ある少年が横断歩道を渡っているとき、


左折してきた高級外車がクラクションをけたたましく鳴らした。

ビックリした少年は、向こう側へ駆け出し、そのまま公園のベンチに座った。


その様子を見ていた男性が、気になって少年の横に座った。



サラリーマン
「ぼく、大丈夫かい?さっきはビックリしただろう?」


少年
「うん、もう大丈夫。

 でもどうして大人はみんな、あんなに急いでいるんだろう。

 僕が横断歩道を渡る時間の5秒を待つだけで、何か変わるのかな?

 僕のお父さんたちも、いつも時間が無いって言うしなぁ。

 だから、僕は金持ちになって、お父さんたちに時間を買ってあげたんだ。」


サラリーマン
「時間を、買ってあげる?どういうことだい?」



少年
「僕のお父さんも、お母さんも、毎日遅くまで働いて、帰ってくる。

 二人は疲れてるから、僕と遊ぶ時間はあまりないんだ。

 だから、僕が金持ちになって、二人を会社から辞めさせるんだよ。


サラリーマン
「そうか。金持ちになって、両親に時間を買いたいんだね・・・。

 よし。

 じゃあ、おじさんが君に魔法の呪文を教えてあげよう。

 これで君はすぐに世界一の金持ちになれる。

 いいかい。金持ちになりたいなと思ったトキに、

 しゅんかんかねもち、と唱えるんだ。」



少年
「しゅんかんかねもち?この呪文を唱えると、どうなるの?」



サラリーマン
「君は、世界一の金持ちになれる。

 唱えた、その瞬間に。

 いいかい、さっき道路で君にクラクションを鳴らした高級外車

 あれに乗っていた人は、金持ちだと思う?」



少年
「見るからに、金持ちだったよ。高そうな車だったし、立派なスーツ着てたし。」



サラリーマン
「そうだね。多分、あの人は金持ちだろう。

 でも、あの瞬間、あの人は金持ちじゃ無かったんだ。

 君にクラクションを鳴らしていた瞬間、彼はイラ立っていた。

 金持ちが、イラ立つわけがないだろう?

 だって、「金持ちになって、ゆとりある生活をしたい」と思い、

 必死に働いて、金持ちになった。

 それなら、「ゆとりある生活」をしていないトキは、金持ちじゃないね?

 ということは、あの人は、あの瞬間は、金持ちじゃ無かったんだ。

 逆に、同じことが、君にも言えるんだよ。

 今、君が、ゆとりを持って深呼吸したとする。

 すると、君は、その瞬間、金持ちだ。」



少年
「でも、しゅんかん金持ちじゃないか。」




サラリーマン
「じゃあ、次の瞬間も、ゆったりと笑えば良い。

 その次の瞬間も、さらに次の瞬間も、

 金持ちである、しゅんかん、を沢山集めれば良いじゃないか。

 さっきの高級外車の人はね、実は、金持ちじゃないんだ。

 彼は金持ちと言う”環境・背景”の中に生きているかもしれないが、

 彼は、あの次の瞬間も、さらに次の瞬間も、せわしく生きる。

 全ての、どの瞬間を切り取ってみても、彼がせわしく生きていたら、

 彼のことを、金持ちと呼べるだろうか?



 いいかい、ぼく。

 これは、ゲームなんだ。

 しゅんかん金持ちを集める、ゲームなんだ。

 あの人が、24時間の内で、金持ちだった、しゅんかんを集めて、

 全てたすと、合計で5分だったとする。

 君が、24時間の中で、しゅんかん金持ちを、360分も集めたら、どうだろう?

 どっちの方が、金持ちで居る時間が長いだろうか?」




少年
「僕の方が、金持ちだ!!スゲー!!おじさんの言うとおりだ。

 ゆとりある生活をするために金持ちになったんだから、

 ゆとりある生活をしていない瞬間は、金持ちじゃ無い。

 そして、僕は今すぐ、金持ちになれる。」



サラリーマン
「そうなんだ、君はすぐに金持ちになれる。

 でも、君も、危ないんだ。これは、ゲームだから。

 ゲームに巻き込まれたら、負けちゃうぞ。

 君はさっき「両親に時間を買ってあげるために金持ちになりたい」と言った。

 その考えは、ゲームに巻き込まれた人の考えだ。

 金持ちになれるのは「いま」だけだから。
 

 君の両親もきっと、同じ思いだったんだろう。

 いつか、息子にたっぷりと時間をさけるように、今は必死に働こうと思った。

 でも、いつまで待っても、その「いつか」は来なかった。

 ここで君が、「じゃあ両親のために僕が、時間を買ってあげよう」とイマを犠牲にして思っちゃうと、

 君も、「いつか」を求めるだろう。

 でも
人類史上、「いつか」が、「今」に訪れた事は、これまで一度も無いんだ。

 だからこの魔法の呪文は、ゲームに巻き込まれないために、とても大切なんだよ。

 いいかい。金持ちになりたいなと思ったトキはいつでも、

 しゅんかんかねもち、と唱えるんだ。

 「いつか」というマボロシを追ってる自分に気づけるから。

 なんども唱えればいい、しゅんかんかねもち、とね。
 

 そして、ここからが本当の魔法だ。

 しゅんかん金持ちを沢山集めていれば、君は本当の金持ちになれるんだよ。」



(デザイナーのえもりあけみさんがこの記事だけのために描き下ろしてくれた絵)

※詳細はえもりさんのホームページへ→
ここです



↓レクサス(高級車)に乗って、交差点でブッブーと鳴らしながら、

すっ飛ばして行く人。

その「瞬間」、彼は金持ちだろうか?


どんなに金持ち(それはただの環境や背景です)でも、

金持ちじゃ無いしゅんかん、ばかりを生きている人が居ます。

それは本当に、金持ちだろうか?その人を、金持ちと呼べるだろうか?
 

そして、その人たちの存在が、逆に、あなたに教えてくれること。

「あなたは、今すぐに金持ちになれますよ。」

サラリーマンは、少年へ魔法の呪文を教えた。

あなたも、この呪文を唱えれば良い。

いつだって、しゅんかんかねもちを、集めれば良い。

今を大切に生きていれば、これまで一度だって来た事が無い「いつか」を待つより、

幸せだろう。



ちなみに、その後、そのサラリーマンはさらに続けた。 

「いいかい、君は大きくなった時、本物の大金持ちになる。 

 そのとき、どうしてもお礼がしたくてたまらなかったら、 

 さとうみつろうという銀行口座に大金を振り込めば良いんだ。 

 え?フリコミって何のことって? 

 いいから! 

 とにかく、さとうみつろうに振り込む、とだけ呪文のように覚えて帰りな。じゃーな。」 

今日も、東京のどこかの公園で、自分の老後に備えて、 

サラリーマンは少年に魔法の呪文を教えて歩いているという・・・ 




さて、いつでも、この呪文「しゅんかんかねもち」を思い出したいあなたへ。

今日の記事を思い出すには、あまりにも文字が多すぎますが、絵は見るだけで全てを思い出させてくれます。

なんと、えもりあけみさんの好意で、「しゅんかんかねもち」をポストカードにしてくれるそうです。

持ち歩いていれば、あなたが「いつか」のゲームに巻き込まれることは無いでしょう。

お守りみたいなもんです。

また、大きなオリジナルのこの絵を、額ぶちに入れて家に飾りたい人も、相談してみてください。

家に飾りたい。そのくらい、素敵な絵でしたね。相談は、えもりあけみさんのアドレスまで↓
info@plan-et-akepion.net


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