「ストレスは、人生のスパイス」って、本当?
ストレスは、人生のスパイス。
これ、ほんとです。
私たちがまだ
狩猟や採集で生活していた頃、
敵に襲われたとき
ストレスホルモンが出るから
そのおかげで
瞬発力や筋力が増して
逃げたり戦ったりできました。
次はもっと上手く
敵に対峙できるようにと
道具や罠を作るようにもなりました。
現代社会でも
私たちは様々な
ハードルにぶつかり、
集中して全力を出し
それを乗り越えるから
達成感や自分の成長を
感じることが出来ますよね。
すべてがうまくいっちゃったら、
人生、楽しいですかね?
私はつまらないと思う。
だから、
ストレスそのものは
本当に人生のスパイスだし
ストレスのおかげで
我々は成長している、
とも言えます。
なのになぜ、
ストレスが悪者になるんでしょう。
ストレスが悪者になるのは、
ストレスとストレスの間に
リラックス時間が足りない時。
水泳で
息継ぎが無かったり
空気が十分に吸えないと
苦しくなってくるのと
同じで、
ストレス状態が続いて
休息時間が足りないと、
心は疲れ、健康にも
支障が出てきます。
健全なストレスは、
来ては去っていき、
次のストレスまでに
十分な休憩が入ります。
敵から逃げた私たちの祖先は
次の敵に出会うまでは
安心してゆっくりのんびり
過ごしました。
でも現代社会の私たちは
ストレスを感じて
それが収束する前に
次のストレスを感じる
という、
ストレス状態の
連鎖反応の中で生きています。
朝、
子供のわがままでイライラし
出がけに旦那に言われたことに
カチンときて
ムカついているのに
ごみ捨てで会った
向かいの奥さんには作り笑顔、
電話でママ友に愚痴を吐いて
何となく気分は良くなった気がしても
料理をしていたら
旦那のことを思い出して
またイライラする。
これ、
ずっとストレス状態です。
ストレスから離れている時間が
殆どない。
だから、
どんどん苦しくなるんです。
そして、
自分の行動をよく観察すると
分かるのですが、
私たちは
自分で自分のストレス反応に
油を注いで
自分をわざわざ
ストレスの連鎖状態に
追い込むことがすごく多い。
上の例で言えば、
子供にイライラしたことと
旦那さんは関係ないですよね。
向かいの奥さんに
笑顔を振りまかなくてもいいのに
嫌われたくないから
無理に笑う。
愚痴を吐けば
イライラの記憶が戻ってきて
心がまた荒れてくるのに
ママ友に電話して話す。
料理をしている時に
旦那さんは目の前にいないのに
今朝の会話を思い出して
イラついている。
こんな風に
ストレスの連鎖を作るから
本当なら
人生のスパイスになるはずの
ストレスが
慢性的に自分を
苦しめてしまうのです。
ですから、
イライラが出てきたら
そのイライラを引きずるのを
やめてみましょう。
一旦深呼吸してもいい、
その場を離れてもいい、
お茶を入れてもいい、
散歩に出てもいい、
更なるイライラを呼び出すような
思考の連鎖を止めましょう!
せっかくの「人生のスパイス」、
上手く使わないと
もったいないですよ~
思考の連鎖を止めるには
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ストレスについては
こちら記事もご参照ください
ストレスはこまめに処理しよう
自分がはまりやすい罠を知ることも大切
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