今日はこんな話。
「洪水特別警報」はありません。それぞれの川の状況で「警戒レベル」が分かれます。
「警報」は「大雨」「洪水」「高潮」「暴風」「大雪」「暴風雪」「波浪」があります。それぞれの意味は今回省略。
さて、「警戒レベル」は「大雨」「洪水」「高潮」と「大雨」の中の「土砂災害警戒情報」に対応しています。
では、いつもの表(「見飽きた」といわないように(笑))。
これ、分かりやすく作り直しますが、「気象警報」は「大雨」「洪水」を指していますが「気象特別警報」は「大雨」だけなんですね。
最初に紹介したように、「洪水」には「川の警戒レベル」のようなものが存在します。これはざっくり「大きい川」に適用されています。
また、最近は降水量などから中小の川の予想される状況も教えてくれます。気象庁のサイトです。
※NHKやYahoo!などでも同じ情報を提供しています。
最近テレビで「氾濫危険情報」とか「氾濫発生情報」など耳にする機会が多いのですが、こういうことです。
■氾濫発生情報(警戒レベル5相当)
・実際に洪水が起きている場合
※■中小河川の場合は、濃い紫を使って「極めて危険」としています。「洪水が起きてもおかしくない」なので氾濫発生とは意味合いが違うので、「警戒レベル5」とはなりません。
■氾濫危険情報(警戒レベル4相当)
・各河川の「避難勧告」発表の目安となる水位を超えた場合
(中小河川の場合は、同じ程度が予想される)
■氾濫警戒情報(警戒レベル3相当)
・各河川の「避難準備・高齢者等避難」発表の目安となる水位を超えた場合
氾濫注意情報(警戒レベル2相当)がありますが、これは一般の方は特に知らなくて大丈夫です。
ちなみに、昨年の東日本台風では、線路を挟んで反対側の川が濃い紫色の表示になり、実際に川の水があふれウチの目の前まで冠水しました。
「警戒レベル」って数字の他に「色」も統一されているので分かりやすいです(気象庁、テレビ局すべて同じ色です)。
最初に出した画像の色を覚えて・・・
■黒だったら「やばい、死ぬかも」
■紫だったら「やべぇ、逃げなきゃ」
■赤だったら「逃げる準備しなきゃ」
ということが「テレビの向こう側で起きている」、ということです。
梅雨後半、恐らくまた「警戒レベルの数字」と「色」は見ることになります。それが「テレビの向こう側」で起きるのか、「あなたの住んでいるところ」で起きるのかは分かりません。
災害が起きると、「川の氾濫」の前に「情報の氾濫」が起きます。ただし、だいたいどの情報も「色」と「警戒レベルの数字」がセットで表示されますから、イメージはしやすいです。
「テレビの向こう側」だったら今その場所では何が起きているのかちょっと想像してみてください。自分のところだったら色に合わせて早めに行動してください。
今回は「洪水特別警報」はなく、洪水は川ごとに独自の基準があり、それの用語も増えますが、色でイメージしとくと分かりやすいですよ、というお話でした。
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