雪かきの多い1週間だった。今の職場には、ガソリンエンジンで雪を吹き飛ばす機械が2台あって、僕は古い除雪機を担当していることが多い。形は耕運機に似ている。ゴムでできたキャタピラが付いていて重く、安定感がある。音はかなりうるさい。


古い機械にはクセみたいなものがある。妙に左に行きたがったり、除雪機のくせに気温が下がってくるとエンストしやすくなったりする。


今、職場でこの古い除雪機をもっとも上手に動かせるのは、俺かもしれないなんて思う。
昔は、遠くまで雪かきを終えたところで突如エンストを起こして、2度とエンジンがかからなくなり、重い除雪機を力ずくで事務所まで引きずって来たこともあった。今は、エンストを起こしそうなときが気配でわかる。そんなときは除雪をやめて、しばらくアイドリングをしてやり過ごしたりする。


来年度、転勤になったら、この除雪機を僕が使うことは2度とないんだよなあ、と思う。寂しいような気もするが、こんなに重くて除雪以外には使えない道具は、くれるといってもいらない。この除雪機に関する知識はムダになってしまうんだなあ、という思いがある。


世の中にはそんなムダになってしまった知識が山のようにあるのだと思う。最近、「昔の人だから偉かった」という言葉が頭から離れない。たぶんラジオで聞いた言葉だと思う。ゲーテだかの研究をしている人の話しだった。


聞いたときはそんなものかと思っていたけれど、いろんな本を読んでいるときに、よくこの言葉を思い出す。世の中は便利になり、昔のどんな偉い人も使っていなかったウォシュレットやインターネットを僕らは使いこなしている。でも、昔の人はそういった便利さは知らなかったけれど、知恵や気力が優れていたように思う。根拠を問われると困るんだけど。


僕たちは、新しいものが、よりいいものだって、どこかで刷り込みをされているような気がする。


今週末は、相変わらず中学の数学を解いたりしていたが、いよいよMOS検定の勉強も始めた。最初はとりあえずExcelから。確かにこの程度のExcelの技は仕事上で駆使しているけれど、勉強してみると意外と難しい。試験が求めるスピードにはまだまだ遠く及ばない。


しっかり勉強をして、2月中にはExcelとAccessかWordの資格も取得したいと思っている。


それから、11月に苦労して書いたシナリオは、またも1次審査で落選した。なんていうか、残念でならない。誰もが唸るような、文句のつけどころのないシナリオを書かなければダメだということなんだなあ、と思った。悔しいが、仕方がないことだと諦めるしかない。


+++


リメイクされたコリン・ファレル主演の「トータル・リコール」をDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-totalrecall

http://www.youtube.com/watch?v=_J4DT-h20MA


SF娯楽大作としては、シュワルツネッガーの「トータル・リコール」もよくできていたが、今回のものもなかなかよかった。


My Kiasu Life in JAPAN-totalrecall1

話しは地球のみの話しになって火星は出てこない。しかし、地球の核を突っ切るフォールという巨大エレベーターが出てきて、それがSFファンの心をくすぐる。


My Kiasu Life in JAPAN-totalrecall2

岩石すらドロドロに溶かしてしまうマントルを突っ切るこの巨大エレベーターが存在しうるかどうかだけで、いろんな人と話をしたくなる。


もともと演技力のあるコリン・ファレルだし、アクションも多い飽きない映画で、小学生から老人まで、誰からも好かれる映画だとは思う。万人受けするところが、僕には物足りないけれど。




「マルホランド・ドライブ」というデイヴィッド・リンチ監督の映画もDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-mulhollanddrive

こちらは誰からも愛される映画というわけではない。


不思議な映画だ。テンポも合わず、つじつまの合わない話しの連続で、こんなシナリオで映画が作れるんだから有名監督はいいよなあ、なんて思いながら見ていた。


My Kiasu Life in JAPAN-mulhollanddrive1

しかし、映像の力が素晴らしく、目が離せない。訳がわからないまま、最後まで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-mulhollanddrive2

http://www.youtube.com/watch?v=R8i5CyDmWqk


そして劇中で使われるローランドという曲はいつまでも頭のなかに残った。


http://www.youtube.com/watch?v=cAbmfVzPHFg


それから、ウイスキーをラッパ飲みして、しばらくうたた寝をしていたが、寝ながらもどう考えてもこの映画の意味がわからず、ネットで解説を探した。


そうしたら、ものすごい解説があった。この解説を読んで、僕はようやくこの映画の意味がわかった。この映画を理解できるすごい人がいるんだなあ、と思った。


http://eiga-kaisetu-hyouron.seesaa.net/article/161447446.html


つじつまが合わないんじゃなくて、つじつまが合わないように作っていたんだということがわかって、ようやくこの映画の脚本のすごさが理解できた。とても俺には書けない。いろんな意味でがっくりときた。

13日の日曜日がTOEICの試験日だったので、一週間の間は仕事の後、極力スケジュールを埋めないようにしていた。だから、ジムも全部休みにした。


ところが、TOEICの勉強を僕は全くしなかった。毎日、家に帰るとパソコンに向かうのだが、Yahooを見ていたり、ネット麻雀を始めたりしてなかなか勉強をしない。


火曜日の夜だったか、オーストラリアから長野にスキーをしに来ていた方が転び、腕の骨を折ったかもしれないということで、急に英語のボランティア通訳をすることになった。
勉強もロクにしていないし自信は全くなかったが、電子辞書の力を借りながら、なんとか無事にこなすことができた。結局、骨折もしていなくて、軽い打撲だった。


いろんな人にお礼を言われて、少しはこれを励みに勉強をするのかなあ、と思ったけれどそんなことは全くなく、家に帰ったらやっぱりパソコンで遊んでいるだけだった。
木曜日の昼には悪寒がしたので、「これで俺、TOEICの試験を受けないかも」なんてよからぬことを考えたりもした。


木曜日の夜、仕事帰りに本屋に寄って「俺、本当は何の勉強をしたいんだろう」と思いながら資格試験や参考書の欄を見ていた。


数ある参考書や問題集のなかで、手にした瞬間に燃えたのが中学校の数学だった。
それで学研教育出版の「高校入試合格BON!数学」を買って帰ってきた。


My Kiasu Life in JAPAN-高校入試合格bon

それで、その日の夜から中学数学の勉強を始めた。
TOEICの試験勉強よりもずっと楽しい。


しばらく問題を解いているうちに、自分のミスの傾向がつかめてきた。中学校の頃は父親にも「ケアレスミスが多い」と指摘されていたが、勉強をしているうちに、どうも僕はかなり重大な問題を抱えていることがわかった。
7の段以降のかけ算を苦手にしていたのだ。最初は自分でも信じられなかったけれど、しょっちゅう間違える。
「こんな根本的な弱点があったとは。」


それから、僕はそういえば中学校の頃、あんまり勉強をしない生徒だったことを思い出した。「反比例の問題」など、みんな解けてないみたいだから俺も勉強しない、なんて勝手に決めて勉強しなかった分野もあった。改めて勉強をすると、それほど難しくもなく、なぜ勉強をしなかったのかわからない。たぶん面倒だったのだろう。


もっとも、この問題集の元になっている高校入試の質が悪いのか、ときどき納得がいかない答えもある。


例えば、80gの水に濃度2%の食塩水と濃度5%の食塩水を混ぜて、濃度4%の食塩水500gを作りたい。濃度2%の食塩水を何g混ぜればよいか、求めなさい。
という問題の答えは、100/3gだということになっている。


