お彼岸も明けて9月もあと僅か
瀬戸大橋(与島)線 児島駅-櫃石-与島PA間の下電バスが10月1日より
現在の1日6便から3便に減便され、来年3月31日をもって廃止となります
4月以降の櫃石島、岩黒島へのアクセスはどうなるのか
まだ判りませんが
9月27日は櫃石島、岩黒島、与島と3島を1日で訪問する事のできる最後の日曜日
地元を走る瀬戸内バスにも廃止される路線があるようです
ほとんどのバス路線が赤字で自治体からの補助金と高速バスなどの収益で運営しており
コロナ禍で高速バスの収益が悪化したのと運転士不足も影響してるそうな
今朝、四国再発見早トクきっぷを購入するために伊予三島駅へ
7:10
ちょうど1092M モーニングEXP高松が入線中でした
以前は2000系で運用されており、全区間架線下を走る気動車特急として有名?でしたが
2018年3月のダイヤ改正から平日の5両編成が8000系電車に置き換わりました
伊予寒川駅を通過するモーニングEXP高松
その後も土日祝祭日のみは2両編成で2000系気動車が使われておりましたが
今年の3月14日のダイヤ改正で姿を消しました
利用日の1ヶ月前から前日まで発売
土曜日と休日に限り利用可能
下:南口付近にある昭和なモータープール
モータープールって関西だけしか使わないんだって
「モータープール」知ってますか(とことんサーチ)・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・
さて
まだ夏真っ盛りの2020年8月2日
午前10時11分に糸山公園展望台駐車場を出発して13.37km
13時56分に亀老山展望公園に到着しました
前回の「よしうみいきいき館から亀老山へ」から続きます(≧∇≦)/
亀老山展望公園売店にて藻塩ジェラートを美味しく頂きましたが
とにかく暑いので、
食べるのが早いか融けるのが早いか
急いで食べないと融けて落ちちゃいます
・・・(・∀・i)タラー・・・
一休みして展望台へ向かいます
な、何だこれは!
まるで塹壕陣地のように山の側面にスリットが設けられている
そこが展望台の入口の様であり、其処に向かってコンクリートの階段が続いてる
この時は階段の上の展望所(d、g地点)にこちら向きで観光客が大勢立っていたので
帰りに撮った写真です
上には通路の橋桁が架かってる
山の上の展望台でなく、異次元空間に迷い込んだかのようですw
左手の広い階段を上がってみます
階段を上がってaデッキから振り返ると、
向こうに一段高くなったb展望デッキがあり
そこまで空間の上を通路として橋桁が架かってます
この橋桁の手前右側がcで、突き当りの右がdです
おそらくAは南側のa、展望デッキBは北側のbだと思われます
また、
「展望デッキBには「見る」ことの謎を説きあかすための3対の装置が配置され、単に風景を楽しむだけでなく、「見る」という行為そのものを考え直すことが可能です。」
とありますが、3対の装置って一体何だろう
c、d、e、f 、g は説明の便宜上、順番で適当に割り振りました
dからの展望(入口の上になります)
ちょうど売店の方向で、駐車場から展望台へ向かう通路の真上
eからは来島海峡が望めます
1999(平成11)年の作品
生口島出身の平山画伯がしまなみ海道の開通を記念して
60点の水彩素画を描き下ろされたそうです
広島県尾道市から愛媛県今治市まで
画伯がスケッチされたポイントに
大島石の石柱に画伯の絵が陶板に焼き付けられたオブジェが48ヶ所設置されてるそうな
燧灘方面 展望bデッキからaデッキ方面
向こうの人が立ってる場所は最初に階段を上がったaデッキ
3対の装置って・・・
展望デッキから来島海峡大橋と周辺の島々
糸山公園展望台駐車場からここ(展望bデッキ)まで13.64km
女性が立ってる場所はe
b展望デッキから
燧灘から来島海峡までのパノラマ
b展望デッキには双眼鏡も設置されてます
う~ん、3対の装置って・・・
aデッキからの来島海峡のパノラマ
b展望デッキからg、f を通って地下の広場へ降ります
gからf方向
