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  シャーロックホームズ?な世界 ​夢日記146


どこかの美容院で椅子に座らされカッパ?を巻かれている。

髪や頭皮の状態は最悪、美容師は顰めっ面だ。

申し訳ない思いのままモジモジしていると、シャンプー台へ連れて行かれる。

頭皮の毛穴が脂で詰まっているという。

とりあえず洗い流すそうだ。

されるがまま洗髪してもらうワシ。

しばらくすると占いのサービスがあるからやるといいと言われる。

占い師がやってくる。

いつの間にか丸いテーブルを囲み席に着いている。

ワシの左隣には美容師がいる。

ワシは頭皮がなぜこうなったかを聞こうと思った。

が、やめた。もっと知りたい事があった。

なぜワシが脳梗塞になったのか。

ワシは聞いた。が、納得いく返事は聞けなかった。

美容院を出た。

他に知らない女子が2人いた。

知り合いなのか友人なのかわからない。

外の街は何処かのアミューズメントパークのように見えた。

それぞれの区画にテーマがあるようで見知らぬ国へ迷い込んだかのような不思議な気分になった。

どうやらワシはこの自分の中の多重人格の一人のようだった。どうりで行動を共にしている人物のことも今いる場所のこともハッキリ思い出せないわけだ。

ワシは少し安心した。

街には至る所に屋台が並び色んな出店?があった。

食べ物の店、布や生地を売っている店、焼きたてのパンを売っている店、可愛い雑貨屋さんもあった。

キョロキョロとあちこち見ながら歩いているといつの間にか友人たちとはぐれてしまった。

はぐれてしまったのはいいが途中で気になる雑貨があったのを思い出す。

「やっぱりあれ買おう」そう思い立って引き返すワシ。

色んなテーマの街を通り抜ける「アラジン」のような街並み、昔のイギリスのような街並み、石畳の道、コンクリートはなく木材と石と鉄の杭で出来た街並み。

ワシは道なきみちを歩き続け木材でできたエレベーターや大きな水車の上を渡ったりアスレチックの様なごちゃごちゃした街の中を行く。

迷った。

視線の先に知った顔を見つける。

背はあまり高くないがとても恰幅が良い体型の中年男性。ワトソンさんという名だがワシはオジサンと呼んでいた。

「おじさーん、迷った!〇〇のテーマの区画に行きたいんだけど」するとワトソン氏はニッコリ微笑んでその区画なら突き当たりを右に曲がってすぐだよと教えてくれた。

このワトソン氏、パートナーのホームズさんと周囲の人からはおっちょこちょいで少し抜けたところがある人物とかるく馬鹿にされている。だがどこか憎めないし、いざという時はとても頼りになる人だった。

ワシは礼を言って再び歩き出す。

そのときおじさんの様子が少し変なのが気になったが雑貨屋を目指す事にする。

目的の雑貨を手に入れご機嫌のワシ。

再びオジサンに会う。

なんだかとても体調が悪そうだ。

大丈夫?と声をかけるかかけないかのタイミングでオジサンは近くにあったベンチに倒れ込んでしまう。

息が荒い。

医者に見せないととホームズさんに知らせないとと混乱するワシを大丈夫とオジサンはなだめる。

少し落ち着くワシ。

オジサンはずっと前から心臓の病気を患っていたそうだ、そんなそぶりを少しも見せる事なく皆んなと共に行動していた。

隠していた。と言うよりなかなか言い出せなかったそうだ。

その時ふと思いついた。

ホームズさんはわかってるんじゃないか?と

知っててあえて黙っていた。オジサンから口を開くのを待っていた。と。。。

呼吸が落ち着いたオジサンを家へ送り届けるワシだった。





 

日本国のとある特殊部隊に所属しているワシ

今はお城の様な建物の中に居る

3階まである城の最上階のフロアからは1階が見える吹き抜けがある

そこで1階を眺めていると使用人達が大騒ぎしている

何処から流れてきたものなのか謎の汚水(排泄物系)が1階のあちこちから噴き出している

「うわぁ・・・きちゃない・・・」

そう思いながら使用人達を気の毒に思っていた

すると何処からともなく殿(影武者)が現れ最上階のベランダのような所で眼下に広がる景色を静かに眺めている

ワシはここで自分が忍者の様な特殊部隊なんだなとなんとなくわかる

戦国時代へタイムスリップしたかのような雰囲気の日本だったが年代は2024年だ

殿が「各国の動きはどうだ」とワシに問う

「混乱を極めています。もはやどの国がどの国を相手にどんな大義をもって戦っているのかわからなくなっています」

「ふむ・・・」

本物の殿が何処にいるのかわからない

暗殺されたんだろうか?・・・隠れたのだろうか・・・わからないが今、日本国を動かしているのは影武者だった

「引き続きほうぼうに探りを入れておいてくれ」

影武者はそう言うと何処かへ行ってしまった

ワシはたち膝の姿勢で深く頭を下げ影武者を見送る

しかし・・・ワシがたち膝でしゃがんでいるのに影武者の身長がワシとたいして変わらなかった

「殿ってあんなちっさかったっけか・・・?」

そう思っていたワシだった

 

