今週は、仕事が少し忙しかった。それでも、9時まで残業したのは1日だけだったから、その昔の仕事量を思えば、笑っちゃう程度の忙しさだった。久しぶりに、柿の種とコーラの夕食を食べた。手が汚れないし、仕事しながらの食事はこれが一番。その昔は、これが主食だった時代もあった。もう2度と戻りたくない過去だ。

 

忙しかったのは決算書を作らなければならないからだった。それでも今まで作らされた決算書のことを思えば、規模も小さく記録すべき件数も少ない。そして、俺が密かに期待していたのは、電卓を打つスピードが速くなったことだった。

 

毎日、昼休みに左手で電卓のブラインドタッチの練習をしていた。まだまだ完璧にはほど遠いけれど、それでもマシになってきたと思っていた。

 

今回、初の実戦デビュー。いつも練習している自費で購入したカシオのJS-20WKという電卓で叩いてみた。名機ともいわれている。

 

だけど、遅い!そして不正確!途中から諦めて、画面見ながら右手で叩いていた。これなら、テンキーを取り付けてエクセルを使うのと変わらない。本当に電卓を叩く才能がないんだなとため息が出た。

 

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今週末も、フィリピンの女性に2時間、マンツーマンでTOEICの英語を教えてもらった。今回は、反意語(antonyms)、類義語(synonyms)、同音異義語(homonyms)についてが、メインだった。類義語と、同音異義語がTOEICの攻略には欠かせない。俺は、まず、前提となるこの言葉そのものを覚えることが必要だったけど。

 

英語の接続詞(for,and,nor,but,or,yet,so)は、まとめてFANBOYSと呼ぶことも初めて知った。

 

また、提案型の質問(Let‘sとかShouldn‘t weとかWhy notとか)には、賛成か反対しか解答としてあり得ず、その他は不正解の選択肢だというのも利用価値の高い情報だった。

 

「予約をする」とき、レストランならreservationだけど、人との約束の時は、appoitmentだと聞いて、今まで全部、reservationで済ませていたのが間違いだったことも知った。

 

勉強になるけれど、2時間ぶっ通しの英語の授業というのは、なかなか疲れる。

 

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もし、TOEICを初めて受けるなら、いくつか助言をしたいことがある。

 

まず受験票の写真部分。TOIECから送られてくる受験票の写真添付欄には、青い点線で顔と肩の輪郭線が書いてあるが、この顔の輪郭の大きさが小さい。しかし、この大きさに合わせる必要はない。俺はこの大きさに、無理に合わせたことがある。そうしたら「写真の顔部分が小さいから結果通知に写真を載せられない」と受付で言われた。「いいよ。別に。」と言い返したのでそのときは結果通知に本当に写真が載っていない。

 

そのときの受付が特別におかしな人だったという可能性は捨てきれないけれど(俺だけでなく、あらゆる人に対して異様に威張っていて、あとにも先にもあんな受付は見たことがないから。)、普通の写真屋さんや自動機械で撮った写真を貼っていく必要がある。未だに、TOIEC側が写真欄の輪郭線の大きさを直さない理由が(少しだけ、大きくなった気もするけど、やっぱり小さい)、俺にはさっぱりわからない。

 

それから、TOEICの試験では、問題集に書き込みすることが禁止されている。世界中のTOEIC試験で禁止されているらしいけれど、それを律儀に守っているのは日本だけという噂もある。

 

じゃあ俺、外国で受ける、という人はもちろんそれでいい。日本で受けるのであれば、ルールは守らなければならない。そうしないと注意を受けるらしい。俺は最初、○、不明、×を、左手の指を折ることで記録することを訓練したけれど、最近は、覚えていられるようになった。これも訓練次第ということなのだと思う。

 

俺が今回、試験を受けたときに「田舎の高校生たちはかわいそうだなあ。」と思ったのは、リスニング問題からリーディング問題に移るときのタイミングだ。何の合図もないので、どんどん先の問題を解いていってかまわない。

 

じっと合図を待っているかのような静寂が周りに広がっていたので、「待ってなくていいから」と声をかけてあげたいような気になった。

 

あと、そうそう。マークシートは芯が太い方が速く塗れる。ステッドラーという製図道具を作っている会社が、1.3ミリのシャープペンを作っているので、それを使うといい。日本製でもきっとあるとは思う。まあ、道具にこだわったところで、間違った選択肢を塗っていれば意味ないけど。

 

俺が助言したかったのはこれだけ。

 

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あと、最近、スケジュール管理にyahooカレンダーを使っている。でたらめしか書いていない星占いが(そうでないというやつがいたら、星の運行のどこを見たら、レジャー運が好調だとわかるのか説明してみろと言いたい)俺のスケジュールよりも優先して表示されるのが腹立たしかったのだが、星占いは非表示にもできることにさっき気が付いた。

 

もっとも、yahooカレンダーはスケジュールのコピーが超めんどくさく、「基本的にはできない」ので、めんどくささが比較的少ない(それでも面倒)googleカレンダーに切り替えた。

 

