『とめはねっ!鈴里高校書道部 6巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『とめはねっ!鈴里高校書道部 6巻 (河合克敏)』

 

4091514804 とめはねっ! 6 (ヤングサンデーコミックス)
小学館 2010-01-07

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻

 

 

【あらすじ】

ひょんなことから鈴里高校書道部に入部した帰国子女のユカリと、字がヘタな望月さん。スポーツ漫画の第一人者・河合克敏があえて“書道部”を舞台に描く、文化系青春コメディー!!

 

 

書道マンガです。

帰国子女の主人公が書道部の先輩に脅されて(笑)、書道部に入部するところから始まり、

その後、ヒロインがその書道部の先輩に騙されて(笑)、書道部に入部してきます。

脅され、騙され、入部してきた主人公とヒロインなのだけど、

時間が経つにつれ、だんだんと書道の魅力にハマッていくという王道展開な作品です。

 

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ここからは、6巻の感想。

6巻では、『日野ひろみ』が『書の甲子園』の授賞式(秀作賞)に参加することとなったため、

部員全員で大阪まで行くイベントが描かれまして、『望月結希』の幼馴染(男性)が登場したり、

『日野ひろみ』に新たなる目標を持たせるようなイベントが起こったりと様々なイベントが描かれました。

 

そんな6巻の注目点は、やはり、『望月結希』と『日野ひろみ』の心境の変化ですね。
この心境の変化が起こったのが、大阪で行われた『書の甲子園』の授賞式でのイベントでして、

『望月結希』は幼馴染で文部科学大臣賞をとった『一条毅』と出会ったことをきっかけに、

『日野ひろみ』は文部科学大臣賞をとった京都の『大槻藍子』と出会ったことをきっかけに、

より書道に対して真摯な姿勢で打ち込むようになっていきました。

 

個人的にですが、『日野ひろみ』の変化は大きいように感じました。

彼女は今まで部長として部員を纏めることに力を入れていたため、あまり自己主張をしなかったのですが、

今回のイベントを通して、“かなの書”を書くことを決意したり、『三浦清風先生』に“かなの書”を教えて

いただける先生を紹介してもらいに行ったりと、自らの目標を達成するために積極的に行動するようになり

今までの彼女のイメージが良い意味でガラッと大きく変わったように感じました(^^ゞ。

 
まんが栄養素-とめはねっ! 6巻
(↑新たな目標を皆に伝える部長・『日野ひろみ』)
 
また、この2人の他に、主人公・『大江縁』にも大きな変化が生まれてきたのも面白いところでして、

上記の『日野ひろみ』以上に、受け身タイプで人の意見に流されるままに行動してきた主人公が、

6巻目にして、自己主張をしてくれまして、やっと主人公らしくなってきました(笑)。

 
まあ、今巻の後半で、主人公・『大江縁』を巡って、またややこしいイベントが描かれそうなので、
その決心を忘れてしまい、元の『大江縁』に戻ってしまうそうな感じがしますけど(笑)。
さてさて、どうなることやら・・・。

 

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【総評】

安定的な出来。

NHKでドラマ化されているそうで、この作品も大きな話題を呼びそうですね。

次巻の発売が2010年の夏頃ということで、間隔があいてしまうのは残念ですが、

次巻の発売を楽しみに待ちたいと思います。

 

点数的には

95点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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