エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸 -29ページ目

深南大道の朝の散策

前回の続きです。


快晴で気持ちの良い朝でした。平日の朝、いつもなら出勤時間帯で会社への路を急いでいる時間です。そんな時間帯に、深圳中心街のメインストリート、深南大道をゆったりとした気持ちで歩くことができました。深圳に10回ほど来ていますが、いつも車で通過するだけで、この路をじっくり歩いたことがありませんでした。歩いてみて初めてこの路の素晴らしさがわかりました。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-バスストップ降りる通勤客

■ バスストップの近くです。

  

  バスストップに次々とバスが到着します。バス到着台数の多さは桁はずれです。

  朝9時近くのため、バスストップに停まったバスの中から続々と出勤を急ぐ人達

  が出てきます。みんな私の方に向かって歩いてきます。私が来た方向に大規模

  ビルが並んでいます。みんなそのビルの仕事場に向かうのでしょう。 


  
エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-バスレーン2

■ 余暇村脇の歩道

  

  深南大道はさっきのバスストップから1キロメートル以上街並みが途切れます。  

  写真左側には余暇村があり、スポーツを楽しめる空き地が横たわっています。

  右側がゴルフ場です。深圳には中心街に東京では考えられないくらい大きな

  巨大な空地があります。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-バスレーン

■ 余暇村脇の歩道



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道2


■ 歩道1



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道3

■ 深圳のタクシー




エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道5

■ 歩道2



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道4

■ 歩道3



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道5

■ 歩道4



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道6

■ 歩道5



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道7

■ 歩道6



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道8

■ 歩道7



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-歩道9

■ 歩道8





緑をまとったインターチェンジ

前回に続き、深圳中心街の幹線道路「深南大道」の散策レポートです。

「深南大道」は、車線数が多く車道幅員が大きいだけでなく、歩道幅員がゆったりしています。歩道を散歩していくと、街路樹の緑と道路沿いの建築敷地の木々の緑が幾重にも重なり、途切れることなく何処までも緑が続きます。

深南大道を散策した後では、日本の街並みを彩る建物だけでなく、街路樹や建築敷地の緑が貧相に見えます。


深圳の郊外から入る幹線道路と深南大道との交差点は、平面交差ではなく、立体交差(インターチェンジ)になっています。車の流れを阻害する信号機が付く、平面交差にはなっていません。深圳の交通計画は、車主体の都市計画になっています。

中心街にインターチェンジがあることを想像すると、日本の首都高速のように道路が高架道路になっていて、アウト・スケールで武骨なコンクリート柱脚が林立し、むき出しの鉄骨梁が飛び交い、街並み景観をぶち壊しになっていることを想像してしまいますが、深圳はインターチェンジが上手に緑に覆い隠され、余程注意深い人でないと、道路の交差点がインターチェンジ方式になっていることに気づくことはありません。それほど、武骨になりがちなインターチェンジをうまく緑で覆い隠し、深南大道全体を公園のようにしています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-深南大道沿いのビル

■ 深南大道沿いに立つ高層ビル



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-深南大道沿いのビル2

■ 深南大道沿いに立つ高層ビル



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ1

■ 深南大道のインターチェンジの側道-1



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ3

■ 深南大道のインターチェンジの側道-2



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ2

■ 深南大道のインターチェンジの側道-3



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ4

■ 深南大道のインターチェンジの側道-4

  

  インターチェンジのスロープ部分の側壁がアイビー類で壁面緑化されいます。

  このアイビー壁面の上が道路になっていることに気づきません。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ6

■ 深南大道のインターチェンジの側道-5



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ5

■ 深南大道のインターチェンジの側道-6



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ7

■ 深南大道のインターチェンジの側道-7



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ8

■ 深南大道のインターチェンジの側道-8



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-インターチェンジ8

■ 深南大道のインターチェンジの中



何処までも続く緑の路

前回のブログの続きです。


人口1,300万人の深圳市内の主な交通手段は車です。その車両交通を支えるのが、市内に縦横に整備された広幅員の道路網です。深圳のオフィスや商業施設が集中する中心街は東西に長く、その中央を東西に貫く道路が深南大道です。深南大道が深圳市内の道路網の大動脈になっています。深南大道の地下には地下鉄1号線が走っていますが、支線を含めてもまだ2路線しかなく、1,300万人の人口の都市の交通手段としては、充分な交通量が確保されていません。また、まだマイカー保有率が日本ほど高くない深圳では、郊外の住宅地から中心街への人の移動は、もっぱらバス交通に依存しています。そのため、多くのバス路線が深南大道を経由し、深南大道のバス交通量は、日本では比較するものがないほど想像を絶する交通量です。


