白も良いけど、ピンクも好き〜気功の公理化や教科書をつくろうと考えていた時期がありましたw〜 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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気功の教科書を作りたいと思っていた時期がありました。

気功の公理化を目指すと言っていた時期もありました(笑)。

 

 

気功を誰もがステップ・バイ・ステップで学べて、きちんとある程度の水準まで行けるための「気功の教科書」です。独学を想定しているわけではありませんが、普通の教師が普通に教えて、普通に成長できるようなシステムです。

そんなことを想定していました(後述しますが、形を変えてセミナーやオンライン教材として結実しています)。

 

 

余談ながら、資格認定システムまで考えていたこともありました。

たとえば5級とか10級から始めて初段とか二段とか三段とか習得を目指していくのも面白いかな、と。

これについてはローンチ(公開)寸前まで行きましたが、いろいろあってやめました。

 

普通、将棋教室などだと一番はじめは10級です(ほぼ最高位は4段あたりですね。その上はとんでもない強さです。日本将棋連盟によれば、一般的な最高位は6段だそうです。その上の免状を出すこともあるけど特例だそうで)。

ただ、羽生さんが通っていたという八王子将棋クラブでは15級からスタートです。というのも、真剣に向き合う羽生少年に昇級の喜びを味わって欲しいという八木下席主の配慮でした。

c.f.日本将棋連盟TOP 将棋コラム 【 初代「15級」】「清廉」八木下征男と八王子将棋クラブの四十一年【将棋世界2019年3月号のご紹介】

(私事ながら、僕も中学高校のころ将棋部に属していて、仲間と一緒に八王子将棋クラブには通っていた時期があります。ですから、八木下さんには個人的な思い入れがあります)。

 

 

八王子将棋クラブの顰(ひそ)みにならって、僕らの「まといのば」級段位システムでも、15級からはじめても面白いかもしれません。たとえば、最初の(15級の)資格審査は「気功の認知科学的定義とは?」という問題でも良いかもしれませんね。

 

「共感覚による内部表現の書き換え」という定義は、最初は意味も分からず暗唱すればよく、学ぶにつれてその意味が深く理解され、実感されるようになってきます。ユダヤ教の経典である「ミシュナー」とは繰り返すことという原義があるなどと言いますが、口に出して繰り返す中でだんだん意味が身体に刻み込まれていきます。理解しようとしないで、慣れることです。

いまの段階では理解できないことがあると知っていることが、まさに知性です。永遠に理解できないわけではなく、抽象度の階段を上がれば、理解できる可能性があるのです。


(引用開始)ユダヤ人は学問することを「ミシュナー」と呼ぶ。「ミシュナー」とは反復・復習を意味する。目で読み、口で唱え、耳で自ら聞き、その作業を何度も何度も繰り返し、ついにはテキストを全部暗唱できるようになるまで覚えてしまうことなのである。(引用終了)(手島佑郎「ユダヤ人はなぜ優秀かpp64-65)

 

 

c.f.人間と記号表現の関係において、少しでも変更をほどこせば、、歴史の全行程が変わってしまう(ラカン) 2015年04月20日

 

ファインマンも物理学を理解することはできない、慣れるだけだ、と言っていますね(いや、言っていたような気がしますw)。

c.f.はじめのうちはかなりうまくいくかもしれない。しかし、だんだんうまくいかなくなるんです。 2013年07月14日

 

 

まあ、それはさておきそんな資格システムで、楽しんで気功を学んでいき、気づいたら気功が日常生活に溶け込んでいて、欠かせない存在になっていると嬉しいとは思いました。

 

ただ、ご承知のとおり「まといのば」としてはその道を取らず、エリート育成路線を目指しました。この世界を牽引するエリートが多くいれば、良い意味での大衆化は必然的に起きると考えたからです(あとは僕自身の能力の輪の外だからです。もし「まといのば」がこの資格審査システムを採用するときがきたときは、それはそのことに長けたパートナーと組んだときでしょう)。

ただ、そのエリート育成においても、気功の教科書や公理化のアイディアの残滓(ざんし)はあります。

 

資格認定制度という形では頓挫(とんざ)したものの、この「気功の教科書」というアイディアは時間をかけて根を張り、茎を伸ばし、葉を生い茂らせました(たぶんw)。

 

たとえば、この「気功の教科書」が実を結んだ例が、「はじめての気功」というセミナーシリーズであり、OnLine ReCord(オンラインレコード)という動画教材、そして気功の通信講座であるOnLine MenTorでした。

 

*レコードが擦り切れるほど聴くように、教材を繰り返すことで身体に落とし込むというのが、OnLine ReCordの名前の由来です!

