天使の目覚め -74ページ目
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天使の羽

今日は、七夕様の翌日ですね。


みなさまは、何かいいことがありましたか。


七夕様の日は 願い事をするのには とてもいい日ですね。



僕のほうは、昨日から人生の転機となるような


シンクロや出会いなど立て続けに起こりはじめました。


そのことは、また機会がありましたら お話させていただきますね。




ところで みなさんは


奇跡のような出来事を体験されたことがありますか


僕も以前は そんなことは映画や小説の物語の中の話だと思っていました。


今からお話するのは ちょうど3ヶ月ほど前のことです。


僕の父は神職をしておりましたので


子供のころから 祝詞が子守唄のようにして聞いていました


そんなわけで 朝と夜寝る前には祝詞をあげるのが習慣になっているのです。


そして、その前に水とろうそくに火をつけてお供えするのです。


しかし その日はたまたま ろうそくの買い置きをしていなくて


最後に二本のろうそくだけが箱に残っていました。


僕は  「ああ また買い置きしておくのを忘れてしもうたな」 と思いながら


その最後の二本のろうそくを 箱から取り出したのでした。


そして なんの気なく


ろうそくの入っていた箱の底に視線を移したのです。


そこには きれいな純白の羽があったのです


僕はその瞬間 正直いろんなことが頭をよぎりました


まず最初は


「誰かが いたずらのために その羽を入れておいたのかもしれないと言うこと」


でも我が家は僕と嫁さんと二人暮らしなので そんなことができるのは 嫁さんしかいないと思って


おもいきって単刀直入に聞いてみたのです。


嫁さんは 


「私がそんなこと するわけないでしょ」


と言い


でも 次の瞬間 目をみつめながら


「ほんとに そんなことあったん」   「ほんまやったら わたしに見せてよ」


といってきたのです。


僕は 手に持っている その羽の入っているたろうそくの箱を


嫁さんの目の前の差し出したのです。


嫁さんは、その箱の底にある、純白の羽をじっと食い入るように


ながめて


「どうして こんなとこに こんなきれいな羽があるのん」


といって、その羽を見つめたまま 質問をするのでした。


「そんなん 僕にもわかるわけないやろ」


「でも、ほんまにふしぎなことが 起きるもんやな」


僕が そんなふうにつぶやいていると


となりにいた嫁さんが 


静かな口調で


「わたしの 今感じたこと言ってもいい」


「わたしは このきれいな羽を見ているとなんか とても気持ちが安らかになるの」


「これは きっと何かの メッセージやわ」


「きっと 天使さんの羽やわ」


「そうにちがいないわ」


「あのね この間二人で フォレストガンプっていう映画見たでしょ」


「あの映画の最後のシーンで主人公のトムハンクスが子供をスクールバスのバスストップ


に送っていって そこで子供の絵本を開くとその中から、真っ白い羽が ふんわりと


空に舞い上がってゆくと言うシーンがあったのを覚えてるでしょ」


「わたし あの時 ほんとうにうまいこと作ってあるなあ でもこれは映画という作り物の世界


のお話やわと思っていたのよ」


「でも ほんとうにこんなことが起こったら 素敵やろなあ」


「なんて ロマンチックなことも考えていたのよ」


「わたし今 そのシーンを思い出したわ」


「きっと あの映画も最後のシーン 本当に主人公に起こったことなのよ」


「だって 我が家にも同じことが起こったんだから」


「二人で このメッセージ 真剣に考えなあかんと思う」


「そうとちがう」


とにかく こんな感じで一気に話終えた嫁さんは


しあわせそうな表情で


「どうおもう」


と聞いてきたのでした


「僕も正直 今まで不思議なことが 立て続けに起こってきたことを思い出して」


「これは なんかのメッセージかもしれんなあ」


「今日から 真剣にどんなメッセージなのか二人で考えてみよう」


という結論になったのでした。
















猫の超能力

前回の本棚事件からしばらくたったある日の午後のこと



その日は、ちょうどネコたちの撮影をスタジオの出窓でしていたのですが



その日にかぎって、いつものように無邪気にあばれまわるといった感じではなく

しきりに後ろを気にしている様子でした。



私も、今日はなんかおかしいなあと感じながらもカメラを向けて撮影をつづけたのでした。



その後しばらくすると窓のほうを見上げるようにしてまるで置物のネコたちのようになってしまいました




その時の私は窓に虫でもいるのかなといった感じでその光景をみつめていました



でも私はそんなネコたちのしぐさがあまりかわいさに夢中でシャッターを切り続けたのでした



その後画像のチェックを嫁さんに任せてとなりのリビングのソファにほっとして腰をおろしていると



いきなり嫁さんの大きな声で



「ちょっと見にきてーーーー!!!!」


と叫んだのです。




私はあわててパソコンのモニターの画面の前まで走っていき。



そして二人でその画面をみつめながら



二人とも声を合わせて 「オー!!!」 といったまま



しばらくの間 画面の中の置物のようになって写っているネコたちのように

固まってしまっていたのです。



そして嫁さんが指をさす



ネコたちが見上げている窓のあたりを拡大していくと




なにか人影のようなものが映っているのでした



そしてさらに拡大してゆくと



西洋の修道院のお坊さんのような格好でベールをすっぽりと頭からかぶり



こちらのほうにむかって、両手をあわせておられる姿が映っていたのでした。





