なにかで見たことを書きます(笑)。
人間を「ヒト」という動物のひとつとして考えた場合、「ソーシャルディスタンス」にはものすごく矛盾があるそう。
これは、動物学上、相手との実際の距離がそのまま「親密度」を示しているからです。
今、世の中は「ソーシャルディスタンス」。
さすがに同居家族や恋人、パートナーと会わずにいるとか、2m距離を置いている人は少ないとは思いますが、遠方に住む家族、遠距離恋愛をしている人なんかにとっては辛い状況だと思います。
僕(仙台在住)はお隣の岩手の県境にある実家(岩手県一関市)に帰っていません。岩手でコロナ患者が0だから余計に。
最近、母親からの電話やメールが増えました。僕が入院していたってのもあるんですが、会えない淋しさもあるのかな、と。
お盆にも今の状況では帰省も難しいと思っています。
さて、ライブやスポーツ観戦などが「人数制限付き」で再開しました。しっかりソーシャルディスタンスを取って。
・・・なんか、さみしいんですよね。
ライブとか、密接したファン同士顔を知らない間柄でも話がはずんだり、そういうのも面白かったじゃないですか。
そういうのもなくなる。
そして、人と人が距離を空けると、そこには自然と「こころの距離」が生まれます。
「ネット上の誹謗中傷」が問題になりましたが、なにか距離感を感じてしまった人が匿名で過激な言葉をぶつけているように見えます。
その人は「加害者」でもあると同時に、「ソーシャルディスタンス」で心にストレスを感じた「被害者」なのかもしれません。
今、いつも以上に必要とされているのは、「人を想いやる心」だとおもいます。
人間には(動物にもあるけど)「心」があり、それをコントロールする能力は他の動物より高いです。
それを使おうじゃありませんか。
「情けは人のためあらず」の意味を誤解している人がけっこういるようです(僕もかつてそうでした)。
「情をかけるのは、その相手のためではなく、自分のためになるんだ」という意味です。
世の中には、いろんな「情」があります。
「愛情」「友情」「人情」「情熱」とかね。
今の社会情勢においては、人の心も離れがち。だとしたら、ひとりひとりが「情」で「心の距離を埋める」ことをしていかないと、きっとつまらない世の中になってしまうと思います。
それが原因で、自らこの世を旅立ってしまう人が増えてしまうのは心苦しいです。
ひとまず、今回の豪雨災害で被災された皆さんのことを想ってみてください(情が入り過ぎて精神的に不調になる場合は控えてください)。
まずはそういうところから。
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