三十路の手習い~MBA繁盛記⇒三十路の博士日記 -6ページ目

意味の無意味の意味

タイトルやキャッチコピーで商品や本の印象は違うものですが、修士論文を書くにあたり、そのタイトルを最後の最後まで悩むことになりそうです。


過去のいろいろな論文を読むにつけ、このタイトルはイケてるなあ。とか、いまいちだなあ。とか思うことがあるのですが、東京藝術大学博士課程を卒業する時の村上隆さんの博士論文のタイトルは、ものすごいなあと思いました。


タイトルは、「意味の無意味の意味」。


この論文、読んでみたいのですが、どなたかお持ちの方、是非教えていただきたい!


「意味」・・・深いなあ。と思います。

文字や数字の記号が組み合わさり、言葉になり、単語になり、意味を持つ。

けれども、その言葉にこめられた本当に言いたいこと、は、言葉では伝わらないこともあるかもしれない。


先日学会に行ったら、お世話になっている教授が「学会の発表も面白いものはあるが、それより同じ興味を持つ人とたまに集まり、学会の合間に酒を飲み、議論を酌み交わすのが面白いんだよなあ」と言っていました。


確かに、本当に面白く、みなさん知識も深いので、経済にまつわる議論をしてたと思うと、文学や、心理学、脳科学、認知行動学などの見地からの意見も加わり、知の迷宮をさまようと言うのは、なかなか楽しいものでした。


迷宮だけに、なかなか出口が見つからないのが特徴ですが、でも、出口に出ると言うことより、迷宮は「迷う」ことに意味があるのかもしれない。


迷宮だけに、偶然入り込んでしまった部屋の居心地がよく、そこに住み着いちゃったりしても面白いかもしれない。


頭がいいということ

世の中には頭の良い人はたくさん居るもんで、学んでも学んでも追いつかないなー。なんて思っていた今日この頃、茂木健一郎さんの「それでも脳はたくらむ」を読んでいたら、ぴかりとひかるエッセイがありました。


人間の頭の良さの特徴は何か。ということなのですが、多くの科学者が「人間の知能の本質はその社会性にある」と考えているそうです。


現代の脳科学では「頭の良さとは、すなわち他人とうまくやっていけることである」そうです。


そして、養老猛司先生によると「教養とは他人の心がわかるということ」とおっしゃっています。


へー。と、思ったのでした。



コミットメントとターゲット

修士論文に追いまくられている今日この頃。


仕事の時もそうなのだけど、大きなプレゼンの1週間前くらいから、いつも心がわさわさと落ち着かなくなってくる。


努力して努力して、まあ、8割がた頑張る。そこでぱたりと思考が止まる。

そして、ひらめきを待つ。ひらめくために、身体を動かしたり、全く関係のない分野の人と会ったり、話を聞いたりする。そうすると、いつも神様が降りてきた。


神様が降りてくればこっちのもの。

あとはするすると身体が自然に動くので、本能が気持ちいいほうに身体を動かしたり、話したりすると、なんとなくうまくいく。


でも、その、8割がた。ってのが結構難しかったりする。

そこまでは、机に向かってエッサエッサと孤独に戦わなくてはいけないから。


私は昔から落ち着きの無い子供で、飽きっぽかった。いつもはじめはスタートダッシュするのだけど、道半ばで飽きてくる。


以前お会いした小学校の教頭先生がこんなことを言っていた。


「三つ子の魂100までっていうけど、本当だよー。もう、30年先生やっているけど、小学校の時の印象そのままの大人になる。悪いところもいいところもそんなに変わるものではない。大人になるっていうのは、自分の悪いところ、弱いところを我慢する、ってことができるようになることだ。」