 

 

自画自賛の誹(そし)りは免(まぬが)れませんが、どれも非常にうまくいきました。

 

きちんと優秀なヒーラーが育ちました。

 

我々の理想は、普通の人が普通に気功を使って、生活や人生を改善していくということです。

逆に、Crazyな天才が尋常ではない経験をもとにして、魔術的な圧倒的な力を持つというのは、たしかに物語としては面白いのですが、我々の理想は別なところにあります。

 

我々は気功は単なる技術と考えています。認知科学という科学をもとにした技術です。ですから科学技術ですね。科学技術や現代文明に対する批判というのはもちろんありますが、概(おおむ)ね科学や科学技術は人類の生産性を高め、幸福にも寄与していると考えています。

気功という科学技術もそこに含まれると考えます。もちろんどんな科学技術も悪用が可能ですが、それは科学技術の本質的な問題というよりは、属人的な問題も大きいと思います。

アニメ化もされた漫画Dr.STONE(ドクターストーン)の冒頭の方で、科学を否定する敵役(かたきやく)が登場します。

科学が進歩すればまた貧富の差ができてきて、糞のような資本主義が生まれるからと、科学を永遠に失わせようという敵役(かたきやく)です。

 

 

それはそれで一つの見識なのでしょうが、しかし彼がやろうとしてるのは封建制度であり王権制度であり、暴力が支配する社会です。というか自分自身が暴力で支配する社会です(自分が支配されることは考えていないという点も浅はかです)。

 

 

そして、Dr.STONEの設定でなくとも、人類が積み上げてきた知の結晶を失うのは一瞬です。

その脆さを理解すべきです(逆にDr.STONEでも描かれているように、科学が失われても、好奇心が旺盛な人間が同じように試行錯誤していくだろうというのが、科学の半脆さでもあります)。

 

今日の最も偉大な物理学者の一人で、アインシュタインの同僚でもあり継承者でもあるヘルマン・ヴェイルは、友人との対話の中でつねに次のようなことをいっている。つまり、もし特定の十もしくは十二人の物理学者が突然死んだとすれば、今日の物理学の軌跡が永遠に人間から消え去ってしまうことはほとんどまちがいないだろう。人間の知性を物理理論の複雑な抽象性に適合させるには、何世紀にもわたる準備期間が必要だったのである。なんらかの突発事件がかくも驚異的な人間の可能性ーーーしかもそれは未来の技術の基礎でもあるのだがーーーを抹殺してしまうことさえありうるのだ。(オルテガ『大衆の反逆』)

 

 

それに対して、そのようなブラック・スワンに対して、ファインマン先生は対策を用意しています。

 

(引用開始)
もしもいま何か大異変が起こって、科学的知識が全部なくなってしまい、たった一つの文章だけしか次の時代の生物に伝えられないということになったとしたら、最小の語数で最大の情報を与えるのはどんなことだろうか。私の考えでは、それは原子仮説(原子事実、その他、好きな名前でよんでよい)だろうと思う。すなわち、すべてのものはアトムーー永久に動きまわっている小さな粒で、近い距離では互いに引きあうが、あまり近付くと互いに反発するーーからできている、というのである。これに少し洞察と思考とを加えるならば、この文の中に、我々の自然界に関して実に膨大な情報量が含まれていることがわかる。
(引用終了)(ファインマン物理学・力学 p.4)

c.f.ファインマン先生の黙示録 〜ヘルメティックカバラにおけるセフィロトのパスとタロットの大アルカナ〜 2015年10月12日

 

 

まあ、それはさておき気功の教科書です。

気功の公理化という言い方をしていた時期もあります。

その集大成と言えるのが、OnLine MenTorの1期ですね。

メンター生はご承知のとおり、最初の公理として、気功の定義を置きます。ただそのプレ段階でゴールの重要性について口酸っぱく言います。

ゴールを設定して、情報空間の高い場所にひっかけておくと、勝手に抽象度が上がるのです。

 

いわゆる映画TENETの逆バンジーのようなものですね。

 

*予告編ではこちらから。

 

猛烈に上の世界から引っ張られるのです。

 

それがゴール設定の重要性です。ゴール設定は目標設定とは違います。目標設定のニュアンスは目的地に向かって、コツコツと努力して移動するイメージですが、ゴールは向こうが引っ張ってきます。

 

たとえば「そうだ!お昼ごはんはあれを食べよう」と思いついたら、さっきまで重かった腰のことも忘れて、羽が生えたように移動できます。それと似ています。

 

ですので、まずゴールがあり、そして定義があります。

その定義の変形として、ヒューリスティックに使えるテクニックとして「Rゆらぎ」があります。Rゆらぎの定義が「モーダルチャネルを変えて提示すること」であり、ヒューリスティックな定義は「無意識を意識することです」

 

たとえば「いま、この文章を読んでいる自分がいる」という文章を読みながら、読んでいる自分をメタで観察したら、それは自分に対するRゆらぎとなります。

無意識で行っている「読む」という行為を意識に上げたからです。

 

無意識を意識に上げるワークとして、手と手を重ねて、右手が左手を、左手が右手を感じるというワークをします。この段階でRゆらぎですので、すでに気功の世界に足を踏み入れています(いや、ゴールを設定した状態で理論的にはズブズブに入っていますが)。