33.333333・・gの食塩水なんて、どうやって測るんだよ!出題者に文句を言いたい。食塩水の量が循環小数になるような問題を出すなと。俺も間違えたかと思った。こういうことだから、数学が社会に出てから役立たないなんて言われるんだと思う。


それで、土曜日も中学数学の勉強をしていた。ただ、夜になって久し振りにDSで「えいごで旅するリトル・チャロ」をしたら、随分と楽しくて、もっと前からやっていればよかった、と思った(もっとも、僕はキャンキャン吠え立てて泣いてばかりいる雌犬のキャンディが苦手だ。俺はサー・ジョセフが気に入っている。こうなりたいと思う。)。


My Kiasu Life in JAPAN-litttle charo

日曜日の朝もDSで「えいごで旅するリトル・チャロ」だけをして、試験会場に行った。結局、TOEICの勉強は全く何もしないまま試験を迎えてしまった。


試験会場で指定された座席に座っているときも、実際に問題集が配られて、ヒアリングのテストが始まったときも「どうして俺はここで試験を受けているんだろう?」なんて違和感が大ありで、問題を解きながらも「なんだかなあ」なんて思っていた。


ヒアリングの問題が終わって、リーディングのセクションに入った瞬間に、そういった迷いが消えた。久し振りに真剣に問題を解いた気がする。勉強をしていなかったから、結果は悲惨だろうけれど、それでも今持てる力は出し切ったような気がした。


試験が終わったとき、試験からの開放感と頑張ったなあという満足感でしばらく嬉しいなあと思っていた。どうせ30分もすれば消えてしまうような満足感なのだが、この感情を求めて、毎回、試験を受けているのかもしれないと思った。


帰りに、車を運転しながら、どうも僕は試験のために「あれもしちゃだめ、これもしちゃだめ」というのは向いてなくて、今まで以上に頑張っていろいろやる方がいいのかもしれないと思った。


映画などもなるべく見ないように我慢していたが、結局、ネット麻雀で時間をつぶすなどかえってムダが増えてしまう結果になった。「試験前だろうがなんだろうが、自分のためになると思えば何をやってもいいよ」と次回からは思うようにしようと思った。


BBC放送作成の「昆虫の世界 第1巻 侵略の群れ」をDVDで見た。

My Kiasu Life in JAPAN-invasion of the land

もともと海のなかにいた生物が、卵を守るために海岸に上がり、徐々に陸地に上がっていく。
脊椎動物がまだ海にいた頃、陸地を目指したのが、昆虫たちだ。


昆虫の世界が昆虫学者に魅力的なのは理解ができるが、僕のようにほどほどにしか興味がない男には、昆虫の世界は映像で見るとかなりつらい部分が正直ある。
多くのヤスデやムカデが這っている姿を見ていると、体がかゆくなってくる。
それでも、ホラー映画を見るような気持ちで、最後まで見た。


固い殻を持った甲虫や、カタツムリなどの昆虫たちも、元々は海の生物なのだと改めて指摘されると、なるほどと思った。
彼らはどこにいてもやはり故郷である海に近い環境を好む。湿った場所が好きなのだ。


乾燥した砂漠に住むサソリにしても、昼の間は地面に穴を掘って潜っているし、確かに海の生物、例えばエビによく似ている。


ナメクジの交尾はすごかった。
2匹のナメクジが粘液まみれになってからみつき、最後には粘液を頼りに木の枝からぶら下がる。
そして、互いの精子が入っている管を延ばし(雌雄同体なのだ)、それがクライマックスでは花のように広がる。粘液まみれになって2匹のナメクジが絡み合っている姿を見て、体が溶けるような愛というのはこういうものかと思った。
きれいなのかもしれないけれど、正直言って気持ちが悪い。


もっとも僕は初めてキスしたときに、キスの味がよだれの味だと知って「うわ。気持ち悪い」と思ったほど、愛から遠い人間ではある。


サソリは交尾の際、上手にアプローチしないと、雌に毒を刺されて食べられてしまう、というのを知って「俺はサソリに生まれなくてよかった」と思った。また、交尾の際には、逆に雄が雌に軽く毒を刺す、というのもすごい話しだと思った。
また、サソリは紫外線の強い砂漠に暮らすため、紫外線をよく反射するように進化したのだろう。ブラックライトを当てると光るから、夜は簡単に見つかる。恐らく一生使う機会がない知識だろうが、そんな知識も身についた。



***おまけ***


前にも載せたかもしれないけれど【%の出てくる問題について】、姪に教えてあげたときのまとめ。


まず、基本を押さえること。
コーヒー(溶液)=コーヒー豆(溶質)+水(溶媒)…①


例題1
25gのコーヒー豆を100gの水に入れたら、何%のコーヒーになるか?

25%じゃないから注意する。

 基本的には%(濃度)=溶質/溶液であることを確認。

①より、溶液=溶質+溶媒だから、%=溶質/(溶質+溶媒)になる。

%=コーヒー豆(溶質)/コーヒー(溶液)
または
%=コーヒー豆(溶質)/(コーヒー豆(溶質)+水(溶媒))

だから、例題1は
%=25/(100+25)を計算することになる。


例題2
5%のコーヒー100gには、コーヒー豆は何g入っているか?

まず、5%は5/100。
コーヒー豆をx(g)とすると、
5/100=x(溶質)/100(溶液)
だから、5g

ここで、%=溶質/溶液。
これを変形すると
溶質=%×溶液。これも覚えること。


例題3
25%のコーヒー100gつくるのに水は何グラム必要か?

まず、25%=25/100。
次に溶質を計算。
例題2から、コーヒー豆は25g。

コーヒー(溶液)=コーヒー豆(溶質)+水(溶媒)だから、
100=25+水
これを解いて75g


例題4
25%のコーヒー100gと10%のコーヒー200gを混ぜたら何%のコーヒーになるか?

まず、溶質を出す。
出し方は例題2のとおり

25%のコーヒー100gにはコーヒー豆が25g、10%のコーヒー200gにはコーヒー豆が20g入っている。

%=溶質/溶液だから、
%=(25+20)/(100+200)
を計算すればいい。


例題5
8%の食塩水500gに水を足して5%の食塩水にしたい。何g水を足したらよいか。

まず、溶質を出す。わかるところから出していく。
例題2と同じように出すと
食塩は40gになる。
もう、食塩は40gでこれ以上は増えも減りもしないことを確認。あとは水を足すだけ。

%=溶質/溶液だから
5/100=40/食塩水

これを解くと食塩水800gになる。すでに、食塩水500gはあるから、水をあと300g足せばいい。


例題6
10%の食塩水と5%の食塩水を混ぜて、8%の食塩水を500g作りたい。何gずつ混ぜればよいか。

10%の食塩水の量をx(g)、5%の食塩水の量をy(g)とすると、
x+y=500…①

次に溶質に着目。
溶質=%×溶液だから、(例題2)

まず、8%の食塩水500gの食塩の量=8/100×500
これから40gだとわかる。

10%の食塩水の食塩の量=10/100×x

5%の食塩水の食塩の量=5/100×y

40=(10/100×x)+(5/100×y)…②

①、②を解いて

x=300(g),y=200(g)

12月31日に実家に帰り、そこで新年を迎えた。


8時過ぎに目を覚まし、一応、初詣に行こうと思って実家から5分程度のところにある神社に向かう。
この神社に来るのも久し振りだ。


幼稚園から小学校の間、僕はよくこの神社で遊んでいた。
寄進者名を刻んだ大きな板をバックネット代わりにして、よく野球もしていた。
当時、階段を上がった部分にまでボールが飛んだらホームランだったのだが、今見ると神社は意外と狭く、大人の目から見るとセカンドフライでもホームランになりそうだった。


