天使の目覚め

ようこそ天使の目覚めへ







あなたは、偶然にここにたどりついたのではありません。







人生に偶然ということはありえないからです。 人生のすべては、適切な時に適切な場所に導かれるのです。




そして、あなたの心が本当に望んでいる世界に出会うのです









このブログでは、あなたの中の天使の心を目覚めさせ、あなたの夢の実現のお手伝いをさせていただきます。







あなたの夢は、かならず叶います。











なぜなら あなたの魂は 叶う夢だと 





     知っているのです



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ザ・シークレットガーデン(315)

 

そして、「ウオー」と言う叫び声をあげて消え去っていった。

 

そのうめき声を聴きながら、キャロライン率いる戦士たちは、後ろを振り返ることなく全力で突き進んでいった。

 

先ほど魔物たちを地底に送り込んだ光のベールは、今度は光の戦士達を魔物たちから遠ざけるため、戦士たちの周りを取り囲むように現れ始めた。

 

やがて大きな岩の絶壁に囲まれた険しい峡谷を抜けると、今度は目の前に激しい濁流が渦巻く大河が戦士たちを拒むように、目の前に現れた。

ザ・シークレットガーデン(314)

 

あとに残された魔物たちは、慌てふためいて戦士たちの後を追跡し始めた。

 

その時、忌まわしい姿をした魔物たちの前に、光のベールが現れ始めた。

 

そして、そのベールに触れた魔物たちは、その瞬間に姿を消していった。

 

それは、魔界から現れた魔物たちが、自らの故郷である地底の世界に帰っていく姿だった。

 

「魔物たちよ、この世界はお前たちが現れる場所ではない。お前たちにふさわしい世界に

 

帰って行きなさい」

 

天から降り注ぐように現れた声を聞いた魔物たちは、恐怖の表情を浮かべて、自らその光のベールに突き進んでいった。

ザ・シークレットガーデン(314)

 

「その聖霊の光の後に続きなさい」

 

守護天使メアリーの声が、天から降り注ぐように私たちの意識の中に響き渡った。

 

私たちの前に立ちはだかるように現れた魔物たちは、その白色に輝く球体を見ると、恐怖の表情を浮かべて、それを避けるようにして左右に分かれ始めた。

 

キャロライン率いる戦士たちは、一瞬のたじろぎも見せず、全速力で砂煙を上げて疾走していった。

ざ・シークレットガーデン(313)

 

その時、まるで地のそこから響きわたるようなうめき声とともに、今まで地底に閉じ込められていた醜い姿をした魔物たちが一斉に地上にすがたをあらわしはじめた。

 

 

 

キャロラインは、前方にそびえている小高い丘に駆け上がり、「天よ、この魔物たちをもとの地下世界にもどしたまえ」持っていた剣を天に向かって抜き放った。

 

 

 

すると、その剣に向かって天をおおっていた黒雲を貫くように、一筋の稲妻がキャロラインの剣の先端につながった。

 

 

 

その瞬間、その稲妻の光に導かれるように、それまで全天を傘のように覆っていた黒雲が

 

 

 

龍神の姿となってわたしたちの前にあらわれた。

 

 

その後には、忌まわしい姿をした魔物たちが私たちの軍団を取り囲むように姿を現した。

 

 

「メアリー、目の前に現れたこの魔物たちから私たちを守って」

 

 

 

彼女はそう叫びながら、スピードを落とすことなく走り続けた。

 

 

 

 

その時、キャロラインたち戦士たちの前に、光の球体が現れた。

 

 

続く・・・・・・・

ザ・シークレットガーデン(312)

 

そして、彼らが駆け抜けた後には、美しい光の架け橋が出現した。

 

「その光の架け橋を渡ってゆきなさい」

 

それはまさしく、守護天使メアリーの声だった。

 

メアリーの声にしたがってその橋を渡ってゆくと、私たちが渡ってきた峡谷の壁が大音響をたてて崩れ落ちていった。

 

私たちはその大音橋を後ろに聞きながら、ひたすら私たちの助けを待っている民の地に向かって疾走していった。

 

私たちが駆け抜けている大地は、私たちが駆け抜けた後には大きな亀裂があらわれた。

 

キャロラインは「あの大地の亀裂に飲み込まれないで」と戦士たちを鼓舞するように叫びながら先頭を疾走していた。

 

 

続く・・・・・・

ザ・シークレットガーデン(311)

 

