぎる。
ボディ・ダブルと10年位の違いなのに、街並みや風俗などがすごく格好よく見えるのが不思議です。
全て丸く収まるといった有体な物語で終わらないところが、この映画のテンションにばっちり合っています。
WOWOWの場合、80年代以前の映画はほとんど外れることがない。(洋画の場合)
おそらく、80年代と違って明らかな駄作は淘汰されているのだと思います。


総合点:90点


「ホット・ファズ」 2007年 イギリス


サイコーです。前回の日記で紹介した「コンフェッティ」の役者も2人ほど出ています。
警官モノのアクション・コメディですが、殺害シーンがえぐいので食事後の鑑賞は注意。(R-15指定)
見所はラストの銃撃戦(これが本気で笑える)で、あの本気のアホっぷりがたまらないです。
普段、人に勧めるイギリス映画は「ラブ・アクチュアリー」というのがここ3年の決まり文句なのですが、
もっとイギリス的刺激が欲しいという人には「コンフェッティ」やこの映画とかなんていいと思います。
(上記3作品に出演しているマーティン・フリーマンは僕の大好きな俳優の1人)


総合点:90点


「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」 2007年 アメリカ


CIAと80年代当時のアフガン情勢に興味がない、もしくはトム・ハンクスのファン以外は、全く面白くないでしょう。
当時の状況をある程度知っていないと、話しだけがテンポよく進んでいきます。なにせ100分くらいだから。
横で見ていた彼女は、30分も経たないうちに気持ちよさそうに眠っていました。残念。
3ヶ月位前に元CIAソ連東欧部長(のちにアフガンへ赴く)の書いた本を読んでいたので、なんとか見れましたが。
(この本が最高に面白いのでお勧めです。映画や小説そのものですよ現実のスパイ合戦は!)
うーん、半額デーなら借りてもいいかもしれない。‘政治コメディ’って紹介は語弊があとは思いますが。


総合点:35点



先週末は、生まれて初めての『三枚おろし』に挑戦しました。(真アジ)
魚をさばくのは頑なに拒否していたのですが、ついに牙城を崩されてしまいました。
ま、いいんですけどね。覚えれば釣りに行ったときとか便利だし。行くことないけど。
料理をする中で最も好きな瞬間は、オリーブオイルにじっくりとニンニクの香りをつけているときです。(超弱火で!)


明日は北米産のメルメーサ(白身魚)を100tオーバーで中部地方へ送ります。
このところ、やたらと北米産の魚が多い。特に北海道向けのにしん。(先週は軽く1000tオーバー)
日本でも『にしん御殿』とか建てられた時代があったんですよね。あぁ郷愁の乱獲時代。
にしん御殿もそうだけど、炭鉱跡地とかもまとめて世界遺産にすればいいのに。見に行きたいけどなぁ。


それでは。


CHAGE!

『マイケルジャクソン死亡』という衝撃的なニュースで、社内でも朝から各島々で騒がしかった。
こんな世界の片隅の、さらに海際にある会社でさえ話題になるのだから、本当に大物だったんだなぁと思います。
どのくらいスーパースターなのか、まともにマイケルを聞いたこともない僕にはどうもピンとこないのですが、
(車の上でひたすらステップを踏む恍惚とした表情くらいしかマイケルの印象がない。曲名なんだったかな。。)
一緒に仕事をしている30代中頃の人にとっては、やはり一時代の喪失といったショックがあったみたいです。
このところは残念な話題ばかりが先行していので、復活を望むファンにとっては本当に文字通りの悲報ですね。


そういや、マイケルのように同時代アーティストじゃないのにも関わらず、清志朗の訃報には心が痛んだ。
邦と洋の違いだからなのか、外見からくる印象の違いだからなのか、有名人に対する親近感って不思議だ。



①チャゲについて


世界的スーパースターの話題で持ちきりの中、チャゲアスなんか持ってきてしまって恐縮ですが、
あと4ヶ月で三十路を迎えるにあたり、ようやくチャゲの魅力を理解し始めたこの頃の僕です。


昔はチャゲアスにおけるチャゲの意義を全く感じなかったどころか、いなくてもいいとまで思っていました。
それが今や、コーラスに掛かるキンキンとしたCHAGE独特の線の細い高音をより中心に聞いてしまいます。
ASKAのおまけとか、才能ある友人と巡り合えて幸せだなとか思ったことを、ここで懺悔したいと思います。