 

特殊部隊の仲間が

「ちょっとちょっとこれ観て」とタブレットを持ってきた

SNSにアップされている動画を観て欲しいらしい

動画の内容は今まさに戦争の真っただ中、激戦区の様子をドローンで撮影したかのようなカメラの動きだった

カメラは同じ制服に身を包んだ何処かの国の軍隊の数名の男達の様子を映している

「見た事ない軍服だな・・・これ何処の国だ?」

「さぁ・・・私もわからないんだよねぇ」

仲間が言う

暗い赤と緑の配色でベレー帽をかぶっている

胸の辺りにある黄色いラインがひと際目立つ

皆、中東系の顔立ちで口ひげを蓄えている男が多かった

「あ・・・これバン○ラデシュの新しい軍服だ」仲間がそう言う

「本当につい最近新しくなったみたい」

「ほう・・・」

「変だな。かの国は参戦宣言してないぞ?」

「でも、現地に実際いる」

2人でしばらく考え込む

「そういえば確かじゃない情報だったが、○○が国を挙げて開発した兵器があるって話あったな」

「うん、もう実際に戦闘で使われてるみたいだよ」

「しかも、その兵器が欲しい国は○○側に一定の戦力を提供すれば手に入るらしい」

「ほほぅ・・・」

「何でもありだな・・・宣言していない国が戦地にいるってのは偽装だとすると国際問題に発展しかねないから、この動画も怪しいもんだが映ってるのは本物のバン○ラデシュの軍隊の人間だとみていいかもな。でも激戦区で実際に戦っている人間の服は皆○○と○○、同盟軍や参戦宣言国の軍服や戦闘服しか見ない。となると、こいつらも現地に到着しだい着替えて戦っているな。こりゃ大変だぞ・・・日本国の人間こそ戦地に居るのはありえんが、宣言無しで兵器を手に入れるために秘密裏に参戦してる国がいるようだ・・・」

「全人類巻き込んだ『ただの殺し合い』だ。一定数とは言っているが戦争が長引けばそれだけ上手い事言われて数を増やされるだけなのにな」

「これは、日本国のように本当に参戦していない国を探して情報共有した方が手っ取り早そうだな。いくぞ」

ワシは何か思い立って城を後にした

 

 

もしかしたら、日本が敗戦国にならない世界線の物語でしょうか・・・

2024年になっても将軍が国を動かし忍者が諜報活動をしているってロマンしかないですな

 

でわ、また~^-^ノ

 

悪臭の漂う息をまき散らし兄弟はこの地にやって来た。

のどかな田園風景、月夜に照らされ青々とした稲が風に揺られて波打つ緑の絨毯のようだった。

「兄貴・・・腹減った」

弟はよだれを垂らしながら獣の様な牙を口から覗かせた。

「その辺に歩いている人でも食らうか・・・」

兄貴と呼ばれていた者は鋭く乾いた視線を辺りへやる。

ちょうど夜風に当たりながら散歩でもしているのか一人の老人がとぼとぼと歩いているのが見える。

「あいつにしよう」

 

老人の目の前に現れた2体の大きな体をした獣。

悪臭を放ちむき出した牙からよだれが垂れている。

この世のものと思えぬ生き物に遭遇し心臓が止まるほど驚く老人。

悲鳴を上げる暇もなく首を折られてしまった・・・

 

老人を片手で引きずり山へ向かう兄弟の獣達。

辺りは何事もなかったかのようにしんと静まり返る。

 

それから1ヵ月ほどたったある日

夜な夜な被害者が出ているこの村に恐ろしい獣を退治してくれるかもしれないという人物が現れる。

猟友会や警察が動くが一向に犯人が捕まらない。

被害者は村の子供から老人まで様々で、以前は夜だけだったのが昼間でも人がさらわれるようになってきていた。

しまいにはスクープを狙ってやって来た報道陣までもが被害にあい行方不明になる始末。

ほとほと困り果てた村長は、たまたま村にやって来た全国の土地を癒して廻っているという風変わりな巫女とその一行に出会う。

藁にもすがる気持ちで相談してみると巫女は役に立てるかもしれないと快諾。

村長と村の青年団の男性数名と巫女御一行とで、初めに被害にあった老人が歩いていた散歩コースを辿っていた。

田畑へ水を引くための用水路にかかった小さな橋を渡り終えた頃に巫女がつぶやく。

「この辺りに鬼のような獣が2体いる」

 