AIがどうのこうのというが、個人のスケジュール管理レベルで、未だに手帳の方が無難な現実を見ると「みんな慌てすぎ」という感がしてならない。

 

NHKの昼のニュースで、大学入試制度がまた変わるということを報道していた。

「これって、どういうこと?」

「民間の英語の試験が大学入試に反映するとかそういうこと。」

高校生の子供がいる人が教えてくれる。

 

先週、TOEICの試験を受けたとき「田舎の高校生みたいな人が多いなあ。」と思っていたけれど、リアルに田舎の高校生だったことにようやく気がついた。それまで高校生は、TOEICを受けないと思い込んでいた。

 

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今週末、フィリピンの女性の人に英語を教えてもらう機会があった。時間は1時間30分。彼女自身はTOEICで950点を取っている。試験を受けたのは日本なのだそうだ。

 

第1回目の今回は、写真問題がテーマだった。俺はそんなに苦手でもない。だけど、確かに万全でもない。実際に今回の試験でも、「どれが正解?」と思った問題が1つあったので、参考までに聞いておくことにした。

 

「この問題ではassumeが必要です。」と彼女は言う。

「assume?何、それ。」

要は、写真を見た瞬間に、wh系(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ)の判断を事前にしておき、質問前に全体像を把握することが大切だということらしい。

特に、人がいないときには、人に関する選択肢は全て切れるから、人がいるかいないかの判断は大切だという。

 

「それは、つまり、刑事のような目で写真を見ろってこと?」

「そうです。その通り。」

ふーん。と思った。なるほど。一枚の写真から情報を取り出すってことはそういうことなのか。

 

それから、部屋にグランドピアノが置いてある写真を見せられた。奥に暖炉がある。

「何が見えますか?」

「グランドピアノと、暖炉と、それからカーテン。金持ちの家だね。人はいない。」

「ここはどこですか?」

「部屋。」

「そうじゃなくて、台所ですか?トイレですか?」

「ああ。居間。」

答えながら、俺は人に伝えるにも、自分に伝えるにも肝心の情報が欠けているのだと思った。

 

「あと、このTOIECの質問では「あなたが見たものを最もよく描写している文章を選べ」と書かれています。「最もよく」であって、ズレていることもあります。」

ふーん。なるほど。

 

マン・ツー・マンでみっちり90分教えてもらった。ずっと英語で話していたので、疲れたけれど、こういう訓練が必要なんだろうなあ、と思った。

 

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もうすっかり嫌になったが、未だに毎朝5時30分に起きて、100問ずつ問題集を解いている。

 

ただ、ヒアリング問題は本格的に解答を記憶し始めているので、テープの再生スピードを少し早めている。

 

いつやめるのかなあ、と思っていたけれど、意外と続いているのが驚きだ。

 

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それで、今使っているCDプレーヤーの音飛びがひどいので、実家に帰って部屋に転がっていたCDプレーヤーを持ってきた。

 

聞こうと思ったら、コンセントに差し込むプラグとコードがない。形状を見たらメガネ型で、今使っているCDプレーヤーとは互換性のないコードだった。

 

「メガネ型だよなあ。」

ちょっと考えてみた。

 

そう言えば、昔、学会を主催しなければならなかったとき、プロジェクターのコードを忘れた人がいて、問題になったことがあった。そのとき「受付」とかの紙をなくしたときのために、パソコンとプリンターを持ってきていたことを思い出した。

 

プロジェクターもプリンターもメガネ型のコンセントだということに気がついて、そのときは、プリンターのコードを外して、プロジェクターにつないで助かったのだった。

 

それで、今回も、部屋にあったプリンターのコードを外して使ってみた。ちゃんと使えた。使えなかったら電池を大量に買ってくるつもりだったけれど、そんなこともしなくて済んで助かった。

今、住んでいるアパートは、カーテンレールが天井に張り付いた型なので、カーテンの開け閉めがしづらい。

 

カーテンレールにカーテンの金具が引っかかって動かなくなると、パイプイスを持ってきて、その上に乗って金具を外す。

 

今回もカーテンの金具が引っかかって動かなかったので、パイプイスを持ってきて金具を外した。そしてちょうどそのとき、天井に、1匹のクモが張り付いているのが見えた。

 

いったん、イスから降りた。それからクモを捕まえて殺すつもりで、ティッシュペーパーを手に持って再びパイプイスに乗った。クモまで少し距離があったが、手を伸ばせば届きそうだった。そして、イスごと転倒した。

 

体中が痛かった。しばらくじっとしていた。先日、WWEの試合で、アリというインド系の選手が、リングの上に脚立を載せて、最上段まで登ったシーンを思い出す。彼はその後、レスナーという選手に脚立ごと倒されて、トップロープに激突する。

 

あのときのアリは、俺よりも痛かったんだろうなあ、と思う。俺はせいぜい高さ60cmほど転落しただけだけど、彼は6メートルくらい落ちている。

 

あちこちが擦れて痛かったけれど我慢した。クモは殺したのかどうかも確認していない。

 

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なんとか1週間、毎日TOEICの問題を100問ずつ解いた。

 

土曜日は、朝、ゆっくり起きてシャワーを浴びてダラダラしていた。気づいたら夜の6時だった。

 

先週の土曜日は、朝6時30分から仕事があったのに、仕事に行くまでの間だけで100問解いた。ところが、今日は朝からずっと時間があったのに、ほとんど進んでいない。これはどうしたことだろう?

