感情≠自分・マインドフルネス的感情の捉え方
ちょっとしたイライラ、モヤモヤから
胸がつぶれるような悲しみや
顔が真っ赤になるような恥ずかしさ、
頭が熱くなるような怒り。
私たちは毎日、いわゆる
「ネガティブ感情」を感じながら
生きていますよね。
「ネガティブ感情」が出てきたとき
私たちがまず感じるのが不快感です。
不快だから、速く無くしたい
感じたくない、と思います。
そんなことを思う余裕もなく、
感情と一緒になり、
飲み込まれることもありますね。
マインドフルネスでは
どんな感情であっても
「今ここの自分の中に発生している現象」
で、観察できるものとしてとらえます。
感情≠自分
感情=自分の中に起きている現象
という考え方ですね。
自分の中に起きている現象だけれど、
突き放してしまうのではなく、
興味と優しさを持って(←ここ、ガチで大切!)
「今は悲しみがあるんだな」
「強い恥ずかしさが出てきたな」
「へえ、今日はなかなか消えないんだな」…
と、「感情があること」を認めて、
感情に優しく近づいてみます。
ここで「感情があること」を
客観的に認められると、
私たちは自然と
感情に飲み込まれない状態に
なっています。
飲み込まれない状態になったら、
この悲しみが伝えたいことはなんだろう?
繰り返して出てくるこの怒りはどこから?
しつこく訴えてくるのは何故?
のように、穏やかに質問しながら
その背景・根本を理解していきます。
この時も好奇心と優しさを持つことが大切です。
感情の背景・根本が理解できると
感情は消えるか、弱まるかしていきますし
また出てきたとしても
上手くつきあえるようになります。
私の場合、
マインドフルネスに出逢った頃は
娘に対する不安がとても強く、
瞑想を始めればすぐに不安がでてくる、
日常生活でも気がつくと
娘のことを心配しているという状態。
初めは不安を消すことばかり考えていました。
毎回毎回、嫌という程に
私にまとわりつき、私を苦しめる不安。
不安かは私が逃げても逃げても
どこまでもついてくるから
今度は叩き潰そうとしたけど消えない。
瞑想したって変わらないじゃないか、
そんな風に思っていた時、
ブレイクスルーがありました。
万策尽きて、
逃げるのも、戦うのもやめて
不安があることを認め、受け止め、
時間をかけて質疑応答していたら、
娘はxxでなければならない
私はxxでなければならない
という、私の勝手な、
そしてとても強い思い込みが
不安の根本原因だとわかりました。
一度でも「感情を理解する」ことができると、
感情は怖いものでもなんでもなく、
上手く付き合えるようになるものだと
わかります。
いわゆる「ネガティブ感情」は
自分を理解するための最高の材料。
自由になるための切符みたいなものです。
まずは小さなモヤモヤ、
イライラを観察してみましょう。
何を教えてくれるんでしょうか?
ちょっとだけイライラ・モヤモヤ体験が
楽しみになりませんか?
9月18日のマインドフルネスお話会
満席となりました
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