13日の日曜日がTOEICの試験日だったので、一週間の間は仕事の後、極力スケジュールを埋めないようにしていた。だから、ジムも全部休みにした。


ところが、TOEICの勉強を僕は全くしなかった。毎日、家に帰るとパソコンに向かうのだが、Yahooを見ていたり、ネット麻雀を始めたりしてなかなか勉強をしない。


火曜日の夜だったか、オーストラリアから長野にスキーをしに来ていた方が転び、腕の骨を折ったかもしれないということで、急に英語のボランティア通訳をすることになった。
勉強もロクにしていないし自信は全くなかったが、電子辞書の力を借りながら、なんとか無事にこなすことができた。結局、骨折もしていなくて、軽い打撲だった。


いろんな人にお礼を言われて、少しはこれを励みに勉強をするのかなあ、と思ったけれどそんなことは全くなく、家に帰ったらやっぱりパソコンで遊んでいるだけだった。
木曜日の昼には悪寒がしたので、「これで俺、TOEICの試験を受けないかも」なんてよからぬことを考えたりもした。


木曜日の夜、仕事帰りに本屋に寄って「俺、本当は何の勉強をしたいんだろう」と思いながら資格試験や参考書の欄を見ていた。


数ある参考書や問題集のなかで、手にした瞬間に燃えたのが中学校の数学だった。
それで学研教育出版の「高校入試合格BON!数学」を買って帰ってきた。


My Kiasu Life in JAPAN-高校入試合格bon

それで、その日の夜から中学数学の勉強を始めた。
TOEICの試験勉強よりもずっと楽しい。


しばらく問題を解いているうちに、自分のミスの傾向がつかめてきた。中学校の頃は父親にも「ケアレスミスが多い」と指摘されていたが、勉強をしているうちに、どうも僕はかなり重大な問題を抱えていることがわかった。
7の段以降のかけ算を苦手にしていたのだ。最初は自分でも信じられなかったけれど、しょっちゅう間違える。
「こんな根本的な弱点があったとは。」


それから、僕はそういえば中学校の頃、あんまり勉強をしない生徒だったことを思い出した。「反比例の問題」など、みんな解けてないみたいだから俺も勉強しない、なんて勝手に決めて勉強しなかった分野もあった。改めて勉強をすると、それほど難しくもなく、なぜ勉強をしなかったのかわからない。たぶん面倒だったのだろう。


もっとも、この問題集の元になっている高校入試の質が悪いのか、ときどき納得がいかない答えもある。


例えば、80gの水に濃度2%の食塩水と濃度5%の食塩水を混ぜて、濃度4%の食塩水500gを作りたい。濃度2%の食塩水を何g混ぜればよいか、求めなさい。
という問題の答えは、100/3gだということになっている。


33.333333・・gの食塩水なんて、どうやって測るんだよ!出題者に文句を言いたい。食塩水の量が循環小数になるような問題を出すなと。俺も間違えたかと思った。こういうことだから、数学が社会に出てから役立たないなんて言われるんだと思う。


それで、土曜日も中学数学の勉強をしていた。ただ、夜になって久し振りにDSで「えいごで旅するリトル・チャロ」をしたら、随分と楽しくて、もっと前からやっていればよかった、と思った(もっとも、僕はキャンキャン吠え立てて泣いてばかりいる雌犬のキャンディが苦手だ。俺はサー・ジョセフが気に入っている。こうなりたいと思う。)。


My Kiasu Life in JAPAN-litttle charo

日曜日の朝もDSで「えいごで旅するリトル・チャロ」だけをして、試験会場に行った。結局、TOEICの勉強は全く何もしないまま試験を迎えてしまった。


試験会場で指定された座席に座っているときも、実際に問題集が配られて、ヒアリングのテストが始まったときも「どうして俺はここで試験を受けているんだろう?」なんて違和感が大ありで、問題を解きながらも「なんだかなあ」なんて思っていた。


ヒアリングの問題が終わって、リーディングのセクションに入った瞬間に、そういった迷いが消えた。久し振りに真剣に問題を解いた気がする。勉強をしていなかったから、結果は悲惨だろうけれど、それでも今持てる力は出し切ったような気がした。


試験が終わったとき、試験からの開放感と頑張ったなあという満足感でしばらく嬉しいなあと思っていた。どうせ30分もすれば消えてしまうような満足感なのだが、この感情を求めて、毎回、試験を受けているのかもしれないと思った。


帰りに、車を運転しながら、どうも僕は試験のために「あれもしちゃだめ、これもしちゃだめ」というのは向いてなくて、今まで以上に頑張っていろいろやる方がいいのかもしれないと思った。


映画などもなるべく見ないように我慢していたが、結局、ネット麻雀で時間をつぶすなどかえってムダが増えてしまう結果になった。「試験前だろうがなんだろうが、自分のためになると思えば何をやってもいいよ」と次回からは思うようにしようと思った。


