プログレスの読み方【初学者向け】 | ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

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教科書通りのリーディングにしっくりこないことには、大きな意味があるはずです。納得できるまで遊び心を持って考察していきます!

前回の記事で、プログレスは人生の長針、トランジットは短針といった捉え方ができると鏡先生の著書にあったことを紹介しました。

今回の記事も鏡リュウジ先生の占星術の教科書Ⅲを参考にまとめていこうと思います!

 

プログレスは天体の動きがゆっくりな分、ネイタルやトランジットとは読み方に違いがあります。

大きな前提として、オーブは基本的に1度で、ぴったり度数が重なるタイミングをより重視します。オーブ1度はかなりタイトだなと思いますが、太陽は1年に約1度しかすすまないので、-1度~+1度の約2年間アスペクトが有効と捉えられます。

 

また、アスペクトだけではなく、比較的動きの速い個人天体のサイン・ハウス移動もポイントになるようです。

プログレスにおける天体のハウス・サインの移動は、心の成長や変化を象徴し、「意識のありよう」「行動パターン」などの人生へのスタンス変化とリンクするようです。

天体の運行の仕方(順行・逆行・留)も見るようですね!

 

最も動きの速い月でも、プログレスでは2年で1つのサインを移動するようなスピード感なので、「見どころが少ない…」とも思えますが、水星や金星も比較的動きがあり逆行や順行を繰り返しますし、大きなP天体もN天体とのアスペクトが分単位でより正確に出来上がるときは注目するポイントになるようです。

(ただし、Nで元々2度以内のタイトなアスペクトがありそれが続いているようなときはあまり考慮しないのだとか。)

 

またアスペクトの解釈はP天体×N天体だけでなく、P天体×P天体も基本的には同じだそうです。

特に重要なのは太陽・月・MC・チャートルーラを含む0度・180度・90度のハードアスペクトになるようです。次いでそれらに関わるソフトアスペクト、火星・金星・水星を含むハードアスペクト、となるようですね。

マイナーアスペクトをどうとらえるかなどもっと細かいことまで鏡先生の本には紹介がありましたが、ひとまずこの辺りに絞って自分のプログレスチャートを読んでみようと思います!