境内には地元の方々が多数いた。でも、話しかけられたら面倒だと思ったので、賽銭箱にお金を放り込むと、何も考えずに頭を下げて、それで僕の初詣は終わりにした。


+++


家に帰って、ポストを開けると年賀状が届いていた。


その昔、まだ祖父がいた頃は、祖父と母を中心に、僕の家には2000枚近くの年賀状が届いていた。
郵便ポストに入りきらない、2つのブロックのような年賀状が届くのを、僕は当たり前のように思いながら見ていた。


今考えると、それだけの年賀状が届くということは、こちらからもその位の数の年賀状を出していたわけで、当時はそれも全て手書きだったことを考えると、気が遠くなるような作業だったのだろうなあ、と思う。
今年、実家に届いた年賀状は20枚前後だった。


+++


年末に庭代とか檀家代だとかいろんな集金があり、姉に代わりに払ってもらっていた。
それをまとめて返しに行こうと1月1日に電話をしたら、姉の家で飲むことになった。


姉の家で義兄と昼からビールを次々と飲み、正月らしい食事をした。
おせち料理なんか俺には今年は縁がないと思っていたので、いろいろ食べることができて意外な正月になったなと思った。


+++


2日にはまた長野に帰ってきた。


4日に1日だけ出勤すれば、あとは休みという絶好のスケジュールにも関わらず、この数日間、僕は全く勉強をしなかった。
勉強しなくてはという思いはあったのだけれど、ネット麻雀やゲームをしていて、なかなか勉強に手に付かなかった。


「こんなことなら、タイにでも旅行に行ってくればよかった」なんて思う。
自己嫌悪で死にたいくらいだ。


もうこうなったら、13日のTOEICはどんな点数でもいい。ただ、絶対に逃げずに試験を受けろ、と自分自身に対して思う。何かしら理由をつけて試験からも逃げ出しそうな腰抜けぶりなのだ。


「勝利も敗北も知らない臆病者になるよりは、挑戦する勇者となれ」セオドア・ルーズベルトの言葉。


せめて、挑戦だけはして、これ以上、自分のことが嫌いにならないようにしようと思った。
その後のことは、その後の俺がきっと立ち直って何とかしてくれるはずだと、そう僕は思っているし、自分自身に期待している。


+++


「プライベート・ベンジャミン」を見た。


My Kiasu Life in JAPAN-privatebenjamin

見終わって、なんだか、この映画の内容を知っているような気がして自分のブログを調べてみたら、確かに7年前に見てるよ。



My Kiasu Life in JAPAN-privatebenjamin1
どうせ見直すなら、ゴッド・ファーザーでも見直せばいいのに。

2等兵ということであれば「プライベート・ライアン」でもいい。
こんなくだらない映画をまた見るなんて。


My Kiasu Life in JAPAN-privatebenjamin2

精神的にダメなときは学業のみならず、遊びも他の娯楽もボロボロだ。
ネット麻雀も負けばかりだったし。


自分自身に対して、本当に情けなくて残念な気持ちでいっぱいだ。

年末が近づいてきた。休みが多くなるが、年賀状を書いたり、意外といろいろと忙しいものだ。


28日が仕事納めで、僕は飲み会の約束があったが、詳細を聞いていないこともあってすっぽかした。雪が舞っていて、積もりそうだった。
住んでいるところから職場まで車で1時間近くかかる。
翌日の29日には、雪が5センチメートル以上降ったら、職場まで行って、朝8時から除雪しなければならない。
その可能性が高いように感じていた。


仕事納めで飲まないなんて、この数年、あっただろうか?
そんなことを考えながら、雪の舞うなかを運転して家まで帰った。


家に帰ってから、しばらくの間は飲み会の約束をしていた人たちから電話があるのではないかと不安だった。
でも、ほとんど知らない人達の飲み会で、向こうも誘ったことを忘れている可能性は高かったし、何か良からぬことを口走ってしまいそうな気もしていたので、電話が来そうにない時間にまでなると少しほっとした。


夜はなかなか寝付けなかった。ベッドに入ればすぐに眠れそうだったが、意地のようにネット麻雀をしていて、午前2時頃まで起きていた。


朝、7時の目覚まし時計の音で目を覚ました。
目を覚ますとすぐに電話が来て「除雪、お願いします。」と言われた。
窓を開けると、家の屋根の上に雪がしっかりと積もっているのが見えた。
「くそう。」


急いで着替えて、車に乗り職場に向かった。雪は職場に行くにつれてだんだんと深くなっていった。
職場に着いて、いつも雪かき用に置いてある軽登山靴に履き替えると、除雪機のエンジンをかけた。除雪機は2台あるが、この日集まった人のなかで、除雪機を扱えるのは僕1人だけだった。ということは、かなりの部分を僕1人でやらないといけないと言うことだ。


雪は水を含んでずっしりと重く、除雪機で雪を吹き飛ばすスピードが、いつもよりもゆっくりだった。

それから1時間以上除雪をした。
重い雪のせいで効率がかなり悪かったが、それでもなんとかそれなりに除雪をすることができた。


それから再び車に乗って、病院に人間ドックの診断を聞きに行った。


待っている間に病院に置いてある子供向けのファーブル昆虫記をかなり読んだ。
子供の頃、フランスではファーブルは変人扱いだったと聞いて憤慨していたが、大人になって読むと、変人扱いされても仕方がないな、と思った。「モグラの死がいを集めて、そこに集まる昆虫を集める」なんて、変人以外の何者でもない。


実は、僕はファーブルに感化されて、小学校の帰りにもぐらの死がいを拾ってきたことがあった。机の上に置いて自慢げにしていた。
同じ部屋にいた姉が母親に告げ口をし、僕は怒られた。
父親が庭に埋めようとしたとき、モグラの体内からたくさんのウジがわき出して、母親が悲鳴をあげたことを覚えている。
「殺虫剤、殺虫剤。」
父親が狂ったようにモグラの死体に向けて殺虫剤を噴霧していた姿を覚えている。


これが普通の家庭であって、「このウジはいつになったら成虫になるのだろう」なんて観察しているファーブルはおかしいのだと思う。


人間ドックの結果は、尿酸値が高いことを除けば、大したことはないようだった。前回は、肝臓の値が高かったこともあったが、今年はそれもなかった。体重が前回より5キロ増えていたのが問題と言えば問題だった。


病院から自宅まで帰る途中にスーパーによって、いろいろと買い込んで帰ってきた。
家に着いてから、買ってきたタマネギを刻んだ。オリーブオイルでザッと炒め、大量の大根おろしと共にご飯の上にかけて、醤油をかけて食べる。


ズボラ飯だが、とてもうまくて、大量に食べてしまう。
眠くなって寝て起きたら、もう夕方の6時近かった。
それからまた、あまり勉強もせずに、ネット麻雀をして過ごした。


30日の日曜日は、朝8時近くになって起きた。テレビを見て、あまりのつまらなさにDVDに切り替える。それからDVDでしばらく映画を見ていた。


映画を見たあとまた少し昼寝をして、起きてからようやく年賀状を書き始めた。
書き終わったのは2時くらいだった。


外は雨が降っていた。とりあえず書いた年賀状を出しに行かなくてはならない。
車に乗ってクリーニング店に寄って、洗濯すべきワイシャツなどを全て出した。それから西友に行って年賀状をポストに投函した。それから車に乗ったまま、どうしようかな?と思っていた。