年は20代半ば位にみえる「簡単に言えば巫女の様な者です」と名乗った女性。

目が合うと心の奥底まで見透かされているかの様な恐怖を感じた。

巫女は何かを感じたかのようにハッと視線を遠くへ移し人とは思えぬ速さで軽々と走り出して姿を消した。

姿が見えなくなった巫女を目の当たりにして村長と青年団が驚きざわつき始める。

と、同時にドーーン、パンッ、と何処からともなく破裂音やら地響きが起こり始める。

「おぉ今日は随分と張り切っているな」と巫女御一行のひとりの男がつぶやく。

「な、何が起きてるんです?」村長が聞くと

「獣を見つけたんでしょう。あなた方やこの土地を穢さないように違う所でお仕置き中ですよ。ここであるがここではない。ちょっとした魔法を使っています」

「ま・・・魔法ですか・・・」村長は理解できずキョトンとしていた。

 

しばらく異音が続いた後、急に静寂が訪れる。

風が山を駆け抜ける音・・・鳥がさえずる音・・・

終わったのか?と辺りを見わたす村長達・・・

すると

ドドドドドドドドド

メキメキメキ・・・

奇妙な音が聴こえてくる

音の原因は何だと一同がキョロキョロとしていると

小さな橋を渡った道端の茶色く乾いた土がモコモコと盛り上がってきている。

何が起こっているのかと凝視する。

盛り上がった土から何かが出てくる。

・・・・木だ。

同時に巫女が姿を現す。

いくつもの木の枝やつるがまるで蛇のようにウネウネと上へ上へと伸びる。

やがて束になり大樹になった。

太い幹の上に卵型に空洞ができて枝の檻のようになっていた。

その空洞の中には白濁した液体に満たされたように見えるガラスの不思議な球体があった。

「よくもこんな所に俺様達を閉じ込めやがったな!」

球体の中から声が聞こえる。

獣たちがこの球体に囚われているようだ。

兄弟が球体の中で暴れたり悪態をついたりする度に大樹がかすかに光り養分が土の中へ還っていくかのように見えた。

この光や獣兄弟の声は村長達には聞こえていないようだった。

突然、奇妙に出現したこれまた奇妙な大樹にただただ圧倒されているようだ。

「人を食らった分、悔いながら人やこの地に奉仕せぇ」

巫女はそう言って木の幹をパシッと叩いた。

ゴォォォォンと球体の中に轟音が響く。

「うわぁぁぁ」「やめろぉぉぉ!!」何故か獣兄弟が苦しむ。

巫女がスッと村長の側へ近寄る。

「これで獣は悪事を働くことはなくなりましたよ」

村長はホッとした。

「ですが・・・いったいこれはどういう事なんです?」

この突然現れた大樹について村長は巫女に聞いた。

「簡単に説明すれば、いわばこの木は地球の手です。獣たちをこの手の中に封印しました。そして獣たちの底知れぬ生命力を吸い取っています。その吸い取られた力・・・養分は浄化され神聖な力として地球やこの土地へ還ります」

続けて巫女は話す。

「この木に触れれば不思議と体力は回復し、癒しと浄化をもたらします。神のように祀れとは言いませんがパワースポット的な感じで管理して頂けると助かります。あと・・・」

「・・・あと?」

「この木に供えた水で淹れたコーヒーは格別ですよ。そういえば酒蔵さんがありましたよね?お酒造りの時にもここに供えた水を使うと少量でもとても美味しくなると思いますよ。水はペットボトルに入れた水道水で大丈夫です。ただし供える時は必ず木に触れるように供えて下さい」

「そしてこの木はあらゆるものの力を増強させるものです。良きものも悪しきものも。なので『心正しき者以外触れるべからず』と注意看板でも立てておいてください。何か問題が起きた時はまた私が対処に来ます」

そう言うとニッコリ笑って巫女は歩き出した。

「あ・・・あの!お待ちください。村の女達が食事を作って集会所で待っております。せめてお礼をさせて下さーい」

村長達は巫女御一行を追って走り出した。

 

