ピアノをね、弾く時にね
必ず脱力が大切ですっていうわけよ
もう今は当たり前になってること
なわけだけどさ。
私らがピアノを習っていた時は
真逆だったんだよ?
卵を持つような手の形にして
しっかり指を上げて
しっかり鍵盤を押さないと
音が出ませんよって
オルガンとかキーボードで弾いてると
軽く触っただけで音が出ちゃうから
その癖がついてるとピアノでは音が
しっかり出ないよってね。
50年以上前の芸大では
指の力をつけるために
水を入れたバケツを指で持つ
というトレーニングをさせられたって。
そんな先生についていた生徒が
先生になったら…バケツは持たせないまでも
しっかり指に力を入れて!って
ことになっちゃうよね
そしたらその生徒さんたちも
それが正解だと思って練習するでしょう
そう。年代や先生の先生によって
真逆になっちゃう話なんだよ。
若いピアニストや海外留学経験ある人が
聞いたらそれ間違いです!っていうんじゃないかな。
私の音大時代の個人レッスンの先生は
私が生まれた時にはすでに大学の教授やってたような
ご高齢だったんだよ。
まぁ学校全体、生徒だけじゃなく先生見ても
誰も今でいう脱力状態で弾いてるようには
見えなかったな
私も数年前のピアノレッスンでは
手の上に消しゴム乗せても落ちないように
弾くのが正しい手の形~って…
ピアノ教材にも正しい手の形って
写真が載ってたわけでさ。
もっとも私は正しい手の形とは
言い難いけど(^^;
当時のピアニストってみ~~~~んな
同じ手の形で弾いてたっけ。
まぁ見た目は良かったかもしんない
外人ピアニストは別として…
日本だけで学んだ人たちは
ピアノの弾き方でどんなタイプの
先生についてたかわかっちゃうと思う
正直なところ、ピアノは弾き方を
競うんじゃなくて、演奏する音の善し悪しなんだから
どう弾いたっていいんだよ
こういう音を出したい時はこういう弾き方とか
こうしたかったらこの手の形が最高とか
それぞれあるでしょ
プラス、手は身体的個人差があるんだから
必ずしも先生と同じように弾いて
出したい音が出るとは限らん
ただ、大昔のバイエルが主役だった時代の
ピアノと、今のピアノは音も違うというし。
現役のピアニストは当時の弾き方で誰一人
弾いていない…のは事実。
だからピアノを弾いてるところをみたら
指見たり腕の使い方とか見たら
昔の人に習ったのか…
現代の弾き方を習ったのか…
わかるかもしれないね
まぁどう弾いてもいいけどさ
力入ってたらすぐ疲れちゃうし
なんだって無駄な力が入ってて
良い結果が出る物なんてないでしょ
というところから私は
いつの間にか力が抜けていた(;^_^A