翌日の31日も除雪当番なので、実家に帰ることは無理だった。そして31日の朝は大雪が降りそうな気配がしている。


フロントガラスに降りつける雨を見て、呼吸を整えながら考えていた。理想的な時間を過ごすとしたらどうしたらいい?迷ったときには呼吸を整えるといいというのは、最近、読んでいる本に書いてあったことだ。


「そうだ。ジムに行こう。」
体は最近の不摂生で重く、ジムに行くと決めてからも体のほとんどの部分は「ええ?めんどくさい」っていう感じだったけれど、無理矢理行った。


ジムでは、マシンを使って30分ほど体を鍛えたら終わりにするつもりだったけれど、ちょうど体幹部分を鍛える「センタージー」というクラスが始まるところだったので、そのクラスに出た。講師の指示に従って、1時間体を動かすと、体が自分の管理下に収まってきたような気がした。


それからまた家に帰ってきて、風呂に入ったりダラダラしていたら、こんな時間になってしまった。


俺はいったいいつになったら英語の勉強を始めるのか、我ながら不思議でならない。


+++


ニコラス・ウィンディング・レフン監督の「ドライヴ」という映画を見た。


My Kiasu Life in JAPAN-drive

スタイリッシュで、いい感じの映画だった。
http://drive-movie.jp/  (この予告編もスタイリッシュだ。必見。)



My Kiasu Life in JAPAN-drive1

主人公は天才的なドライビングテクニックを持つ男。昼は映画のカースタントと自動車修理工場の工員、夜は強盗の逃走を請け負う。どうも工場長もそういう裏事情はよく知っているらしい。寡黙だが、意志は固く、思いは強い。邪魔するものは決して許さない信念がある。


My Kiasu Life in JAPAN-drive2

映画を見終わった後、しばらくぼおっとしていた。それから「いい映画だったなあ」と思った。

毎年、カリフォルニアにいるクリスティーナからクリスマスカードが届く。
でも、返事を出したことは1度もなく、クリスティーナにカードを送ったことも一度もない。
先日、出張先で本屋に立ち寄ったときに、クリスマスカードが売られているのを見て「たまには俺からもクリスマスカードを送ってみよう」と思った。


彼女の夫はドイツ系のアメリカ人で、日本語が読めない。だから、かえって日本語で、しかもヘンテコなクリスマスカードを送れば、かえって夫婦間の会話が盛り上がるかな?と思った。


それで、サンタが立体的に飛び出してくるクリスマスカードを選んで送ることにした。
日本語でいろいろとくだらないことも書いてある。


17日の仕事帰りに、郵便局に寄って、エアメイルで送ってもらう手続きをした。
「クリスマスカードですか?」
「そうです。」
「クリスマスには届きませんよ。クリスマスカードをクリスマスまでに届けるには、12月11日までに送らないと。」
「そうなんですか。」


11日といえばクリスマスの2週間前だ。1週間もあれば十分だと思っていた自分が甘かった。


+++


21日には職場の大きな忘年会があった。そしてその後、僕は1人で飲みに行った。代行で帰る時間を決めていたので、1時間しか時間はなかったが、ついつい店の女の子にけしかけられてビールをかなりの量、一気飲みしてしまった。


翌朝はちょっと気持ち悪いかな?という程度だったが、昼頃になってだんだんと本格的に気持ち悪くなって、午後には水が飲めないほど具合が悪くなった。久し振りの(そうは言っても2か月ぶりくらいだけど)激しい2日酔いだった。


それで、土曜日はほとんど何もしないまま1日が終了した。
日曜日もダラダラと過ごした。でも、夜の8時頃になってようやく、こんなことをしていてはダメだ、と吹っ切れた。今日の月曜日は朝6時から掃除や洗濯をして、けっこうまともに暮らしている。


+++


来年、1月のTOEICの試験が終わったら、マイクロソフトの検定を取っていこうと思っている。今でもワードやエクセルなど、十分に使っているが、どうも回り道をしている感があって、操作方法が洗練されていない。
そしてどうせ取るなら、Office2007ではなくて、Office2010の資格を取りたい。それでOffice2010を買おうと思ったら、1万円から数万円かかる。「高いなあ」と思いながらアマゾンで探していたら、中国製品で3台に入れられて、価格も5千円台というものがあった。


My Kiasu Life in JAPAN-office2010

レビューに詳しいインストール方法も載っていたので、これを買うことにした。


実際に入れてみたら、「試用版」という表示が出て、電話での認証にまでたどり着けない。どうしてなのか調べてみたら、Office2007を入れっぱなしだと、そういうことになってしまうらしい。


改めてOffice2007をアンインストールしてから、レビューに書いてあるとおりに進めた。2時間ほどかかったが、、無事に全てインストールすることができた。これだけの機能があって5千円台は安い。


+++


法学検定スタンダード〈中級〉コースの試験結果が送られてきていた。既に自己採点をした時点で「落ちることはないだろう」と思っていた。


「わかってるよ。合格だろ。もうその喜びは織り込み済みだから」と思って封書を開いてみた。そんなに嬉しくはないだろうと思っていたけれど、総合順位が2081名中11位というのを見て、少し興奮した。封を切ったのが職場だったので、まわりにいた人たちにも見せて自慢した。


「これを取ると、何かになれるんですか?弁護士とか。」
「何にもなれない。」
「就職に有利になるとか。」
「そういうことも、もしかしたらあるかも。普通はない。」
尊敬の眼差しが、たちまち「物好きな人だなあ」と呆れたような視線になる。主人に褒めてもらおうとネズミをくわえてきたのに、「余計なもの捕まえてくるな」と言われたネコのような気分になる。


まあ、確かに。実際にはその程度のものだ。実務になら、マイクロソフトの検定のほうがすぐに役には立つ。それでも、来年はもっと事前に準備を始めて、今度は法学検定の上級〈アドバンスト〉を取ろうと思う。


そうなると来年は、1月にTOEIC、2月からマイクロソフトの検定をとりはじめ、3月か4月に診療情報管理士の基礎科目スクーリング、6月に診療情報管理士のリポート提出、8月か9月に診療情報管理士の専門科目スクーリング、9月に診療情報管理士の基礎科目試験、11月に法学検定の上級〈アドバンスト〉を受験という流れになる。


ただ来年は4月に転勤があるかもしれないので、どうなることか、さっぱりわからない。いずれにしても、ベストを尽くせばそれでいいやと思う。


+++


「ロンドン・ブルバード ラスト・ボディガード」という映画をDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-london boulevard

なかなかおしゃれなアクション映画で、2日酔いの回復期には適切な選択だったと思う。


My Kiasu Life in JAPAN-london boulevard1

ままならない妹を抱え、救いようのない男達と関わりを持たざるを得ない男の壮絶な生きざまを描いている。確かに、あれだけの能力のある主人公は、逆にこういう人生しか生きられなかったのだろうな、とは思う。いずれにしても損な星回りの人生だと思った。


My Kiasu Life in JAPAN-london boulevard2

ただこういう巻き込まれ型のストーリーは、書いていても楽しいだろうな、と思う。いくつか気に入った台詞もあったけれど、2日酔いのせいで、みんな忘れてしまった。


+++


「ブレイン・ストーム」という映画もDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-brain storm

こちらは80年代のSFで、当時の最先端を描いたことが、かえって古臭く感じられる。
あらゆる知覚を伝達・記録できる装置を開発した研究者が、軍事転用を図る軍部と衝突するといったストーリーだ。


My Kiasu Life in JAPAN-brain storm1

最終的には心臓発作を起こして死ぬ際に記録を残し、それを残った科学者が追体験をするといったちょっと悪趣味な趣向もある。


My Kiasu Life in JAPAN-brain storm2

まだ80年代なので、研究者は研究をしながらタバコを吸うし、コンピューターは大きなブラウン管だ。そこに映し出されるのは文字や記号や、簡単な図形のみ。まだウインドウズがない時代なのだ。


