ザ・シークレットガーデン(307) | 天使の目覚め

ザ・シークレットガーデン(307)

 

他の戦士たちも彼女と同じ姿勢で闇の領域に消えていった。

 

 

私は、一瞬遅れて戦士たちに遅れをとらないように、目の前の私にとって未知の領域に向かって馬を駆り立てた。

 

 

その瞬間、私を取り巻くまわりの世界が消失し、まるで映画のシーンが変わるように今までの世界とは違った世界が現れた。

 

 

その世界の空気は、ねっとりと私にまとわりつくような重苦しさを感じさせ、まるで洞窟に入ったような息苦しさを感じた。

 

 

その感覚に耐えてしばらく戦士たちと戦場を疾走していると、その重苦しさも少し和らぎはじめた。

 

 

その時、大地が揺らぐような地鳴りと共に、目の前の荒野の表面に亀裂が現れ、その隙間から昆虫のような爬虫類のような、今まで見たことのない奇怪な姿をした生物が這い上がって私たちの前にあたり一面を覆い尽くした。

 

 

続く・・・・・・