そんな状況でCHAGE&ASKAの活動休止を耳にしたので、ちょっとこう物思いにふけってみたりしたんですね。
YOU TUBEで『YAH YAH YAH』を見て真夜中に1人盛り上がったりして。(R30のベスト5には必ず入る名曲!)
活動停止の理由について、‘ソロ活動をつきつめたい’とチャゲが単独で出演した徹子の部屋で明かしていました。
が、ようやくチャゲを理解し始めたビギナーの僕には、チャゲといえばチャゲアスのチャゲであり、単品じゃきついっす。
神奈川TVのCMでしょっちゅうチャゲ・ソロツアーの告知が流れるのだけど、チケットの売れ行きはどうなんだろうか。
ツアー・タイトルが『CHAGEの細道』というのも、深い意味が込められていそうで、その実なにもないような気も。
去年・今年とオリジナル・アルバムを出しているみたいですが、近くのレンタル店では当然の如く置いてなかったです。
『CHAGE&ASKA MTV UNPLUGGED』で披露されるチャゲがメインの曲は格好いいので、聞いてみたい気もしますが。
(これがまたメインで歌っているのに細い声で、相当集中して聞かないと歌詞が聞き取れないという味わいがある。)
WOWOWではチャゲ司会の音楽番組があるので、そのうちライブも放送するんじゃないかと。期待しています。


突発的だけど、若者撃退用モスキート音の代用として、CHAGEのコーラス抜粋集を流してみるとかどうでしょう。
深夜の公園に突然、『感じあおうよ~』(fr:SAY YES)なんて流れたら、不気味すぎてたまってられないよ絶対。
高音程でもモスキート音のように不快じゃないからトイレも壊されることはないだろうし、いいと思うけどな。


そういうわけで、また1つ『大人になった実感リスト』に追加しておきます。
ま、僕が個人的に述べ連ねているだけなので、特に気にしないでください。
こないだも、風呂に入りながら彼女にCHAGEの重要さを語ったら「は?」と一蹴されたしね。


①なすの本当の美味しさがわかる
②夏よりも冬が好きになる。
③CHAGE&ASKAにおけるCHAGEの存在感をひしひしと感じる


現在のところ、リストは以上の通り。今後、随時増やしていく予定です。



②映画のはなし


今週見た映画の中でお勧めの映画を1本。


「コンフェッティ-仰天!結婚コンテスト」 2006年 イギリス


副題の通り、新築マイホームを懸けた仮装結婚式コンテストに3組のカップルが挑戦するストーリーです。
100分程でテンポもよく、爆笑・失笑・苦笑とイギリス発コメディらしい仕上がりになっています。


他のイギリス映画を見てもよく思うことですが、キャスティングが絶妙というか親近感があっていいんですよね。
俳優や女優なんかじゃなくて、そのあたりで声を掛けて集めたようなどこにでもいそうな顔立ちと雰囲気。
突拍子もなくアホなストーリーなのに、役者のおかげでそこまでアクの強さを感じることなく素直に楽しめます。
ストーリ性のあるコメディって、これくらい真剣にやるからこその愛嬌と滑稽なんだなぁと思いました。


面白くないコメディを借りてしまうほど腹立たしいことはないですが(でも、ジャケットのみで選ぶのは至難の業!)
この映画なら年齢問わず笑えるのではないかと。もう1本見足りないなんてときにぜひお勧めです。


その他に見た映画はこんな感じで。


「あの日の指輪を待つ君へ」 2008年 イギリス・アメリカ・カナダ


シャーリー・マクレーンの存在感だけが見所です。あ、若い女優の脱ぎっぷりもよし。
過去と現在を繋げるのに、話を広げ過ぎて全体的に中途半端な仕上がりになってますね。
もう少し的をしぼってコンパクトにまとめるか、30分位つけ足すかすれば納得いくような気もします。


総合点:35点


「さよならゲーム」 1988年 アメリカ


若い頃のケビン・コスナーって、まじでイケメンです。薄髪のイメージしかなかったので驚きました。
野球を通した恋愛・友情モノです。見れば分かりますが、なぜ野球がこの話に必要なんだろうと。時間もたった100分!
同じ100分なら、「コンフェッティ~」のほうが間違いなく楽しめますね。彼女の評価はけっこう高かったけど。
ケビン・コスナーファンと80年代が好きな人は面白いかなぁと思います。(笑いどころもそれなりにあり)


