長期の治療を必要とする慢性疾患をお持ちのお子様、そのご家族には、病気との付き合い方、その中での成長、発達・・・。様々な課題がありますよね
入院を必要とされるような病状であれば、治療のために、保護者から分離されることの不安、自由な遊びが妨げられる事や基本的な生活習慣の遅れなどといった問題をお子様と一緒に保護者も感じられることでしょう
このような抱えた不安の軽減を図ることは、身体の回復にも良い影響を与えます
病気と向き合うためには、病気やそれを管理する方法を理解する力が必要となってきますこの“理解する力”を維持するために欠かせないのは、自分の存在を大切なものと考えられる自己肯定感です
そして保護者が抱えやすい気持ちは、子どもの病気の責任を感じたり、過保護に育ててしまった、等の罪悪感のようです
こういった気持ちの原因は、保護者の方がお子様の病気に対し理解する過程で、何か問題を抱えてきたのではないかと考えられます
お子様が抱える病気や、お子様への肯定的な受容のために、まず保護者が病気についての正しい知識を得て、保護者それぞれの持つ特性、心理面に配慮した心理的サポートを受けることが必要とされます
そして、お子様とそのご家族が安心した療養生活を送るためには、良いパートナーシップも必要です
セッションでは、“子どもの病気に対する正しい理解”と、本人の“自己受容”を促すよう、プレパレーションという手法を用いています
子どもは、遊んでいる時や緊張が解けた時に自分の恐れていること望んでいることを自然に表出することが多いため、遊びや日常的な関わりを通して、病気、必要な治療に対しての説明を行なっていくことがプレパレーションです
プレパレーションの目的は、子どもとその家族を支えていくことです子どもが嫌なこと怖い治療に泣き叫んで暴れても良い
それを乗り越えた自分を肯定的に捉え、その後の生活で成長の機会に繋げることです
家族みんなで幸せにそんなカウンセリングを行っております