ふむふむ、なるほど。


そこで、私は「目標」というものを自分の弱さをカバーできるよう、戦略的に立てるようにした。


それは、「道半ばで挫折するなら、最初から倍の目標を立てればいい。」というものだ。


営業の仕事をするときも、それを自分に課していた。


会社から与えられた自分の売り上げ目標の倍を、自分だけの売り上げ目標としてたてておく。

まあ、頑張っても半分くらいしかできなくても、まあ、会社から与えられた目標はクリアできる。


論文もそう。ただ、「いい論文を書く」というのは定量化しにくいので、あえて定量化できる「文字数」をターゲットにおいた。


例えば、「10月で50000字書く」という感じ。


結果、やはり半分の25000字は出来るけど、40000字には達成出来なかった。


先日、日本オラクルの執行役員の方にお話を伺った。

日本オラクルは世界の中でも営業利益率が高い。

売り上げ1008億円の中の37%だそうで、これは世界で2番目の数字だそうだ。


オラクルでは、売り上げ目標達成のために、目標の「3倍積む」と言っていた。


でも、グローバルだと、売り上げ目標の「8倍積む」らしい。


これを聞いて、

「なるほどー。やはり、私の目標設定の、”2倍”では少ないなあ。これからは3倍の目標を立てよう」

と、思ったわけ。


人生においてもきっとそうで、「こんな自分になりたいな」っていう理想像、夢みたいにでっかくしたら、まあ、その途中までで人生が終わっても、”そこそこ”満足できるんじゃないかしら?


って、まずは、修士論文を書くべし!!






進まない・・・

修士論文、6割がた出来たところで、ぴたっと筆が止まってしまいました。

ああ、どうしよう・・・。書かなきゃって思えば思うほど、ネットサーフィンをしたり、雑誌を読んだり、DVDを見たり、目の前の現実から逃げてしまいます。


なんだか、ひらめきが止まったんだよなーーー。


どうしたらもう一度ひらめきが来るのかしら。


そういう時に見る夢は、小さい頃の夢ばかり。


幼稚園の頃、自宅の前に住んでいたピアノの先生のうちの庭。

小学生の時に住んでいた町の、舗装されていない、行き止まりの道。

プールがあるお家として地元で有名だった豪邸の塀。

高校生の時よく行った高架下にあるショッピングセンター。

真ん中にあんこが詰まったドーナツを食べた時の思い出。

満員の京成電鉄。


そんな映像が、画面を切り取ったみたいにパッパと、頭の中に浮かんでは消えていきます。


ああ、追われているなあ。。。


うーん。困った。



論文発表

ちょこちょこ論文を書き進んでいたら、結構な枚数になりました。


これをゼミ生の分だけ読まなくてはいけない指導教官って、大変な仕事だなあ・・・。


今度のゼミの時間に発表することになったのだけど、文章をパワポのプレゼンシートに書き直していると、結構頭の整理になるなあということを発見。


人に説明するから、なぜこのテーマにしたかみたいな説明を最初に入れて・・・。

ということは、この章立てだと、分かりにくいか。

そもそも、人に説明できにくいってことは、そもそも、論文の構成がなっていないのでは?


などなど、気付きがあって新鮮です。


そうそう。そんな中。とある学会に入りました。行動経済学学会。

今までこの学会が無かったことが不思議と言う感じもします。

いつかは、こういう学会で発表できる自分になりたいなー。


先は、まだまだ遠そうですが。


これをやったらもうおばさん

まだ私が20代半ばだった頃。

ラジオ番組のディレクターをしていました。


その時担当だった番組の構成作家さんとは本当に気があって、毎回お仕事のたんびにおなかのそこから笑っていました。


とある生放送の帯番組。パーソナリティのお姉さんが36歳だったのだけど、まだ若い私たちはその人の年齢にまさか自分がなると言うことを気づかずに、彼女はきれいだけど、36歳はおばさんなんじゃないか。いや、まだお姉さんでいいだろうとか、くだらないことを話し合っていました。


そのパーソナリティのお姉さんはとてもバランス感覚に優れ、「年相応に見える」とか「年寄り若ぶるのはかっこ悪い」とか、とても凛とした姿勢の賢い人でした。


そこで私たちは、彼女に向けて・・・というか、自分たちの若さゆえの暴走か、


『なにをした時からおばさんなのか』


ということを、FAXテーマで募集してみようと思い、その日のテーマを


『これをしたら、もうおばさん』


にして、リスナーからメッセージを募集しました。

ちなみにその時代にはメールは無く、メッセージは全てFAXで来ていました。


・「よっこらしょ」と言って座る。

・ババシャツを着る。

・混んだ電車で空席を見つけたらダッシュで座る。


など、いろいろなお姉さんとおばさんの境界線が届きました。


私は当時、表参道のおっされーな美容院で髪の毛を切っていたのですが、「近所の美容室で髪の毛を切ったらおばさんなのではないか」と、思っていました。


はい、そう。この前フリでわかっていただけたと思うのですが、本日、ワタクシ、おばさんデビューをしました。


今まで表参道まで行って切っていた髪の毛。

前に髪の毛を切ってから早1ヶ月。

表参道まで行くのが面倒くさくなって、地元の駅前の美容院に突然飛び込んでしまったのです。


カラーとカット。

今までは24000円くらいかかっていたのですが、今日は12000円で済みました。

若い男の子が一生懸命カラーの色を決めてくれました。マッサージもしてくれました。


おまけに、いつもとあんまり違わない印象。

もしかしたら、結構かわいくなったかも・・・。髪の毛の色もいい感じ・・・。


なんか、おばさんになるのも、いいかも。

おまけに半額だったし。

生産消費者になろう!

