故郷満喫 | m-yazawaのブログ

故郷満喫

のっち(fr:Perfume)の交際報道が出て、若干凹み気味の梅雨真っ只中を過ごしています。
最近はそれ関係の話題に事欠きませんね~。井上和歌なんて自分から発表だもんね。
ヘキサゴンが金をかけた学芸会にしか見えません。でも、先々週の3時間SPの視聴率は18%!
単純に人口統計で計算すると、なんと約2300万人が見ているというこの数字に驚きです。
彼女の姪(4歳)も、羞恥心(振り付き)で10回くらいリピートしますから。すごいよねほんと。


3ヶ月振りに散髪して、実家に帰って家族団欒と、彼女を1人自宅に残し週末を満喫してきました。
実家からバス停までを結ぶ団地内の木々に覆われた遊歩道が、歩いていてとても清々しかったです。
濃緑の街路樹と黄緑の芝生が程よいグラデーションで、1時間も眺めたら視力が回復しそうな気がしますよ。
暮らしていたころは特に意識もしなかったですが、ずいぶんと自然豊かな街なんだと思いました。
我が母校(小学校)の校歌も、2番の歌い出しが「緑あふれる東久留米よ」だったなぁ。偽りなしです。


①本のはなし

「滝山コミューン 1974」 原武史著 2007年


実家に戻ったときに弟から貰いました。
発売時の書評で読みたいなぁと思っていた本だったので、ちょうどよかったです。


舞台はまさに先ほど校歌を紹介した我が母校で、著者が過ごした1970年代の地域社会と教育実態が主テーマ。
日教組主導の集団化教育を、教師がPTAの協力のもと一致して体現化していた当時の教育風景と、
学校中が否応なしに1つの思想にまとまる中で、その雰囲気に馴染めない著者の葛藤の日々が描かれています。


ノンフィクションというよりも、著者の思想・見解を前面にだした回顧本ですね。
(実際には昨年の講談社ノンフィクション賞を受賞している)
あとがきのような自己批判を除けば結論への一方向性の記述が多いので、当然批判や懐疑的な目もあるでしょう。
ま、舞台の地域に住み、年代こそ違えど同じ小学校に通った自分としては、様々な点で興味深く読めました。


地域の歴史的脈絡から分断された「郊外マンモス団地」の構造・性格・弊害などは、特に面白かったですね。
指摘された共産党や革新系への支持率が高いというのも、人生を振り返ると強く頷けるところはあるなぁと思います。
僕が卒業した1992年も、式の形態(日の丸・君が代を含む)で校長と先生・生徒・PTAが対立し話題になりました。
(本にあるように、生徒から「なぜ君が代を唄わなければいけないのか」といった質問も飛び出したりした)
当時を振り返ると、学校全体で君が代・日の丸=悪という図式が確固たる思想として確立していたと思います。
隣のクラスに1人だけ君が代賛成の男子がいて、反対派の子供に取り囲まれていたはず。(まるで連合赤軍の総括!)
卒業式当日も校門の前に右翼の街宣車がきたり、式場の写真が朝日新聞に掲載されたりと大騒ぎでした。


1点だけ指摘しておきたい箇所が、冒頭に書かれる30年ぶりに滝山を訪れた著者の情景描写部分。
このあと展開する『団地の過疎化・子供の減少・時代の移り変わり』と比較する、重要なポイントとなる点に関して。


「バス停を降りると、商店街の「○○文具店」「○○理髪店」「○○菓子店」。30年前と全く変わらない風景が並び(中略)
新たに出来た大型店舗といえば、交差点のところにできたイトーヨーカドーだけで、
都心ではどこにでも見られるような吉野家やマクドナルドのようなチェーン店や、コンビニすらない。」


断定的に書かれていますが、事実とはだいぶ掛け離れた描写になっているので姑的に一言。
まず、滝山地域で1万人以上の人口があるのに、コンビニがないわけがない。(バス停の近くにも20年前にできた)
バス停を降りれば大きなブックセンターがあるし、商店街も布団屋が潰れて団子屋になっている。
『風景だけが変わらない』と書きたい心情もわかるけど、あからさまな脚色は作品全体の品位を損ねます。
重箱の隅をつつくようですが、ノンフィクションってそういった点にこだわるからこそリアルだと強く思うので。
「大きな本屋とコンビニが出来たが、全体的な風景と商店街の雰囲気は30年前と重なる」だっていいじゃないかと。


細かい点をつらつらと書き上げてしまいましたが、しつこい蠍座の性格なんで大目に見てやってください。
面白い本なので、局地的ですが似たような環境の郊外大型団地出身の方にぜひお勧めします。



昼過ぎから振ってきた雨も止みましたね。傘を持ってきてないので理想的な流れです。
明日は最高気温が30度に達するそうです。出来れば6月中に真夏日という言葉を聞きたくはなかった。。
そういや、アクセス解析を見ると予想以上にモバイルでこのブログを見ている方がいるのに驚きです。
だらだらと長くなってしまうので、小さな画面で見るのは大変だと思いますが頑張って下さい。
週末自宅にいなかったので、だいぶ映画がたまってしまった。今週は頑張ろう。
それでは。