 

いろいろと反省して、それから午前0時過ぎまで、時間をたっぷりとかけて、300問解いた。

 

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日曜日にTOEICの試験が信州大学の繊維学部であった。

 

信州大学の繊維学部は、1学部だけで他の大学のキャンパスぐらいの大きさがある。「無駄に広いなあ。」そう思いながら繊維学部に向かった。

 

入口に看板があった。繊維学部は100周年を迎えたらしい。そして、カイコのイラストを見たときに、いろいろが一気にわかった。昔は養蚕の試験場だったんだなあ、とか、それでこんなに広いのか、言ってみれば農学部だもんな、とか、まあそんなことが。

 

構内には昭和天皇が植樹したというヒマラヤ杉があった。なかなか立派な杉の木に成長していた。試験がなければ、このヒマラヤ杉も見なかったよなあ、と思ったら、少し感慨深いものがあった。

 

試験会場となる教室に入ったとき、雰囲気が若くて真面目で、なんだか大学入試会場に来たようだった。読めているんだかいないんだか、英字新聞をこれ見よがしに広げているおっさんとか、司法試験受験生のような、穴蔵から直行しましたが何か?といった受験生はおらず、また、「私、帰国子女っぽくしてきましたあ。」といった女の子もいない。

 

一様に真面目で、そして真剣な雰囲気があって、もちろん、中には「かったるいなあ。」というポーズの受験生もいたけど、どこか素人っぽくて、青い印象を受けた。真面目な田舎の高校といった感じだった。

 

教室の机はどこの大学にもある、狭い机だったけれど、LANのジャックと、コンセントが各机についているのに「ほほお。」と思った。

 

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試験時間は足りず、またリーディングの問題5問分を、全く手つかずのまま終わりにしてしまった。それでも、ここ1週間の間、毎日100問ずつTOEICの問題を解いていたのは無駄ではなかったことを実感した。

 

今までのように、200問を埋めるマークシートを見ただけで、心のどこかで拒絶反応が起きるということはなくなった。

 

これからもできる限り、毎日100問ずつ解いていけば、9月のTOEICにはそれなりの能力で対応ができるだろうと思った。それまで、続けられればいいのだけれど、俺のことだし、どうなるのかはわからない。

 

s1グランプリという脚本のコンテストに応募していた。最近になって、ファイナリストが発表になった。俺の書いたものは全く相手にされていなかったようで、ネットに掲載された画面に俺の名前はなかった。ただ「ふーん。なるほどな。」程度にしか思わなかった。

 

ところが、どうやら実は自分はとても期待していたらしい。その後にドラマを見るたび「こんなくだらない作品でも映像化されるのになあ。」などとくどくどと悩み、以前のように純粋に楽しんで観ることができなくなっている自分自身がいることに気がついた。

 

好きでもどうでもなかった女を他の男に取られてから思い悩むのに似て、自覚が薄かっただけに衝撃も大きかった。

 

それで、映画やテレビドラマを見るのをやめて、ずっとWWEやTEDばかりを観ていた。でも、まあWWEは前から見ているし、特に何も言いたいことはない。現在の女子プロペアの最高峰は、アスカとカイリだと当たり前の感想を持っているだけだ。

 

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TEDでまず、気に入ったのは、ケリー・マクゴニガルの「ストレスと友達になる方法」だった。

 

ストレスを感じると心拍数が増え、呼吸が速くなるが、それは脳に血液を回して、物事を解決しようと体が前向きに解決しようとしている証拠。彼女によれば、ストレスで人は早死にするが、それは、ストレスは体に悪いと信じていた人だけらしい。

 

人に思いやりを示すと、脳や体が修復されることも知った。そういうように人はできていることに驚きもあったし、心のどこかで「そんなことはずっと知っていた」ようにも思った。

 

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それから、最初観たときは特に何も思わなかったのだが、後からジワジワときたのが、「マット・カッツの30日間チャレンジ」だった。

 

彼は30日間、例えば「毎日写真を1枚撮る」といったことを続ける。したいと思っていたことを「とりあえず30日間だけ」やってみる。

 

くだらないなあ、と最初は思ったのだけど、30日間、自分がしたいと思っていたことをし続けた自分は、きっと別の人格になっているのではないかと思ったらやる価値があるように考え始めた。

 

俺はそれで、毎日、TOEICの問題を100問ずつ解く、ことをしてみることにした。そう思ったのが木曜日。

 

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今週末はずっと仕事だった。それも朝6時30分から夜7時までという仕事で、クタクタに疲れた。

 

それでも、朝は5時に起きて勉強をした。もともとTOEICの問題集はテスト2回分(400問分)しかやってないので、この週末までで、1回やり直しただけだ。

 

それでも、毎回発見がある。答えはもうほぼ記憶しているけれど、それでもまだ続けてみる。

 

