『SKET DANCE(スケットダンス) 9巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『SKET DANCE(スケットダンス) 9巻 (篠原健太)』

 

4088747151 SKET DANCE 9 (ジャンプコミックス)
集英社 2009-08-04

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻~3巻  4巻  5巻  6巻  7巻  8巻

 

 

【あらすじ】

振蔵のオシャレ開眼、千秋の知られざる秘密、まさかのロマン漫画家デビュー…今回はサブキャラが大活躍! 一方、スケット団は着ぐるみのまま閉じ込められて大ピンチ!! さらに、ヒメコとボッスンが初デート!?

 

 

藤崎佑助(通称:ボッスン)、鬼塚一愛(通称:ヒメコ)、笛吹和義(通称:スイッチ)の3人が

所属する学園生活支援部・通称『スケット団』が活躍する学園ギャグマンガです。

『スケット団』とは、学園のトラブルを何でも解決する集団・・・というコンセプトを持った、

いわゆる便利屋さんのことで、学園で起こる様々な珍事件を解決していきます。

 

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ここからは9巻の感想。

9巻では、『武光振蔵』のオシャレ話から、『キャプテン(高橋千秋)』の大食い話、『早乙女浪漫』の

作品が佳作を取り漫画家デビューする話、そして『ヒメコ』と『ボッスン』とのデート話まで、

多くの読みきりタイプの作品が収録されております。

 

そんな9巻の個人的な注目話は、もちろん『早乙女浪漫』の漫画家デビュー話ですね。

『早乙女浪漫』とは漫画家を目指している女の子で、ひょんなことから主人公・『ボッスン』に惚れてしまい、

そのままサブレギュラー化してしまったキャラクターです。 彼女の特技は、漫画的な演出を具現化できる

ことでして、例えば、自分の周りを勝手にお花畑にしたり、何故かページを破って登場したりと、

変なキャラクターが多いこの作品の中でも、トップクラスに変なキャラクターとして活躍しております(笑)。

 

そんな彼女の夢は、漫画家になる事でして、現在、漫研に所属しております。

ただし、残念ながら、絵の方があまり上手くなく、漫画家になるのは相当難しいと思っていましたが、

今回の話で、『別冊マーガリン』という雑誌に投稿していた作品が佳作となり、しかもその投稿作品が、

いきなり本誌掲載されることとなったため、突然の漫画家デビューをすることとなりました。

(作品の内容自体は、いつも通りの『早乙女浪漫』の漫画です)
 

『早乙女浪漫』は、この作品を完成させるために相当な努力を重ねたようで、

佳作を取る事ができたこと、漫画家デビューを出来たことに涙を流して喜びます。

その様子を見た『ボッスン』達が言った言葉、

 

ボッスン 「やりたい事を貫き通すのって大変なんだろうな」

      「オレには分かんねぇけど」

      「結果を出す為に人知れず努力しなきゃなんねえんだ」

      「夢があったらあったで、苦しいよな」

ヒメコ   「漫画一本を一人で完成させるのって相当キツいんやろ?」

スイッチ 「しかも学校に行きながらだしな」
ボッスン 「ああ、正直見直したぜ」

      「努力の勝利だな、にっしっし」
 
は、非常に印象に残りました。
努力をして結果を残した友人に対して、こういう真っ直ぐな言葉をかけることができる友人関係を

築いていること自体、羨ましく感じました。 ぜひとも、この『早乙女浪漫』の話の続きを・・・・、

彼女の本格的な漫画家という話も読んでみたいですね。

 

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【総評】

今巻も、前巻同様、読みきりタイプの作品が多く収録されており、非常に面白かったです。

次巻もこの勢いのまま、突き進んで欲しいところです。

 

点数的には

90点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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