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太平記

今、自分がハマっているのが『太平記』、時代劇チャンネルで放送されている。もちろんNHK大河ドラマの再放送だ。

太平記 (NHK大河ドラマ)

本放送の時からハマって、実に今回を含めて見るのが5回目だ、もちろん録画もしているので。最初見た時には、何が夢中にさせるのかは良くわからなかったが、今、考えてみると、キャスティングの良さとストーリの良さだ。フランキー堺や緒形拳、片岡孝夫(現:片岡仁左衛門)を重要な役に配置する一方、当時としては思い切った片岡鶴太郎の大抜擢や、トレンディー系と言われていた柳葉敏郎や陣内孝則、そして宮沢えりなどをバランス良くキャスティングし、しかも役どころとマッティングしていたのが優れていた。またストーリーも、この乱世の難しい時代を原作があるとは言え、架空の人物を浮かす事無く取り入れ、うまく物語を作り上げていた。

この時代は天皇が時代に深く関与しているため、なかなか制作するのが難しい。当時の制作にかかわった人の話を聞くと、難しい問題がいろいろとあったようだ。実際に、この大河ドラマでこの時代をドラマ化したのは、この作品だけだ。それだけに、このドラマに新鮮みがあったのかもしれない。

このドラマは1991年の放送。当時まだ売れてなかった、豊川悦司や大杉蓮、常磐貴子らがちょい役ででてるので、それを見つけるのも面白い。是非、見てもらいたい作品だ。

今回、放送を見るにあたり、ネットで調べていると昨年、DVDが発売されたらしい。今、買おうかどうか悩み中だ。

NHK大河ドラマ 太平記 完全版 第壱集 [DVD]/真田広之,武田鉄矢,陣内孝則

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NHK大河ドラマ 太平記 完全版 第弐集 [DVD]/真田広之,武田鉄矢,陣内孝則

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ジュリー&ジュリア

メリル・ストリープ演じるジュリア・チャイルドは、
アメリカでは知らない人がいないくらいポピュラーな存在で
『Mastering the Art of French Cooking』の著者として、
家庭料理に絶大な影響をあたえた人らしい。

ジュリアは実際に185cmの長身で、
甲高い声が特徴だったが、
それをメリル・ストリープが見事に演じきっている。
一方、ジュリー演じるエイミー・アダムスは、
こういう役を演じると上手い。

この作品はジュリーとジュリアが
生きた年代こそ違うが、
料理を通じて人生とは?夫婦とは?
というテーマを考えさせてくれる。

途中、ダン・アイクロイドがジュリアをパロディー化する
シーンが出てくるが、ジュリアがテレビで活躍していた当時は
生放送が主で、料理を放送してる時いろんな失敗があり、
それをパロったとか。

とにかく温かい気持ちになれる映画。
この季節に見るのがピッタリの作品。
”ボナペティ”




アンチでいる事

ある意味”アンチ”でいる事は楽かもしれない、対抗する相手のスキをついていればいいのだから。しかし、そんな事を長く続けているといつの間にか大事なものを失ってしまう事がある。それは物事を正しく見る「目」だ。アンチという立場からしか物事を見る事に慣れてしまうと、いざという時に正しく物事を見る事が出来なくなってしまう事が多々あるのだ。今の民主党を見ていると、そんな事を感じてしまう。既得権益にしがみついていた自民党も見苦しかったが、虐げられた立場からスポットライトを浴びて舞い上がっている民主党も同じような見苦しさ。「野党の方が楽だったよなー」と真剣に考えている議員も多いのではないかと思うほどだ。




人もコスト化

テレビのニュースを見ていても、ニュースの垂れ流しやピントの外れた解説ばかりで、どうしょうもない。問題提起も含めて、ネットでの様々なやり取りが面白い。そんな中から、いくつかチョイス。

いい職場って何?

