このブログ笑えるピリチュアルの目次(⇒初めてお越しの方へ

 

 

 

 

とある小学校の社会見学の授業で、大手カレーチェーンの工場を訪れた子どもたち。

 

次々とカレーを作るロボットラインに、子どもたちは大興奮。

 

 

すると、ある少年が怒鳴り声をあげた。

 

 

少年

「やめろよ!この双眼鏡は、僕が自分のために持ってきたものだぞ!

 

悔しかったら、お前も自分で持って来れば良かったんじゃん。」

 

 

 

ガラス越しのロボットを、より近くで見ようと双眼鏡の奪い合いを始めた生徒たちに、

 

案内役の工場長は、戸惑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

険悪な雰囲気の中、工場見学を終えてバスに乗ろうとしていた子どもたちに、

 

社員が駆け寄ってきて、こう言った。

 

 

 

広報担当者
「今、偶然うちの社長が帰ってきたので、良かったら社長室でお話しでも聴いていきませんか?

 

社長も、子どもたちに伝えたいことがあるようですので。

 

 

 

一代で日本最大のカレーチェンを築き上げたこの社長は、

 

新聞やテレビでも取り上げられるほどの著名人だったので、先生は喜んでお願いした。

 

 

 

 

 

 

 

社長
「今日はようこそ、我が社のカレー工場へ。

 

チャーリーのチョコレート工場じゃなくて、残念だったかい?わっはっは。」

 

 

 

小学生には、ピントがいまいち合わない社長のギャグによる沈黙を切り裂いて、

 

さっきの少年が質問した。

 

 

 

少年
「おじさんは、どうしてカレーを作ることにしたの?」

 

 

 

社長
「お、良い質問だね、チャーリー。

 

おじさんはね、誰かのために何かをやりたくなったんだよ。

 

ずーっと、サラリーマンだったんだけどね、

 

そこには、『誰かのために、何かをしている』という感覚が無かったんだ。

 

で、考えた・・・。

 

「誰か」のために、何かがしたい。

 

でも、私に、何が出来るんだろうか?

 

 

答えは、意外とすぐに出たよ。

 

ほら、カレーって、誰もが喜ぶだろ?

 

だから、カレー屋を始めたんだ。

 

だって、作れば作るほど、「誰かのため」になるんだから。」

 

 

 

 

少年
「かっこつけてるでしょ、おじさん。

 

誰かのために、何かをしようと、思っただなんて。」

 

 

 

 

社長
「いや、本当にそう思ったんだよ。

 

そしてそれは、別にたいしたことじゃ無いんだよチャーリー。

 

単純にさぁ、飽きちゃったんだ。」

 

 

 

少年
「サラリーマン生活に、飽きたってこと?」

 

 

 

社長

「いや、違うんだ。

 

 

「自分」のために何かをすることに、飽きたんだよ。

 

ほんと、ただそれだけ。

 

 

ほら、例えば、

 

ずーっと、【森高千里】だけが好きな人なんて居ないでしょ?

 

予告通りオバサンになっちゃったし。

 

【森高千里】に飽きたら、【上戸彩】を好きになる。

 

 

それと、まーったくいっしょ。

 

 

おじさんはさぁ、ずっとー、【自分】に夢中だったんだぁ。

 

【自分】のために、頑張って、

 

【自分】のためにお金をたくさん使って、

 

【自分】のために、出世競争に勝ち抜いて、

 

とことん、【自分】のために尽くしたんだよ。

 

 

で、飽きちゃったの、【自分】に。

 

 

だから、次なるマイ・ブームとして、【誰か】のために活動を始めたんだ。

 

ほんと、ただ、それだけ。

 

おじさんの、今のマイ・ブームは、【誰か】なんだよ。」

 

 

 

 

少年

「うそだ。【自分】に飽きたから、【誰か】に尽くし始めるなんて、ある?

 

うちのパパは、今でも、ずーっと、【自分】のためだけに生き続けているよ?」

 

 

 

 

 

社長

「君のパパは、飽きるほど、まだ【自分】に夢中になれていないんじゃないかな。

 

おじさんはね、本当に、ありとあらゆるミツギモノを【自分】に捧げ続けたんだ。

 

徹底的にね!

