エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸 -31ページ目

中国舟山国際水産城ー3

 前々回、前回に続き、中国舟山国際水産城を紹介します。舟山漁港における漁船から埠頭への魚の水揚と、そこから陸への運搬の光景を紹介します。


 中国も日本も魚の水揚と運搬の状況はよく似ています。漁港で水揚げされた魚は、水揚埠頭近くの魚市場で売られる魚を除き、加工所や冷蔵所やその他の卸売市場に運送するため、一旦保冷車に積み込む作業が必要です。


 日本の漁港は、魚を水揚げする埠頭が地盤でできている岸壁形式です。そのため、漁船が岸壁に直接着岸し、そこで魚の水揚げができます。また、水揚げされた魚を運搬する大形保冷車が水揚げ箇所の直近まで近づくことができ、そこで漁船から水揚げされた魚を保冷車へ積み込める構造になっています。

 

 ところが、前々回と前回のブログで紹介したように、舟山漁港は水揚埠頭が幅が狭く浮桟橋形式のため、運搬用の大形の保冷車が水揚げ箇所まで近付くことができません。保冷車に魚を積み込む作業は、魚の水揚げ箇所から桟橋を渡り、50m以上離れた陸の上の別のところで行われています。水揚げ箇所から保冷車への積み込み箇所までの魚の運搬が、多くの荷役人の人力に頼った手押し車とリヤカーで行われています。下に掲げる写真のように人力によらずベルト・コンベヤーで行われいるところもありました。

 

 日本の近海魚の水揚げは、多くが魚が活きた状態で水揚げされます。一方中国のそれは、多くが魚が死んだ状態で水揚げされます。このため、中国の漁港で水揚げされた近海魚は新鮮度を保つため、魚の搬送時に大量の氷が使われています。

 しかし、下に掲げる写真に見るように、舟山漁港における魚の水揚げ箇所から保冷車に積み込むまでの長い距離を、炎天下や降雨時にも手押し車の上やコンベヤー上を魚がむき出しの状態で搬送されていました。そうした現場を見ると、この1点だけから推測しても、中国における魚を獲ることから食卓に上るまでの魚の新鮮さを保つことや、衛生上の管理に対する意識が、日本のそれと比べてずいぶん低いものだなと思いました。

 

 次回以降のブログで日本の漁港の素晴らしさを紹介したいと思いますが、中国の三大漁港の一つである舟山漁港の水揚げの現場を見ただけでも、中国の魚より日本の魚の方が圧倒的に美味しい理由が判った気がしました。

 舟山漁港の現場を見るまでもなく、中国の魚料理が煮魚しかなく、日本の魚料理が生でも食べられる料理があることが、中国人と日本人の魚に対する意識の違いを顕著に現していると思います。

 

 日本人が魚を美味しく食べるため、魚を獲る方法に始まり、獲った魚を港へ運ぶ方法、港へ水揚げする方法、水揚げした魚を食卓に運ぶ方法、魚の調理方法まで、日本人がいかに魚の新鮮度を保ち、魚を美味しく食べられるようにするかについて、長い時間をかけて工夫を重ねてきました。二つの旅を終えて、ほんとに魚の美味しい国に生まれてよかったと思いました。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚1

■ 舟山漁港の水揚げ-1


  水揚げ場に着岸している漁船です。左手前の空の手押し車です。

  この手押し車で、水揚げされた魚を陸まで運びます。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚2

■ 舟山漁港の水揚げ-2


  水揚げ場に着岸している漁船から、保冷パックに入っている氷魚(氷漬けにされ

  ている魚)を荷役人が、人力で荷役人の手押し車に載せています。

  積み終わったら、この手押し車を押して、陸で待機する保冷車まで運びます。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚3