gからaデッキ方向
gからb展望デッキ方向
eからb展望デッキへ向かう通路の下を潜ります
fを経由して地下の広場へ降りて来ました
入口のスリットと階段を振り返りました
亀老山展望台は隅研吾氏の作品で
展望台でありながら、施設の殆どが山に埋もれてる
14:25 ②
もうかなり色褪せて文字も読み難くなってますが
これ自体がアートってかんじの案内板が入口にありました
亀老山展望台 標高307.8m
「この展望台は南北2つのデッキ以外はほとんどが地中に埋設された世界にもまれな展望台です。唯一地上に顔を出したA・Bデッキからは日本3大潮流のうちの一つの来島海峡や西日本最高峰の石鎚山など、雄大な風景をのぞむことができます。また展望デッキBには「見る」ことの謎を説きあかすための3対の装置が配置され、単に風景を楽しむだけでなく、「見る」という行為そのものを考え直すことが可能です。」
現地では説明文が色褪せて読むことが出来ず、帰ってからネットで調べた為に
残念ながら3対の装置のことは現地では知り得ませんでした
出来るものならば現地で3対の装置を確かめたかったものです
隅研吾氏は「反オブジェクト」という概念から、主役はあくまでも亀老山の自然であって、
展望台は「オブジェクト」であってはならないとの主張が含まれているようです
展望台は「見る」ためのものであって、展望台自体が「見られる」ためにあるのではない
その為にこの展望台は、外部から見ても展望台の「カタチ」は見えず
展望台自体は地面に埋められ、外からは展望の為のデッキが上に乗っかってるだけに見える
隅氏の言葉によると
亀老山こそがモニュメントではないか。そこにある自然こそがモニュメントではないか。
「反オブジェクト- 建築を溶かし、砕く」 隅研吾 2000年
時刻は14時26分になりました
これから折返しです
再び来島海峡大橋の三連橋を渡って糸山公園まで戻らねばなりません
駐車場からの展望
駐車場から展望台方向
ここからみると隅研吾氏の言われるように周囲の環境と調和し、展望台のカタチは見えません
山の側面にスリットが見えるだけです
個人的な感想では、
亀老山からの展望も素晴らしかったですが
オブジェクトであってはならないという展望台の方が
逆に印象に強く残りましたとさw
この埋設された空間体験はとても良かったです
ただ、次から次へと観光客が押し寄せるので
落ち着いて景色を眺めるなら途中の展望テラスの方が適してるかも
燧灘は望めませんが来島海峡はバッチリです
14:31 ⑤
亀老山林道を下ります
山頂にはロードバイクは2台置いてあって、外人さんが乗って来てたみたい
帰り道で登って来るロードバイクと2台すれ違いましたが、
皆さんギア比を一番軽くし、フル回転して忙しそうw
下 14:33 ⑥
展望テラスでその外人さんが遊んでるw上 14:36 ⑦
燧灘、遠くに四阪島、手前の航路を来島海峡を通過した船舶と向かう船舶が通航してる
村上義弘公のお墓に寄ってみよう
村上義弘公の墓と伝えられる宝篋印塔は、亀老山の中腹にあります
平安時代末期から戦国時代まで瀬戸内海を支配していた村上水軍
南北朝時代に活躍した村上義弘までを境に前後に分かれるそうな
戦国時代に村上水軍は能島・来島・因島の三家に分かれます
村上義弘公の菩提寺は麓の高龍寺ですが、1500年代後期までは村上海賊の本拠地があったとされる亀老山中腹に本堂が建立されていたと云われ、かつての本堂の跡が奥之院で村上義弘公の墓といわれる法篋印塔と小さなお堂がひっそりと佇んでいる
このお堂は大島の准四国霊場八十八ヶ所第34番妙法堂
15:30 ⑪
吉海町マンホール蓋
ジオグラフィカによる今回の移動区間 ②-⑪
長くなりましたが
次回も見てね~∠(^ー^)
長くなりましたが
今回もお立寄り頂きましてありがとうございました
次回は来島海峡大橋の途中でエレベーターで馬島に降りてみたいと思います
では、また
次回も見てね~∠(^ー^)
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