7954:9年目の3.11-震災を経験していない仙台在住防災士として | ゴリィ【オルゴールアーティスト・カラーセラピスト・防災士】

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総合エンタメ発信サイト「ゴリィの轟RADIO」の主宰をする「ポンコツ人間」ゴリィのブログです。思ったことを色々とつづっていきます。

昨日の夜から疲れが来て寝ちゃったので1日遅れで書きます。

 

9年目になりました。東日本大震災、そしてその他の災害で命を失ってしまった方々の魂の安寧をお祈り申し上げます。そして、9年たった今もご苦労なさっている方々がいらっしゃいます。心からお見舞い申し上げるとともに、その方々の存在を私たちは忘れてはならないと思っています。

 

さて、例年この時期に「クイズ日本はBOUSAIボーサイ!!~忘れない。3.11~」というサイトクイズ企画をしています。これだけ東日本大震災後にいろいろな災害が重なると、この時期にこのタイトルでやることに意義があるのか、かつ、今年は「突発性難聴」になってしまい無理はしたくない。

 

でも、やることにしました。

 

「街かどクイズ・ウキウキストリート」から派生した番組のひとつが「クイズ日本はBOUSAIボーサイ」というクイズブランドです。通常は「街かどクイズ~」の中のコーナーとして、そして動画クイズは各番組で使用しています。

 

悔しい思い出があるんです。防災士を取得して、あるとき「仙台の防災士だったら震災の教訓を伝えてほしい」と言われたことがあります。私は、震災当時名古屋に住んでいました。メディアでや家族・友人から何が起きたかは聞きました。被災地に足も運びました。が、結局は浅い知識なんですよね。

 

話は前後しますが、防災士の資格を取ったきっかけ。かねてから「ある推論」をしていました。そして、その人たちに防災に興味を持ってもらいたい、じゃないと助かる命が助からないかもしれない。その思いで防災士を取得し、「クイズ日本はBOUSAIボーサイ!!」という一瞬バカげたクイズブランドを作り、SNSで防災情報を分かりやすい言葉で伝える、ということにこだわってきました。

 

今回、突発性難聴になっていなければ、もっと文献を読み漁ってそこから問題を作ることにしていました。しかし、それは叶わず。ただ、ひとつだけ私の推論を裏付ける資料(論文)が見つかりました。1問だけ、論文の引用からクイズを出し、私の思いのタケをそこで書きたいと思います(クイズに関係するんでここでは私の推論の内容は書きません笑)。

 

そして、9年目の3.11。コロナウイルスに全部持ってかれちゃった感も否めませんが、多くの方々が2時46分からの1分間、震災のことを想い祈りを捧げたことは確かです。

 

仙台に住んで6年目、地元局では震災関連の話題は週に数回放送されています。それを見るにつけ、「復興」を感じると同時に「心の痛み」というものは簡単に消えない、ということも同時に感じています。

 

そんな中の新型コロナウイルス。感染した人はもちろん「心の痛み」を感じています。ただ、感染していない人にも心ない一言で「心の痛み」を感じさせているように思います。

 

2011年の漢字は「絆」でした。震災の記憶の風化ももちろんそうですが、「絆」という言葉の風化も強く感じています。防災士として、防災の知識の大切さ、防災に関心を持ってもらうということは当然のことだと思いますが、その大前提として、「自分を大切にする」「相手を大切にする」その気持ちがないと防災はそもそも成立しません。

 

まず私は、そこから始めたいと思います。

 

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