「さて、できる限りの脱出法を試みてどれもさっぱり成功しないがどうしたものか・・・」

考え込む兄を横目に弟は球体の外を眺めている。

「兄貴、今日も人が沢山だ」

「だろうよ、俺様達のありがたい力にあやかりに群がってくるあさましい人どもめ」

兄はため息をついた。

兄弟は幼い子を連れた母親に目が行った。

「かーちゃん元気かなぁ・・・」弟は自身の母が恋しいらしい。

「そうだなぁ・・・」

「兄貴あの子かわいいなぁ、ほら俺達に手を振っているよ」

「俺様達がみえるのか??」

幼い子は母に手を引かれながらも一生懸命に兄弟たちに手を振って笑っていた。

「なぁ、弟よ。あの巫女は何故俺達を生きたまま捕らえたと思う?」

弟は一旦考える素振りを見せるが「わからねぇ」と子に手を振り返している。

「それにだ。お前、あの子供を見ても美味そうだと感じてねぇな。不思議と俺様も人を食らいたいとも腹が減ったとも思わなくなっている。変だと思わんのか?」

「そりゃ~兄貴、この球体が何か俺達にしているからじゃないか?」

「ほぉー。なんだ?俺様達は地球の加護を受けながらも人や地球へ力を還しているって事か?」

「俺達このまま浄化されて善になってしまうんじゃ?おぉ・・・恐ろしい」

弟は身震いした。

「それはねぇよ。善と悪、陰と陽、男と女、対する2極のものや事は偏りなく均等だ。いうなれば俺様達は『必要悪』だ」

「・・・・ん??まてよ・・・」兄は何かを思いついたかのように考え込む。

「そういえば俺様達が『カラス』にそそのかされてこの地へ来た時、奴ら地球の次元上昇だのアセンションだのなんだかゴチャゴチャ言ってなかったか?するとだ、地球に等しい二極はいらねぇ。もしかすると善や光で満たされた世界になるかもしれん。そうなると俺様達は必要悪でもなんでもなくなるし、存在できるかも怪しい・・・」

「つまり・・・?」弟は兄の顔を覗き込んだ。

「くそっ!あの巫女め!これはアイツからの挑戦状だ!」

「どういうこと???」弟は混乱した。

「つまりだ、巫女は『この地球は癒され光の世界になるけどお前たちは悪のままどこまでこの星で存在し続けられるかな?』ってほくそえみながら俺様達をこんな玉っころに閉じ込めやがったんだよ!」

イラつく兄に反応するかのように木が光る。

すると弟が「そうかなぁ・・・俺には巫女は『気が向いたから守って光に満たされた世界をお前達にも見せてやる』って言っている様に感じてるよ、だって俺達を消そうと思えばすぐ消せただろうし、現に俺達たしかに力を吸い取られているとはいえ何も消耗している様に感じていない・・・」そう呟いた。

兄弟はお互いに顔を見合わせた。

「なんなんだ??あいつ・・・」

「ほら、俺達の栄養を貰って人が喜んでるよ。なんだか俺も嬉しい」

弟はニコニコと微笑んでいる。

兄は何かを察したかのようにハッとした後、弟につられて微笑んでいた。

「そんなにハイテクノロジーなもの持ってるなら、楓にいちいち浄化作業させなくても一気にこう・・・ブワーーっと地球を浄化できないのか?」

テツは思いもよらないものを目撃して興奮気味にリョウに訊ねた。

「無理だな」

一刀両断だ。

「なんで」

「そもそも外部の文明から地球に干渉できないんだ。進入すら難しい。楓の実体化からヒントを得て、やっと俺やチームの技術を持ち込めるようになった」

「ただし・・・」

「ただし??」

「俺以外のシンや他のチームの干渉も制限付きだ。蛇族に気づかれないように幾重にもダミーを仕掛けてごまかしながらなんだ。気づかれたら此処にいる皆アウトだ」

「アウト・・・」

「そうだ。今頃言って申し訳ないが危険が伴っている。手伝ってくれと俺は言ったが命の危険があるならやめたいと言うならそれでもいい」

リョウは一旦、一呼吸おいて続けた。

「勝手に巻き込んでしまったな・・・本当に申し訳ない。だが、今の俺と楓にはお前達が必要なんだ・・・」

そして・・・沈黙が続いた。

リョウはテツ達の意志を聞きたいようだ。じっと待っている。

辺りはしんと静まり返り、楓の寝息が聞こえてくる。

「美由紀は・・・巻き込みたくない」

テツがぼそっとつぶやいた。

「俺とユウジは役に立てるかもしれないが・・・美由紀は・・・美由紀は普通の人間だ・・・それに・・・」

テツのそれに・・・という言葉にリョウが目線を上げる。

「それに、美由紀は身重だ」

その言葉に美由紀とユウジが驚く。

「なんと、このタイミングで・・・」ユウジが言う。

美由紀が「知ってたの?!」とすっとんきょうな声を出した。

不思議な感覚を持った過去の魂の片鱗を思い出すような男だ、きっと勘で新しい命が美由紀に宿っているのも感じ取っていたのだろう。

この先どんな危険が待っているかわからない。

美由紀と腹の子だけは安全に人生を全うして欲しいと願うのは父として夫としてごく普通の考えだ。

それにテツは自信が無かった。未知の脅威を前に愛する人を守りきれるかわからなかった。

「今からでも間に合うなら美由紀をメンバーから外して欲しい」

そうリョウに伝えるテツ。

「待って」美由紀が話に割って入ってきた。

「勝手に決めないで。私は確かになんの能力もないけど、何か役に立てるかもしれない。それに、私は真実が見たい。この星がいまどんな状態でどんな脅威に直面しててどんな人達が何と戦おうとしているのか・・・」