 

 

そこから、プシュケーと呼んでいる息のワークに入ります。

と言っても難しいことはなく、手と手の間に息を吹き込むだけです。

寒い日の早朝、外で手を温めようと、ハ〜っと手の間に息を吹き込む感じです。

 

 

 

そこから、気の玉をつくり、気の玉をコピーして結界をつくり、気の玉を何かに押し込んで封入を行います。

封入ができたら、手のひらに気を押し込んで「労宮」を作ります。そうすると労宮からふんだんに気が出るようになります。気の出る身体に変わるのです。

(「まといのば」では労宮という気功技術は大周天とセットです。これは試してみればいいのですが、大周天無しに労宮を開けてしまうと、すぐにぐったりとしてしまい、気の枯渇というこれまでに体験してことのない不思議な疲労感で倒れます)。

 

ここらへんまで来ると気感が何となく分かってくるので、浄化を覚えます。

 

この封入・結界・浄化を気功のBig3と呼んでいた時期もありました(Big3というのは、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスに対するオマージュです)。いや、今も呼んでいますが。

Big3の隠れた4つ目が「開く」とか「開花させる」という技術です。これは昔はよくやっていましたが、最近はほとんど聞かないですね。

c.f.1Dayスクール「伝授のすべて〜全技術伝授と伝授の徹底理解〜」 2013年10月19日

チャクラを開くとか、耳を開くという言い方でブログでは紹介されていますね。

c.f.結界は気のボールを作らなくても張ることが出来るのでしょうか? 2011年04月27日

 

で、このBig3からほとんど全ての技術は派生しています。ですから、基礎をしっかりやると、応用自在なのです。これが気功の公理系の全貌ですね。

 

ゴール

定義

Rゆらぎ

無意識を意識に上げるワーク(手を重ねる:ナマステ)

息を吹き込むプシュケー

気の玉

結界・封入・(ひらく)・浄化

全技術へ

 

という公理系です。

 

たとえば、浄化を徹底的にきわめれば不適切な情報を浄化する「脱洗脳」も可能です。

封入を極めて、人に対して封入によるアンカリングができれば、それは「伝授」です。

結界を極めていって、結界に特殊な機能をもたせ続けて、成長させれば、式神となります。

 

もちろん組み合わせ技も多く、浄化と結界を組み合わせたのが「召喚魔術」です。

Big3の前段である「手を重ねる」から派生すると、美肌クリームや気功整体にもなります。

 

ともかく、この「ゴール、定義、Rゆらぎ、プシュケー、気の玉、Big3」という流れをぐるぐる回すだけで、圧倒的な気功師になります。

 

次々と目白押しの新しい技術に目をくらませられないようにして、基本をがっつりと習得することです。

 

というのが、気功の教科書や公理化のさわりです。

ただ、ここまでがピラミッドの頂点(ピラミディオン)のようなもので、あとは帰納的にひたすらに拡大再生産されていきます。

 

*ピラミッドの頂上の部分にあるピラミディオン。

 

 

というのが従来の公理化でした。

 

これを正統なスタイルとして、真っ白なホワイト版だとすると、このホワイト版に敬意を払いつつも、抜け道というか面白いことをするピンク版を今回のスクールから導入したいと思っています。

 

ホワイト版は真面目すぎるのです。

真面目は悪いことではありませんが、気功はもっとふざけて良いのです。

自由さが身上(しんじょう)です。

 

というわけで、ホワイト版に対抗してピンク版で次の気功師養成スクールを開催します。

 

おそらく、、、、楽しく、成長できるのではないかと思います。

 

お楽しみに!!

 

 

 

 

ピンク版!!

【ゼロからの気功師養成スクール 〜基本からトップクラスの技術まで〜】

【日時】 11月21日(土)13:00〜18:00

     11月22日(日)13:00〜18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)

*Zoomによるライブ受講あります!!

*動画教材(当初はZoom版)によるヴァーチャル受講もあります!
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちら!!

 

*ピンクですね(いや、赤か)。

 

 

そして、待望の、、、、、T理論スクールです!!

がっつりと移動しましょう!

 

【TENETスクール 〜T理論の徹底習得と実践〜】

【日時】 12月12日(土)13:00〜18:00

     12月13日(日)13:00〜18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)

*Zoomによるライブ受講あります!!

*動画教材(当初はZoom版)によるヴァーチャル受講もあります!
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちら!!

 

 

 

そして、今月のまといのば講座です!!

 

呪いの技法を正確に知ると、こんなことを呪いに使うのはもったいない、もっと人や社会の役に立ちたいってなりますね〜(多分!)。

 

【まといのば講座『呪いの技法 〜「人を呪わば穴二つ」の科学〜』】
【日時】 11月27日(金)19:00~22:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、OnLine MenTor受講生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!

*ヴァーチャル受講もしくはライブ受講(Zoom受講)も可能です!!