総合点:55点



明後日は彼女の誕生日なので、週末は近くのイタリアンで美味しいピザでも食べてきます。
この店は昭和の純喫茶といったすごい外観なので初めて入るときは緊張しますが、味はすこぶる良し。
彼女もこの誕生日で30歳になるわけで、なんだか感慨深いですね。付き合い始めは23歳だったんだよなぁ。
この年齢で、これだけ付き合って、結婚もしていないと周りからとやかく言われ始めます。
最近は両親から親戚との顔合わせコールがやたらうるさいです。(両親には何度も会ってはいる)
ま、のんびりやっていきたいと思います。
それでは。


移籍!


俊介のエスパニョール移籍が決定しました。念願のリーガエスパニョーラ挑戦。
カカー、ロナウドに続き、WOWOWでの楽しみがまた1つ増えて嬉しいです。
エスパニョールといえば以前に西沢が全く活躍できずに半年で退団した経緯があるので(出場6試合:0ゴール)
『日本人=サッカーが下手なダメな奴』というステレオタイプなイメージを覆して欲しいですね。


①コンビニのはなし


見切り販売を不当に制限したとして、公正取引委員会から7-11に排除措置命令が出ました。
当然ですよね。自由市場経済なんだからさ。店側がやりたいってのに、止める根拠がないでしょ。
7-11社長は不満たらたらな顔で会見をしていましたが、そんな顔されてもなぁと心底思いました。


指摘された値引きは許さない、廃棄に掛かるコストは負担しない、違反したら契約を打ち切るといった恫喝等々。
7-11側がどんな理由を並べても、納得するのは無理がありますね。これじゃまるでジャイアンみたいだ。
(加盟店の多くが値引き販売に反対している、本部と加盟店は対等な関係にある・・など 『7-11発表』)
廃棄コストを100%本部で負担するのなら分かるけど、年間530万円もの大金を全額オーナーの自己負担じゃなぁ。
是正勧告後に15%まで本部で負担するという発表がありましたが、数字の根拠が意味不明だ。
不況+100円shop、激安惣菜店等々との競争の中で、左うちわで経営しているオーナーなんていないだろうし、
まだ食べられる(売れる)商品を捨てるというのは、エコとかもったいない以前の現実的で切実な問題でしょう。
値下げ競争がさらに加速して業界全体にツけがくるともいわれていますが、そんな大局的な見方されてもね。
個人的には、現在国内にある4万店舗のうちの半分くらいが無くなったところで一向に構わないですが。
ま、選択肢が増えるという点で消費者にとっては喜ばしいかぎりでしょう。


そんな僕も高校3年生の冬から1年半ほど、7-11で深夜バイトをやっていたことがあります。
(駅前なのに狭い店で、道続きで100m程先に霊園があり人通りが少ないという、深夜働くのに最高の立地!)
小さな店とはいえ廃棄物は出るわけで、週に2回ある収集日には毎回ダンボール10箱以上は出していました。
廃棄弁当の持ち帰りは禁止でしたが、みんな好き勝手に持って帰っていたけど。(たまに友達が食べにきたりもした)
1人暮らしをしていた先輩は廃棄弁当が主食になっていて、サラダとか落ちるように多めに発注していたりして。
霊園に住みついているホームレスも当然狙っていて、中には何箱もダンボールを持ち去る強者もいましたね。


廃棄弁当といえば、僕が働いていた10年前はそのまま燃えるゴミへ捨てられていました。
もちろん、中身を分別することなんて1度もありませんでした。(店長命令で割箸だけ抜いて客用にまわしていた!)
中身を捨て、容器を洗ってなんて分別の手間を考えれば、現在も燃えるゴミ直通で捨てられているでしょう。
1店舗あたりの廃棄弁当が年間で1.5~2トン×4万店舗ですから、もっっのすごい量ですよね。
『ゴミの分別』なんていくら言ったところで、コンビニがある限り『愛は地球を救う』くらいの無力感がありますよ。


