とある小学校で、とある教師が、戸締まりをして校内を回っていた。

 

 

先生
「今日はせっかくのクリスマスなのに、戸締まり当番とは最悪だ!


もう6時じゃないか。彼女とのディナーの予約は7時なのに、間に合うのか、俺?」

 

 

イルミネーションで華やぐ街とは対照的に、校内はすっかり暗闇に包まれていた。


ところが、
自分が担任を務める3年6組のクラスからなぜか明かりが漏れていた。

 

 

先生
「誰か居るのかぁ~?


おや、ケンタじゃないか。どうしたんだこんな時間まで!


今日はせっかくのクリスマスだぞ?早くおうちに帰って、パーティしなきゃ!


サンタさんは、夜更かしする子供にはプレゼントを持ってこないぞ??」

 

 

ケンタ
「いいんだよ別に、プレゼントなんて。あぁ、つまんねーの。」

 

 

先生
「プレゼント、欲しくないのか?1年に1度のチャンスタイムだぞ?」

 

 

ケンタ
「だって、僕はクリスマスにニンテンドー3DSが欲しいってサンタさんにお願いしたんだよ。


でも、お母さんが、『それはちょっと無理じゃないかしら』って言ったんだ。


友だちはみんな、3DSがもらえるのに、おかしいと思わない?


何かしらの事情が、サンタさんにはあるんじゃねーの?」

 

 

これまでいくつもの学年を受け持って来た彼は、


小学校3年生というのが『一つのライン』であることを知っていた。


この年になると、だいたい「サンタさん」を疑い始めるのだ。

 

 

先生
「ひょっとして、サンタは居ないと思ってるのかい?」

 

 

ケンタ
「わかんないんだよ。


クラスには、『居ない』って言う奴もいるし、でもお母さんたちは『居る』って言い張る。


僕は、だれを信じればいいの先生?」

 

 

先生
「君が信じるべきなのは、外側の世界の誰かじゃなくて、君のココロの中の、君自身だよ。


友だちは、君の外側の人間だ。お母さんも、君の外側の人間だ。


先生だって、君から見ると、外側の人間だ。


そんな奴らが、なんと言おうと、君の内側に居る、たった一人の人間が信じた答えを、揺るがすことは出来ないさ。」

 

 

 

ケンタ
「僕は、答えが、欲しいんだよ。『居る』の?『居ない』の?」

 

 

先生
「だから、答えは外側には、無いんだよ。君のココロの中で、何を正解にするのか決めるんだ。」

 

 

ケンタ
「そんなの、おかしいじゃないか!


僕が、『サンタは居る!』と信じたら、サンタは居ることになるし、


『居ない』と信じたら、居ないことになるじゃん。」

 

 

 

先生
「何もおかしくない。『答えは1つしかない』と誰かが君に教えたかもしれないが、そんなのウソだ。


答えは、人の数だけ、瞬間の数だけ、無数にあるんだよ。


実際、『サンタは居ない』って言い張る奴らは、その証拠を持っていないんだよ。

 

サンタを見た人はいないかもしれないが、


サンタが居ないことを確認した人間だって、まだいないんだぜ??


それなのに、どうして『居ない派』の奴らだけ、偉ぶってるんだい??


そんなの、おかしいだろ?」

 

 

ケンタ
「お母さんが、プレゼントを買ってるんだよ。


僕、知ってるんだよ。だから、3DSがもらえない。うち、貧乏だからさ。」

 

 

先生
「それも、何の証拠にもならないよ。


『お母さんがプレゼントを買っているから、サンタは居ない』なんて、論理的に破綻しているよ。


『カラスが山でかぁーと鳴いたから、ハトなんて世界に居ないはずだ』って言ってるようなもんだぜ?


カラスと鳩は関係ないじゃないか?


お母さんとサンタも、関係ない。

 

ひょっとすると、お母さん自身も、サンタの存在をただ知らないだけかもしれない。


だから彼女は、パートのお仕事を頑張って、息子のためにプレゼントを用意しているんだろう。


サンタなんて居ないと信じているから、「せめて私の手で、この子に何かを買ってあげたい」ってね


お母さんは、そう信じた。でもそれは、お母さんの問題だ。


そんなことに関係なく、君が何を信じるかが、全てだ。」

 

 

ケンタ
「そうか、確かに、お母さんとサンタさんは関係ないかもしれない。


・・・。


サンタを信じることが出来なかったお母さんは、『せめて私の手で、この子にプレゼントを』って思ってくれてたんだね・・・。

 

それなのに、僕。あんな、ひどいこと言っちゃって・・・。


なんだか、僕、逆にお母さんに、サンタの存在を信じさせてあげたくなるよ


お母さんが、サンタの存在さえ信じ込めていたら、お母さんはあんなに頑張って働く必要も無いのに・・・。


『息子のプレゼントは、サンタさんが買ってきてくれるから、私は少し休んでいよう』って思えたはずなのに。


サンタを信じられないせいで、頑張っているお母さんが、可愛そうだよ。」

 

 

先生
「それは、余計なお世話だよ。


彼女には、彼女の世界があるし、君には、君の世界がある。


彼女は、サンタを信じていない。それは、それで、良いじゃないか。

 

第一、そのやり方だと、『サンタ居ない派』のやつらが、これまでやって来たことと、一緒だぞ。


一つの思想に、周囲を染め上げようと努力する。


一人だと、不安だからさ。


『サンタが居ない』と、たった一人だけで信じるのが、怖かった


だから、彼らは、『サンタが居ない』という思想を周囲に強制し、仲間を増やした気分になっている。


その悪しき連鎖が、今日という世界を作っているんだ。


みんな臆病だから、『サンタが居ない派』が多数派になっているんだよ。

 

でも、勇気がある人は、自分の中のたった一人さえ信じていれば、それだけでいいはずなんだよ

 


君には、それが、出来るかい?