日本の食料自給率。40%だそうですね。

先進国の中でも最も低いレベル。


政府は、食料が安く仕入れられるのであれば海外から輸入したほうが経済効率が良いということで、輸入に頼る食料政策を取ってきたわけですが、ここにきて日本の経済力が相対的に弱まってきました。


そう、食料を輸入するにも外国と競り勝つ、といった、いままでの「強い円」を使っての作戦が効かなくなって来ました。


中国の人もマグロを食べるようになったから、今までのようにマグロを世界から仕入れることは出来なくなりそう。って、TVのニュースでよく見ますが、マグロだけでなく、野菜も、小麦などの原料も、値段が上がっています。


政府の試算によると2011年には食料の値段が2割高くなるというそうで、庶民の私たちにとって小売価格が2割高くなったら、大変ですよね。

さあ、どうしましょう。って話をよく教授としています。


今まで月の食費40000円だった家庭が、48000円になってしまうって考えたら・・・。

結構、大きいですよね。


そこで、考えているのが、今まで家庭内では生産と消費が分離していたのですが、これからの消費者は、消費するだけでなく、生産者の仕事を少し、肩代わりすれば、この20%のUPも吸収できるのではないか。と言うことです。


生産というのは、大きく分けるとふたつに分けられます。

A「自給自足のための生産」

B「流通のための生産」


食料を作る、農家や漁師さんなどのお仕事を家庭では出来ないですから、Bの「流通のための生産」ってやつを、家庭内に持ち込んでしまえばよさそう。


だから、というわけではないのですが、最近「魚」にはまっているのですね。


そう。「魚」をまるごと買ってくれば、スーパーのお兄さんの作業賃、「加工代」を家庭内に持ち込むことが出来、小売価格480円だったアジのたたきも、アジ1匹、150円で済む。ってわけですね。


じゃあ、スーパーの売り上げが減っちゃうじゃん。って思っているそこのアナタ!


私はこの「魚おろしよう包丁」を買うのに、結構高い値段を払いました。


そう、このように、包丁など、家庭内生産にかかるグッズなどを売る新しい消費行動も生まれるし、全体的に見れば消費も活発化するじゃん。ってことなんです。


家庭でさばくお魚は切り身より美味しいし、ちょっとの手間を今までアウトソーシングしていたけれど、家庭内に戻しましょう。って経済学なんですけど、なんだか、面白いなーって思います。


今まで経済学は、各家庭や、国や、企業などの生産力を最大化するのを目的にしてきたわけですが、この価値観が崩れかけているのが現在なのではないかなあと思います。


お魚をさばく時間を「コスト」と見るのではなく「楽しみ」と見る。


人生も豊かになるし、結果、経済的にもコストダウンになる。


こんな時代に、なると思うのですが。

人口が減っているから生産力が落ちる、という発想から、もう少し転ずれば、新しい未来が見えてくるような気がします。


*参考文献『第三の波』、『冨の未来』(トフラー)、『ネクストソサエティ』(ドラッカー)

3枚おろし

最近ハマっているもの。

それは、「魚」うお座です。


アジのたたきを自分で作ってみたらものすごく美味しく。

魚を切る包丁を買ったら、3枚おろしがきれいに出来るようになり。

そうしたら魚をおろすのが楽しくなって・・・。


「魚」うお座にはまってしまったと言うわけです。


とにかくスーパーにいくと、鮮魚コーナーにダッシュ!

その日のお買い得のお魚から、メニューを考えます。


海に囲まれた国、そして流通が高度に発達した国、ジャパン。

お魚って販売価格もお安いのです。


アジなど1匹150円。

お刺身用に切ってあるのは480円。

技術料って高いのね・・・。


3枚におろせれば、メニューのレパートリーも広がります。

イサキなど300円くらいなのに、半身はお刺身。塩コショウ、バルサミコを少々。オリーブオイルをかければあら簡単。カルパッチョの出来上がり。

残った半身はジェノベーゼソースを塗ってたまねぎの間に挟んでオーブンで焼けば、そこは、イタリアンレストラン!