 

もう【自分】しか、目に入らなかったよ。

 

他人を蹴落とし、【自分】だけを愛し、【自分】のために、全力を尽くした。

 

ところが、あいつ、全然、俺に気をゆるさねーの!!

 

ずーっとクールで、微笑みもしない!

 

ここまで、徹底的に、【自分】に尽くしたのに!!

 

 

 

 

分かる?この、虚しい気持ち。

 

 

さっきの、オバサンの例えに戻すと、

 

【森高千里】だけのために、ずーっと生きてきたのに、

 

まるで、その努力を認めてくれない【森高千里】。

 

 

もう、しょうがないから、【上戸彩】に鞍替え(くらがえ)するしかないでしょ?

 

 

 

おじさんはね、こうして、【誰か】のために、何かをすることにしたんだよ。

 

もう、【自分】には、飽きちゃったから。」

 

 

 

 

少年

「なんか、おじさんの話し・・・、少し、信じられる気がする。

 

でも、辛くない?

 

【他人】のために生きるのって。」

 

 

 

 

社長

「そう、思うだろ?

 

でもね、やってみたら分かるよ。

 

【自分】のやろーは、どれだけ尽くしても、微笑みもしなかったのに、

 

新しく愛し初めた、この【他人】はさ、

 

少しでも何かしてあげると、全力で喜んでくれるんだ。

 

 

クールな【千里】に、愛嬌たっぷりの【上戸】って覚えるといいよ。

 

 

 

 

初めて、【自分】のため以外に起こした行動・・・。

 

おじさん、「誰かのため」にと作った最初の一皿のカレーは、今でも忘れられないよ。

 

お客さん(=【誰か】)に、「美味しかったよ!」と言われたトキ、

 

言い得ようのない幸福感に包まれたんだ。

 

 

その日から、今日まで、ずーっとおじさんは、「誰かのために」カレーを作っている。

 

こんなに、幸せな事はないよ。

 

 

 

いいかい、実はおじさん、さっき工場で君を見ていたんだ。

 

君は、【自分】のために双眼鏡を持ってきたんだろ?

 

その双眼鏡を、プレゼントしてあげた【自分】は、君に一言でも、お礼を言ったかい?

 

 

 

 

なぜだか無性に胸が痛くなった少年は、正直に答えた。

 

 

 

少年

「自分のために、持ってきた双眼鏡のお礼を、

 

【自分】のやろーは、僕に言わなかった・・・。」

 

 

 

社長
「だろ?

 

その努力は、一生むくわれないよ。

 

これから先、どれほどのミツギモノをしても、【自分】は君にお礼を言わないだろう。

 

【自分】のために、生きれば生きるほど・・・、

 

【自分】のために、尽くせば尽くすほど、君は疲弊していく一方だ。

 

 

ところが、その双眼鏡を、【誰か】のために、プレゼントしたら、どうなると思う?」

 

 

 

 

少年は、さっき怒鳴った友達の顔を思い出した。

 

彼に、双眼鏡を貸したら、きっと、「ありがとう」と笑顔で言ってくれていたであろうことも。

 

 

想像の中でにっこり笑う友達の笑顔に、涙がとめどなく溢れてきた。

 

 

 

少年

「おじさん、ありがとう。

 

僕、なんだか、分かったよ。

 

【自分】のために何かをするより、

 

【誰か】のために、何かをする方が、とっても気持ち良い!

 

 

 

 

社長

「そうだ、チャーリー!!よく分かったな!!

 

君はきっと、立派な大人になる。

 

だって、おじさんは、この理論に気づくまでに、35年もかかったんだよ?

 

35年間、【自分】のためだけに生きてきた。

 

バカの真骨頂だよ。

 

 

ところがね、こんなおじさんだけど、【他人】のために生き始めてからは、ミラクルの連続だったよ。

 

 

君は、さっき、言っただろ。

 

 

【自分】のために、何かをするより、

 

【誰か】のために、何かをする方が、とっても気持ち良い、

 

って。

 

 

 

要するに【誰か】のために何かをすると、【自分】がとっても喜ぶんだよ。

 

一石二鳥じゃねーか!!