渡辺京二編纂の「往きし日の面影」という本があります。江戸末期から明治中期にかけて来日した外国人の日本の印象記を集めた本です。その中で多くの外国人が、「日本の街そのものが公園のように美しく、街を歩くと何処までも緑が続き、散策が楽しい。」と書いています。


私が泊ったホテルは、深圳の道路網の大動脈である深南大道に面していました。

11時にホテルを出て香港空港に向かわなければなりませんでしたが、それまで時間があり、ホテル周辺の深南大道を散策してみました。その印象が「往きし日の面影」に書かれた江戸末期から明治中期にかけて来日した外国人の日本の印象と重なりました。散策の時撮った写真を次に紹介します。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-バスストップ1

■ 出勤時の深南大道バスストップ近く-1


  午前8時半頃です。ホテル前のバスストップ近くの深南大道歩道の光景です。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-バスストップ2

■ 出勤時の深南大道バスストップ近く-2


  前のカットより少しバスストップに近づきました。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-バスストップ3

■ 出勤時の深南大道バスストップ近く-3


  バスストップ周辺歩道には、朝食関係のファースト・フード屋台のお店が店開き

  しています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-深南大道2

■出勤時の深南大道歩道ー1


 市の中心地区に向かって歩き始めました。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-深南大道1

■出勤時の深南大道歩道-2


 次回のブログにこの続きを掲載します。



老街(Lao Jie)-1

「老街」はその名の通り、深圳の中でも古い街並みが残る旧市街地です。古い街と言ってもといってもたかだか30年です。経済特区として走りだした頃の街並みです。深圳全体が緑豊かな現代的な街並みに変貌する中で、「老街」は唯一ゴミゴミ、ワイワイ、ガヤガヤとした古い中国の雰囲気を残す街です。東京で言えば、新宿歌舞伎町、渋谷駅周辺、原宿の竹下通り、アメ横を足して5で割った感じの街です。若者に人気の街があります。前回までの整然とした街並みと180度雰囲気が異なります。若者にとって整然としたものより、猥雑なものを好む傾向があるのでしょうか。この街を歩くと若者の熱気とエネルギーが伝わってきます。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-老街駅周辺1

老街1-1




エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-老街目抜き通り2

老街1-2


地下鉄の駅を降りたところです。




エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-老街目抜き通り

老街1-3


老街の目抜き通りです。T字路の円形プランの横断歩道橋が見えています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-老街のショッピングモール

老街1-4


あるお店の内部です。通路も売場も区別なしに商品が並んでいます。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ショッピングモール2

老街1-5


やはり、通路と売り場の区別なしに商品が並んでいます。

22人民元の値札が見えます。シャツ1枚が日本円に換算して250円ぐらいです。

日本の価格の1/6です。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ショッピングモール2

老街1-6



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-裏通り1

老街1-7



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-裏通り2

老街1-8













人間が考えた理想都市深圳

昨日深圳から日本に戻り、久しぶりに自宅でブログを書いています。

今回は、11月9日~11月12日まで滞在した深圳のホテル周辺の街並みを紹介したいと思います。このホテルは以前このブログで紹介したこともある中南海逸酒店(Southern China Harvour Hotel)です。このホテルは、東西に長い深圳中心街の西方にあり、中心街の中央を東西に走る深南大道に面しています。超高層オフィスビルの中にあります。


昨日、香港空港16:10発、羽田空港21:30着のCX542便で日本に帰ってきました。深圳のホテルを出発し香港空港に向かう前に時間がありましたので、ホテル周辺を散歩することができました。今回はその時撮った写真を紹介しながら、深圳という街の特徴を少し紹介したいと思います。


深圳は、1980年に中国において初めて資本主義的ビジネスを行うことが認められた「経済特区」です。「経済特区」に指定されてから今年でちょうど30年です。現在の中国の開放経済体制への道を開いた鄧小平がつくった都市です。鄧小平は、それまで行われてきた中国国内だけの閉鎖的で、個人の自由なビジネスが許されない経済体制では将来中国が立ちゆかなくなることを見越していました。彼は、1970年代末頃から、中国全体を開放経済体制に転換していこうと目論んでいました。彼の目論見の実験的な都市として先兵的な役割を担わされたのが、深圳です。


