「いい加減にしなさいっ!」と怒鳴るとき | 【ドイツ発】心の質は人生の質!マインドフルネス&セルフコンパッション&アドラー心理学で揺るがない幸せ体質になろう★ジュバ智子

【ドイツ発】心の質は人生の質!マインドフルネス&セルフコンパッション&アドラー心理学で揺るがない幸せ体質になろう★ジュバ智子

人生に「遅すぎる」なんてない!ドイツMBSR協会認定・国際資格を持つマインドフルネス講師が伝える本物のマインドフルネスで心の苦しみを根本から解決!セルフ・コンパッションで自分を優しく支え、アドラー心理学をコンパスに「後悔しない人生」を今日ここから始めよう☆

アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、

ジュバ智子です。

 

 

子育てをしている方なら

誰でも一度は

 

「いい加減にしなさいっ!」

 

と子供に怒鳴ったことが

あるのではないかと思います。

 

私も随分と怒鳴りました。

 

今から思えば、

怒鳴る必要なんてないのに、

怒鳴っていました。

 

 

 

 

私の経験ですが、

 

怒鳴るときは大抵、

目の前の子供が見えていません

 

さらに、

 

できていることではなく、

できてないことに注目して、

 

心の中でできてないところをデフォルメし、

余計なダメ出しをしていることが多いです。

 

 

さて、

私のむすめ(Mちゃん)が

携帯をいじっている時間がとても長いと

仮定します。

 

そして、Mちゃんも納得の上で、

「少なくとも食事中は、携帯を使わない」

というお家ルールを決めたとしましょう。

(因みにうちでは食事中の携帯、

Nintendo Switch、新聞、全部OKです)

 

 

 

 

おうちルールとなった後、Mちゃんは

食事中は携帯をいじらなくなりました。

 

でも、それ以外の時間は

携帯を手にしている時間が長く、

私はそこがちょっと気に食わない。

 

 

家事をしながら、買い物をしながら、

 

「携帯ばっかりやって!」

「その分勉強すればいいのに…」

「何度言ってもわからないんだから!」

「依存症なのかしら…」

 

などと考えては、モヤモヤしています。

 

 

少なくとも食事中にいじらなくなった、

というところは「当然のことだから」と

注目してあげず、

 

携帯をいじっているときのMちゃんを

思い出しては「できてない」ネタを探し出し

勝手に「Mちゃん・できてないストーリー」を

書いていきます。

 

 

 

 

さて、夕食時。

みんなが食べ始めると、

Mちゃんの携帯が鳴って、Mちゃんは

携帯をいじり始めました。

 

私は「イラッ」と来ます。

「ねえ、Mちゃん!」と声を掛けますが

Mちゃんの目は携帯にくぎ付けです。

 

 

私の「イラッ」は怒りに変わり始め、

それが強い怒りになった途端、

 

家事をしながら、買い物をしながら、

モヤモヤ考えていたこと、

あの「Mちゃん・できてないストーリー」が

一気にフラッシュバックしてきます。

 

 

このフラッシュバックのせいで

私にはMちゃんが

 

ストーリーの中の登場人物、つまり

 

何度言ってもわからない子

約束を守れない子

いつも携帯をいじっている子

携帯ばかりで勉強しない子

 

に見えてしまいます。

 

 

当然、私の口から出るのは

 

いい加減にしなさいっ!

何度言ったらわかるのよ?

携帯ばっかりやって!

このままでいいと思ってるの?

 

という叱責の言葉です。

 

 

 

 

 

ここで何が起こったかというと、

 

 

私は、Mちゃんの

 

1.「できているところ」はスルーして

「できていないところ」にフォーカスし、

 

2.さらにその「できてないところ」を

頭の中で勝手にデフォルメし、

 

3.そのデフォルメされた世界から

Mちゃんを行動をジャッジして

一方的に怒りをぶつけた

 

ということなのです。

 

 

 

目の前の、「今ここ」のMちゃんは、

 

本当に、

 

何度言ってもわからない子

約束を守れない子

いつも携帯をいじっている子

携帯ばかりで勉強しない子

 

でしょうか?

 

100%そう言い切れるでしょうか?

 

 

 

 

叱り飛ばす前に、

私のモヤモヤ思考で作ってきた

「Mちゃん・できてないストーリー」から出て、

目の前のMちゃんをみることができたら

 

まったく違う風景が見えてくるはずです。

 

 

わたしのこころに

 

今日までちゃんと約束を守って来たのに

何か事情があるのかも知れない

 

という余裕が生まれてくるはずです。

 

 

よく顔を見てみたら、Mちゃんは

 

眉間にしわを寄せながら

真剣に、一生懸命、

誰かにメイルを書いているようです。

 

大切なお友達に何かが起こって、

今ここでどうしても伝えたいことが

あるのかも知れません。

 

 

私は、

 

「大丈夫?

急いでる用事があるなら、済ませていいよ。

終わったら、ご飯食べよう!」

 

と声を掛けます。

 

 

 

 

ちょっと極端な例を挙げましたが、

 

叱りつける

怒鳴る

 

という行為の裏には

こんなトリックが隠れていることがあります。


アドラー心理学とマインドフルネスを学ぶと

このトリックは見破りやすくなります。


アドラー心理学で

「できているところに注目」。


マインドフルネスで

「頭の中のストーリーの世界から出る」。

 

 

できてないところに目が行っていないか。

それを誇張して、レッテルを貼っていないか。

目の前の子供を見ているか。

 

 

自戒の意味も込めて、記事にしてみました。

 

 

 

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