来週はTOEICの本番だが、それは通過点として、これからもしばらくの間(30日間を目指して)、毎日TOEICを100問ずつ解いていく。べつに新しい問題ばかりでなく、自分が答えを記憶している問題でもいいことにしているから、そんなに高いハードルでもない。

 

30日後、俺は自分に頑張って欲しいと思っている。自分自身がどう変化しているのかを見るのが楽しみだ。

仕事で黄色の道路作業車に乗ることがある。道路の穴埋めがメインの仕事で、合材を積んで出動する。

 

穴ぼこを見つける。→合材を穴に流し込む。→スコップなどで叩く。→よくわからない白い粉を振りかける。というのが基本的な手順。これを3人で、交通整理を行ないながら手早くやる。

 

白い粉はたぶん石灰で、通行している車のタイヤに埋めたばかりの合材が付着しないように撒いているんだと思うけれど、本当のことは俺もよくわかっていない。新人に聞かれると「たぶん、おまじない。」と答える。

 

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先日、道路作業車に乗っていたら、小学生の一団が歩いているのが見えた。

「遠足?」

「ですかね。」

 

その一団とすれ違うときに、小学生から「格好いい。」という声が聞こえる。道路作業車での作業は、俺達には全くの日常なんだけれど、小学生には珍しいのかもしれない。女の子が手を振ってくれるので、車のなかから俺も振る。手には合材で茶色に染まった軍手がはまっているが仕方がない。

 

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それからまた1時間くらい作業して、下校中の小学生の男の子を見た。彼が突然、道路に向かって走ってきたので、俺たちは驚いた。

「あいつ、飛び出さないよなあ。」

警戒しながら、彼の前を走る。彼の目がキラキラと光っている。

「この道路作業車を近くで見たくて走ってきたのか。」

車内に苦笑いが拡がる。

 

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道路作業車なんて、何も特別な装備はない。日産のエクストレイルにサイレンを乗せて黄色く塗ってあるだけだ。

 

いつかサンタが親だとわかる日が来るように、道路作業車も特別な格好いい車ではないことに彼らも気がつくだろう。そして仕事もひたすら地味なことを理解するだろう。

 

ただ、彼らの憧れのこもった視線を感じて、一瞬、なんだか立派な仕事をしているかのような錯覚をした。正直な話し、嬉しかった。

 

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「ジャイアント・ビースト~グローバル経済の謎を解き明かせ~」を1シーズン見終わった。

 

このシリーズでは、いろいろな知識が身についた。

 

リーマン・ショックのときに、アメリカは銀行に資本を注入したが、キプロスでは政府ではなく、その銀行の高額預金者がその銀行の株式を買う形で資本注入を行なった。だから、法改正されて資金洗浄が難しくなった今でも、富裕層は銀行の経営をコントロールすることで資金洗浄を続けることができている。

 

とか、

 

未だに天然ゴムに勝るゴムは世の中に存在せず、そしてそのほとんどがアジアで栽培されている。ゴムの木はバナナ同様に、遺伝子が1種類しかなく、病気が蔓延すると絶滅の危機に陥る。その病気のために、かつて大きなシェアを持っていたブラジルの天然ゴムは、今は0.01%程度しかシェアがない。そして、その病気を媒介する胞子は、時間をかければ死ぬため、中南米と東南アジアを結ぶ直行便を存在させないことで病気の伝播を防いでいる。ゴムの木が絶滅したら、次にゴムを生み出す植物として期待されているのは、タンポポ。

 

とか、いろいろと知って勉強になった。俺としては、特にゴムの回が気に入った。

 

それから経済の世界では、社会に不可欠なのに新規参入を拒否し、競争のない業界が不正の温床となり、富を独占する可能性が高いことを指摘している。日本では何が当てはまるか考えてみた。限られた電波を独占しているテレビ局がまさにその業界。富も独占しているのだろう。

 

あと1日残っているが、もう連休も終わりだ。こんな長い連休はサラリーマンになってから(1年目を除く。あの頃はどうかしていた。)初めてだった。でももう仕事に行かなくてはならない。信じられない気分だ。連休を無駄に過ごしてしまった。

 

痩せることと英語の勉強をするというたった2つの目標を立てただけなのに、それができなかった。

 

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9日間の休みのうち、2回、飲みに行った。5月2日には実家近くにある行きつけのバーで、令和になったからとお祝いのシャンパンを開け、ケーキやら唐揚げやらたっぷり食べた。5月3日の夜も、姉の家でビールや日本酒を飲みながら、やはりたっぷり食べた。散々食べて帰ってきたのに、姉が翌日の朝食にと持たせてくれたおにぎりを、その日のうちに全て食べてしまった。

 

それでも、そのほかの日は基本的に食べなかったので、4キロほどは痩せた。でも、全く外観は変わらず、イスに座ると相変わらずお腹周りに薄い浮き輪のような脂肪が取り巻いている。姉の家に行って「妙高高原でダイエットしてきた。」と言ったら「痩せて、その状態?」と笑われた。本当に痩せられない。

 