■ 舟山漁港の水揚げ-3


  水揚げ場に着岸している漁船から、保冷パックに入っている「氷魚」(中国では

  氷漬けにされいる魚をこう呼んでいるようです)が、ベルト・コンベヤーで水揚げ

  されています。

  このベルト・コンベヤーは、陸で待機する保冷車まで、50mを超える距離を何台

  かつなげて、「氷魚」を搬送できるようにセットされています。

  ベルト・コンベヤーから落ちた魚の入った保冷パックが散乱しています。

  とても汚い感じです。

  散乱した魚は果たして食卓に上るのでしょうか。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚4

■ 舟山漁港の水揚げ-4


  さっきのベルト・コンベヤーの続きです。陸に向かう桟橋の途中の光景です。

  桟橋の途中でベルト・コンベヤーに「氷魚」の保冷パックを積み込むのか、

  ベルト・コンベヤーの脇に保冷パックが山積みされています。

  このまわりにもベルト・コンベヤーからこぼれ落ちた魚の入った保冷パックが

  散乱しています。とても汚い感じです。


  
エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚5


■ 舟山漁港の水揚げ-5


  この写真を撮ったのは、日中で、たまたま時々小雨が降る曇天で気温24度

  ぐらいでした。日本の近海魚の水揚げは、魚の新鮮度を保つため、比較的気温

  の低く、紫外線の少ない夜明け前に行われます。

  舟山漁港では、日中、雨天でも猛暑の炎天下でもこの状態で、ベルトコンベヤー

  上を氷魚の入った保冷パックが保冷車まで搬送されているようです。

  上掲の写真のようにいくら氷を突っ込んでも、死んだ魚の新鮮度を保つのは

  限りがあることだと思います。

  

  こんなに遠距離を魚をむき出しにしたまま運ばなければならない港の構造に

  問題があります。

  既に建設中の今回のプロジェクトの港の構造も、これと同じ埠頭形式になって

  います。なぜ上海政府はもっと早く私達に相談してくれなかったのだと思います。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚げ6

■ 舟山漁港の水揚げ-6


  陸で待機する保冷車に、ベルト・コンベヤーで運ばれてきた氷魚の保冷パックを

  荷役人が運び込んでいます。やはり落ちた保冷パックが散乱しています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚げ10

■ 舟山漁港の水揚げ-7


  これは、陸上で待機していた保冷車に、漁船の水揚げ場から手押し車で運んで

  きた氷魚の保冷パックを荷役人が運び込んでいる光景です。

  小雨混じりの天気でも、屋根のない岸壁上で魚の積み込み作業をしています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚げ8

■ 舟山漁港の水揚げ-8


  これは、漁船の水揚げ場から手押し車で運んできた氷魚の保冷パックに氷を

  足すため、手押しの氷運搬車を抱えて氷を供給する荷役人が待機しています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港の水揚げ9

■ 舟山漁港の水揚げ-9


  漁港の入口の道路です。運送する保冷車がまだ到着していないのでしょうか。

  道路の真ん中に荷造りされた荷とまだ魚がむき出しのままの荷が道路上に放置

  されています。

  漁船から水揚げされた魚を積み込む屋根のかかった荷捌場がないのでしょう、

  雨天でも、炎天下でも道路上で魚の保冷車への積み込みを行っているようです。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港漁民相手の飲食店

■ 舟山漁港の漁民相手の飲食店



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-漁民相手の店舗

■ 舟山漁港の漁民相手の小売店






中国舟山国際水産城ー2

前回に続き、中国舟山国際水産城の紹介です。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港ー5

舟山漁港ー5


 陸から浮桟橋方向を見ています。今日の仕事が終わったのでしょうか。荷役人が護岸にたむろしています。ここまではバイクで通勤する人が多いのか、多くのバイクが駐輪されていました。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港7

