逃げたくなるときはいつでもあります。
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ
と思ったりします。
c.f.逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ、逃げちゃダメだ、、あ、かるく逃げて良いんだよ 2022年10月16日
気持ちはわかります。
エヴァを繰り返し観て、エフィカシーを下げながら、その地獄を追体験しましょう。
セカイ系の名に恥じない小さなセカイが宇宙という僕らの物語です。
エゴに身を委ね、気分に身を委ねて、逃げちゃダメだと言い募るとこんな風になってしまうということを体感することで、こんな生き方から逃げなきゃダメだと気づくのです。
いや、「逃げるは恥だが役に立つ」のです。
c.f.祝!連載再開!〜ドラマ『逃げ恥』とABC定理の解決について〜この余白はそれを書くには狭すぎる〜 2019年06月07日
いや、逃げることは恥ですらありません。純粋に役に立つのです(PayPalマフィアのボスであり、イーロン・マスクの盟友でもあるピーター・ティールもそう言っています。「逃げろ」と(そうだっけ?いや、レットレースから逃れよ、競争から離れて独占せよとおっしゃっています)。
同様な例で言えば、もう記憶にも無いかもしれませんが(あのパンデミックのことではなく)『まどマギ』というアニメもそうでした。
*あ、これから公開ですw↑
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』
魔法を使いたいと願うとその代償を求められ、そして魔法が何も解決しないことに気付かされて人を呪う魔女になるという物語でした(ネタバレ注意:←今頃言うな)。
気功も同じです。気功もここで描かれている魔法と同じです。
ですから僕らは気功少年団です(←冗談です)。
本当に重要なのはゴールと言われるような鵺のような情報空間の1つの部分集合です。
それが月であり、気功はそれを指す指でしかありません。指ではなく月に注目しましょう。いや月ではなく、火星でも。
c.f.我々が射ろうとしているのは月じゃない。火星だ。気が狂いそうな切迫感をもって仕事をしろ 2023年10月24日
c.f.「指を見るな、月を見よ」「toはtoなのだ」〜One word, one image.の風景〜 2015年05月23日 テーマ:English Kindergarten
Don't think. Feel.
It is like a finger pointing away to the moon.
Don’t concentrate on the finger, or you will miss all of the heavenly glory!
まだまだ続きますw
僕が印象深いのは前世紀の最後に公開された『Matrix』という映画でアンダーソンくんがエージェント・スミスたちから追いかけられ、ビルの外の窓枠を逃げながら「No way」とつぶやくところです。
まさにNo wayなのです。道がないのです。そしてNo wayこそが我々のMy wayなのです(←意味不明すぎるだろ)。
♫I’ve lived a life that’s full
I’ve traveled each and every highway
And more, much more than this
I did it my way
(充実した人生を送ってきた。
すべての道(ハイウェイ)を旅してきました
そして、もっと、もっと、それ以上に
私は自分の道を歩んだ)
*フランク・シナトラの謳うMy wayですが、面白い動画がヒットしたので↑
c.f.♫充実した人生を送ってきた。 全ての道を旅してきた。そしてそれ以上に私はMy wayを歩んだ♫ 2021年06月02日
そして、いきなり結論から言います!