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英語に関しては、もうあまりに自分の意思が薄弱で、何かの病気じゃないかと思うほどだ。どうしてなのかわからないけれど勉強をしない。サラリーマンをしていると、いろんなことに不満を持つ。大学時代に戻ることができたら、今度はきっと勉強するのに、なんて思っていたけれど、時間が余計にあればやっぱり何もしないんだと自分自身に呆れた。

 

気象予報士の勉強をしていたときの切迫感はどこに行ってしまったのだろう?とても3週間後に試験が待っている男の生活ではない。

 

そして、これからの3週間は、かなり土日がつぶれてしまい、なかなか勉強ができない。それもわかっているのに、本当に俺はいったい何をやっているんだろうと思う。

 

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勉強はしなかったが、山のようにマンガを読み、雑多な本も読んだ。でも、あれこれを短く読んだだけで「これを読みました」と言えるようなものはなかった。

 

ネット麻雀もよくやっていて、5月になってからだけで36半荘もやったが、1位と2位になる確率が7割を超えているという驚異的な強さだった。

 

麻雀は結局の所、運だよな、と思っているけれど「うまい、ヘタ」はやっぱりある。でも、不確実性の高い麻雀に強くなるよりも、英語ができることの方がよっぽど人生に意味があるのに、どうして麻雀に夢中になっているのかがわからない。そして自分自身、麻雀を本当に楽しいと感じているのかどうかも怪しいところだ。

 

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テレビドラマも結構見たが、どれも見終わっていない。プロレスはRAWとスマックダウンは最新のものまで見終わっている。

 

見終わった映画は「キス・オブ・ザ・ドラゴン」というジェット・リーのアクション映画のみ。

 

ダイエットしているせいか、難しい映画がさっぱり理解できず、こういう映画しか見終えることができなかった。

 

カンフーの達人であるジェット・リーがフランスで麻薬捜査に乗り出す。同じく捜査にあたったフランスの警察は腐敗していて、共同で捜査というよりはむしろ強大な敵として襲いかかってくる。

 

このあたり、ジャッキー・チェンの映画だとなぜか敵も銃撃せず、素手での闘いになるが、この映画ではちゃんと銃も使っていてそれほど不自然さを感じなかった。

 

ジェット・リーはリストバンドに鍼を備えていて、何かというと、その鍼を利用する。キス・オブ・ザ・ドラゴンは秘孔で、このツボに鍼を打つと打たれた相手は死んでしまう。

 

北斗の拳と、少林寺と香港国際警察ポリスストーリーが合体したストーリーをフランスで展開しているってのが、まあ面白かったけれど。子供が見るにはいい映画ではないかと思う。ダイエット初期で頭がボウッとしていた俺にもちょうどいいくらいの映画だった。

 

岡村孝子が急性白血病になったことをNHKの昼のニュースで知った。
 
彼女の曲「夢をあきらめないで」は、今でもそうだと思うが、司法試験受験界のテーマソングで、夢をあきらめてしまった俺はこの曲を聴くといつもいろんな感情が湧き上がってくる。後悔やら敗北感やら様々なネガティブな感情がメインなので、曲を聴くときはどうしても苦々しい表情になるが、曲自体はいい曲だと思っている。言う資格はあまりないのだが、俺の青春の曲といったら、この曲になるんだと思う。
 
ひとくちに白血病というが、白血病にはいろんな種類があるらしい。俺が大好きなWWEのローマン・レインズは最近、白血病を克服してリングに戻ってきた。相変わらずの驚異的な強さで、先日は、スマックダウンに移籍して、リング上でWWEのマクマホン会長を殴り飛ばした。
 
面識も全くないが、多くの司法試験受験生が岡村孝子を聴いて励まされてきた。どんな白血病なのかも、俺は知らない。でも、彼女もローマン・レインズのように復活して、また活躍してほしい。
 
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先週は部全体の歓迎会があった。親睦会の総会も兼ねていた。幹事から「総会の議長をしてください。」と言われたので、引き受けた。
 
飲み会前の総会なんて、誰も真剣に聞いていない。それが「親睦会」の総会なんていったらなおさらだ。俺が幹事なら総会の開催自体をやめている。
 
基本的に、俺は台本通りに読むだけだった。めんどくさいところは端折ったが、誰も気がつかなかっただろう。
「御異議ございませんか?」台本通りに読み上げる。
会場から「異議なし」の声が上がるはずだった。ところが、会場はしんとしている。
「えーと。」どうしようかと思ったけれど、そのまま台本を読んだ。
「異議なしの声が上がりましたので、賛成していただける方は拍手をお願いいたします。」
 
多くの人の失笑が聞こえたが、議事を進めた。幹事に段取りの悪さについて文句を言おうとも思ったが、やめておいた。こんなことは、どうだっていいことだと思った。
 
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5月26日にTOEICの試験を受ける。考えてみたらもう1か月を切っていた。勉強はほとんど進んでいない。
 
ほっとしたのは、TOEICの試験を受ける人の半分以上が、毎日30分以下の勉強しかしていないというどこかの英会話教材のコマーシャル記事を読んだこと。みんなそうなんだ、と思った。
 