 

周囲の、臆病な大人たちが、これからも君を不安にするぞ?


色んな事を言って、君を揺さぶるぞ?


ありとあらゆる手を使って、『サンタなんて居ないんだよ』と君に信じこませようとする。


サンタが居ない証拠なんて、無いくせに。


ほんと、臆病なやつらだなぁ~。」

 

 

ケンタ
「先生、僕、サンタを信じるよ!!

 

お母さんが、サンタを信じていなくても、僕は信じるよ!!」

 

 

先生
「そう、それでいい。


君のお母さんは、サンタを信じていない。でも、君はサンタを信じればいい。


それぞれが、違う世界を見ていたって、別に良いじゃないか。


彼女に関係なく、君の世界にサンタが居れば、それで良いのさ。


まぁ、とにかく、早く家に帰るんだ。今日は先生のことを、サンタのように待っているひとが居るんだ。

シッシッシ。」

 

 

犬のように学校を追い出され家に着いたケンタに、台所で皿を洗いながら母が言った。

 

 

お母さん
「ケンター、帰ったら、まずは手洗いうがいしなさい。


あ、あとね、テーブルの上に、サンタさんがプレゼントを置いていったみたいよ。」

 

 

しらじらしく言う母に、プレゼントを開けながらケンタは言った。

 

 

 

ケンタ
「お母さん、たとえ、お母さんがサンタを信じていないとしても、僕はお母さんが大好きだからね。


ガサゴソ。


サンタが居ないと信じているから、僕のためにこうやって一生懸命プレゼントを用意してくれる。


ガサゴソ。


僕ね、お母さんからのプレゼントなら、それだけで嬉しいよ。どうせ、3DSなんて、すぐに飽きるしさ!」

 

 

 

お母さん
「何言ってるんだい?それは、お母さんからじゃなくて、サンタさんからって言ってるでしょ。


その証拠に、そのプレゼン・・・」

 

 

ケンタ
3DSじゃん!!!


お母さん、これ、めっちゃ高いのに!!」

 

 

ケンタの頬に、嬉しいという想いを超えて、頑張る母への感謝の気持ちが、涙を流した。

 

 

 

 



サンタが居ないことを立証した人がまだ居ないこの2014年のクリスマスに、


あなたは、まだサンタクロースを信じていないのですか?

うわー、かなり、非科学的ですね。



逆の派閥の人は、結局、こんなことを、してるんですよ?

居るか、居ないかなんて、誰にも分からないさ。あなたにしか、分からないことだから。


居ない派の方へ。どうぞ「メルヘンなバカだな」と笑ってやってください。


でも、そんなあなたほど、僕たちは臆病ではありません。

 

 

その主張が、世界にたったひとりになっったとしても、


息子が自分自身の意見を信じ続けるように成長してくれればと願う、みつろうです。

 

たった一つの正義なんて無いこの世界へ、メリー・クリスマス。

 

 

 『伝説のサラリーマンシリーズ』

①自信が持てないマリア様

②しゅんかんかねもち

③アンカー涙の一滴

④引き立ての法則

⑤世界で一番えらいバス

⑥サンタを信じられない臆病な大人たちへ

⑦好きな子がくれたもの

⑧だれかのためにいる「わたし」

 

 

  

 

★『信じる世界が、その人のすべて』という今日の話しは、

この本に、より具体的に書いてあります↓

 

『神さまとのおしゃべり』 著:さとう みつろう

ご購入は⇒アマゾン(⇒アマゾンで買う)とか、楽天(楽天で買う)とか、近所の本屋さんとかで

 

 

 

↓確かにサンタを見た人は居ないかもしれない。


でも、サンタが居ないことを証明した人も、まだ居ない。


それなのに、どうして、「サンタ居ない派」が多数を占めるのか。


臆病だからです。

 

たった一人で、「サンタなんて居ない」と信じるのが、怖かったから。


だから、仲間を誘った。


ひょっとすると、一番サンタを信じているのは、『居ない派の人たち』かもね。逆に。


ココロの奥で居ると信じているから、居ないと言い出すのが怖かった。そして仲間を増やして、今日に至る。

よく思い出してみたら、小学校の頃に、「サンタなんて居ないんだぜ!」って言い出した友だちは、

眼の奥が、怯えていたような気が・・・。

 

 

サンタクロースは、居ます。STAP細胞はあります!


クリスマスの日にだけ、まるで魔法にかかったように、人間たちは他人を想い合います。


そんな現象を、毎年・毎年起こし続ける事なんて、彼にしか出来ない!!

そう、偉大なる存在、サンタ・the・クロースさん。


この現象は、今日も起きている。事実、この日にだけ、人間たちは争いをやめ、誰かを想う。キュンとせつなくなる。


サンタクロースは、居ます!世界は、彼の術中にある!


 

『居ない派』が多数決を占める現代社会に、大々的にシェアしたい記事ですね。


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