舟山漁港ー6



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港8

舟山漁港ー7


 この写真で、漁船の着岸する埠頭が浮桟橋になっているのがよくわかると思い

ます。各浮桟橋は全体T字の形になっていて、陸から沖に向かいT字形が突き出る形につくられています。陸と平行につくられている浮桟橋本体は一文字形状となっていて、その両袖をコンクリート基礎から伸びる鉄骨ビームで固定されています。鉄骨ビームのコンクリート基礎固定部分がピン形状になっていて、潮の満ち引きに応じて、浮桟橋本体が浮き沈みできる構造になっています。各浮桟橋の両端には鉄骨製ブリッジがかかっていて、相互に往来できます。浮桟橋本体の一文字部分と陸からI字に突き出た突堤にも、鉄骨製ブリッジがかかっていて、潮の満ち引きに応じられるようになっています。


エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港14

舟山漁港ー8


 上掲の写真の手前の錆びた青色の鉄骨が、浮桟橋本体を固定する鉄骨ビーム

です。浮桟橋と浮桟橋を結ぶ鉄骨製ブリッジ、浮桟橋と突堤を結ぶ鉄骨製ブリッジが見えます。


エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港13

舟山漁港ー9


 上掲の写真は、手前2本が浮桟橋本体をコンクリート基礎に固定する鉄骨ビーム

です。その向こうに見えるのが、浮桟橋と突堤を結ぶ鉄骨製ブリッジです。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港9

舟山漁港ー10


 日本の漁港では、沿岸漁船の水揚げは早朝に行われるため、日が高く上った時には、水揚げは既に終わり、この写真のように沖合に多くの漁船が浮か部ことはありません。日本では早朝水揚げが終わった漁船は、漁船を休めることのできる水揚する埠頭とは別の埠頭に係留します。しかし、舟山にはそう言った埠頭がないのか、あるいは、日本と異なり、日が高いときでも水揚作業を行うのか、日本の漁港に比べて、沖合にたくさんの船が浮いていてます。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港11

舟山漁港ー11


 中央に写っている漁船から水揚げがあるのでしょう。漁船が着岸する浮桟橋に向かう道筋には、空の手押し車を抱えた荷役人が列をなしています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港12

舟山漁港ー12


この写真に写っていない右の埠頭で水揚げがあるのでしょう。その道筋には、空の手押し車を抱えた荷役人が列をなしています。

中国舟山国際水産城-1

 現在、上海長興島横沙漁港まちづくりコンペの仕事をしています。計画敷地は現在人っ子一人住まない埋立地で、広さが16万㎡あります。全く何もないところに漁港と漁業の町をつくる計画です。

 その計画敷地は、上海市内の揚子江の河口にある長興島の川下側(つまり海側)にあります。長興島は、揚子江の流れに沿ったちょうど飛行機の流線形をした翼の断面の形をしています。揚子江は、この流線形をした島の切っ先で二つに分かれ、川下側の切っ先で再び一つの川になります。長興島の両側の二つの川幅は、ともに8kmを越えます。現地に立つととても川には見えません。長興島と上海市の本土とは川下を通る地下高速道路でつながっています。将来、計画地近くまで地下鉄も開通し、地下鉄の駅もできる予定です。

 

 今回漁港をつくる長興島の川下側には、長興島の大きさに比べて、赤ん坊ぐらいの大きさの横沙島があります。横沙島が今回新しくつくる漁港にとっては、自然の防波堤の役目をします。ちょうど三浦三崎港の太平洋側に城ケ島があって、城ケ島が三崎港の自然の防波堤の役割をしているのと似ています。

 

 今回の設計の参考とするため、先月の9月24日から10月1日まで、このコンペの事業提案者の一社である深圳の農産品の会社の人達と、漁港巡りをして来ました。上海から深圳までの、だんだん南に下がりながらの陸路での旅でした。ちょうど成田を発つ日に、フジタの社員が拘束され、また、尖閣諸島の中国漁船衝突事件で日中間の雲行きが怪しい最中で、訪問先がそれもその火中の栗を拾いに行くような漁港巡りの旅でした。旅の間中ずっと心の中に不安を抱えた旅でした。