もう1つ廃棄弁当で思い出すのが、レジ横にあるバックヤードで毎晩のように開かれていた酒宴です。
やき鳥やイカ焼きなどのつまみ系が廃棄で落ちると、シフトペアの先輩と迷わずビールを飲んでいました。
(ちょうど350mlのスタイニーボトルがアサヒから発売されて、あの瓶から直接のグイ飲み感が堪らなかった)
もちろん、ビール代なんか払うわけもなく、冷蔵庫裏から勝手に持ち出してきたわけですけど。申し訳ない。
就職して店を辞めた先輩もわざわざ晩酌しにきてたくらいだから、そうとうの緩さだったんだなぁと思います。
店をバイトだけに任せるというのは、人権費は抑えられますがそれなりの覚悟が必要とされますね。



昨日、一昨日と、ささっと夕食を済ませて溜まっていた映画を2本ほど潰しました。
家事分担制の我が家では僕が洗いもの担当で、平日の映画鑑賞には素早い片づけが要求されます。
(食器洗浄機を買ってしまおうかとも考えたけど、彼女の反対もあって断念した。よってall手洗い)
毎晩の夕食メニューも楽しみですが、瞬時に洗い物の量も計算してしまうこの頃です。
それでは。


故郷満喫

のっち(fr:Perfume)の交際報道が出て、若干凹み気味の梅雨真っ只中を過ごしています。
最近はそれ関係の話題に事欠きませんね~。井上和歌なんて自分から発表だもんね。
ヘキサゴンが金をかけた学芸会にしか見えません。でも、先々週の3時間SPの視聴率は18%!
単純に人口統計で計算すると、なんと約2300万人が見ているというこの数字に驚きです。
彼女の姪(4歳)も、羞恥心(振り付き)で10回くらいリピートしますから。すごいよねほんと。


3ヶ月振りに散髪して、実家に帰って家族団欒と、彼女を1人自宅に残し週末を満喫してきました。
実家からバス停までを結ぶ団地内の木々に覆われた遊歩道が、歩いていてとても清々しかったです。
濃緑の街路樹と黄緑の芝生が程よいグラデーションで、1時間も眺めたら視力が回復しそうな気がしますよ。
暮らしていたころは特に意識もしなかったですが、ずいぶんと自然豊かな街なんだと思いました。
我が母校(小学校)の校歌も、2番の歌い出しが「緑あふれる東久留米よ」だったなぁ。偽りなしです。


①本のはなし

「滝山コミューン 1974」 原武史著 2007年


実家に戻ったときに弟から貰いました。
発売時の書評で読みたいなぁと思っていた本だったので、ちょうどよかったです。


舞台はまさに先ほど校歌を紹介した我が母校で、著者が過ごした1970年代の地域社会と教育実態が主テーマ。
日教組主導の集団化教育を、教師がPTAの協力のもと一致して体現化していた当時の教育風景と、
学校中が否応なしに1つの思想にまとまる中で、その雰囲気に馴染めない著者の葛藤の日々が描かれています。


ノンフィクションというよりも、著者の思想・見解を前面にだした回顧本ですね。
(実際には昨年の講談社ノンフィクション賞を受賞している)
あとがきのような自己批判を除けば結論への一方向性の記述が多いので、当然批判や懐疑的な目もあるでしょう。
ま、舞台の地域に住み、年代こそ違えど同じ小学校に通った自分としては、様々な点で興味深く読めました。


地域の歴史的脈絡から分断された「郊外マンモス団地」の構造・性格・弊害などは、特に面白かったですね。
指摘された共産党や革新系への支持率が高いというのも、人生を振り返ると強く頷けるところはあるなぁと思います。
僕が卒業した1992年も、式の形態(日の丸・君が代を含む)で校長と先生・生徒・PTAが対立し話題になりました。
(本にあるように、生徒から「なぜ君が代を唄わなければいけないのか」といった質問も飛び出したりした)
当時を振り返ると、学校全体で君が代・日の丸=悪という図式が確固たる思想として確立していたと思います。
隣のクラスに1人だけ君が代賛成の男子がいて、反対派の子供に取り囲まれていたはず。(まるで連合赤軍の総括!)
卒業式当日も校門の前に右翼の街宣車がきたり、式場の写真が朝日新聞に掲載されたりと大騒ぎでした。


