『とめはねっ!鈴里高校書道部 5巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『とめはねっ!鈴里高校書道部 5巻 (河合克敏)』

 

4091514294 とめはねっ! 5 (ヤングサンデーコミックス)
河合 克敏
小学館 2009-06-30

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻

 

 

【あらすじ】

ひょんなことから鈴里高校書道部に入部した帰国子女のユカリと、字がヘタな望月さん。スポーツ漫画の第一人者・河合克敏があえて“書道部”を舞台に描く、文化系青春コメディー!!

 

 

書道マンガです。

帰国子女の主人公が書道部の先輩に脅されて(笑)、書道部に入部するところから始まり、

その後、ヒロインがその書道部の先輩に騙されて(笑)、書道部に入部してきます。

脅され、騙され、入部してきた主人公とヒロインなのだけど、

時間が経つにつれ、だんだんと書道の魅力にハマッていくという王道展開な作品です。

 

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ここからは5巻の感想。

5巻では、文化祭での書道部メンバーによる大パフォーマンスを描きつつも、

『日野ひろみ』・『加茂杏子』・『三輪詩織』の2年生トリオの出会いのエピソードが描かれております。

 

そんな5巻の注目点は、やはり2年生トリオの出会いを描く・『2年生トリオの秘密』ですね。

この話は、『望月結希』が「何で『日野ひろみ』が『加茂杏子』・『三輪詩織』の2人が仲が良いのか?」と

疑問を持ったところから始まりまして、そこから2年生トリオの中学時代が描かれる事になりました。

 

中学時代、『加茂杏子』は、その身長と性格から、いわゆるヤンキー系のスケ番(不良グループ)で、

『三輪詩織』は、その容姿と性格から、いわゆるファッション好きな女の子で、

『日野ひろみ』は、その性格から、2人が所属するクラスのクラス委員であったようです。

(ちなみに、『加茂杏子』・『三輪詩織』の2人は、それぞれに仲良し同士でグループを形成しており)

(お互いにそのグループのリーダー格だったようです)

 

『加茂杏子』と『三輪詩織』のグループは常に対立しており、クラス委員の『日野ひろみ』は、

クラス委員という纏める立場であったため、その対立にいつも巻き込まれていたのですが、

『加茂杏子』が、ある日、『日野ひろみ』に頼みごとをしたことで、この3人の関係に変化が起き、

現在のように仲が良くなっていくという感じで話が進んで行きます。

 

この話が始まって驚いたのが、現在ではゴールデンコンビである『加茂杏子』と『三輪詩織』の2人が、

中学時代には性格の違いから仲が悪く、対立していたという部分ですね。

私も『望月結希』と同じように、この2人は最初から仲が良かったと思っていたので、

この展開は本当に驚きましたし、その後に描かれることとなった和解話はこの3人らしく、

なかなか面白く、読み応えがあったと思います(^^ゞ。

 

個人的に、『加茂杏子』の赤面顔がもっと見てみたいので、幼馴染の『大友大輔』の本編への登場を

期待したいですね。 もちろん、『大友大輔』の身長は、伸ばさない方向で(笑)。

 

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【総評】

安定的な出来。

主人公・『大江縁』の活躍シーンが徐々に減ってきている点が気になるところですが、

周りのキャラクター達が、それを上手くカバーしているので、前巻と同様に面白く仕上がっています。

本編も、『書の甲子園』関連の話が絡みだしたので、近々、新展開へ向かっていくのだと思います。

次巻も、楽しみです。

 

点数的には

95点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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