 

 また、この仕事の参考とするため、日本の漁港巡りもしました。東京近郊の三大漁港、焼津港、三崎港、銚子港等の漁港巡りです。

 この二つの漁港巡りで、中国と日本における漁港の構造、荷役方式、流通システムの違い、またそのシステムの根幹をなす魚に対する食文化の違いをまざまざと認識させられました。

 中国の旅では、道中各地で中国が日本を圧倒する国力と技術を付けているのを目の当たりにしてきました。しかし、まだまだ中国の遅れているところも認識し、そして、近年元気がなく中国に圧倒されそうな日本でも、充分中国より優れていて、日本が負けないところを確認できた旅でもありました。


 ここしばらくこのブログで、今回の旅で得た中国の漁港と日本の漁港の違いについて紹介していきたいと思います。

 最初は、何回か前のブログで紹介した普陀山があった街、「舟山」の漁港の紹介したいと思います。舟山漁港は、中国の3大漁港の一つだそうです。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港

■ 舟山漁港-1

  

  上掲の写真は、舟山漁港のメインの入口を漁港の浮桟橋から見た光景です。

 漁港の入口に「中国舟山国際水産城」の看板が架かっているのが見えます。

 桟橋の両側に見えているのが漁港内の海面です。泥水の色をしています。

 私達が携わっている今回のプロジェクトの漁港周辺の水の色も同じ色です。

  上海空港に向かって飛行機が降下する時に見た上海沖の海面の色も、こんな

 泥水色をしていました。こんな海の色で果たして美味しい魚が獲れるのだろうかと

 いうのが、この水の色を見た時の第一印象です

  

  上掲の写真で桟橋上を、リヤカーを自転車で引いている人がに写っていますが、 

 この漁港で水揚げされた魚の、水揚埠頭から陸までの運搬は、日本のリヤカーに

 似た手押し車で行う人力によるものがほとんどでした。

  中国の荷役のほとんどが人力に頼るシステムになっているのは、人件費が安い

 ことが原因の一つだと思いますが、桟橋そのもの幅が狭く、日本の漁港の水揚

 作業で多用されている大型トラックや、クレーン車、フォークリフト等が漁船近くまで

 至れない構造になっていることもその原因の一つになっています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山ー2

■ 舟山漁港-2


   この写真は、前のカットを別の角度、舟山漁港の桟橋から撮ったものです。

  右手に見える桟橋が鉄骨のブリッジになっていますが、舟山漁港の埠頭が潮の

  満ち引きで埠頭が浮き沈みする浮桟橋になっている証です。

   入口のアーケード看板に書いてある「中国舟山国際水産城」の「城」は、

  ”CITY”という意味です。この街が漁港と水産品を取り扱う街であることを示して

  います。今回計画している上海長興島プロジェクトもこういった街をつくる予定

  です。

   この「城」という言葉は、中国ではショッピングセンター等の大規模商業施設や

  大規模開発でつくられる街の名称よく使われています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山ー3

■ 舟山漁港-3

   

   舟山市全体が大きな島になっていて、本土とはブリッジでつながっています。

  この写真左にブリッジが写っていますが、本土とつながっているものか、舟山市

  の別の島とをつなぐものかはよくわかりません。

   


エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-舟山漁港ー4

■ 舟山漁港-4

   

   舟山漁港は、漁船が着岸する埠頭が、水位の上昇下降に応じて常に同じ高さ

  になる浮桟橋になっています。上掲の写真で水平に写っている漁船が着岸して

  いる埠頭は、浮桟橋になっています。その埠頭から直角に付き手前に向かって

  伸びている錆びた鉄骨でコンクリート基礎に固定されています。その基礎上の

  鉄骨の支点を回転軸として、浮桟橋が潮の満ち引きに応じて上下できるように

  なっています。

   今回私達が参加する上海長興島プロジェクトの新しい漁港の埠頭は、既に

  建設工事に入っていますが、この舟山漁港の埠頭形式と同じ浮桟橋になって

  います。この形式の埠頭を前提として、今回プロジェクトの魚の水揚方式に

  ついて効率的な方式を提案しなければなりません。

   