1点だけ指摘しておきたい箇所が、冒頭に書かれる30年ぶりに滝山を訪れた著者の情景描写部分。
このあと展開する『団地の過疎化・子供の減少・時代の移り変わり』と比較する、重要なポイントとなる点に関して。


「バス停を降りると、商店街の「○○文具店」「○○理髪店」「○○菓子店」。30年前と全く変わらない風景が並び(中略)
新たに出来た大型店舗といえば、交差点のところにできたイトーヨーカドーだけで、
都心ではどこにでも見られるような吉野家やマクドナルドのようなチェーン店や、コンビニすらない。」


断定的に書かれていますが、事実とはだいぶ掛け離れた描写になっているので姑的に一言。
まず、滝山地域で1万人以上の人口があるのに、コンビニがないわけがない。(バス停の近くにも20年前にできた)
バス停を降りれば大きなブックセンターがあるし、商店街も布団屋が潰れて団子屋になっている。
『風景だけが変わらない』と書きたい心情もわかるけど、あからさまな脚色は作品全体の品位を損ねます。
重箱の隅をつつくようですが、ノンフィクションってそういった点にこだわるからこそリアルだと強く思うので。
「大きな本屋とコンビニが出来たが、全体的な風景と商店街の雰囲気は30年前と重なる」だっていいじゃないかと。


細かい点をつらつらと書き上げてしまいましたが、しつこい蠍座の性格なんで大目に見てやってください。
面白い本なので、局地的ですが似たような環境の郊外大型団地出身の方にぜひお勧めします。



昼過ぎから振ってきた雨も止みましたね。傘を持ってきてないので理想的な流れです。
明日は最高気温が30度に達するそうです。出来れば6月中に真夏日という言葉を聞きたくはなかった。。
そういや、アクセス解析を見ると予想以上にモバイルでこのブログを見ている方がいるのに驚きです。
だらだらと長くなってしまうので、小さな画面で見るのは大変だと思いますが頑張って下さい。
週末自宅にいなかったので、だいぶ映画がたまってしまった。今週は頑張ろう。
それでは。









里帰り

いやー、あっさりセットプレーからの2失点で負けてしまいましたね。
身長差は試合前から歴然としているだけに、何とか対策を打てなかったのかと思います。
ま、予選通過は1位でも2位でも何ら変わりはないので、勝っても負けてもどっちだっていいんだけど。
組み合わせ抽選は半年後の12月。本大会開幕まで1年。ようやく近づいてきたなぁ。
今回はアフリカ大陸での初開催だけに、茫然自失の番狂わせは必死でしょう(EX:日韓W杯。ベスト4に韓国とトルコ)
前回大会のような重厚な雰囲気のある大会は望めそうもないですが、逆に言えばチャンスでもありますね。



①美容院について


今週末は実家に帰りがてら、ついでに散髪してきます。
そうなんです。横浜に引っ越して1年以上経ちますが、相変わらず地元の美容院へ通っています。
なかなか実家に帰る機会もないので、以前のように足繁く月1で通うわけにもいきませんが。
今回はなんと3ヶ月振りで、短かった髪もまとめるのに苦労するくらい伸びてしまいました。


美容院を鞍替えするというのは、気分的には引越しするのと同じくらい面倒ですよね。
いい店が見つかるのかという現実的な問題と、長年付き合いのある美容師さんに対しての不義理等々。
さらに初めての店で交す、年齢や仕事や趣味など探りあいながらの会話とか、考えるとものすごく億劫です。
(髪を切るという目的以外で悩むのもアホらしいけれど、無言で切り続けられる1時間強も辛い)
そこへいくと、通いなれた美容院なら椅子に座っただけで全てがしっくりくるというか、安心感が違います。


自宅近辺には理容室・美容室共に数多くあるのですが、どうも試してみようという気が起こりません。
外から眺める限りどこも似たようなものだし、1軒だけ選べと言われても難しいし。(直線300m内に5~6店舗ある)
失敗した場合、いまいちな髪型で毎朝鏡の前に立つというのも、想像するだけでげんなりしてしまいます。
こういったとき、例えば『お試しキャンペーン!初回の方無料!』とかやってくれるといいのになぁと心底思います。
僕や彼女もそうだし、近くにいい美容院があれば利用したいっていう潜在客って意外と多いと思うのですが。
毎日ギッシリ予約でいっぱいって訳でもないなら、エントリーカスタマーを獲得する努力も必要ですよね。