お料理ってかなりクリエイティブ。

論文で左脳を目一杯使った後、右脳の求めるがままに料理をすると、何だかスッキリするのよね。


これもバランスと言うのかな。


まあ、レストランで美味しいもの食べるのもいいけど、おうちで作るのも楽しいですね。

格差社会

最近「格差」なる言葉が流行っているようなので、”格差”と名のつく本を何冊か読んでみました。


本家大本、「格差社会」(山田昌弘)、「希望格差社会」(山田昌弘)、「消費社会から格差社会へ」(三浦展・上野千鶴子)、「日本の経済格差」(橘木俊詔)、「格差社会スパイラル」(山田昌弘・伊藤守)、「性愛格差論」(斉藤環・酒井順子)・・・などなど。


世の中には「格差」がありますが、「格差」と名のつく本も、かなりたくさんありあした。


この中で、いちばん面白かったのは、もちろん、負け犬代表、酒井順子さんと斉藤環さんの書いた「性愛格差論」。


ちょっと強引に要約すると、「収入」「容姿」「学歴」などなど、いろいろな「格差」はあるけれど、その格差を埋め、逆転ホームランを打てるのは”性愛”ではないか。と言う主張。


『愛に国境は無い』、『恋に身分は関係ない』。


これよ。これ。


ベルバラにおけるオスカルとアンドレの恋に代表される、あの、ロマンスですよ。

(マリーアントワネットとフェルゼンもね)


高学歴さんや高収入さん同士が結婚して家族になり、子孫にその遺産を残していくため、どんどん階級社会出現してしまうのはしょうがないと思いますが、そんな階級を壊すのは、恋愛力。

もう少しおおまかにとらえるとすれば、『コミュニケーション力』と言うことになるのではないかしらね。

(恋愛は、コミュニケーション力の結果、生まれるものですよねー)


我ら庶民は、子供の学歴を高めることに心血を注ぐよりも、

身分違いの恋が生まれるくらい、子供のコミュニケーション力を高めるために努力しましょう!


外見をそこそこかっこよく、美しくするために、読み聞かせ本の中に一定の割合でファッション誌などを挟み込む。

小さい頃からスポーツをして体を鍛え、出来れば集団競技なんかして、団体の中でのコミュニケーション力を高める。

お笑いや映画などを一緒に鑑賞し、感想などを言い合いつつ、場の空気を読む能力を鍛える。


結婚していない30代の男女、3割くらいが処女、童貞という統計が総務省のデータで出ていますから、本当に、「性愛」って大切なのではないかなあと、思うのですね。


まあ、ちょっと話がそれましたが、くだらないブログを読んでいただき、ありがとうございました。

西友TOB

ウォルマート・ストアーズが、西友を100%子会社化する方針を固めたことが今日発表されました。TOBだって!!!

何だかこの数ヶ月の株価の低迷ブリ・・・。
怪しいと思っていたんですよね。

実は、1000株持っているの、私。でも、130円で買って、かなり値下がりして、どうしたら・・・。ってとこでした。

100円どころか90円も切っていたしね。買い足そうかなー、どうしようかなー。って思っていたところ。

公開買い付けの値段、どうなるのだろう。
このところの株価低迷は、仕組まれていたのかー。
だいたい、現在の株価の1,5倍とかのTOB価格になるらしいしね。

でも、ずっと売らなければ、ウオルマートの株と等価交換してくれるのかしら。それもまたいいかも。世界のウオルマートだし。

それか、きっと、再上場するだろうから、その時のキャピタルゲインを期待すればいいのかなあ。

上場廃止になった株を持ち続けているってケース、調べないと!!

しかし。こういうケース、どんどん増えていくのでしょうね。
この間ファンドからバリューエーションを頼まれてるファームの人と話していたら、具体的な企業名はもちろん聞けないけど、韓国系の企業がおおいとのことでした。

「取締役島耕作」読んで思ったけど、SANYOとか、韓国系家電メーカーに狙われているんじゃないかなあ。日本の技術力とブランド力、欲しいのではないでしょーか。

参画合併すれば、株で等価交換できるし。

きっと、これからは、名義上の国境はあるけど、マネーの世界では国境の無い時代になるんだろうなあ。
だからこそ、私たちが「日本人」であるというアイデンティティを持つということが大切かもね。なんて思うのでした。


日本について、もっと知らなくては。


ひとまず、歴史の本を読むのだ。