   日本の漁港の埠頭形式は、この形式が非常に少なく、一般的に採用されて

  いる形式は、強固な地盤でできている岸壁形式です。

   この日本と異なる埠頭形式の違いで、中国の魚の水揚作業は、人海戦術に

  頼らざるを得ない、非効率なものになっています。

   日本のそれは、埠頭が動かない頑丈な作りになっているおかげで、水揚作業

  を行う埠頭にクレーン車や大型保冷車が直接船の近くまで行くことができ、

  機械力を使い人力を最小限に限定した荷役作業でおこなうことができるように

  なっています。


中南海逸酒店(Harbour Laguna Hotel)

 9月29日~30日、10月18日~20日深圳で宿泊したホテルのインテリアを紹介します。今回の中国の漁港の街づくりコンペは、深圳の農産品卸売市場会社の依頼によるものですが、今回紹介するホテルは、その会社の本社が入っているビルの中にあります。このホテルはこの施主が経営するホテルだそうです。

 

 9月23日~10月1日の上海から車で南下し、深圳までの行程の漁港巡りは、この農産品卸売市場の会社の人達と行いました。この旅行中にこの会社の本社が移転し、私達と漁港巡りをした人たちは、深圳に戻った時が初めての新しい本社への出勤だったそうです。ホテルもできてまもないホテルだと思います。モダンなデザインで、明るく清潔な感じのホテルでした。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-中南海逸酒店1

■ ホテルエントランスロビー1

  このホテルは、オフィスビルの中にあります。1階のエントランスホールはオフィス

  と共用になっていて、ホテルの受付があるエントランスロビーは6階にありま

  した。

  このエントランスロビーは、天井、壁、床とも中国人が大好きなピカピカの艶

  ありの純白色でまとめられていました。そして、これも中国人が大好きな光

  もの、ここでは中国人が最も大好きな色と言っても過言ではないゴールドでは

  なく、純白色に良く合うピカピカのシルバーが使われていました。

  

  中国人が大好きな光ものを多用するデザインは、パチンコ屋のデザインでよく見

  かけ、成金趣味的になるものですが、このホテルは不思議とその感じが薄く、

  光ものが純白を際立たせ、ホテルを明るく清潔感あふれるものにしていました。

  インテリアで唯一色のついたものは、真紅のチェアとソファー下のカーペット、

  そして色がゆっくりと変化する天井の間接照明だけでした。この間接照明はこの

  写真では、青白い光を放っていますが、黄色やピンク色にも変化しました。

  下の写真では光が青色から黄色に変化しつつあります。変化がたいへんゆっくり

  なため、ロビーでたむろしていても、いつ光の色が変わったのかと気が付かない

  ほどです。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-中南海逸酒店2

■ ホテルエントランスロビー2



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-中南海逸酒店3

■ ホテルエントランスロビー3

  ソファーの上に私のバッグと旅行鞄が写っています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-中南海逸酒店4

■ ダイニングルーム

   ここで朝食をとりました、インテリアの基準色が中国人が大好きな朱色でまとめ

   られています。


平日の深圳-香港相乗りタクシー

昨日、深圳から香港を経由して帰ってきました。

前回のブログで書いた深圳-香港相乗りタクシーの平日の様子を紹介します。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-皇崗-1