BBC放送作成の「昆虫の世界 第1巻 侵略の群れ」をDVDで見た。

My Kiasu Life in JAPAN-invasion of the land

もともと海のなかにいた生物が、卵を守るために海岸に上がり、徐々に陸地に上がっていく。
脊椎動物がまだ海にいた頃、陸地を目指したのが、昆虫たちだ。


昆虫の世界が昆虫学者に魅力的なのは理解ができるが、僕のようにほどほどにしか興味がない男には、昆虫の世界は映像で見るとかなりつらい部分が正直ある。
多くのヤスデやムカデが這っている姿を見ていると、体がかゆくなってくる。
それでも、ホラー映画を見るような気持ちで、最後まで見た。


固い殻を持った甲虫や、カタツムリなどの昆虫たちも、元々は海の生物なのだと改めて指摘されると、なるほどと思った。
彼らはどこにいてもやはり故郷である海に近い環境を好む。湿った場所が好きなのだ。


乾燥した砂漠に住むサソリにしても、昼の間は地面に穴を掘って潜っているし、確かに海の生物、例えばエビによく似ている。


ナメクジの交尾はすごかった。
2匹のナメクジが粘液まみれになってからみつき、最後には粘液を頼りに木の枝からぶら下がる。
そして、互いの精子が入っている管を延ばし(雌雄同体なのだ)、それがクライマックスでは花のように広がる。粘液まみれになって2匹のナメクジが絡み合っている姿を見て、体が溶けるような愛というのはこういうものかと思った。
きれいなのかもしれないけれど、正直言って気持ちが悪い。


もっとも僕は初めてキスしたときに、キスの味がよだれの味だと知って「うわ。気持ち悪い」と思ったほど、愛から遠い人間ではある。


サソリは交尾の際、上手にアプローチしないと、雌に毒を刺されて食べられてしまう、というのを知って「俺はサソリに生まれなくてよかった」と思った。また、交尾の際には、逆に雄が雌に軽く毒を刺す、というのもすごい話しだと思った。
また、サソリは紫外線の強い砂漠に暮らすため、紫外線をよく反射するように進化したのだろう。ブラックライトを当てると光るから、夜は簡単に見つかる。恐らく一生使う機会がない知識だろうが、そんな知識も身についた。



***おまけ***


前にも載せたかもしれないけれど【%の出てくる問題について】、姪に教えてあげたときのまとめ。


まず、基本を押さえること。
コーヒー(溶液)=コーヒー豆(溶質)+水(溶媒)…①


例題1
25gのコーヒー豆を100gの水に入れたら、何%のコーヒーになるか?

25%じゃないから注意する。

 基本的には%(濃度)=溶質/溶液であることを確認。

①より、溶液=溶質+溶媒だから、%=溶質/(溶質+溶媒)になる。

%=コーヒー豆(溶質)/コーヒー(溶液)
または
%=コーヒー豆(溶質)/(コーヒー豆(溶質)+水(溶媒))

だから、例題1は
%=25/(100+25)を計算することになる。


例題2
5%のコーヒー100gには、コーヒー豆は何g入っているか?

まず、5%は5/100。
コーヒー豆をx(g)とすると、
5/100=x(溶質)/100(溶液)
だから、5g

ここで、%=溶質/溶液。
これを変形すると
溶質=%×溶液。これも覚えること。


例題3
25%のコーヒー100gつくるのに水は何グラム必要か?

まず、25%=25/100。
次に溶質を計算。
例題2から、コーヒー豆は25g。

コーヒー(溶液)=コーヒー豆(溶質)+水(溶媒)だから、
100=25+水
これを解いて75g


例題4
25%のコーヒー100gと10%のコーヒー200gを混ぜたら何%のコーヒーになるか?

まず、溶質を出す。
出し方は例題2のとおり

25%のコーヒー100gにはコーヒー豆が25g、10%のコーヒー200gにはコーヒー豆が20g入っている。

%=溶質/溶液だから、
%=(25+20)/(100+200)
を計算すればいい。


例題5
8%の食塩水500gに水を足して5%の食塩水にしたい。何g水を足したらよいか。

まず、溶質を出す。わかるところから出していく。
例題2と同じように出すと
食塩は40gになる。
もう、食塩は40gでこれ以上は増えも減りもしないことを確認。あとは水を足すだけ。

%=溶質/溶液だから
5/100=40/食塩水

これを解くと食塩水800gになる。すでに、食塩水500gはあるから、水をあと300g足せばいい。


例題6
10%の食塩水と5%の食塩水を混ぜて、8%の食塩水を500g作りたい。何gずつ混ぜればよいか。

10%の食塩水の量をx(g)、5%の食塩水の量をy(g)とすると、
x+y=500…①

次に溶質に着目。
溶質=%×溶液だから、(例題2)

まず、8%の食塩水500gの食塩の量=8/100×500
これから40gだとわかる。

10%の食塩水の食塩の量=10/100×x

5%の食塩水の食塩の量=5/100×y

40=(10/100×x)+(5/100×y)…②

①、②を解いて

x=300(g),y=200(g)