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吸血鬼すぐ死ぬ(11) (少年チャンピオン・コミックス)
475円
Amazon |
「やれんのかな 俺
‥いや やれんのかじゃねえよ
やるんだよ!
こいつらがやるのに俺がやらないで‥
‥いや こいつらは‥
俺とは違ってこいつらはちゃんと‥」
吸血鬼すぐ死ぬ11巻
盆ノ木至・チャンピオンコミックス
(週刊少年チャンピオン掲載)
☆あらすじ☆
ヌーヌン ヌイヌー ヌヌヌヌ~♪
ヌンヌ、ヌンヌヌヌヌ?
ヌンヌ、ヌヌヌヌヌヌヌ、ヌヌヌヌ、イッヌヌ!!
ヌン、ヌヌヌヌ、ヌヌイヌ!!ヌンヌヌヌ ヌヌヌヌイヌ~。
ヌヌヌヌ、ヌヌヌヌ ヌ ヌヌッヌ ヌヌヌ!!
ヌヌヌヌヌヌ ヌイヌンヌッヌ‥
ヌヌヌヌヌ ヌヌヌヌ、ヌンヌヌ!
(訳:真祖にして最弱の吸血鬼ドラルクと吸血鬼退治人ロナルドが何故か新横浜で吸血鬼を退治したり介護したりする漫画!
ドラルクの元に恐るべきカメムシが襲来!!カメムシより弱いドラルクは死闘の末に真理を見出だす!!
そして「残念の化身」退治人ショットさんの隠された過去が明かされる‥?
吸血鬼すぐ死ぬ読んでね!!)
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イベントも立て続け、毎日ジョンの生態が楽しめる「ほぼ日アルマジロのジョン」もWeb上でやってる。グッズは大量に出る。
でもアニメになりません。
「吸血鬼すぐ死ぬ」は強大で美しいはずの吸血鬼のイメージをハナからぶち壊しにかかっているギャグ漫画です。
吸血鬼ドラルクはドアバンで砂、ストレスで砂、ティッシュ配られなくてスナァ‥とにかくすぐに死にます。ただしすぐ復活するので一応不死。ニートでゲーム三昧で図々しい。家事が得意で最近は主夫。
一方吸血鬼退治人ロナルドは地域の清掃活動しながら仕事をし、文筆業もやってる苦労人。ドラルクにお母さんされて現在精神が5歳児。
こんな二人が同居してる「ヘン」な漫画です。
けなげで腹毛がモフモフしてヌーヌー言うドラルクの使い魔ジョン(アルマジロ)がかわいくて誰よりもヒロインです。
吸血鬼対策課副隊長のヒナイチも何故か床の下に借り暮らししてます。
さて今回のメインはドラルクでもロナルドでもありません。
ロナルドと同期の退治人「ショット」です。表紙にもなっています。
7巻で不良だったサテツの過去が語られましたが、ショットはその後福井から「上京」ならぬ「上新横」してきます。それを黒歴史として若いミカヅキに話すのですが‥
私はこの話が大好きで何度も読み返しています。自分の心が弱くなった時は涙が出てしまうのです。
高校の時に下級吸血鬼を倒せたので「俺でもやれるんじゃね?」と思ったショットはフワフワした感じで新横浜にやってきます。福井にはあまり吸血鬼がいなかったらしいし、特に動機はありません。案の定、失敗ばかり。
「自分のせいで兄が退治人をやめてしまった」ロナルド、「自警団でやらかした罪滅ぼし」で退治人を志すサテツ。二人の話の大きさにショットはビビってしまいます。
そう、ショットはただの若者なのです。何もない。何もできない。いきがっているだけ。プライドが邪魔してアドバイスも聞けない。
自信をなくしプライドも潰れ、二人が遠い。動けなくなったショットの背中をとある人物が押してくれるのですが‥これは是非読んで確かめてください。この後のショットの行動には胸が熱くなりますし、さらにもう一人、あのキャラが意外なタイミングで出てきます。
‥ロナルドとサテツにはなく、ショットだけが持っていたもの。
それはおそらく現在のショットの中にも生きているはずです。
今だってロナルドのような銃の技術も、サテツのような怪力もショットにはありません。リンゴは片手で潰せるけど人並みより上という程度。でも彼は専業の退治人なのです(ほとんどの退治人は兼業。サテツは家の仕事がある)。
しかもちゃんとした話なのに「黒歴史」と言えてしまうとこがショットのいいところなんですよ。
他にもダブルブッキングしてしまったロナルドの代わりをへんな動物にやってもらう話やドラルクがカメムシと戦う話、ヒナイチの「弱点」の話など楽しい話がたくさんあるのですが‥
単行本では毎回「ドラルクが何回死んだかクイズ」というものがあります。今まで平均40回くらい死んでいたはずなんですが、なんと今回12回しか死んでいないのです。
これはロナルドが優しくなったとかドラルクに耐性がついたわけではありません。
実は、この巻のドラルクの登場回数がものすごく少ないのです。登場しない回が5回です(出ているが喋ってない回あり)。ほぼ半分‥?
ロナルドすら出ていない回は3回(ロナルドがいない回は4回)。リアルタイムで「実体のロナルドが一ヶ月出なかった」と感じていた時期もありまして。
これはさすがにタイトルに偽りありではないだろうか?と当時から気にしていましたし、今もその傾向があります。
最近は「ロナルドとドラルクが協力して退治なりなんなりする話」が出るとホッとする‥そんな感じです。
二人の話はマンネリか?というと私はそうは思っていません。どんどん掛け合いが面白くなっている。その分ネームは難しいのでしょう。
かといって二人とあまり面識のないキャラで話を作るのはどうかと思うのです。この巻には「これはロナルドとドラルクでできただろう」という話があります。
チャンピオンの漫画はだいたい二桁になる前に終わります。単行本売上げが先細りするからです。その中でなんとか連載をやってきてるのですから、主人公たち(とジョン)を大切にしてほしいです。





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