というか、セミナーでも紹介しましたが、
「逃げるは恥だが役に立つ」のではなく、逃げるならば過去にではなく(レミニセンスせずに)未来に、ということです。
レミニセンスせず、マスクすると覚えてください。
2023年4月、スターシップの打ち上げ試験が迫っていた。テキサス州南部のスターベースに到着したマスクは、大事な打ち上げの前によくやることをした。17年前の初トライでもしたことだ。未来に逃げ込むのである。
幾度も出てきますが、イーロン・マスクは緊張を強いられるような場面でふと現状から離脱します。
多くの場合はレミニセンスしてしまいます。過去に執着してしまうのです。
c.f.「過去は人に取り憑かない。人が過去に取り憑くのだ」(レミニセンス)〜トランスを深く理解する 2021年10月14日
「過去は人に取り憑かない。人が過去に取り憑くのだ」(レミニセンス)
それはそれで否定せず、僕らはあっさりと未来に執着しましょう。
ゴールに執着しましょう。理想世界に執着しましょう。
アファメーションしましょう。
最近のセッションではそれを「楽園」と伝えました(『楽園』は「まといのば」の重要のキーワードの一つ)。スリランカで3週間のパンチャカルマを含めたアーユルベーダセッションを受ける方に向けてスクール3本分を煎じ詰めたようなセッションを行いました。そのときのテーマが「瞑想、ヨガ、解脱、悟り、空の体感」でした。そこでの中心命題が『楽園』でした。
楽園と言えば、昭和世代の僕は平井堅さんを思い出しますw
そして、映画『楽園追放』。
*まどマギの虚淵玄さんの脚本です
↑こちらに一言だけ言及されていました。映画『楽園追放』について。
楽園はともかくとして、我々はレミニセンスではなくマスクでいきましょう。
逃げ込むのは良いので、未来に逃げ込みましょう。
これは現実逃避とはずいぶんと違います。
過去は過ぎ去りますが、未来は確実に来ます。
そして未来が切迫感を持って迫ってくるからこそ、我々は切迫感を持って仕事ができるのです。
(筒井康隆さんの「文学部唯野教授」の一節を僕はよくここで引用します)
立智大学における受容理論の講義を終えて三日のち正午過ぎ、午後に講義のない唯野は帰宅するための中央線に乗っていた。彼はシートに腰かけ、暴君ネロはなぜプリタニキュスを毒殺したり、母を殺したり、ローマ市街に火をつけたり、キリスト教徒を処刑したりしたのかとしきりに考えた。早くやっておかないとルネッサンスになってしまうからだという結論に達した時、電車は飯田橋の駅に近づいた。
(略)
退屈のあまり、レオナルド・ダ・ヴィンチはなぜあのように解剖学だの航空力学だの水理学だの天文学だの機械工学だの土木学だのの分野で次つぎに発明や発見や著作を行ったのかと考えはじめた。早くやらないと産業革命がくるからだという結論に達した時、やっと井森が尻をあげ、日根野と共に出ていった。
c.f.未来の自分に急かされて、今、駆け足になってしまうことを喜ぼう!その衝動を大切に、そして楽しんで! 2022年08月15日
これは愚にもつかない後知恵だと思われがちでしょうが、僕はそれ以上の真理があるといつも感じます。
イーロン・マスクの言うように未来は自分たちが無理やりに引き寄せる必要があります。未来はここにあり、それが行き渡っていないだけです。
c.f.「未来はここにある。まだ均等にいきわたっていないだけだ」(ウィリアム・ギブスン) 2023年01月07日
「イーロン、あなたにも同席していただいて、リスクを評価しておきたいと思います」とフォン・ホルツハウゼンが切り出す。「ハンドルなしで進め、FSDが完成しなかったら、道を走らせることができなくなります」
だから、簡単に取り外せるハンドルとペダルを用意するのがいいーーそれが技術人の考えだった。
「とりあえずアリで進め、ナシでよくなったら外そうということです」
マスクは首を横に振った。自分たちが無理やり引き寄せなければ、未来はいつまでたっても訪れない。
「小さいヤツにしますから」ーーフォン・ホルツハウゼンが食い下がる。「簡単に取り外せて、設計にも支障が出ないような」
「だめだ」ーーマスクは切り捨てた。「だめだ、だめだったらだめだ」
音が消え、時だけが刻まれていく。
「ミラーなし、ペダルなし、ハンドルなしだ。責任は俺が取る」
微妙な空気になった。同席していた幹部のひとりが切り出す。
「あ〜、その点についてはのちほどまた・・・・・・」
「はっきりさせておく」ーーマスクはゆっくりとこう言った。極冷モード発動である。
「この車はまごうかたなきロボタクシーにする。そのリスクを取る。それで失敗したらオレが責任を取る。とにかく、両生類のカエルみたいに半分車なんて設計にはしない。自律運転にオールインするんだ」
というわけで、「未来に逃げ込め」を新たな(そして懐かしい)標語としていきましょう!!
【1位御礼】
c.f.ひとえに弥陀の御もよおしにあずかりて念仏申し候人を「わが弟子」と申すこと、極めたる荒涼のことなり 2023年11月02日 テーマ:講座案内 公式ジャンル記事ランキング:整体・リラクゼーション1位
c.f.今回のグルックラにおけるYogaで、やはりヨガの本質は「ハタ」なのだということが実感できました♪ 2023-11-02 テーマ:Rayスクール・Ray式 公式ジャンル記事ランキング:整体・リラクゼーション6位(Rayさんの記事)