「しかしなぁ」そう言うテツを遮って美由紀はこう続けた。

「それに、皆がおいしいお茶が飲みたい時に私が居なきゃダメじゃない。この子にも真実を見せてあげたい。楓の物語を教えてあげたい。私は逃げないからね」

美由紀の意志は固いようだ。曇りのない眼でリョウを見つめている。

「うむ・・・感謝する。最大限、危険の無いように俺も気を配る。テツよ・・・それでいいか?」

テツは不服そうな表情を浮かべている。だが、言い出したら手に負えないのが美由紀なのも知っていた。

「くれぐれも無理をしてくれるなよ」そう言いながら美由紀を見つめるテツ。

その目の奥には愛おしさと困惑と不安と決意が入り混じっていた。

「わかった」笑顔で答える美由紀だった。

「それ、私も感じてたよ。おめでたいよね♪」聞きなれない声がする。

皆ハッとし一斉に楓を見る。

起きた。楓が起きた。

辺りがパッと一瞬で明るくなったように感じた。

皆それぞれに「おぉー起きたか!」や「まったく、寝坊もいいとこだ寝過ぎだぞ」や「やった!楓ちゃんが目覚めったっス!!」、「おはよー楓ちゃん気分はどう?」

同時に声を上げて楓を囲む。

「はぁ・・・寝てたのにすごく疲れたよ・・・おはよう」よっこらせと楓は上半身を起こす、まいったまいったと小言を言いながら辺りを見まわし、そして皆の顔を見た。

「リョウ、先導ありがとう。心強かったよ・・・やっと自分に戻ったって感じがする」

力強い眼光と不思議なオーラをまとい自信に満ちた雰囲気を発している。

短い時間の中で長い長い魂の記憶を取り戻した楓はもう、以前の楓ではなかった。

「それはよかったな。やっとだ。これからだぞ楓」

リョウはそう言うとニヤリと笑った。

「うん」楓も笑顔を浮かべた。

美由紀は「お茶!淹れてくるね!」とまた台所へ走っていく。

ユウジは心配し過ぎて禿げそうだったと言って「確かに500円玉位の禿があるな・・・」とテツにからかわれ「うそ!まじっスか!!」と慌てている。

「楓、あらかた話はリョウから聞いてる。俺達も惜しみなく力を貸すぞ。役に立つかわからんがな」フフッと鼻で笑うテツに

「ありがとう。本当にありがとう。お世話になります」と微笑む楓だった。

楓が目覚めた事によって一帯の土地が癒され喜びの声を上げているかのような清々しさが感じ取れる。

土地の精霊たちが楓の覚醒を祝福しているかのようにも思えた。

お茶を淹れながらふと窓の外に目をやると雨が降っている。

「なんだか浄化の雨みたいねぇ」美由紀はそうつぶやいた。

 