この頃の科学者に、2010年にはロンドンのパブも禁煙になっているんですよ、と教えたら、どのくらい驚くだろうか。


このストーリーの結末は、なんだか納得ができないものだったが、映画のスタイルは80年代のSFの典型的なスタイルだった。ストーリーは今ひとつだが、未知なものに知的な興味を持てた時代の映画で、それなりに興味深く見ることができた。

金曜日に人間ドックに行った。
最近、仕事が微妙に忙しいので、多少の不安はあったが、いなければいないで何とかなるものだ。そうだと思っているし、そう信じたいという思いもある。


行ったのは比較的、小さな病院だったので、その日にその病院で人間ドックを受けるのは僕くらいだった。
眼圧測定をする器械など、僕が行くまでコンセントも入っていなくて、全体を覆うカバーも外していない状態だった。


眼圧測定をする器械は、勢いよく空気が吹き出して、思わず避けてしまうあの器械だ。
看護師さんが言うとおりに器械にあごと額をつけて準備をする。
「ちょっとおかしいですね。」
看護師さんが、横から位置を見ながら調整をする。
思わず装置から体を離してしまう。
「ちゃんと、額を付けていてください。」
「でも、装置が目に当たっちゃいますよ。」
そんな近距離から空気が吹き出したら、危険だという思いが僕にはある。


それに今まで、眼圧測定をしたことのある器械には、覗き穴みたいな穴が見えていて、そこに赤い点みたいなものが見えていたが、この器械にはそんな点も全く見えなかった。
どうやって目の位置を特定するのだろうと、少し疑問だった。


看護師さんは、「おかしい」と言いながら、何度も位置を調整していた。あり得ない位置のときもあり、そんなときは何と言われようと額を離して見ていた。最終的に看護師さんが「ああ。」と言った。僕が覗き込むところに付いているゴム製のカバーが外れていなかった。
そのカバーを外すと、見慣れたあの赤い点が見えてきた。看護師さんは、ほっとしただろうが、僕もほっとした。


この病院では胃カメラは経鼻カメラで小型だ。僕がこの病院を選んだのも、それがひとつの要因になっていた。僕はどうしても胃カメラがうまく飲み込めない。


今回もなかなかうまくいかなかった。もちろん、静脈から麻酔も入れてもらっていたが、なかなか効かないのか、僕はつらかった。技師さんは鼻から入れるのは諦めて、口からその小さなカメラを飲み込ませることにしたようだった。
でも、やはり尋常でない嘔吐反射があって、僕は苦しかった。涙がボロボロと落ち、よだれがダラダラと出た。


この小型カメラでここまでひどい状態になる患者は少ないのだろう。胃カメラの撮影が終わったとき、そこにいた医療スタッフ全員から「苦しい思いをさせてごめんなさい。」「申し訳ありませんでした。」と言われた。それからベッドに運ばれて、1時間くらい休んで麻酔が抜けるのを待った。


この病院では、血液検査等は外注に出すのだろう。結果は29日にまた聞きに行かなくてはならない。


+++


土曜日は、実家に帰った。
久し振りの実家は、とても寒く、1時間ほど昼寝をして、また長野まで帰ってきた。


そして土曜日と日曜日の2日間に渡り、あんまり実のない生活をした。
少し、僕が驚いたことは、いつの間にか自分が1月13日のTOEICの試験に申し込んでいたことで、なんてこったと思った。今は何にも英語の勉強をしていない。


僕はどうして、英語の勉強をしないのだろう。最近は勉強時間が本当に少ない。そう思っているときに、たまたま「スタンフォードの自分を変える教室」の映像を見た。
http://www.daiwashobo.co.jp/web/html/stanford/


この説によると、人は罪悪感が強いほど、失敗するものらしい。ダイエットしなくてはという思いが強い人ほど、挫折したときに、一気に食べてしまうものだという。


これを見ながら、俺も前回、TOEICの点数が低かったことを、相当、気にしているんだなと思った。今では英語なんかわかるわけないとよく思っているもんなあ、なんて思った。でも、試験も申し込んでしまっていることだし、しぶしぶでも、これから勉強をしようと思った。
そして、点数がいかなくても、僕は自分を許してやろうとも思っている。


+++


「1/2ハーフ・デイズ」という映画をDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-uncertainty

いかにも原題っぽいけれど、本当の題は「Uncertainty(不確実性)」だ。
考えどころが多い映画で、僕はこういう映画は好きだ。
http://www.youtube.com/watch?v=JIfy6Uww6Vw


もっとも、この映画は収拾がついていない。同時存在する2組のカップルが全く違う人生を歩む話しなのだが、どうしてそんなことが可能なのか、よくわからない。こういう人生の可能性もあったよ、という可能性だけの話しなのだろうか。


My Kiasu Life in JAPAN-uncertainty1

My Kiasu Life in JAPAN-uncertainty2

すごいSF仕立ての仕掛けがどこかにあると思っていたので、最後の結末はこれでいいのだろうかと思った。しかし、最近、従兄弟から借りた山崎正和さんの戯曲もけっこう投げっぱなしで話しが終わるのを見ると、無理に結末を作らなくてもいいのかな?という気もしている。


それから、できることであれば、映画館で007なんか見たいところだけど、12月の映画館はカップル率が多くて、どうも気が引ける。彼女がいないと見たい映画も見られなくて、なかなか不便なものだ。


+++おまけ+++


俺、この画像、どこで拾ったんだろう?
覚えていないんだけど、けっこう気に入った。
結婚している人は、よく考えた方がいい。
これを見ていると、俺が出会う女はみんな賢いんだなあ、という気がする。

My Kiasu Life in JAPAN-dont laugh
(妻の選択を笑ってはいけない。あなたも選択された一つなのだから)

今週は仕事がまあまあ忙しかった。
考えてみると、まだ夏休みが2日ほどあって(夏休みって名称がもはやおかしいけれど)、それも年内には取らなくてはならないのだが、どんどん入っていくスケジュールを見ていると、そんなことが可能なのか疑問に思えてくる。


週末の土曜日は除雪当番で、雪が5センチ以上降ったら、職場に雪かきに行かなくてはならなかった。朝、早起きをして外を見たけれど、それほど降ってはいなかった。それで、朝食を作ってテレビを見ながら食べた。


満腹するまで、食べて寝た。起きたらもう1時だった。今日は1時30分からのジムのクラスに出席する予定だったのに、あまりにゆっくりの起床だったので、やめてしまった。


それから、ネット麻雀をしたり、本を読んだり、これ以上ないと思うような怠惰な1日を過ごした。


日曜日は起きたら9時だった。それから、やはり怠惰な1日を過ごしてしまった。実は年内にももう1つくらいは資格を取得しようと思っていて、今週末に勉強する予定だったのだが、諦めるしかないような気がしてきた。もっとも、夏休みをどう使うかで可能になるかもしれないけれど。


冬になると、体の活動量も精神的な活動量もガクッと減る傾向が僕にはある。
太陽の光が少なくなって、鬱になりやすいのかもしれない。


+++


先日、ワイヤレスキーボードを買いに、パソコンショップに行った。格安のものがあったので、それを買うことにして、それからキーボードカバーも買おうと思った。キーボードカバーはどんな形態のキーボードも包み込める簡単な構造のものだ。


それで、料金を払おうと思ったら、ワイヤレスキーボードは1200円程度で、カバーが1300円程度だという。カバーはコーヒー等をキーボードにこぼしても、キーボードが壊れないようにするために使うものだが、守るべき本体がカバーより安いとなると迷う。


レジがガラガラだったので、レジを打っている販売店の人と相談をして、やっぱりカバーを買うのはやめた。キーボードが壊れたら、また買った方が安いからだ。


それにしても、ワイヤレスキーボードが1200円で買えるなんて、すごい時代になったものだと思った。


+++


「新・明日に向かって撃て」をDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-新・明日に向かって撃て!