結局、資本主義が進めば人もコスト化するって事。そのあたりに日本のシステムや人々の感情や考えがついていけてないという事だろう。先日見たマイケル・ムーアの『キャピタリズム』も、人のコスト化に切り込んではいるものの、すでに一般市民は織り込み済みの既成事実なので、いつもの爆発力がなかったように思う。

憲法秩序に反しているのは宮内庁

マスコミが小沢幹事長に対して常に批判的なのは、そのマスコミ対応故なのか?そう感じざるを得ない。このブログに書かれているように

また、この問題について小沢幹事長を批判する人々は、国事行為という憲法上の天皇の権能の問題と、対中国外交の是非や小沢氏の強引な政治手法に対する批判とを混同してしまっているのではないでしょうか。

問題を混同している。それが意図的かどうかはわからないが。

天皇の「政治利用」は霞が関のトリックだ

こういった論評がマスコミに出て来ないのが、実に不思議(いろいろと事情はあるだろうが)。ネット上の方が建設的な意見&正しいものの見方が論ぜられてしまう所に、今のマスコミの限界がある。







社会企業家は逃げ?

20代から30代に増えている社会起業家。ある雑誌を読んでいると、ベンチャー経験者から見た、今の社会起業家を目指す人たちは、ある意味”逃げている”に見えている、ように書かれていた。自分もどちらかと言えば賛同する考えだ。ちょっと話はズレてしまうかもしれないが、この世代の人たちはハウツー本や自己啓発本をよく読んだりしていて、”まず自分の出来る事”から着実に始める人が多いように思える。それはそれで間違いではないのだが、自分の考えとしては”自分は何をやりたいのか”を考えて欲しいように思う。例えそれが今の自分にとってハードルが高いものであっても、それに向かい結果を出すように努力する。そこがとても大事なのではないのか。自分の身の丈の中で目指す社会起業家であれば、必ず一過性のものとなってしまうだろう。



今年を振り返って

今年もあと半月。という事で、今年劇場で観た映画を数えてみた。現時点で58本、あと半月あるので最終的には60本ちょっとになりそう。その中から、個人的な今年の10本を選んでみた。

『そして、私たちは愛に帰る』
『ラースと、その彼女』
『チェンジリング』
『スラムドッグ$ミリオネア』
『グラン・トリノ』
『レスラー』
『ディア・ドクター』
『サンシャイン・クリーニング』
『私の中のあなた』
『母なる証明』

この10本の中でも、今年前半の1本なら『グラン・トリノ』今年後半の1本なら『母なる証明』という感じか。とにかく今年公開の邦画にはガッカリさせられ続けた。来年公開ものは、すでに撮影を終えているがもうちょっと見応えのあるものに出会いたい。もちろんたかだか58本しか観ていないので、漏れもあるだろうけど。一方、イーストウッドはすばらしい。老いてなお、成長し変化し続けるパワーには脱帽だ。来年も楽しませてくれそうだ。



払い下げ車輛、万歳!

昨日の『タモリ倶楽部』を見て、久々に鉄道の血がフツフツと沸き上がってきた。というのも昨日の内容は各地で活躍している払い下げ車輛。こんなものを見せられると、自分もついつい行きたくなってしまう。もう鉄道に関するものなんて、追いかけたりもしないけど、まだまだ鉄道の血が体を流れてるらしい。

もともと実家のすぐそばに、信越線・上越線・両毛線が走っていて、子どもの頃、気づくと鉄道の写真を撮るようになっていた。時刻表にもかなり興味を示し、旅行に行く訳でもないのに時刻表を買っていた。最終的には鉄道模型にまで手を出したけど、お金がかかり過ぎるのと、他に興味のあるものも次々と出てきて高校1年くらいでやめてしまった。

やっぱり鉄道が走っている風景っていいですね。頭のどこかに子どもの頃の記憶が残ってるのかもしれないけど、何か惹かれるもの感じます。今度、払い下げた車輛を見に旅でもしてみよう!