しかし、私たちの走っている光りの道の周囲の風景は、薄暗く変化し確実に闇の領域の中心部に近づいているのを戦士たちは感じているようで、一糸乱れずに一つの生命体のように美しい群れに変容していった。

 

 

 

その時の私は、確実に違う次元に存在していることに気づきはじめていた。

 

 

 

しばらく全戦士一体となって疾走していると、私たちの前に大峡谷が姿を現した、それはとてつもなく広い峡谷として私たちの前に、立ちはだかった。

 

 

 

その時キャロラインは、天に向かって「お願いメアリー私たちは一刻も早く我らが同胞を救いたいの、この峡谷を越えさせて」と語りかけるように叫んだ。

 

 

 

すると、私たちの前に一瞬のうちに光りのベールが降ろされ、その中から圧倒的な数の光の軍団が私たちの前に姿を現し、峡谷の空間を飛び抜けるように駆け抜けていった。

 

続く・・・・・・

ザ・シークレットガーデン(310)

 

そのメッセージが終わると、一条の光りがまるでスポットライトのように戦士たちの目の前に現れた。

 

 

 

その光が先ほどから私たちの前方に広がっていた黒い霧を左右に分けはじめた。

 

 

 

「さあ恐れることなく、目の前に現れた光りの道を進みなさい。それはあなたたち勇敢な戦士たちに用意された神の道なのです」

 

 

 

その声に応えるように戦士たちは、喜びの声を張り上げながらマクワートとキャロラインを先頭に、光りの道に導かれるようになだれ込むように突入していった。

 

 

 

それまでは、まるでまとわりつくような空気を感じていた私だったが、目の前に現れた光に導かれた時からまるで真空の中を疾走しているように感じていた。

 

 

続く・・・・・・

ザ・シークレットガーデン(309)

 

そして残されたものたちは、奇声を発して、地面の裂け目に戻っていった。

 

 

 

その時、天から守護天使メアリーの声が戦士たちを包み込むように聞こえた。

 

 

 

「私たち光りの軍団は、いつもどんな時もあなたと共にいることを忘れないで。

 

 

あなたたちが見た醜悪な姿をした生命体は、過去は人間の姿をしていたの。

 

 

しかし、神の愛を失って堕落した時から生まれ変わるたびに、あのような姿に変容したの。

 

 

そして私たちの軍団が放った光りの矢は、邪悪な存在をすべて消し去るものなの。

 

 

この瞬間から、あなたたち戦士が頭上にかかげているそのつるぎも、光りのつるぎとしてそのつるぎに触れた邪悪なものたちを瞬時に消し去ってゆくものに変容したのです。

 

 

さあ、これからは神の代理人として光りの使命を果たす時がきたのです。私たちは、いつもあなたたちと共にいることを忘れないで」

 

 

続く・・・・・・

ザ・シークレットガーデン(308)

 

 

私の前を疾走していた戦士たちは、キャロラインの静止せよという声と共に、全戦士たちは前進を止めた。

 

 

 

そしてつるぎを抜き放つと、一斉に目の前に現れた未知の生物たちとの戦闘態勢をとった。

 

 

 

その瞬間、雷鳴と共に光りの矢が雨のように目の前に、うごめく醜悪な姿をした者たちに降り注がれた。

 

 

 

その光りの矢に貫かれたものたちは、うめき声とも悲鳴とも言い難い声を発して次々と消え去っていった。

 

続く・・・・・・・

ザ・シークレットガーデン(307)

 

他の戦士たちも彼女と同じ姿勢で闇の領域に消えていった。

 

 

私は、一瞬遅れて戦士たちに遅れをとらないように、目の前の私にとって未知の領域に向かって馬を駆り立てた。

 

 

その瞬間、私を取り巻くまわりの世界が消失し、まるで映画のシーンが変わるように今までの世界とは違った世界が現れた。

 

 

その世界の空気は、ねっとりと私にまとわりつくような重苦しさを感じさせ、まるで洞窟に入ったような息苦しさを感じた。

 

 

その感覚に耐えてしばらく戦士たちと戦場を疾走していると、その重苦しさも少し和らぎはじめた。

 

 

その時、大地が揺らぐような地鳴りと共に、目の前の荒野の表面に亀裂が現れ、その隙間から昆虫のような爬虫類のような、今まで見たことのない奇怪な姿をした生物が這い上がって私たちの前にあたり一面を覆い尽くした。

 

 

続く・・・・・・

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