そしてその部分は



まさに猫たちが視線を集めているところだったのです。



その出来事以降



私は、昔から言われているような



人間にはないネコたちの神秘の超能力を認めざるをえなくなったのでした。





ミラクルな日々

それでは、前回お話させていただいた


僕の中でささやく声がピタリとなくなった後の出来事について


お話していきたいと思います。



僕は、その当時自分の人生や仕事について


行き詰まりを感じて苦しい日々を送っていました。


そんなある日、


以前知り合いにいただいた、日めくり形式の格言集が壁にかけてあり


それには


「さまざまな苦しみは

      人間の最期の完成のために

                  与えられた贈り物と思うこと」


という言葉が僕の目に飛び込んできたのです


僕はそのとき一瞬自分の目を疑いました


なぜなら、そこにはその時まさに自分の中で


どうしてこんな苦しい気持ちになるのか分からず


必死に答えを求めていたからでした。


その答えがまさに目の前に書かれてあったのですから。


僕は、そのとき胸の奥から熱いものがこみあげて来るのを感じたのでした。


涙が後から後から、とめどなく流れてきました。




でも、次の瞬間


え、でもどうして


この前見たときには、確かこれとは違うべつの言葉が書かれてあったのに


ひょっとしたら、嫁さんがめくったのかと思い


あわてて、聞いてみると


「そんなん、さわったこともないわ」


と言う


嫁さんに事の事情を話したが、いったい誰がめくったんやろ


「二人以外にこの家に出入りするもん無いのにね」


ということで


「ほんまに不思議やなあ」


ということでそのことはそれで忘れてしまっていたのでした。


そして、一年ほどたったある日


その日は、朝からどうしてもマイナス思考になってしまい


体調も優れず、少し投げやりな気分で夜を迎えたのでした


そしてベッドの中で隣に寝ている嫁さんに


「俺は、案外この調子やったら早死にするのかもしれへんな」


と憎まれ口をたたいて、布団を頭からかぶって寝ようとしたのでした。


すると、間髪を入れずに


ドタっという、大きな音が部屋に響きわたったのでした。


僕と嫁さんは、びっくりして飛び起きると


ベッドルームの端の壁沿いに設置してある背の高い本棚から


一冊だけ本が落ちていたのでした。


「えー、あんな大きな音がしたのにたった一冊だけしか落ちてないの」


僕と嫁さんは、そう言いながら顔を見合わせました。


しばらく、呆然と二人でしていましたが


嫁さんが、「いったいどんな本が落ちたんか見てきたら」


という声で、」あわててベッドから降りて見てみると


以前買っていて、時間が無くてあまり読んでいなかった


「人間百歳自由自在」


というタイトルの本が表紙を上にして落ちていたのでした


僕は、その本を手にとるやいなや


あまりのショックで「えー」っと言ったまま、黙ってしまっていたのでした。


その様子を見ていた嫁さんが


僕のただならぬ気配に驚いて


「いったいどうしたん、何があったん」


と目をこらして見つめながら問い詰めてきたのでした。


僕は、もうそのときは言葉も出ずに


黙って本を持ち上げ、嫁さんに見せたのです。


それを見た嫁さんも、「えー」っと言ったまま黙ってしまいました。


しばらくの沈黙の時間が過ぎた後、嫁さんが


これって、いったいなんなの


「僕もようわからんけど、何かすごいこと起きた見たいやなあ」


僕もこれから、マイナスな言葉うかつに言われへんなあ


嫁さんも、「ほんまやわ」


こんなことってあるんやねえ


「あんた、きっと天の神さんから怒られてんのんとちがう」


嫁さんとそんな会話をしながら、その本を二人で枕元に置き


僕のいましめとしています。


この続きは次回に書くことにします。









光の中へ

ようこそ、光の世界へ


まずはじめに僕がこのブログを始めたいきさつからお話しますね。


僕は長い間写真の世界に生きてきましたが


ある日ふと


僕には他に本当にこの世で果たさなければならない使命が


あるように感じるようになりました。


それからしばらくたったある日の午後


僕が道を歩いていると


とても小さな声でささやくように


「それでいいのか」


という男性の声が聞こえてきました。


僕は最初


そらみみかと思い気にもとめないでいつもように


暮らしていました。


でもなぜかその声が耳から離れなくなり


「そんなこと言われても今の僕に他になにをしろと言うんや」


と言うような反発したような感情がわいてきたんです。


それから何日か過ぎた日


遅い朝食を一人で食べている時


このときは小さな、でも威厳のある声で


「灯台になれ」


と言われ


その時さすがに僕は思わず


あたりを見回したんです。


でも、もちろん僕以外の存在は見当たりません。


その声は


あくる日も


またそのあくる日も


続きました。


そして、だんだんと


大きく、力強く聞こえるようになったのです。


そうなってくると


さすがに僕も無視することができなくなって。


「わかりました


しっかりと聞いています。


でも、今の僕にどうしろというのですか」


と思わずさけんでいました。


そんな出来事があった日から


僕の中にこだましていた声は、ぴたっと聞こえなくなりました。


でもその日を境にして


つぎつぎと


不思議なことが


僕のまわりに起きだしたのです。


どんなことが起こったかは


次の記事で書いてゆきたいと思います。




















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