冷静に考えると、まず、そのデータの出所が怪しいし、みんな勉強していないから僕もしなくていいという俺のものの考え方にも相当に問題があることに気づく。みんなが勉強していないことと、自分の成績を伸ばすことに何の関係もない。でも、とりあえず気にしないことにしていた。
 
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職場へ呼び出される可能性はあるものの、基本的には10連休。そこで2つの目標を立てた。ひとつは痩せること。もうひとつは英語の勉強をすること。
 
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昨年の同時期よりも10キロも太ってしまったので、体が重いし、食事のたびに胃の周りの筋肉が引っ張られるような痛みも感じる。
 
ネットで探してみたけれど、断食道場はどこもいっぱい。仕方がないので、自主キャンプを妙高高原ですることにした。妙高高原を選んだのは、GWの時期としては安かったからだ。
期間は4泊5日。今日は3日目だ。
 
4月27日。上田市を出るときには晴れていたけれど、信州中野を過ぎた辺りからみぞれまじりの雪になった。そして妙高インターを降りる頃に、日差しが差し始めた。
 
高速を降りて国道18号を走っているときに(ちなみに国道は「○○号」で、地方道は「○○号線」と呼び方が違う。)「日差しがあって、雨が降っているということは、位置によっては虹が見える」と思っていたのだが、本当に目の前に大きな虹が見えた。虹の構造のキーワードは「2屈折1反射。」。意味がわからなくてもそのまま覚えておくと、いつか役に立つ日が来る、かもしれない。
 
虹の色は外側から「赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫」と決まっているそうで、俺は今度見たら確認しようと思っていた。それで見てみたけれど、オレンジが今ひとつわかりづらかった。
 
この光の特性は、星の温度を測るのにも使われている。青い光ほど、星の温度が高く、赤い光ほど温度が低い。青い方から「O、B、A、F、G、K、M」の7種類に分類されていて、覚え方は「おば、はぐくむ(叔母、育む)」だ。ハードSFの読者に、この覚え方を教えてあげると喜ばれる。
 
27日から断食を始める予定だったが、家を出る前に、文旦を1つ食べた。姉からもらったものだが、そろそろ食べないと腐ってしまうと思ったからだ。それが、最後の食事ということにした。
 
ホテルに着いたその日は、キンドルでWWEのプロレスを見て、メラトニンを飲んで寝てしまった。今回の作戦は「腹が空いたら、メラトニンを飲んで寝てしまう」だ。
 
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28日は妙高市にある耳かきセラピーへ行った。耳かきを他の人にしてもらうなんて何10年ぶりだろう。
 
耳の穴は入り口から鼓膜まで3センチしかないらしい。そして、耳かきが必要なのは、入り口から1センチほどだけだという。それよりも奥に耳垢があるのは、それは耳かきで奥に押し込んだ可能性が高いのだそうだ。
 
耳は200以上のツボがあると聞いて驚いた。耳たぶ部分を頭と考えると、出産直前の胎児の形に似ていることから、体のどこに不調があるかもわかりやすいのだそうだ。
「じゃあさあ、耳たぶにピアスの穴を開けるっていうのは、頭部分に穴を開けてるってこと?」
「そうですね。」
「確か、BOAは耳に20数カ所もピアスの穴を開けていたのでは。」
 
最後は耳まわりと頭皮のマッサージをしてもらった。暇なので毎日でも行こうかと思ったけれど、「耳かきは1か月に1回程度で十分」ということだった。
 
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昼の12時頃に部屋の掃除があるので、近くの温泉に行く。温泉の開始時刻前後なのでがらがらだ。
 
そして、温泉から出てくると疲れが出て寝てしまう。そんなわけで、なかなか英語の勉強は進んでいないが、そろそろちゃんと勉強しそうな気がしている。もうお腹もあまり空いている感がなくなってきた。
 
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テレビ朝日のドラマ「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ」を前・後半見終わった。
主人公の波瑠はなかなかいい演技をしているのだけれど、ほかのキャスティングがよくわからない。検視官といっても当然、医師免許は持っている。ところが、他の検視官役の皆さんに医師の雰囲気が全くない。
 
もっともドクターXもナースのお仕事も、リアリティはほぼなく、医療を題材としたコスプレドラマでしかないのに、高視聴率を取っているのだから、日本の医療系のドラマにリアリティなんかを求めるのはきっと間違っているのだろう。
 
ドラマ自体はまあまあ面白かった。でも、捜査陣がへなちょこ過ぎだ。小栗旬がいないと締まらない。「羊たちの沈黙」では納得いったけれど、こうして日本のドラマで検視官に犯人を捕まえてもらう警察ってのを見ると、やっぱ不自然だよなあ、という思いがする。
 

今週は、5日のうちに3日間も研修があって、おまけにいろんな締め切りもあった。残業したり、朝早くから出社してなんとか無事にすべてをこなしたけれど、けっこう大変だった。でもまあ、これまでの大変な職場と比べれば、「どうってことのない」程度だ。

 