■ 皇崗ー1

   皇崗税関の深圳側の景観です。前回のブログで書いた皇崗税関は10月1日

  (国慶節の初日)の景観でした。連続7日間の祝日、中国のゴールデンウィークの

  初日のため、休日を利用して深圳を脱出する人であふれかえっていましたが、

  この写真は、10月20日(火)平日のため、閑散としています。この日は、ここまで

  施主が車で送ってくれました。深圳側のチケット売り場で相乗りタクシーのチケッ

  トを買いました。皇崗税関ー香港国際空港は130元/人でした。チケットを買うと

  チケットを買った乗客を識別するため、相乗りタクシーの係員が服の上からワッペ

  ンを張ってくれます。




エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-皇崗ー2

■ 皇崗ー2

   先の写真の皇崗税関ビルの深圳側入口からに入り、中国の出国審査を受け、

  通関して建物の反対側:香港側出口から出ます。上の写真は、その近くで相乗り

  タクシーを待つところです。相乗りタクシーは、相乗りする乗客が5~6人たまると

  出発します。相乗りタクシー会社の係員(上の写真では水色のシャツを着た人)

  が、税関ビルの出口から出てきた人の中で、自社のワッペンを胸元に張っている

  人を見つけ、自社デスクのある待ち場所に誘導してくれます。

   私は、このワッペンが剥がれ紛失したことがあります。ワッペンは、裏面に糊が

  付いていますが、背広等の服地には接着性がよくありません。おそらく、手荷物

  検査で服を脱いだ時に剥がれたのだと思います。その時は香港深圳間相乗り

  タクシーに慣れていない頃で、税関を出てからそれに気づき、血が逆流したので

  はないかと思うほどあせりました。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ワッペン

■ 皇崗ー3

  上の写真が、自社の深圳-香港国際空港間の相乗りタクシーのチケットを買った

  顧客と、他社の相乗りタクシーのチケットを買った顧客とを見分けられるよう、

  各顧客が相乗りタクシー会社に胸元に張りつけさせられるワッペンです。




エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-皇崗ー3

■ 皇崗ー4

   皇崗税関ビルの香港側の景観です。香港空港行きの大型バスが見えます。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ファンガン1

■ 皇崗ー5

   皇崗税関ビルの香港側の光景です。




エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ファンガン2

■ 皇崗ー6

   皇崗税関ビルの深圳側です。10月1日の前回のブログで書いた国慶節の混雑

  状況と違い、閑散としています。10月1日に軒下に飾ってあった赤いぼんぼりも

  取り外されています。

   壁に写真撮影禁止との掲示があります。税関の入口のこの掲示気づかずに

  撮っていました。 危ない!危ない!

  つい最近中国当局に拘束されたフジタの社員の二の舞になりかねません。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ファンガン3

■ 皇崗ー7

   高速道路上で行う香港税関の香港への入国審査の様子です。

  上の写真は、香港税関の香港住民用入国審査のブースです。相乗りタクシー

  から撮りました。私達外国人や、香港住民以外の中国人は、この写真に写って

  いない右側の香港税関ブースで、入国審査を受けました。

   相乗りタクシーの運転手が車に乗ったまま、乗客全員のパスポートと入国書類

  を、料金所ブースのようなブースにいる税関職員にまとめて手渡します。それらを

  受け取った税関職員は、ブースの中から、相乗りタクシーの乗客全員の顔をパス

  ポート写真と一人一人照合し、問題なければ、入国スタンプを押してくれます。

   また、検疫職員が、車に乗った乗客全員に発熱検知器を向けて、発熱していな

  いことを確認していきます。税関ブースの窓口に着いてからブースを離れるまで、

  相乗りタクシー一台の乗客全員の入国審査にかかる時間は、10分位です。列で

  待つ時間を含めると、香港税関の通過に要する時間は20~30分です。

   ところが、10月1日は、どのブースも長蛇の列で、それが40分以上かかりま

  した。

   深圳-香港への陸路での移動は、同じ中国国内であるにもかかわらず、日本

  から香港への入国審査、香港から日本への出国審査だけに終わらず、深圳へ

  入る時も深圳から出る時も、深圳税関と香港税関の入出国審査を受けなければ

  ならないため、あまりに多大で無駄な時間が浪費されます。