いくら何でも遅くね？

日テレのあまりの対応に世間が驚いた「セクシー田中さん事件」

3月25日に「適切な時期に公表したい。一つの目安は、ＧＷが明けたあたり」と説明していたが、世間から「適切な時期っていつだよ」「関係者が限られているのに遅くね」と突っ込みが入ると「ゴールデンウイーク明けにも間に合いません」となって、今日は5月の24日…

いやいやいやいくら何でも遅くねと、ネットでは段々と話題になっています。

これが、今の日テレと世間との違いでしょう。

事件の切っ掛けや問題点は、関係者が限られている事や、関係者が自身でSNSに痕跡を残している事から当初から言われていた事以外に出て来るはずもなく、ただただ無駄に時間を使って発表を先延ばしにしているとしか思えませんね。

世間も段々と「あれ『セクシー田中さん事件』ってゴールデンウィーク明けから、もう少し遅くなるとは言ってたけど…遅すぎじゃね」と思い出したところに、漫画家の森川ジョージ先生がこの件に「時間かけたなりのモノをお願いします」とポストし、「だよねー」と注目を集めています。

これだけ時間を使って「誰も悪くなかったです。原因は分かりませんでした。」では済まないですし、当初から言われているような結果なら「なぜこんなに時間がかかったヒアリングに時間がかかったならヒアリング結果出せ」と言われるでしょう。

また、この問題を差し置いて「24時間テレビ」の発表をするわけにもいかず…

24時間テレビは24時間テレビで問題を抱えていて、ただでさえ「募金ちょろまかし事件」で騒がれたところに「セクシー田中さん事件」で、メインMCをやってくれるタレントが見つからない…

例年なら旧ジャニーズで決まりのはずが、あちらはあちらで問題を抱えているので、これで「24時間テレビのメインやります」となったら「問題組がタッグを組んだ」とネットのおもちゃになるのは目に見えている事ですし、放送当日はリアルタイムでいじられ、お祭り騒ぎとなるでしょう。

つまり、どちらにもメリットが無いんです…　

だからと言って他に引き受けてくれるタレントがいるかと言えば、「セクシー田中さん事件」の内容と報告(調査報告していればですが）から間もないという事で「イメージが悪くなるどころか盛大に爆死する可能性が高い事が確定している仕事を受けるか」という問題があり、どの事務所も大事なタレントを捨て駒にはしないでしょう。

ならばと、大金を積んで依頼なんかすれば本末転倒ですしね

なら、局のアナウンサーでやればいいんじゃないと、ごもっともな意見があると思うのですが、局のアナウンサーでは華が無さすぎて、年々下がり続ける視聴率と募金金額にとどめを刺す事になりかねない…

今の日テレは「24時間テレビは放送したい」でも「セクシー田中さん事件」は避けては通れない、でも「セクシー田中さん事件」の報告をすれば、またこの問題が掘り起こされ話題になる、話題になると「24時間テレビなんかやってる場合か」と指摘される…という悪循環をグルグルしているんではないでしょうか

結局、「あれも嫌、これも嫌」で、じゃどうしたいのと言えば、「自分たちの都合よく、思った通りに世間が受け入れて、ご機嫌をとってくれ」って事でしょう。

つまり、これってほぼほぼ答えなんて出ているんだけど、発表しない（出来ない）のは、上層部の腹が決まらないからでしょう。

腹が決まらないというか、スケープゴートが決まらないんでしょうね。

ネットではあまりの時間のかかり具合に「このまま逃げるつもりでは」とい声もあるようですが、問題がここまで大きくなり、長引いてしまっては今更、下っ端を切ったところで手遅れ…だからと言って上層部は誰もがその地位を失いたくないのでいつまでたっても結論が出ない…といったところではないでしょうか。

これが昭和なら「黙って逃げ切り」や「有耶無耶になって終わり」が通用したんでしょうが、今は令和、誰もが発信でき、発信している内容が瞬時に分析され、どんな内容に人の関心が集まっているのかが分かり、「トレンド」として発表する事で、より拡散するという流れが出来ているので、誰かが「そういえばあの問題どうなった」と呟けば、同じ疑問を持つ人たちが共鳴しあい忘れていた人も参加するようになる。

頭の中の記憶だけに頼っていた時代と違い、デジタルの世界では鮮度抜群の状態で情報が蘇る事は、誰よりも知っている人達のはずなんですが…

さて、あと1週間で5月が終わりますが、調査発表はいつなんでしょうね。