凡ミス | m-yazawaのブログ

凡ミス

本日のスポニチWEBのサッカー欄見出しに出ていた大きな間違いです。


『補強、補強…レアル移籍金総額287万円!』 


一瞬、『ん?!』とモニターに顔を近づけてしまいました。もちろん、『287億円』の間違いです。
カカー、ロナウド、ベンゼマ等々を次々と獲得して287万円じゃ、そのへんの新車より安いよ。
本文中の誤字ならまだしも、見出しの間違いを見逃すかねぇ。紙上のほうはどうなっているのか気になります。


①裁判について


前回の日記で刑法話をしたので、関連で裁判話でも。
前職から転職するまでの半年ほどの間、暇にまかせて裁判所通いに精を出していました。
MWの仕事が平日休み、もしくは13時で終わる日なんかは、新宿まで来たついでに霞ヶ関までちょいっと。
裁判傍聴って、1度やるとすぐはまってしまうんですよね。時間があるとつい寄りたくなるというか。
なぜ傍聴をお勧めするかというと、下記3点で簡潔にまとまります。


1:無料であり
2:丸々1日過ごせて
3:リアルな人間ドラマを見ることができる。


まず、『無料』であり『丸々1日過ごせる』というのは文句なしですよね。図書館もそうですけど。
ただ、最後の『リアルな人間ドラマ』はここでしか見れないと思いますよ。もちろん、全て真実ですから。
映画や漫画に出てきそうな話が飛び出すし、しかもその当事者が目の前にいるという迫力がありますよ。
万引きや痴漢から、傷害、監禁などの重罪まで、様々なストーリーと人生模様が絡みあうドロドロ感がすごい。
1800円も出して面白いかどうか分からない映画を見るくらいなら、裁判所へ行くほうが断然いいと思います。
関係者以外の傍聴人はほとんどいないので並ぶこともないし、判決のみなら10分程と気軽だしね。
(1度だけ殺人の審理を傍聴したことがあって、その時は1時間並んだ。しかも、満席で入れない人もいた)


特に印象に残っている『リアルな人間ドラマ』の1例を紹介しましょう。
25歳の会社員が17歳の女子高生に対して電車内で痴漢行為に及んだ事例です。
ここまでならよくニュースで流れるし、珍しくも何ともないですが、傍聴するとこんな感じになります。


1:被告は被害者に3日連続で痴漢行為に及び、3日目に張り込んでいた女性捜査官に逮捕される。
2:被告は2日目の痴漢行為後、被害者の手に5000円札を握らせる。
3:その際、5000円札と同時に走り書きで『ごめんね』と書かれたメモを握らせる。


このように、ニュースだけでは伝わってこない内実が次々にしかも淡々と検察官によって語られるのです。
このあとに被告の情状を得るための証人が出るのですが、それがまた大泣きしている被告の母親なわけで。
(最初、傍聴席に座って泣いていたせいで、被害者側の関係者と勘違いしていただけにさらに驚いた。)
まさか自分の息子がそんな犯罪をしでかすとは思ってなかったはずだし、ショックは大きかったでしょう。
僕も他の傍聴人も、打ちひしがれる母親の姿には思わず同情してしまいました。室内の空気がシンクロしたね。


争点も特にないので、次回審判で判決を下すというスピードっぷり。(これが初回なので計2回ほど)
裁判官が判決審の日程を決めて閉廷と、所要時間は30分も掛かってなかったと記憶しています。
これだけ濃密な30分を味わえる空間って、いくら東京といえどもあまりないと思いますがどうでしょう。


裁判員制度が始まったことだし、社会科見学も裁判所とかコースに入れたらいいのに。
携帯持たせないとか有害サイトを規制するとかよりも、色々な点でより効果が上がる気がするけど。
あと、自動車や2輪の免許を取る前に傍聴に行かせるというのもいいね。自動車事故裁判は多いですから。
一瞬の不注意がどのような結果を招くのかを、リアルな実例と証言で傍聴すれば運転の心構えも違ってくるでしょう。
事故を起こしたあとに反省したところで亡くなった被害者が生き返るわけでもないし、やるせないもんなぁ
こんどの解散選挙でそんなマニフェストが盛り込まれていたら、そこに投票してもいいくらいです。



②映画のはなし


今週は昨夜、今晩と飲みに出かけるので、月・火・水と連続で平日映画を敢行しました。
以下、鑑賞順に総評をどうぞ。


「誰が電気自動車を殺したか」 2006年 アメリカ


まさか90年代中頃に、電気自動車が一般発売していたとは驚きました。しかもGM発なんて!
新興権益に対して、既存権益ががいかにして立ちはだかるか、石油から政府まで巻き込まれかたがすごい。
‘環境にいい’とかエコとか何でもいいけど、そんなことは実際にたいした問題じゃないってことですね。

それにしても、80年代から20年もの間、燃費効率がほとんど上がっていないというのはすごいです。
石油会社のために改良する気がないのかしらないけど、それじゃあトヨタや日産が飛ぶように売れるわけだよ。
国産大型車種がアメリカのシンボルとかいくらGM等のディーラーが言ったところで、虚しさだけが響きます。
しかも、2006年公開当時ならまだしも、金融危機後の現在のGMを思うと、哀れさが5倍アップです。
[IF]は卑怯ですが、あのとき電気自動車の市場を閉ざさなければ、パイオニアとして君臨できていたかもしれない。


劇中の‘最大の組織に属しているものが常に勝つ’という台詞は、使いようによっては怖いよ。


総合点:70点


「いちご白書」 1970年 アメリカ


これまで70年代の映画を見て、つまらないと思ったことが1度もなかったのに、これは途中で寝てしまいました。
学生運動の当事者たちが見ると、それなりに笑えたり懐かしんだりできるのかもしれませんが、僕にはちょっと。
あれだけ革命だのなんだの盛り上がっていた彼らたちは、その後どういった人生を送ったのだろう。
日本の学生運動もそうだけど、映画版『いちご白書よもう1度~あれからの僕ら~』みたいなのがあったら見たいです。


総合点:50点


「ブラック・サイト」 2008年 アメリカ


サスペンスです。全体的に絵が暗い。嬲るようなカメラワークが緊迫感を煽ります。
殺害方法がえぐいので、これまた食後すぐに見るのは避けたほうがいいでしょう。(R-15指定)
エンディングがいまいちかな。よくある2時間サスペンスドラマのような感じがして残念。
ま、100分ほどなのでテンポよく見れます。このくらいの長さの映画は平日によし。


犯人を演じる役者の表情が、バルサのイニエスタにそっくりでおかしかった。


総合点:60点



昨晩は某ホテルで『ぶしゃぶしゃ』(夙川アトム風)を頂いてきました。
これといって、たいした味ではなかったような。ま、場所が場所だけに値段は張りますが。
今晩は戸塚方面へ彼女と飲みに行ってきます。海鮮メインなので美味しいことを切に願う。
横浜といえど戸塚方面に住んでいる僕らにとっては、横浜へ行くのも大船へ行くのも時間は同じなのです。
今週末ものんびりと過ごしたいと思います。


それでは。
.