サンダンスとブッチが若い頃、どのように出会って、どうして結束が固くなったのかがわかる。


My Kiasu Life in JAPAN-新・明日に向かって撃て!1

まあまあ楽しい映画で、2人の主人公がそれぞれ、ポール・ニューマンやロバート・レッドフォードに似ている。

My Kiasu Life in JAPAN-新・明日に向かって撃て!2

でも、そのあと元の「明日に向かって撃て」のスチール映像を見ると、やはり本家の方が貫禄があり、超えてはいないと思った。

10年くらい前から、飲み会のあと口内炎になりやすくなった。
飲み会のあとは、胃が荒れるからだろうなんて、勝手に思っていた。


金曜日の夜、よせばいいのに、バランタインというスコッチ・ウイスキーを買って帰ってきた。部屋に酒があると、ついつい飲んでしまう。


それで、その日の夜もバランタインをストレートで飲んで寝た。寝ながら「俺、歯を磨いてない」って思ったけれど、「寒いし面倒だからいいや」なんて思い直してそのまま寝てしまった。


翌朝の土曜日に、口内炎ができていて、「やっぱりウイスキーをストレートで飲んで、胃が荒れたのかなあ」なんて思ったけれど、そうじゃなくて、単純に歯を磨かなかったからだと思う。


飲んでから帰ってきた後も、歯を磨いたり、うがいをしたりすれば、きっと口内炎にはなりにくくなるだろうって思った。


+++


今週末は、久し振りに何もない週末だった。目の前に迫った試験も、何かの締め切りもない。仕事もない。


土曜日は朝から、ジムに行ったり、車のタイヤを交換したりしようといろいろとプランは立てていた。従兄弟から借りっぱなしの本もそろそろ読み終わらないといけないし。


ところが、朝、朝食を食べてから二度寝をして、そして起きたらもう午後になっていた。
それから、雑用をほんの少しして、あとはネット麻雀をしたり、実にダラダラとして過ごし、土曜日を台無しにしてしまった。


日曜日は、買い物やクリーニング店に行ったりという最低限のことはしたが、結局タイヤを履き替えるのは月曜日にガソリンスタンドにタイヤを持ち込むことにして、それもやらないことにした。


随分と立派なカレーライスは作ったが、結局、日曜日も何のために生きていたのかよくわからないような使い方で1日が終わってしまった。


せっかくの手つかずの休日だったのに、もう終わってしまったのかと思うと悲しい。


+++


「アポロ18」というSF映画をDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-apolo18

なかなかリアリティがあって、よくできているなあって思った。
確かに、未だに月は未知の世界だ。特に、クレーターの中は謎が多い。


そういえばアポロ計画で初めて月面に行って帰ってきた宇宙飛行士は、「どんな未知の感染源を持っているかわからない」という理由で、隔離されたらしい。
そのような主張をしたのが、カール・セーガン博士だったと、何かの本で読んだことがある。


My Kiasu Life in JAPAN-apolo18-1

そんなわけで、月に何らかの感染源があるかもしれないと考えることは、不自然ではない。
火星で、今、キュリオシティが微生物、または生命の痕跡がないか探している。どんなに小さくとも見つかれば、それは火星人だと、やはりカール・セーガン博士の本で読んだことがある。


My Kiasu Life in JAPAN-apolo18-2

その前に、月には微生物もおらず、生命の痕跡もなかったのだろうか?無人探査機サーベイヤ―3号の底部から、地球上の細菌が見つかったという報告はある。でも、月のオリジナルの微生物や生物は本当にいなかったのだろうか。そこがはっきりしないところに、こういう映画が作られる素地があるのだと思う。


韓国で有人ロケットの打ち上げどころか、ふつうのロケットですら打ち上げられないのを見ていると、1960年代のパソコンがない時代に、月まで行って帰ってきているという事実が不思議に思える(アポロ13の事故時の映像を見ると、科学者達は、計算尺を使って計算をしている。当時はまだハンディな電卓もなかったのだ。)。


月が実際のところどんなところなのか、日本もオリジナルの無人探査機くらい送り込みたいところだ。


もっとも地球上に持ってきたはずの月の石が、いろんな人や国に貸し出しているうちに、どこかに行ってしまったからといって、本当に石に足が生えて移動したという映画の結論には、「それはないだろ」と思った。

保育園というのは、親が働いていないと入園できないらしい。
ふーん、と思っていたら、先日「うちの孫を保育園に入れたいから、就労証明書を出して欲しい」って言ってきた人がいて驚いた。
同居をしている祖父母も働いていなければ保育園に入れないことになっているらしい。
「本当?そんなルールがあるの?」担当から話を聞いて、そうなのかあ、と思った。


「うちの会社なら就労証明書を出せるけどさあ、どうするんだよ、山に柴刈りに行っている爺さんは。」ちょっと疑問に思って担当に聞いてみた?
「本当ですよね。誰が就労証明書を出すんですかね。」
「そもそもさあ、山に柴刈りに行ってる爺さんって、具体的には何をしているんだ?柴刈りってなんのことだよ。ゴルフ場の芝を刈ってるんじゃないだろうな。」
「ああ。ゴルフ場は山のなかにありますからね。」
「そういうことなのか?もしかして、お婆さんが川に洗濯しに行っている間、お爺さんはまさかのゴルフに行っていた、と。」
「それじゃ、就労証明書出せないですよね。」
「そうだよな。遊んでいるんだもんな。」
「川に洗濯に行っているお婆さんの就労証明書もどうするんですかね?」
「どうするんだろうなあ?お爺さんに書いてもらうのかなあ?」
「それじゃダメですよ。」


ちなみに、柴刈りというのは燃料(薪)集めのことを言うらしい。でも、どうやって就労証明書を出すのかは疑問のままだ。


+++


今週末は3連休だった。金曜日には実家に帰った。
友だちのお祖母様が亡くなり、先週が葬儀だった。僕は先週は法学検定の試験があって、葬儀に出席できなかったから、今週の金曜日に行くことにしていた。


その友だちとの付き合いは幼稚園からだ。小学6年まで、僕とその友だちはカトリック系の幼稚園に毎週土曜日に通い、賛美歌を歌ったり、イタリア人の神父様にあまり現実には役立たないイタリアなまりの英語を習ったりしていた。それは土曜学校と呼ばれていた。僕とその友だちと、あともう1人の3人だけが、小学6年までその土曜学校に通った。


小学6年のときに、土曜学校の修学旅行があった。行き先は東京と神奈川だった。
東京の教会では、シスター達が総出で僕たちを笑顔で迎えてくれた。


靴を揃えて教会に上がり、出迎えに出てくれたシスター達に挨拶をしなくては、と僕は思った。でも、僕の友だちは靴を脱ぎ散らかしながら教会に上がり、並んでいたシスター達に「世話になるな」と言い捨てて、勝手になかに入っていった。
あまりにも、僕たちが勝手な行動をするので、各教会では体育館に半ば閉じこめることにしたらしく、その修学旅行のほとんどの思いでは体育館のなかだ。


