アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、
ジュバ智子です。
このブログでは
「今ここ」に戻る大切さを
色々な記事を通してお伝えしています。
なぜこんなにしつこく
マインドフルネスの実践を通して
「今ここ」に戻ることを
強くお勧めするかというと、
頭の中に作り出した
未来への不安や
変えることが出来ない
過去への後悔や
自分の思い込みが構築した
理想の自分や子供、パートナーと
現実とのギャップへの怒り、
そういうことに
翻弄される時間が、
本当にもったいないからです。
そして、頭の中の
架空の世界に住んだまま、
自分・子供・パートナーを見ていても
それは「見ているつもり」に過ぎず
本当の自分・子供・パートナーは
見えてこないからです。
昨日の散歩で最高に気持ちの良かった風景↓
前置きが長くなりましたが
(前置きが長くなるのが私の悪い癖)
でも、
「今ここ」に戻るのは
ネガティブな感情から逃げるため、
嫌な感情を感じないで済ませるため
ではありません。
その逆、
「今ここ」に戻って
ネガティブ感情を観て、受け入れて、
それを理解して消化するのが
マインドフルネスのアプローチです。
マインドフルネスでは
「今ここ」で起きていること、
つまり、
自分の中と外で起きていること、
どちらもありのまま眺め、
受け入れていきます。
そして、
その観察と受け入れを通して、
ネガティブ感情への理解が
生まれていくのです。
ネガティブ感情への
マインドフルな対応例を
一つ挙げますね。
あなたが「理想の子供」、
そうですね、例えば「成績優秀な子」
を頭の中に描いているとしましょう。
実際の子供が今日、
算数で40点を取ってきました。
あなたの頭の中の理想と
現実とのギャップから
あなたの中に怒りが生まれてきます。
ここであなたは、
「ああ、怒りが生まれたな」
と気づきます。
怒りをしっかりと感じつつ、
「このままだと怒りが爆発するから、
まずはお茶でもいれよう」と、
自らの行動を決め、
子供とは一旦距離を取って、
お茶を入れて、味わいます。
(感情から「反応」するのではなく、
理性で「対応」します)
お茶を飲みながら、
怒りがだんだんと悲しみに
変わっていくのを観察します。
その悲しみに寄り添っていると、
「自分の頭の中の理想」が、
怒りと(その下に隠れていた)悲しみの
直接的な原因だったと気づきます。
「ああ、そうか、自分のこういう設定が
悲しみを生むんだな」と理解でき、
感情は荒々しさ・生々しさを
なくしていきます。
…この例では、
怒りがサインとなり、
「今ここ」に戻って、
お茶を飲む時間を使って
「今ここの自分の感情」を
見つめています。
お茶を味わうと同時に(自分の外)
心の中にある怒りにも(自分の中)
同じように意識を向けていますね。
「今ここに戻ること」が
「感情からの逃避」ではないこと、
お分かりいただけたでしょうか。
「今ここ」に戻ると
不思議なほどに理性が働くようになり
物事がクリアに見えてきます。
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