 

 

言っとくけど、【自分】のやろーが喜んだの、これが初めてだからな!!

 

どれほど、尽くしても、尽くしても、まーったく喜ばなかった、あの【自分】が、

 

【他人】のために、何かをすると、ついに、喜びやがった!!

 

 

いいかい、【自分】は、ずーっと待っていたんだよ。

 

君が、【誰か】のために、何かをするのを。

 

 

 

あの日。

 

初めて、カレーを作った、あの日。

 

初めて見た【自分(森高千里)】の真の笑顔に、おじさんメロメロになっちゃってさ、

 

それ以来、ずーっと、【他人】のために生きてるんだ。

 

 

【他人】のために生きるって、実は究極の【自分】へのプロポーズだったんだよ。」

 

 

 

 

社長室からの帰り道、横切った工場ラインのガラス窓の前で、

 

少年はさっきの友達に無言で双眼鏡を手渡した。

 

 

友達は、すぐに言ってくれた。

 

「ありがとう」と。

 

その言葉に、誰よりも喜んだのは、【自分】だった。

 

 

 

 

完 

 


『伝説のサラリーマンシリーズ』

①自信が持てないマリア様

②しゅんかんかねもち

③アンカー涙の一滴

④引き立ての法則

⑤世界で一番えらいバス

⑥サンタを信じられない臆病な大人たちへ

⑦好きな子がくれたもの

 


『みっちゃんと行く伊勢神宮でミソカモウデ』

日時:2015年5月30日(土)11:00~16:00

場所:伊勢神宮内宮

お申込み⇒こちら

 

 

 

 

  

 

僕たちはこれまで、どれほど【自分】のために尽くしてきたことだろう。

 

行ってきたことの、ほぼ全てが、【自分】のためだった。

 

それなのに、たったの一度でもいいから、あなたは【自分】にお礼を言われたことがあるだろうか?

 

無いだろう。

 

だって、【自分】は、ずーっと、待っていたのだから。

 

あなたが、【誰か】のために、行動を起こす日を。

 

 

 

想像してご覧、あの少年のように。

 

人生で初めて、【誰か】のために何かをし始めたあなたを。

 

【誰か】は絶対に、あなたに微笑むし、するとあなたは、気持ちよくなる。

 

 

そろそろ、【自分】に飽いて、【誰か】のために、生きてみませんか?

 

【誰か】のために何かをすると、とっても気持ちよくなります。

 

そして、その気持ちよくなっているのが【自分】なのだから、

 

【誰か】のために、何かをするだけで、みんながハッピーになることになります。

 

 

 

あなたは、最近、【誰か】のために、何かをしたことがありますか?

 

明日の記事で、ご紹介するのは、

 

たった一人、沖縄の海で【誰か】のために、活動をしてきた、

 

ある青年(実話)のお話しです。

 

明日も、読んでね。

 

 

↓今日は下の2つのボタンを押す際、

 

「伝説のサラリーマン、いつのまに、社長に?」ポチ↓ポチ↓

 

 

応援★人気ブログランキングへ (⇒携帯) (⇒携帯)★感謝

↑いつも、ボタンクリ応援・口コミ宣伝応援ありがとうございます↑

 

 

■このブログの作者の笑えるトークライヴを聞いてみませんか?

★泣いて、笑って、スッキリ!わらすぴトークショー★

↓最新の公演情報↓

キャンセル待ちや今後のトークショー日程の優先案内⇒こちらから

 

 

 

 

 

★無いものよりも、有るものを観る★

『神さまとのおしゃべり』 著:さとう みつろう

紙の本⇒(⇒アマゾンで買う)( ⇒楽天で買う

電子ブック⇒ (アイフォン系)(アンドロイド系)

 

 

 

 

 

 

 

■さとうみつろうの他のページ

↑フェイスブックやツイッターをしていない人でも読めます↑

 

 

このブログ笑えるピリチュアルの目次(⇒初めてお越しの方へ

★Pickup過去記事★

・メディアの洗脳から目覚める→ここ ・伊勢神宮旅行記→ここ
・完全覚醒者上江洲先生との対談→ここ ・悟り、目覚め関係→ここ
・奇跡の免疫アップデザートTGG→ここ