「俺が見ていた異なる2つの景色の国は、2つの星だったんだな・・・」頭を掻きながらもっと鮮明に思い出せないものかと「うーん」とうなるテツ。

その様子を見て察したリョウは

「今は思い出せなくても、だんだんと思い出すだろう」と言った。

「そうだなぁ。しかし、リョウと共に蛇族と戦っていた場面は所々フラッシュバックするんだが、どうも楓が思い出せん」

「うーむ・・・もしやシエンナで共に戦ってなかったのか?星の消滅ギリギリで一緒に脱出してきたからてっきり縁が深い仲なのかと思っていたが・・・」

「そうなのか・・・思い出せん。霊体の楓を見た時は確かに彼女に何かを感じたし引き取って一緒にいないといけないような気がしたんだ」

「それは、俺の気配を感じたからかもしれんな」

「ほぅ・・・うむ、そうかもしれん」

2人のやり取りをキョロキョロと見ながら、なんとか状況を読み取ろうとしているユウジをよそにそれぞれ思いにふけるリョウとテツだった。

「おぉそうだ坊主、これまでの話をもう一度するのは面倒だ空気で読み取れ」

そうリョウはユウジにいたずらな笑顔で言う。

「う・・・うっス。ユウジっス。リョウさんでいいっスか?」

「あぁ。よろしくなユウジ」

「うっス!」

3人はふと寝ている楓に目をやる。

「さて・・・あとは楓が目覚めるのを待つだけだなぁ。もうすぐだと思うんだが・・・」

しばらく見ていると「う・・・うーん・・・」楓が微かに身体を動かす。

「お?起きるか?」テツが楓を見つめる。

3人がいよいよかと固唾を呑む・・・

・・・が、楓は起きなかった。

「なんだ、起きんのかーぃ」リョウがツッコミを入れる。

3人で「フフッ」っと小さく笑った。

お茶を淹れてきた美由紀が男3人でニヤニヤしているのを見て

「なに3人でニヤニヤしてるの気持ち悪い。楓ちゃん目が覚めた?」

そう言いながら3人へお茶を配る。

心配そうに楓を見守る美由紀。

ズズズとお茶をすする男3人・・・

「ほぉ・・・こんな味がするんだな。お茶はいいもんだ」

リョウはふぅーとほっこりしている。

「たいして良い茶葉なわけじゃないんだがな」テツが真面目な顔をして言う。

「ちょっとぉ~失礼しちゃうわね。淹れる人がいいのよ淹れる人が~」

そう美由紀はプンとした。

「美由紀さんの淹れるお茶は確かにうまいっス」ユウジが言った。

そうよね~♪なんて言いながら美由紀はユウジに満面の笑みを浮かべている。

しばし、ほっこりモードの時が流れた。

「そろそろ起きてもいいんだがなぁ」リョウが心配そうに言うと何故か辺りを見まわす。

「シン。聞こえるか?」リョウが言うと不思議な電子音と共に

「聞こえています。何か調べますか?」

突然、声が聞こえたと同時にリョウの側にコンピューター画面の様なものが空中に現れる。

テツ、ユウジ、美由紀が腰を抜かすほど驚く。

「楓の目覚めが近いはずだが何か問題ないか?身体バイタルは?」

ピコピコと電子音が鳴る。楓の身体をモニタリングしているのか画面の中のグラフやら円形の図形が激しく動く。

「異常ありません。バイタル正常値。レム睡眠フェーズです。次元遊泳も完了しています」

「そうか・・・まぁ、昔から寝坊する体質だからなぁ。ただ寝過ぎてるだけか」

「そのようです。夢もみているようです。脳波に少し偏りが出ています」

「ほぅ・・・そうか、わかったありがとう」

「どういたしまして」

ピピッと鳴ると空中の画面が消えた。

テツ、ユウジ、美由紀があんぐりと口を開けたまま硬直している。

3人のなかでは楓やリョウは霊的な高次元の存在、スピリチュアル的な生命体と思っていたのに超未来的なハイテクノロジーを垣間見たので酷く驚いていた。

「ん?なんだ、驚かせたな。俺のチームの一員だ。そうだなぁここでいうAIだな」

「俺が知ってる龍族はそんなテクノロジー持ってなかったぞ?」

テツが驚きながらリョウに聞く。

「あぁ龍族は持ってないな。これは、チーム内の他の星系の種族のものだよ」

続けてリョウは

「楓は地球に転生してから何回かここで輪廻している。その間に俺も成長した。それぞれのスペシャリストが少しずつ集まりチームが出来た。これも楓の・・・。まぁこの話は長くなるまたの機会にするか・・・」

「肉体が無く人型の着ぐるみを着た光りそのものの生命体や、楓の分魂の存在、メカニックのスペシャリストだらけの星から来た者や、蛇龍族・・・ここで言う龍神だな。それに羽の生えた瞬間移動が得意な小さな妖精やデカイ狼や・・・龍族と祖先は一緒だが枝割れて進化したドラゴン族やサイコキネシスを得意とする人類によく似た種族や・・・」

「おいおい、まるでファンタジーの世界じゃないか」テツがツッコミを入れる。

「なんだ?ファンタジーの世界は実在しないと思ってたか?人間が想像できるものは遠い過去から経験した遺伝子や魂の記憶か実現可能な未来だってことだぞ?」

皆の顔をみて口角を上げるリョウだった。

 

私が死んで生まれた日15→→→

 

皆、いい年(30歳くらい)なのに修学旅行な状態のワシ

メンバーは今まで出会ってきた人達やその他大勢(知らない人もいる)

学生時代の同級生や社会人になってからの同僚や友人など色んな人がいた

観光バスに乗って何処かへ向かっている

山深い田舎道をゆっくりと進むバス

ワシは外の景色を眺めながら

「何処に行くんだろうなぁ…」と思っていた

着いた場所は、林間学校で使うような「青少年○○センター」みたいな名のついた宿泊施設

みな、ワイワイキャッキャッとテンション高めで嬉しそうに騒いでいた

逆にワシは楽しみたい気持ちはあるものの、あまりテンションが上がらず冷静だった

大広間では大勢の人が集まりごったがえしている

そんな中、(夢の中での)恋人らしき人物が目に入る

「あれ~何してるんだろう」とよく見ると

知らない女性とイチャコラしている

一瞬で悟るワシ

「あ~この人ダメだ…。あちこちにちょっかい出してる…不貞男め…」

不思議と怒りや絶望はない

「勝手にどうぞ」という心境だった

ウ○コをもよおしたのでトイレへ向かうワシ

めずらしく和式便器が並んでいる(学校のトイレみたい)

奥から2番目のトイレに入り用を足す

ドアを開けっぱなしで用を足していたので入ってきた人と目が合う

恋人だ

恋人はワシを横目で通り過ぎ一番奥のトイレに入った

(男女分かれてないのかよ…このトイレ)

ワシは何故か排便済みのブツを流さず上にお昼寝マットを敷いて横になった

仰向けに寝るワシ

恋人がトイレを出ていくまで寝ていた

おもむろに起き上がりマットをよけてブツを水に流す

なんだか流れが悪い

ブツが大量のせいで詰まったか??