僕たちは、その修学旅行で歴史に残る悪童ぶりを遺憾なく発揮したことになっている。確かに水族館に連れて行ってもらったときも、僕たちはほとんどの時間をゲームセンターで過ごしていた。でも、僕に言わせてもらえば、その名声に対する僕の貢献度はほかの2人には遠く及ばなかった。


そんな友だちだったから、学校でもしょっちゅう喧嘩をしていたし、いろんな子をいじめていた。でも、僕はほとんどいじめられた記憶がない。彼のお祖母様が、僕だけはいじめてはいけない、と言っていてくれたおかげのようだった。だから僕は本当に、彼のお祖母様には恩義があった。


友だちの家に着くと、友だちは部下の結婚式があるということでいなかった。お祖母様に線香を上げさせてもらい、友だちのお母さんと話しをした。


今でも会社を経営しているというそのお母さんは、自分の意見をはっきり持っていて、長いこと調停委員もされていたということでバランス感覚にも優れていた。考えてみたら、彼のお母さんときちんと話しをするのは、初めてのことだった。いろいろと教えていただき、すごく勉強になった。


それから、実家の近くにある三菱自動車に寄って、壊れた自動感知式ワイパーとライトを直してもらってから、また長野にまで戻ってきた。直すのに2万5千円もかかった。
本当に車は維持をするのにお金がかかる。


最近、僕の車の赤い車体の上に鳥の糞のようなものが付いていたので、洗車してみた。でも落ちなくて、よく見たら白いペンキだった。剥がすのもめんどくさいのでそのままだ。いろんな人と話をしたら、最近、職場近くの駐車場では、盗みや車体を傷つけるなど、いろんなことが起きているらしい。僕のペンキもその嫌がらせのひとつなのかもしれなかった。でも、それがわかったところで、どうしようもないのだけれど。


また金がかかるのかと、残念な気分でいっぱいだ。


+++


土曜日と日曜日は、今月末締め切りの某シナリオ・コンテストに出すために、シナリオを書いた。長編なので、その構想だけは2枚程度にまとめ、第1話分だけシナリオに起こすことにした。


テーマは相変わらずSFの「時間と空間」だ。


以前から注目しているマンガに堀尾省太さんの「刻刻」(講談社)というのがあって、これは時間を止めた「止界」が舞台になっている。そのマンガでは時間を止めるには、石に、血を吸わせればいいことになっている。


大学時代、SFマニアだったセキネの話しでは、仕事率=時間×力なので、時間を止めると(時間を0にすると)力が無限大に必要になるから、時間を止めると動けなくなるって話しだったけれど、それはさておき。


僕が考えたいのは、時間を止めた影響がどこまで及ぶのか、という話しだ。
つまり時間が止まっているのは、日本だけの話しなのか、それとも地球上全ての時間が止まっているのか、ということだ。成層圏を飛んでいる飛行機も止まるのだろうか。更に言えば地球は太陽の周りを公転しているわけで、それも止まってしまうのか。そして更に更に言えば、太陽系自体が銀河系の周りを公転しているけれど、それも止まってしまうのか、つまり、無限の宇宙全体が、石に血を吸わせたことで止まるのか?という話しだ。


僕は、この「刻刻」の設定に無理があると考えているわけではなくて、何か答えが見つかりそうだと思っていて、それでいつも考えてしまう。どこまで影響が及び、どこから及ばないのかは、時間の摩擦といったような概念で解決が付くような、そんな気がしている。


僕が考えている話しは、もっと単純なタイムスリップものだ。でも、やはり問題がある。
例えば、Aさんが現在から5分前の世界に戻るとする。すると、現在の世界からAさんの質量がなくなり、5分前の世界ではAさんの質量が増えてしまう。そんなことが起きていいのか?というまずは素朴な疑問だ。


更に言うと、それこそ地球はものすごい速度で回転をし、公転もしている。規模のでかいジェットコースターに乗っているようなものだ。そこで、例えば5分前の世界に仮にスリップできたとして、再び地球上にいる可能性があるのかということだ。陸地ではない空中だったり、海だったり、宇宙空間だったり、場合によっては地中だったりすることだってあると思う。そう都合よく、5分前にジェットコースターが走っていたところに再び現れて乗れるなんてことはできないのではないかということだ。


だから、最初に科学の力でタイムスリップができたとしたら数秒以内に限るはず。それでも質量の話しが残る。仮に数秒のスリップができたとして、移動ではなく、どちらの世界にも同じものが現れるとすると、金塊でも何でも一瞬で2倍にすることができる。


今回はここをテーマにしてストーリーを組み立ててている。理屈っぽい?確かに。
でもSFというのはそういうものだと思う。

それで、賞が取れたり評価がされるかどうかは、また別問題で、それは正直、難しいと思う。確かに。


+++


ハーバート・ロス監督の「ボギー、俺も男だ」というウッディ・アレンの映画をDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-playitagainsam

妻に見捨てられ、全くモテない男が、親友夫婦に励まされ、いろんな女性と会う。
ところが、それらの女性に相手にされない。妄想の中で、彼の心酔するハンフリー・ボガードが「こうするべきだ」と助言をするが、彼は従えない。
頭がよく、小心者で、不器用なこの男をウッディ・アレンが好演している。


My Kiasu Life in JAPAN-playitagainsam1

「本気にはならない。フラれる前に別れるんだ。時間と金をムダにしないように。」
ウッディ・アレンの台詞は俺にこそ、よく似合う。


My Kiasu Life in JAPAN-playitagainsam2

「あなたは魅力的よ」と親友の妻に励まされているうちにその妻と関係を持ってしまい、事態は泥沼になってしまう。
久し振りに見たラブ・コメディだったが、それなりに楽しめた。


今日は日曜日。そして、今日はこれから偉い人の飲み会に誘われている。
失態なく過ごせればいいのだが。
そして、こういう大事な飲み会の前に、なぜウッディ・アレンの映画なんか見るのか。
俺は自分自身をはめようとしているとしか思えない。

仕事で呼ばれた先の事務所で、事務員がドアの鍵の滑りが悪いと話しをしていた。
「鍵穴に、機械油でも差せばいいんじゃない?」
なんて話しをしていたので「そうすると、一時的には滑りがよくなるけど、使っているうちにほこりがくっついて、かえって滑りが悪くなるから、やめた方がいいよ。鉛筆で、鍵を塗ったり、鉛筆の芯を砕いたものを鍵に振りかけたりするといいんだよ」と話した。
「どうして、そんなことを知っているんですか?」って聞かれたけれど、どうして知っているのかわからなかった。生まれたときから知っていたような気がした。


鉛筆の芯が鍵穴に効くことは、なぜか知っているけれど、法学検定の世界では「どうして俺はこんなことも知らないのだ!」ということが多すぎて悲しい。


「集団強姦罪」なんて構成要件があることすら知らなかった。問題集を解いているとき、強姦の共同正犯って結論がなくて「んにゃっ?」と思った。「集団強姦罪」かあ。
平成になってからの重要判例も山ほどあり(もっとも、昭和時代の重要判例だって知らないのがいっぱいある)、そんな判例を見るたびに「初めまして」と挨拶しなければならない。そして、それらの判例がまた、憎らしいほど賢い。そんな判例を「俺、どこかの国に追放されていたんだっけ?」っていうくらい僕は知らない。


債権の2重譲渡についても、俺が昔、勉強していた頃は、確定日付のある通知が同時に債務者に届いた場合は、「どっちに払ったっていい」という、冷静に考えるとちょっと乱暴な結論だったように思う。


ところが、今の問題集を見ると、「そういう場合は、債務者は供託する」のだと至極、もっともなことが書いてあり、さらに、「供託金の還付請求は債権額で按分される」のだという。そういう判例も、もうあるらしい。