高いに決まってるでしょ

一般的な感覚を持っているなら、直感的にも高いと感じるはずなのだが・・・。

石原知事「言われてみりゃ、高いわな」 10分5億円の五輪招致映像

例えば日本でも高いコストをかけている映画を考えてみよう。今年公開された『沈まぬ太陽』は、表向きに製作費20億と発表している。(実際の製作費はそこまでかかってないらしいが)映画の長さは202分。単純に計算して、おおよそだが1分=1000万かかっているという事になる。さて、五輪の招致映像だが同じように計算すると1分=5000万という事で、実に『沈まぬ太陽』の5倍のコストがかかってるという事になる。しかも映画の中で結構予算を取られるのは出演費だが、この五輪招致の映像にはかからない。そう考えると、5倍どころでない、それ以上のコストがかかってると言える。

逆に10分5億円の予算で120分の映画を作ったとしたら、どうなるか。答えは簡単で製作費60億円の映画となる、しかも出演費は別だ。という事は製作費60億円+αとなる。これはハリウッドでも高い方の予算だ。ちなみに『イングロリアス・バスターズ』で約60億円、『パブリック・エネミー』で約85億円だ。

なんでこんな高い予算で大したものが作れないのか。それは途中に入っている業者が多く、手数料を取っていくからだ。予算が5億円という事は、実際に製作現場に降りて行った純粋な制作費は1億~1.5億くらいだったのではないだろうか。もちろん、これはあくまで憶測だが。このような手数料ビジネスが、日本にはあっちこっちではびこっている。手数料ビジネスもいいだろう、それが見合った報酬の額であれば、しかし今はそうなっていない事が多い。そう言えばこの構造を最近、耳にしたぞと思ったら事業仕分けの時だった。

キャピタリズム〜マネーは踊る〜

マイケル・ムーアも初来日。
『キャピタリズム~マネーは踊る~』
相変わらずマイケル・ムーアは上手いなぁという印象。
安心して2時間楽しめる。
今回のテーマは「資本主義」
この映画を観ていると、新自由主義の問題点が良くわかる。
ただ「資本主義」というテーマが大きいだけに
いつもの切れ味がなかったような気も。

例えば、サブプライム・ローンの問題。
確かに強制執行で家を追い出させる家族は
かわいそうだとは思いながらも、
どこかで「身の丈以上のお金を借りたからでは?」
と思ってしまう。

今のアメリカの姿を描いてながら
日本との共通部分も多く、
とても人ごととは思っていられない。

たまたまNHKのインタビューに
マイケル・ムーアが答えていた。
時の権力は常に国民に不安を与えて支配する。
マスコミも一役買っている、という内容だった。
そのあたりがもっと作品の中に出てきた方が
もっと面白かったかもしれない。

今回は作品の中に新事実的なものが無かったが、
エンディングに流れる曲の歌詞が印象的だった。
  大金持ちがどうしたら救われるかイエスに聞いた
  「貧しい者たちに施しなさい」とイエスは答えた
  だから彼らにはイエスは殺された
なるほど。



どんな企業がいいのやら

2010年卒業生が、まだまだ就活してる中、2011年の就活も本格化してきた様子。学生の危機感は凄まじいらしく、説明会やセミナーは人だかりとか。就活をネタにしたサギも発生しているようなので、就活生には注意してもらいたい。

速報・就職人気企業ランキング100——2011年卒業生が就活前に選んだ就職したい会社

若干の変化はありつつも、不況だろうとそうで無かろうと、学生に人気の企業はそれほど変わらない。この辺にこの国の閉塞感を感じる。

先日、うちの会社でバイトしてる大学3年生の男の子に就活の事を聞いてみた。すると2つほど興味がある企業があるので、そこを受けてみてダメなら大学院に進むそうだ。「発想を変えて、日本以外の企業に勤めてみたら?」と話してみた。「それもありですね」と答えていたが、今のままの日本の状況だと、日本企業を敬遠する優秀な学生が増えていっても不思議は無い。