心配しながらゆっくり流れていくブツを見守っていると友人らしき女性がトイレに入ってくる

ワシは「ココは流れが悪いから他を使った方がいいよ」と女性に言った

女性は「ほんと~」と言いながら入れ違いでワシが使っていたトイレに入る

(ワシが言った事聞いてたか??)

人の言葉が脳みそに届かない生物なのかワシの言葉だけ聞こえないようになっているのか

不思議に思ったが

「まいっか、詰まっても知らんぞ~」と、手を洗い始める

いくつか並ぶ洗面台の一番右端に壁に備え付けられた小さな棚が目に入る

「ん?何だろ…」と近寄るワシ

中を見ると色んなライターやジッポが所狭しと並べられている

「おぉ~」とテンションが上がるワシ

一つ手に取って火をつけてみる

火をつけると勢いよく燃え上がる炎

だが、どこかからかオイルが漏れているのか火がついてはいけないところからも炎が上がっている

「ありゃ、こりゃ使えんな」

ワシは火を消した

トイレを出ると見知らぬ女性が

「○○(ワシ)~どこいくの~」とすり寄ってきた

まるで異性に接するかのようなベタつきをみせる女性

ワシは

(ふむ…なにも恋愛対象が異性と限らんでもいいわな…今度は女性と付き合ってみようか…)

と考えていた

 

最近は「多様性」多様性と性に限らずですが自由な表現が注目されてます・・・

中性的な外見の若者が増えていたり

オッサンなのに頑なに女性を主張し女風呂に入る人や・・・

男女兼用公衆トイレなど

面白い流れが色々起きてますな

ジェンダーレスな場所や考えを広げるのは悪い事ではないと思います

ただ、今まで通りの性の区別がある人も確かにいるはずなのにその人達への配慮はしないのですか?って思う事が起きてます

色んな主張や思いがあるでしょうね

問題や改善しないといけない事もあると思います

温かい目で見守りたいと思いますw

 

でわ、また~^-^ノシ

 

「昨日、一緒に居た坊主がまだだが始めるぞ」

男はそう言って目線を楓に向けた。

「そもそも楓にはこの星でやる事があって生まれてきている・・・」

そう言うとハッと思い出した様に

「と、その前に俺の名は・・・そうだな、リョウにしておこう。本当の名はこの星の言語では発音しにくい」

すかさずテツが「龍の身体じゃないと発音しずらいってか?」と聞く

「まぁ、そんなところだ。俺についてもおいおい話そう」とリョウは言った

「だいたいなぁテツよ、お前も本当は俺達を知ってるはずなんだ。今は記憶が飛んでるみたいだが・・・まったく、皆して俺様を忘れやがって・・・」そう続けてリョウは鼻をフンと鳴らした。

テツは一瞬目を見開いたがすぐにいつもの表情になった。心当たりがあるらしい。

淡々と話し始めるリョウが語ったのはこうだ

自分が持っている全ての知識を楓のようにしばらく眠ってもらって伝えたいが、それはこの星の生物には身体と魂に膨大な負担をかけてしまう。したがって面倒だが少しずつ言葉で伝えることにする。

宇宙中の星々を渡り歩き彷徨う「蛇族」に楓の故郷、美しき惑星シエンナは侵略され資源を搾取され続けた結果、星として地上で生命を育める状態ではなくなってしまった。

この宇宙は全て星もそこに生きる生物しかり、みな生きている「生命体」だ。

星との意思疎通を得意としていた楓の種族は、惑星シエンナの意志を伝えられる。

それは「自ら自爆し長い時をかけて再生する」ことだった。

このまま蛇族の思うがまま搾取され続け、星のコアまで影響がおよんでから滅ぶと再生は不可能。だがシエンナの意志(コア)が残っているうちに自ら星を破壊することで再び惑星シエンナとして復活する可能性が高い。

「可能性が高い・・・」つぶやくテツ。

「それじゃシエンナで復活しないかもしれないって事だよね??」美由紀がリョウに訊ねる

「うむ、シエンナのコアが残っている以上はシエンナとして復活するが・・・以前と同様なシエンナとしてではないかもしれないって事だな」

リョウは続ける。

星の意志を受けた楓の種族は動き出す。

星じゅうの同胞達に星の意志を伝えると同時に、破壊のその時まで蛇族を最大限引き付けシエンナと共に吹き飛ばすという作戦を秘密裏に広げた。

侵略戦争を受け続け疲弊していたが最後の総力を振り絞り脱出組と交戦組と別れ、運命の時を待つ。

蛇族と以前から長年戦争を続けていた惑星バラダスの龍族(リョウの種族)がバラダスから星の意志として告げられシエンナの危機を知り参戦、シエンナ脱出の人々の受け入れと長年の蛇族との戦いのノウハウを伝授しながら共に戦った。

