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教えたリハビリも真面目に取り組み、
食事も何とか1人で摂れるようになっていました
だけどこのことで、
人間とは欲深いものだと思い知りました。
夫側の親族達が言い出しました。
「もっとこぼさず食べれるようにならないと」
「1人でお風呂に入れるようにならないと」
「出来るだけトイレに行ってもらわないと」
いいと思うんです。
もっとこうなりたい!少しでも自分でやりたい!という思いがリハビリの原動力になるし
「自分で出来る」ということが、高齢のじいじには自信にもなると思うから。
だけどまずは、ご飯が自分で食べられるようになったことを褒めたり、そのためにリハビリを頑張ったことを労ったり
他にかける言葉がある、と思ってしまいました。
じいじはみんなの言葉にシュンとして
そっと離れた場所にいたたっちゃんの側に移動しました。
周りはその様子に気づかず
言いたい放題。
じいじに聞こえてるよ、やめなよ。
と言ってもスルーされた溜め息ついちゃった
その時、たっちゃんが
そーっとじいじの膝の上に移動しました。じいじの体にも問題ないです
それにはじいじも嬉しそうに
たっちゃんに声をかけて一緒に遊んだり、
たっちゃんもじいじに笑顔で返したり
そんな様子がありました。
その時、たっちゃんなりにじいじを励まそうとしているんだと、そんな風に見えました。
たっちゃんは自分が甘えることでじいじが喜ぶと分かっているのかな。
2人の空間だけ、嫌なことも暗い話もない
温かい空気が流れていて
日常の幸せを感じる空間に感じました。
たっちゃんは空気を読むことが苦手です。
それも特性の一つです。
だけど、今日のたっちゃんの行動を見て
人の痛みに気づくことがあるんだ、励ますことが出来るんだと、たっちゃんの成長を感じました
変な言い方だけど、私はたっちゃんをとても誇らしく思いました。
困っている人、辛そうにしてる人に寄り添える人はとても強い人だと思います。
たっちゃんは優しくて心の強い子に育っている、と私も自信を持つ出来事でした
そして私も反省。
たっちゃんは空気が読めないと思い込んでいたけど、ただみんなより空気を読むことが苦手なだけなんだよね…と思い直しました
0か100かの答えだけではないんだと、改めて釘を刺された出来事になりました
まぁ〜とにかく
夫側の親族どうにかならんかね
お読みいただきありがとうございました