ちなみに、これだけ散発屋があるのに比べると、居酒屋、定食屋、ラーメン屋などの食事処は極端に少ないです。
うちの区は一戸建て持ち家比率が市内第一位で子供も多く、必然的にファミレスだけはそこかしこにありますが。
もしここで一人暮らしなんかすると、外食の選択肢が吉野家か1店舗だけあるまずいラーメン屋しかありません。
静かでのんびりして暮らしやすいことは間違いないのですが、外食ソフトがもう少し充実してくれると有難いです。



②テレビ東京について


在京キー局の中でもっとも予算が低く、視聴率を気にせず独自路線を貫くテレビ東京。
かつてはギルガメでAVを流し、現在は大橋アナにグラビアの仕事を認めるなど、地方局のような軽さが大好きです。
岡山から上京してきて10ヶ月、彼女もようやくテレビ東京の立ち位置を理解してきたかなと思います。
やりすぎコージーに『雨トーク』芸人がDVD宣伝にきたときも、「だってテレ東だから」の一言で納得してましたから。


そんなテレビ東京ではありますが、地デジのチャンネル改変の恩恵を実のところ最も享受しています。
これまでの12CHから7CHへ移行し、リモコンのボタン位置も一番右下から真ん中左へ。
さらに大きな変化が新聞などの番組表で、テレ東の歴史上で最重要ポイントになるのではないかという程です。
(先日久しぶりに買ったスポーツ新聞のTV番組表を見て、配列の変化に絶句してしまった)


これまでの左から順に
『NHK→教育→日テレ→TBS→フジ→テレ朝→テレ東』という見慣れた配置から、
チャンネル改変後は
『NHK→教育→日テレ→テレ朝→TBS→テレ東→フジ』という配列に。


最も注目度の低い『右端』(テレ東の性格にぴったり)からフジを押しのけてのメインへの移行。
果たしてテレ東の番組ラインナップが、この急激な変化に耐えられるのか心配です。
『TVチャンピョン 引越し屋さん選手権』なんて、番組欄を見る右目の端に映るくらいでちょうどいいのに。
一般知名度が0%に近い浅野哲也を解説に迎えてのサッカー中継とか許されないでしょ。配列にふさわしくない。
端っこでちょこちょこ悪ふざけしてる感じがテレ東の魅力だったのになぁ。惜しい。


そんな愛すべきテレ東のBSチャンネルが、その名も『BS JAPAN』です。
まず、このネーミングセンスがすごい。だって何のためらいもなくずばり『JAPAN』ですよ??
ここまで羞恥心0%で『JAPAN』を使えるのは、テレビ業界では他にヒロミ郷以外いないでしょう。
他のキー局が軒並み変化の無い名前(BS日テレ、BSフジ、BS朝日etc)の中で、この見事な跳躍振り。
明らかに狙ったとしか思えない悪ふざけ感が漂って、最高にいいですよね。「だってテレ東だから」


ここで僕が一押しする、いかにも『BS JAPAN』らしいテレ東の真髄ともいえる番組をご紹介しましょう。


番組名:『そこそこスターゴルフ』 
進行:おぎやはぎ


どうです、この緩さ加減?けっしてふざけている訳ではありません。「だってテレ東だから」



今日は仕事帰りに図書館に寄ってから帰宅します。
横浜の中央図書館は地上5階、地下1階の6層建てで、当然蔵書数も並じゃない。
しかも、休館日が月に1日で平日は20:30まで開いているというウエルカム・モード。
館員はテキパキ動くし、丁寧だし、年次別利用者数目標や満足度調査の設定などやる気満々です。
勉強用机は広いし電源はあるし、学術本から漫画まであるし、学生からホームレスまで混雑するのもわかる。
(姉妹都市だからなのか、バンクーバーの中央図書館と雰囲気がすごく似ている。)
比べちゃ悪いけど、東久留米市の図書館なんて毎週月曜・第3火曜休館のうえに17:00閉館だからね。
蔵書数といい館員の質といい、もうちょっと頑張ってもいいんじゃないかと思ってしまいます。


来週もメキ産牛モツを関西方面へたっぷり送りますよ。
それでは。