すでにご存じの方も多いと思いますが、ブラジル国内のアマゾン川流域の森林でかつてないほど大きな規模で火災が起こっています。
上の写真のオレンジ色の部分が火災が起きているところです。
白は都市部を、黒は森林を、灰色はサバンナを示しているので、この写真を見ると火災の深刻さがわかります。
アマゾン川の流域の60%はブラジル国内にあります。
アマゾン川一帯には、世界最大の熱帯雨林が広がり、この熱帯雨林には、固有の植物種・動物種が多数育まれていて、生物多様性の宝庫と考えられています。
「地球の肺」という別名さえあります。
様々な植物や動物たちの故郷でもあるアマゾンの広大な熱帯雨林は、地球上の酸素農地20%を生み出し、わたしたちが生活することを可能にしているからです。
熱帯雨林ではこれまでも森林火災があり、それ以外にも環境汚染によるダメージがありましたが、今年の火災は前例のないレベルに達しています。
2019年1月に当選したジャイル・ボルソナロ大統領は、熱帯雨林の開発を進めることを宣言しました。
8月初旬、ボルソナロ氏が大統領に就任して以降で3,444平方kmの森林が失われ、これは前年の同時期と比べ39%増でした。
このことを明らかにした環境担当部局のトップは解雇されました。
過去50年間でアマゾンの熱帯雨林の5分の1が失われたと言われており、森林伐採が進むスピードは増しているとも指摘されています。
科学者たちは、こうした緑豊かな土地の20%が失われると、樹木が根を残して枯れるといった現象が発生すると予想しています。
それにより、さらなる森林火災や干ばつが引き起こされる可能性が高まります。
ブラジルの宇宙調査局の観測データでによると、2019年8月20日までに74,155件の森林火災が報告されており、これは昨年の同時期と比較すると84%増です。
また、火災で発生した煙によって、日中にも関わらずサンパウロ市は暗闇に包まれたそうです。
アマゾンで活動する生態学者トマス・ラブジョイ氏によると、
「今回の火災は、森林伐採が原因と考えられます」
アマゾンでは、木材用だけでなく、大豆畑や牛の放牧地を作るために大量の木が伐採されています。
手っ取り早く開拓するために、森を焼き払うことも少なくなく、アマゾンの森林火災の大半は、このように人間が火をつけ、その後制御不能に陥ったものだとラブジョイ氏は言います。
森林破壊により森が失われると、その地域全体が乾燥し、さらなる森林減少をもたらす「負のスパイラル」に陥っていきます。
アマゾン森林火災がこのまま続けば、間違いなく地球の気候変動に深刻なダメージを与えるでしょう。
植物の植生や動物の生息地を大きく変え、わたしたちの生活にも大きく影響するのは間違いありません。
アマゾンの森林火災は「対岸の火事」ではなく、わたしたちの生活に大きな関わりがあるのです。
アマゾンの森林を保全し、少しでも火事を減らせるように少しでもできることをしたいですね。
具体的には、熱帯雨林を保全するための基金に募金をすることや「レインフォレスト・アライアンス」の認証を得た商品を購入すること、また、牛肉を食べないことも、こうした森林伐採を食い止めることにつながります。
なぜならば森が伐採された土地でこうした動物たちが育てられているからです。
わたしたちは何を買うか、何かを買わないかという選択によって環境改善や自然保護の働きかけができるはずです。
♪これからの予定♪
「ホメオパシーレメディの使い方講座@アサバアートカフェ」
日時:2019年9月12日(木)、26日(木)、30日(月)
*1回3時間。10月中に4回目を予定しています(未定)。
*「風邪・インフルエンザ」「捻挫・骨折」「頭痛」「更年期の症状」などテーマ別にお話します。
*ご希望のテーマがあれば、それに合わせてお話しできますので、お知らせください。
>>お問い合わせ・お申し込みはこちら>>
「ホメオパシーお話し会@山形・鶴岡」
日時:10月6日(日)
*時間や会場等詳細がわかり次第おしらせします。
・ホメオパシー&フラワーエッセンスによるカウンセリング(健康相談)
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