ザ・シークレットガーデン(311)
しかし、私たちの走っている光りの道の周囲の風景は、薄暗く変化し確実に闇の領域の中心部に近づいているのを戦士たちは感じているようで、一糸乱れずに一つの生命体のように美しい群れに変容していった。
その時の私は、確実に違う次元に存在していることに気づきはじめていた。
しばらく全戦士一体となって疾走していると、私たちの前に大峡谷が姿を現した、それはとてつもなく広い峡谷として私たちの前に、立ちはだかった。
その時キャロラインは、天に向かって「お願いメアリー私たちは一刻も早く我らが同胞を救いたいの、この峡谷を越えさせて」と語りかけるように叫んだ。
すると、私たちの前に一瞬のうちに光りのベールが降ろされ、その中から圧倒的な数の光の軍団が私たちの前に姿を現し、峡谷の空間を飛び抜けるように駆け抜けていった。
続く・・・・・・