深圳は香港の隣に位置します。深圳が経済特区に指定されたのは、1997年に香港の主権がイギリスから中華人民共和国へ返還されることを見込んでのことでした。世界的な自由貿易港として名実とも有名な香港の隣という立地上の優位性を活かせば、深圳で実験的に行う資本主義的ビジネスもうまくいくであろうと見込んでの指定でした。もし、鄧小平という人物が現れていなければ、深圳の今の繁栄も、中国の隆盛もなかったと思います。


深圳は30年間でできあがった実験都市です。街全体に中国政府が都市として「理想」と考えたものが形となっています。都市としての歴史を持たなかったが故に、

自然発生的に形成された部分が少なく、人が企画し考案した理想的な都市の形が形成されています。古い歴史を引きずらざる得ない日本の都市では、実現しそうにない都市形態が展開しています。


深圳は、経済特区に指定された時の人口が10万人。これといって目立つところのない地方都市でした。それが、現在の人口1,300万人。中国でも有数のインフラと景観を誇る大都市に変貌しています。


街中に分離帯をもつ両側6車線の車道と、5~15mと幅広くゆったりとした歩道をもつ道路網が整備されています。主要道路の交差点は市中であるにもかかわらず信号機で止まることのない立体交差となっています。道路空間は、至るところにヤシの木等の南方系の街路樹や植栽帯が配され、深圳の街全体が、公園の中にあるようです。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ホテル周辺住宅街

■ ホテルの宿泊室から見た住宅街


  ホテルは、深圳の中心街を東西に貫く「深南大道」に面するビルディングの中に

  ありました。ホテルの入っているビルディングの深南大道と反対側のエリアは、

  高級住宅街になっています。

  上の写真は、日本へ帰る日、11月12日(金)早朝に私が泊った部屋の窓から、

  住宅街を写したものです。同じディベロッパーの開発によるものと見受けられ、

  街区全体が同じデザインで統一されています。深圳でも超高級マンションに挙げ

  られる佇まいと環境になっています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ホテル前1

■ ホテルの入っているビルディングの深南大道側の前面空地


  このビルディング敷地入口から、私が泊ったホテルの入っているビルディングの

  メイン・エントランス前の前面空地を見ています。この敷地入口は、深南大道に

  直交する通りに設けられており、深南大道との交差点から20mほど入ったとこ

  ろにあります。

  この写真の右側に大木の並木が写っていますが、その右側が、深圳の中心街を

  東西に貫く幹線道路、深南大道です。深南大道に接するビルディング敷地は、

  壁面線が都市計画的に決められているようです。各敷地のビルディング外壁面

  が揃って、深南大道との敷地境界線から約25m程後退し、前面空地が設けら

  れていました。深南大道側の道路境界沿いに緑の大木並木は、深南大道の

  車両交通の騒音を緩和する役目をするとともに、前面空地を半公共的プライ

  ベイト空間とする垣根の役割をしていました。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ホテル前2

■ ホテルの入っているビルの深南大道側の前面空地

  

  ビルディング・エントランスから出て、前面空地の敷地入口方向を見ました。

  写真左手が深南大道です。

  隣の建物も深南大道側に前面空地が設けられ、各建物の壁面線が揃って建て

  られているのが判ります。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-壁面線

■ ホテルの入っているビルディング側を深南大道の反対側歩道から見た景観

  

  各敷地各々ビルディングの形体とデザインが異なりますが、各ビルディングの

  外壁面が揃っています。また、足元にはビルディングの姿が見えないほど鬱蒼と

  した並木が植栽されています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ホテル側面道路
■ ホテルの入っているビルディングの深南大道と直交する通り

  

  ホテルの入っているビルディング敷地入口から、深南大道と直交する通りを、

  深南大道とは反対の方向を撮っています。通りの奥に最初の写真に写っていた

  街区とはとは別の街区の高級マンションが写っています。街路樹がヤシの木に

  なっています。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-ホテル横のタワービル

■ ホテルの入っているビルの隣のタワービルディング


  写真右側に写っているタワー・ビルディングは高さも高く、形体が変わっている

  ため、深圳の建物の中でも目立つ建物の一つです。



エンドウ・アソシエイツ加藤峯男の無陸-タワービルディング夜景

■ ホテルの入っているビルの隣のタワービルディングの夜景