「この混乱の中で俺と楓とテツは出会っているんだ」とリョウが言う。

テツは長年モヤモヤしていた事が霧が晴れたようにクリアになったと

「あぁ・・なるほどな。そういう事なのか」何故かニヤッと笑みを浮かべた。

シエンナ消滅のその後、惑星バラダスで生きることになる楓は対蛇族特殊部隊のリョウと共に行動し戦いの中で互いに特別な存在になっていく。

そして異種族間の異例の婚姻関係を結ぶことになる。

「ほう、それが”嫁”という理由か」

「そうだな」

蛇族を追い、戦いに明け暮れる。

そこで蛇族が惑星ガイア(地球)に興味を示し始めた事を知る。

先手をとって地球へ干渉を始める龍族だったが蛇族の狡猾な戦略には守り切る事が出来なかった。

地球は人類誕生からどんどん重くなる。物質至上世界。

霊的には重い世界になってしまったために簡単に他の星の者が干渉できなくなってしまった。

唯一の方法は地球へ転生する事。その星の者として生まれることだ。

だが、この方法には弊害がある。生まれ出た途端に何が目的かすべて忘れてしまう。

蛇族の侵略の方法も質が変わっていく。ただ単に資源もむさぼるというより人類を使って何らかのエネルギーを永続的に搾取する方法に変わる。

宇宙の平和・安寧を見守る宇宙連合は、蛇族の支配から人類を解放する対抗する力を持つように支援するために志願者を募り地球へ転生させ続けるが苦戦を強いられる。

魂の質が周囲にしてみたら異質に感じるのか意味なく虐げられ攻撃される。本来の目的を思い出せないまま発狂して自死してしまう者や使命に気づく間もなく蛇族配下の者に排除される者もあらわれる。

そんな中、楓が決心する。

「地球へ転生する」

あともう少しで地球外の者でも干渉できるようになるという時だったが

「待ってられない」と固い意志を示す。

惑星ガイアは無数の重い焼けた鎖にがんじがらめに縛られ締め上げられているかのように苦しみの悲鳴を上げていた。

星の悲痛な叫びをこれ以上、聞き続けていられないと楓は言う。

「お前ひとり覚醒して何かをしたところで蛇族にしてみれば痛くもかゆくもない、連合が干渉できる時を待つんだ」とリョウに止められたが楓には届いていなかった。

「汚染された土地を浄化して楔を打ち直し連合が来る時まで少しでもガイアを癒し続ける」

「その浄化すらできないで人生を終えるかもしれないんだぞ!」いつも冷静沈着なリョウがめずらしく声を荒げたが、やっぱり楓は聞かない。

楓は転生してしまった。

干渉は出来なかったが見守る事は出来たリョウはずっと楓の側にいた。

なかなか覚醒できない楓。少し苛立ってくるリョウ・・・。

そんなある日、事故が起きた。

それからはテツも美由紀も知っているだろう。

何故、とつぜん楓が霊体から実体化したのかはわからないがそのおかげでリョウがこの物質世界で実体化できるヒントが得られた。

そこで楓に覚醒してもらうため直接干渉しようと現れたという。

楓はこれらの事を事細かに思い出しながら本来の力も取り戻すために次元の狭間を彷徨っている。

「覚醒が完了し目覚めた時からは、浄化と楔の打ち直しの旅が始まるだろう」

「大体の流れはこんな感じだ。そして楓が目覚めたらお前達にも手伝って欲しい」

そう言うとリョウはフゥーと息を吐き

「美由紀、この世界のお茶を堪能してみたいんだが飲ませてもらえないか?」

そう言ってニッコリと美由紀に微笑んだ。

「え?えぇもちろん。いまお茶を淹れてくるわね」立ち上がり台所へ向かう美由紀。

向かう途中にユウジと鉢合わせる。

「今起きたの?」

「う・・・うっス。寝すぎたっス」

「大体リョウから話聞いちゃったんだけど、今お茶入れるから一緒に飲みましょ。楓ちゃんの寝てる部屋に行ってて」

「うっス・・・リョウ??楓ちゃんまだ目覚めてないっスか?ってか話終わっちゃったんスか?!うぅ・・・」

まだ寝ぼけてるユウジの肩をパンッと叩き台所へ向かう美由紀。

チクチクした坊主頭を撫でながら歩き出すユウジだった。

 

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