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今週末、病院に行って人間ドックの結果を聞いた。悪玉コレステロール値と善玉コレステロール値の比がよくないことと、動脈硬化を指摘され、薬を飲むように勧められた。コレステロール値を下げる薬は、日本ではほとんど飲まれていないらしいが、飲むべきなのだそうだ。

 

今は自分史上最重のデブになっていて、自分でもどうにかしなくてはいけないと思っているところだ。 

それで病院帰りに、サプリを売っている知り合いの所に行き、ファスティング用の酵素ドリンクを買った。

 

ゴールデンウィークは、妙高高原に行って、1人で4泊5日の断食合宿をするつもり。誘惑に勝てるかどうかがとても心配だけど、頑張りたいと思う。

 

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土曜日の夜は、実家の方にあるワインのお店に行って、赤ワイン1本とモエ・シャンパン1本を飲んだ。

 

途中で友達が来て、もう1軒お店に行って、ラーメンを食べてビールを飲んだ。

 

翌日の今日は朝から軽い2日酔いで、午後の2時頃が腹痛のピークだったが、今はすっかり落ち着いた。

 

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フジテレビのドラマ「僕のヤバイ妻」を全話見終わった。

 

これだけ複雑な話しを脚本家がよく書けたものだと純粋に感心した。

 

ただドラマはキャスティングがすごく大切。このドラマは、夫がもう少し知的な演技をすれば、さらに脚本が光ったと思う。夫が、だまされて当然の人選だと、意外性が少し欠けてしまう。探偵も、有能さを感じない。手強い敵が現れてはじめて、妻の凄さがわかる。その点で、愛人役の相武紗季はよかった。

 

金曜日に職場の歓迎会があった。俺は翌日も飲み会だったので、ビールをひたすら飲んでいた。1次会で帰ろうとも思ったが、ついつい帰る道の途中にあったスナックにも行った。それでもそのスナックも1時間くらいで切り上げて帰ってきた。

 

だから土曜日はそんなに重い二日酔いではなかった。

 

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土曜日。昔の仕事仲間がニューヨークから来たというので東京まで会いに行った。想像していたよりも大きな再会の会で15人近くが集まっていた。

 

ニューヨークから来たその昔の仕事仲間は、今はダラスに住み、ニューヨークで仕事をしているのだという。通勤は、飛行機か、歩いて15秒の居間なのだという。話しのスケールが違いすぎる。

 

久しぶりに「銀座ですき焼き」を食べた。鍋に綿菓子がいっぱい入っていて、そこに肉を広げてから火を点ける。砂糖が溶けて、肉が炙られる。いろいろと考えるなあ、と思った。

 

久しぶりに会う人も多かった。皆優しくて、面白くて楽しかった。

 

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長野に戻る最終の新幹線は22時8分発だった。俺は21時58分にはまだ2次会の会場にいた。

 

「まだ大丈夫なの?」

「やば。全然大丈夫じゃない。」

 

それで、別れの挨拶もほとんどせずに、有楽町駅まで走った。山手線は間に合わず、それで京浜東北線に乗った。東京駅で降りてからまた新幹線口まで走った。

 

新幹線ホームに向かうエスカレーターに乗っているときに、ベルが鳴り出した。俺は走ろうとしたけれど、酔っていたし、息が上がって、限界を超えていた。それでも、エスカレーターを登り切って、なんとか空いているドアから新幹線に乗り込むことができた。

 

息が完全にあがっていて、心臓が躍っていた。それから、新幹線内を自由席まで移動して、席に座った。それから数10分間、気絶するように寝ていたのかもしれない。アナウンスがあって、上野に着いたのかと思ったら、大宮駅だった。

 

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上田駅で降りて、タクシーで帰ろうかとも思ったけれど、歩いて帰ることにした。

 

途中に手相観の人がいた。俺はそんな気は全くなかったし、全く信じていないので通り過ぎようとしたけれど、何度も声をかけられたので観てもらうことにした。1回2000円なのだそうだ。

 

最初に手相を観てもらい「健康には全く問題がない」と言われた。俺は今、自分史上最重のデブで、ついさっきも東京駅で死ぬかと思ったほど走れない体だと認識を新たにしたばかりだったのだが、「ふーん。そうなんだ。」と相づちを打った。

 

それから「兄姉がいるかもしれないけれど、両親の最後の世話は、あなたがすることになる。」という話しもあった。「もう、俺の両親はどっちも死んじゃったけど。」というと、ちょっとひるんだ感じになった。

 

それから生年月日を聞かれ、独身かどうかも聞かれた。独身だというと「異性の恋人を作らなければいけない。」とまあ、当たり前のことをいわれた。

 

「手相はさあ、どこの線がどうだとか、そういうことを見てるの?」

「そういう手のひらだけでなく、手の後ろも見る。真っ直ぐなのか、どうなのかとか、あと顔も見る。」のだそうだ。

 

そのときふと「そういえば来月シナリオのS1グランプリの発表があるなあ。」と思った。

「月刊シナリオ教室」を買うと中間経過がわかるらしいのだが、なかなか1冊だけ手に入れるのは難しいらしいので、俺は自分がどうなっているのかわからなかった。

「あのさあ、来月くらいに、俺は喜んでいるかわかる?」と聞いてみた。

「人は日々、変わるものです。」というのが答えだった。それはそうだろうなと思って、お礼を言って家に帰った。

 

