ハウス・サイン・天体の互換性 | ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

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教科書通りのリーディングにしっくりこないことには、大きな意味があるはずです。納得できるまで遊び心を持って考察していきます!

鏡リュウジ先生の占星術の教科書Ⅲのコラム部分に、現代占星術では、「サイン・天体・ハウスは相互に置き換え可能である」という考え方があることが紹介されていました。

 

以下のような対応になります。

 

 

1ハウス=牡羊座=火星

 

2ハウス=牡牛座=金星

 

3ハウス=双子座=水星

 

4ハウス=蟹座=月

 

5ハウス=獅子座=太陽

 

6ハウス=乙女座=水星

 

7ハウス=天秤座=金星

 

8ハウス=蠍座=火星・冥王星

 

9ハウス=射手座=木星

 

10ハウス=山羊座=土星

 

11ハウス=水瓶座=天王星・土星

 

12ハウス=魚座=海王星・木星

 

 

ある程度ホロスコープの勉強を進めていくと、これらのイメージのつながりはぱっと思いつくかと思います。

個人的には、逆にこの辺りを混同しすぎて読み方がぶれてしまうことさえあるように感じていました。

 

あくまでこの互換性については現代占星術における考え方のようで、古典占星術家からは批判的に見られることもあるようです。

 

とはいえ、17世紀ごろから一部の占星術家がサインとハウスの連動性を考える動きもあったようで、鏡先生ご自身ではそこまで歴史の浅い考え方ではないという印象を持たれているような記述がありました。

ただし、「あくまで現代占星術の特色」という前提は持っておくようにする必要はありそうです。

 

 

 

私自身がこの考え方をリーディングに活用するのであれば…

やはり、ハウス・サイン・天体のそれぞれの意味や定義とその違いは明確にしておく必要があるとは思います。そのうえで「強調されている星」を浮かび上がらせ立体的・統合的に星を見ることにつなげられるのでは?とは思いました!

 

例えば、トランジットで「火星が1ハウス」にあるとき、その意味合いが色濃くでる可能性があるとか。

「4ハウスに天体が集まっている」のであれば月や蟹座的な世界観を連想して、それらの状態まで見てみるとか。

その結果、意味がつながらないことも少なくなさそうですが、もしその先で何か新たな傾向が見えてきたら、すごく面白そうだなと思います!

 

 

まずは何よりも基本に忠実な読み方をする必要があるとは思っているものの、それだけではしっくりこなかったり、私の場合は飽きっぽい性格故つまらなく感じることもでてくるので…時々この技法でも楽しもうと思います泣き笑い