こういう問題集の解答を読むたびに、「そういうのを、なんで俺は知らないんだろう」と心底がっかりしてしまう。涙で問題集が滲んじゃって、本当に問題集を解くのがつらかった(言い訳)。


それでも金曜日の深夜12時30分頃に、ようやく法学検定試験の問題集(「法学検定試験問題集スタンダード中級コース〈2012〉」 法学検定試験委員会編 商事法務)を一通り終えることができた。


My Kiasu Life in JAPAN-法学検定問題集スタンダード

今回、久し振りに問題集を壊した。なにしろ990ページもある問題集なので、寝ながら勉強をしていると重くて仕方がない。そして僕は基本的に寝ながら勉強をする。
それで、科目ごとにナイフで背表紙を切って、セロハンテープを貼って使った。風呂に入ったときも、その分断した問題集で勉強していた。


土曜日は、迷ったけれど、その復習をすることにした。1時間の間に法学一般、憲法、民法、刑法、民事訴訟法をそれぞれ10問ずつ解くことにした。理屈の上では、12時間くらいあれば、何とかすべて終わらせることができる。


いつものように、できなかった問題に付箋を貼っていく。一通り終わったら、次に、付箋のついた問題だけを解いて、解けたら付箋を剥がす。それを何回も繰り返し、すべての付箋が剥がれれば終了だ。


解いてからまだ日が浅いので、答えの選択肢を覚えている問題もある。そういった問題は、答えを確認したら終了。だって、そんな問題の解説なんか読んでいたら、とても1日では終わらない。


朝早く起きたので、俺はやる気があるなあと思っていたんだけれど、2時間ほどで失速し、あとはテレビを見たり、ネット麻雀なんかしたりしてなかなか勉強ばかりをしっかりやるという訳にはいかなかった。それでも、風呂に入ったりしている間は、しぶとく勉強をしていた。
本気を出したのは午後8時過ぎで、これではとても土曜日のうちには勉強は終わらない。
深夜12時30分には力尽きて寝てしまった。それでも、民法以外は一応、全て終わらせることができた。


翌朝は起きた瞬間から勉強をした。長野から東京行きの新幹線に乗っているうちに、民法もなんとか終了した。それで、かなり迷ったけれど、「法学検定試験問題集ベーシック基礎コース〈2012〉」 (法学検定試験委員会編 商事法務)も以前から解いていて、残り50問程度だったので、それも解いてみることにした。でも、あまり気乗りはしていなかった。


My Kiasu Life in JAPAN-法学検定問題集ベーシック

試験会場は神田にある専修大学だった。
水道橋駅で電車を降り、ベローチェという喫茶店に入った。入った瞬間からタバコの煙と、競馬新聞を片手に真剣に未来を垣間見ようとするおじさん達の熱気に圧倒された。
まだ1時間ほど時間があったので、そこで、ベーシックの残りの問題を解き終わった。


それから専修大学まで歩いた。水道橋にはLECなどの司法試験予備校や登山用品店がある。大学時代、僕は司法試験予備校に通っていたので、水道橋は馴染みが深い。僕は結局のところ才能がないのに、登山と司法試験に青春を浪費してしまったんだよなあと、いろんな後悔が頭をよぎったけれど、もう全てが取り返しのつかないことで仕方のないことだった。


専修大学に着いてからも、まだ30分ほど時間があった。もう勉強するつもりはなかったけれど、ロビーでみんなが勉強しているので、僕もそのうちの一つのテーブルに座った。


基本的に、みんな同じスタンダードの問題集を解いている。斜め前に座った女の子は、厚い問題集にラベルシールを貼って、科目が見やすくなるようにしていた。そして、色とりどりの蛍光ペンで、きれいに解説にマークがされていた。こうやって勉強するのか、と思った。でも、俺にはそんな根性はどこを探してもないな、とも思った。僕は座って勉強するのが嫌いなのだ。


僕はもともとナイフで切った問題集だったし、風呂の水でふやけたページがあるようなものだったので、なかなかそれをテーブルに出そうとは思わなかった。それでもと思ってカバンを開けたら、タバコのこもった臭いが立ち上がり、その臭いに自分が弱った。「これはダメだ」と思って、勉強するのをやめた。


大学近くのコンビニに行って、消臭スプレーを買ってきた。気がつかなかったけれど、全身からタバコの臭いがする。大学の構外で全身にスプレーをかけたけれど、なかなか臭いは収まらなかった。


試験会場に入ったとき、さすが法学部の試験だ、と思った。TOEICの試験会場には、おしゃれな女の子が結構いるものだが、そういう女の子はほとんどいない。おしゃれな女の子というか、女の子そのものがいない。ほとんど男ばかりだ。かなりダサイのも僕的にはとても好感が持てる。ジャパンタイムズとかかっこつけて読んでいる訳のわからない親父とかもいなくて(いるのは長野だけか?)、そういう点も気に入った。


試験会場で、ふと考えてみたら、僕は試験時間も問題数も知らなかった。それでマークシートが配られたとき、75問もあるのに驚いた。試験時間は2時から4時30分までの2時間30分。75問を2時間30分で解くとなると、1問に2分しかかけられない。思わず、受験票に時間配分を書いてしまい、それから、「こういうのは不正かもしれない」なんて余計なことを考えて、新品の消しゴムで消そうとした。


そうしたら、新品のはずの消しゴムがひどい劣化をしていて、粘土のように紙に張り付いてしまう。なんてこった、と思って慌ててカバンから古くから使っている消しゴムを取り出した。試験前に消しゴムがこんなことになっていると気がついてよかった、と思った。


試験が始まってすぐ、前の席に座っている奴の携帯電話が鳴り出した。「あれほど試験官が携帯の電源を切れと注意していたのに。こいつ、どうなるんだろう」としばらく様子を見ていた。試験官が来て、そいつは謝りながら携帯の電源を切り、また試験に戻った。


その顛末を、僕はずーっと見守っていた。1問2分しかかけられないのに、俺は何を見物していたんだ、と自分を呪いながら、試験問題に取り組んだ。


前日、見たはずの問題がけっこうあった。感覚的には7割くらいは問題集からそのまま問題が出されている感じだった。だから、見た瞬間に答えがわかるものも多かった。それで、全て解き終わったとき、時間は1時間以上、余った。


考えてもどうしようもない問題が何問かあった。それはあきらめるしかない。随分と早く解答用紙を提出すると帰路についた。


長野駅で新幹線を降り、地方の線路に乗り換える。シカが電車にぶつかったので、出発が少し遅れるというアナウンスが流れた。「クマが出たり、シカが出たり大変だな、長野も」と思った。


それから長野駅で寒さに震えながら、「本・雑誌」と書かれたゴミ箱に、ぼろぼろになったバラバラの問題集を捨てた。「受かっているかどうかはわからないけどさ、今回、なかなか君はよく勉強したよ。いい加減な勉強方法だけどね。でも、まあ、俺としてはよくやったよ。」なんて思った。


- - -


辰巳法律研究所が発行している「法律入門 判例まんが本4 憲法の裁判100」を読み終わった。

My Kiasu Life in JAPAN-判例まんが本4

俺は本当に判例を知らなくて、一番勉強しているときでも、「憲法の基本判例」すら読み終わらなかった。


まんがを描いているのも素人ではなく、かなり勉強をしている人なのだろう。要点を捉えていてわかりやすい。これを読むとひととおり、判例を知った気になる。
社会のニーズに合っているのかどうかは知らないが、俺のニーズには適合している。いい本だなあ、と思った。