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そして今日の日曜日、今は2時から4時の間に指定していたアマゾンの配達を待っている。

 

荷物が届いたら、明日は朝から研修なのに、その朝までにやらなければならない仕事があるので、職場に行って仕事をする。

 

いろいろとあって、今週末は忙しい。

 

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テレビ朝日のドラマ「ボーダー」を1シーズン見終わった。

 

 

主人公は刑事で、頭に撃ち込まれた弾丸のせいで、死者と対話ができるという設定。だから、殺された被害者に聞くと犯人の名前も、場合によっては住所までもすぐに把握ができる。

 

しかし、全く証拠がなく、犯罪の事実そのものが世間に知られていない場合には、被害者がどれだけ無念さを刑事に訴えたところで、対応のしようがない。

 

「刑事なんでしょ。捕まえてください。」

なんて死んだ被害者に言われ続ける刑事というのも、考えてみるとつらい。

 

「もし、こんな能力を持っていたら。」というテーマでは、今までのドラマはバラ色の世界を展開していたが、このドラマではその能力は現実社会で使えるか否かをテーマの一つにしている。リアリティがあって(もちろん、網膜のない死者がどうしてものが見られるのか?等々の疑問はあっても)、納得できる。久しぶりにいいドラマを見た。

 

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テレビ朝日のドラマ「ボーダー」の続編である「贖罪」も見終わった。

 

 

ボーダーのラストで、悪を楽しみ、悪として生きる犯人を屋上から突き落として殺してしまった刑事が、自身にとって正義とは何かを見直すことがテーマになっている。

 

このドラマを通じ、彼は、表向きの刑事という職業の限界を振り切り、死者の無念を違法な手段を駆使してでも晴らす「正義の執行者」になる。

 

正義の執行者には、もはや証拠も犯罪の発覚も関係がない。孤独で、特別なコネクションを駆使し、世の中の悪と対峙する。新たなヒーロー像で、俺はすごく気に入った。必殺仕事人型のドラマになるのか、ならないのか、また続編ができたら見守りたい。

新年号が令和に決まった。決まった瞬間、俺たちはテレビを見ていた。

「令和の頭文字って、L?R?」

「どっちだろうなあ?」

 

そのままNHKは改元特番になった。知識人のなかに座っていたアイドルの中川翔子が突然「これからは、年号がRから始まるので…。」なんて話し始めたので、俺たちは驚いた。どうして、彼女はRから始まるって決め打ちできたのだろう?Lの可能性はなかったのだろうか?

 

中川翔子が決めたんじゃないだろうけれど、結果として、5月からはH31ではなくて、R1と書くことになった。

「ということは、令和2年12月2日はR2D2ってことかあ。」

俺がつぶやくと、数人が薄く笑った。

 

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4月1日の月曜日に飲み会があった。翌日からの仕事が忙しくなることに備えて、1次会をセーブしていたのに、2次会で火がついてしまい、それから1人で2軒もハシゴをした。

 

翌日は昼頃から二日酔いが急速に悪化し、何も食べていないのに吐き気に襲われた。その日は忙しかったのに、吐き気のために何度もトイレに行かなくてはならなかった。でも、職場の同僚達には、二日酔いだとは思われていなかったようだ。

 

その日は11時30分頃まで残業をした。夕方からは気持ち悪さも遠のき、ようやく本領を発揮することができた。残業時間になってからの方が何をするのも速かった。

 

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その日の夜から、食欲が止まらないという困った症状になった。火曜日の昼間に何も食べられず、水すら飲めなかったのがまるで嘘のように、食べ続けた。

 

俺はフードファイターの素質があるんじゃないだろうかと思うほどに食べた。そして、木曜日に体重計に乗って驚いた。昨年の5月半ばよりも10キロ近く太っていた。

 

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映画「ミリオンダラー・ベイビー」を見た。

 

ボクシングジムを経営しているクリント・イーストウッドの元に、20代後半の女がボクシングをしたいと言いに来る。

 

女は受け入れない、と突っぱねるが、女は引かない。ずっと通いつめ、そして認められ、クリント・イーストウッドの元でその才能を開花させる。

 

たるんだ体が絞られて、ボクサーの体型になっていく姿が美しく、そしてその頂点からの転落もまた、考えさせられる。深くて本当にいい映画だった。

 

そして日本の映画「100円の恋」が、この映画が下敷きだったことに今頃、気がついた。しかし、演技はともかく、映画の世界観が「ミリオンダラー・ベイビー」よりも相当に小さく、つまらないものになっていたことに腹が立ってきた。

 

「ミリオンダラー・ベイビー」より先に作ったのなら納得もいくが、後から作ってこのレベルっていうのはどうなのか?と思ったけれど、だからあの映画は「100円」ってタイトルにしたのか、と少し納得もした。演技はともかく、映画の世界観や意義を比べれば確かに、100万ドルと100円くらいの差がある。よくわかってんじゃん、とも思った。