アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、
ジュバ智子です。
私にとって、まさに「理想の先生」、
「先生の鏡」的な人がいます。
私が学んでいるMBSR
(マインドフルネスストレス低減法)の先生、
ドイツ人のM先生です。
昨日のブログで
先生の優しさについては
少しお話しましたが、
ほんっとに大好き!
私よりちょっと年上の男性で、
見かけはね…アンパンマンみたいなの
ちょっと丸っこい身体に
丸い顔が乗っていて
いつもニコニコしている。
受講者には厳しいことをいう時もあって、
そんな時でも
眼にはいつも深い優しさが宿っている人。
若いころ、
親に言われたとおりの人生を歩いて
迷い、行き詰って、チベット仏教に出逢い
その後、心理学を学び、
マインドフルネスに出逢ったそうです。
今は主に病院でマインドフルネスを使った
痛み・ストレス低減のセラピーを
されています。
M先生の底抜けな優しさと
深い洞察力だけでも
私にとっては最高の先生なのですが
何が一番すごいかというと
生徒は必ず自分に向き合い
自分で答えを見つけることが出来ると
信じて疑わないところ
なんです。
先生の指導のもと、
マインドフルネスの勉強を始めた時
「こういう人にイライラするんです」
「こういう時に腹が立つんです」
「こんな自分に情けなくなるんです」
といった質問を、たくさんしました。
私としては、先生が
「だったら、こうしなさい」
「そういう時にはxx瞑想をしなさい」
といった答えをくれるものと期待してました。
だって私はお金を払って
ストレス低減に来ているんだし
先生がストレス低減のための
処方箋をくれると思ってたから。
そんな私に先生はいつも
「そう、だったらイライラと話してみて」
「腹が立つ気持ちをもっとよく観察して」
「情けなさって、どんな感じか調べてみて」
といった返事しかくれなかった。
やさしく微笑みながら、毎回、
「自分と向き合ってごらん」と
私を独りぼっちにしました。
次の週に「やっぱりわからない」と言うと
「だったらこういう向き合い方はどうかな?」と
ちょっとだけヒントをくれて、
やさしく微笑んで、また、
私を独りぼっちにしました。
その繰り返しでした。
独りぼっちになって
ガッカリして
自分と向き合うのだけど
先生のあの暖かい目は
いつも私と一緒にいてくれて
そしてそのまなざしにはいつも
「大丈夫だよ」
「時間をかけていいんだよ」
というメッセージがたっぷり入っていて
その暖かさと
わたしの力に対する信頼があったから
私は自分の感情と向き合い続けることが
できたんだと思います。
私が以前よりも
感情との付き合い方が少しだけうまくなって
自分に優しくできるようになり
人の哀しみを感じ、理解し
少しずつ人にも優しくなってきたとしたら
それは
M先生のおかげです。
クラスで泣いてしまう人がいて
泣き終わるまでどんなに時間がかかっても
穏やかに待っていてくれて
支えが必要だな、と思える人には
その人がクラスで一人になるタイミングを
しっかりと観察していて
その時にさりげなくその人に近づいて
他の人に聞こえないように配慮をしながら
優しい言葉をかけてくれる先生。
広い分野の莫大な知識を持っていて
知識に関する質問なら何でも
きめ細かく答えてくれる先生。
人の弱さを指摘したり
上から目線で人を指南しようとする生徒には
穏やかだけどはっきりと
「それはやめてください」と言える先生。
生徒を信頼し、暖かく見守り、
それでも何か不具合はないか、
手を差し伸べる必要はないか、
しっかり観ていてくれる先生。
マインドフルネスを生きている、
そんな先生です。
私もいつか、M先生みたいになりたいです。
マインドフルネスの基礎をしっかりと学びたい方向けの
1Day講座・6月20日・満席となりました・次回は8月です
マインドフルネス・オンライン瞑想会ー7月まで満席!
8月以降は告知をお待ちください
SNSやっています。フォロー大歓迎!
ブログでは書かないドイツの日常生活、日々の気づきを書いています。Facebook
Twitter